ステマと口コミの違いとは？その線引きはどこにあるの？

高評価の口コミをレビューサイトなどに集めることで、オンラインプレゼンスが高まり、マーケティングに良い影響を与えます。例えば、SEOやMEOで有利になることや、高評価を得ていることから消費が選ばれやすくなります。

これらの効果を狙い、報酬を支払って顧客の立場を偽って口コミを増やすマーケティングをステルスマーケティング（ステマ）と呼びます。

ステマと口コミの違いは、ステマは、広告であることを秘匿して顧客の立場を装って評価を操作しますが、口コミは報酬が発生せずに、顧客が自発的に主観的な評価やコメントを書き込んだものです。

なお、ステマは明確な違法行為です。2023年10月1日に施行された不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)第5条３項の告示に該当するステマ告示によるものです。これに違反すると、消費者庁などから措置命令がくだります。その後、修正をしなければ、行政罰が科せられます。

ステマと口コミの線引き

クーポンを付与する代わりに、最高評価の星５をつけてもらう

ステマです。

QUOカードやAmazonギフトなどを付与する代わりに、最高評価の星５をつけてもらう

ステマです。

報酬を支払う代わりに、評価を問わない書き込みをしてもらう

ステマです。報酬を手渡した時点で、広告に該当するため。

LINE公式アカウントなどから、口コミの書き込みを誘導する

クーポンなどの付与がなければ口コミです。

報酬を付与せずに、高評価をお願いする

口コミです。報酬が発生していないので、広告には該当しません。