インフルエンサー(influencer)とは?

インフルエンサーとは、世間の人々に影響力を与える情報発信者を指します。UGCがマーケティングで重要視されていることもあり、インフルエンサーの発信力の強さは注目されています。
インフルエンサーの影響力のわかりやすい例とは?
最もわかりやすいインフルエンサーの例は芸能人です。例えば、藤田ニコルがInstagramで着ているTシャツをみて、そのシャツに興味を持って検索し、購入する人も多いと思います。また、ローラが画像としてアップしたドリンクをみて、そのドリンクが飲めるカフェの集客に影響します。
また、一般人であっても特定のカテゴリーに特化した優れた情報の発信を繰り返したり、特定のセグメントに共感を得ることによってインフルエンサーになることができます。
インフルエンサーのマーケティング活用とは?
インフルエンサーが生成するUGCは特に個人消費に大きな影響を及ぼすことは想像がつくお話です。
そして、口コミサイトなどでも人気のレビュアーを参考にして店舗を巡るような人も多いです。当然、それらのレビュアーの方が一般的なレビュアーよりも影響力が強く、評価の点数化のアルゴリズムの加点要因になっていることが多いです。
そのため、たくさんの人に評価をもらうよりも、場合によってはインフルエンサーに絞って評価してもらった方が効果が大きくなることが多いです。
インフルエンサーマーケティングとステルスマーケティング(ステマ)の違い
過去に悪質性の高いオークションを紹介して芸能人が炎上し、テレビから姿を消したという事件がありました。その時に、ステルスマーケティングという言葉が認知されました。
いわゆるステマには、2つの大きな問題があります。
一つはステマは広告であることを隠していること。そして、もう一つはステマは、虚偽の投稿である可能性が高いということです。
インフルエンサーの言葉を信じたのに、実際は虚偽であり、しかもお金をもらっていたとなるとそれを信じた人々は怒り出すのも当然でしょう。
それに対して、インフルエンサーマーケティングの場合は、インフルエンサーに投稿してもらうことを義務としておりません。とりあえず体験をしてもらい、正直な感想をその人の言葉で投稿してもらいます。
これによって、インフルエンサーのフォロワーは、その体験を正直な意見で情報を受け取ることができ、その商品の評価付けを行います。
インフルエンサーの種類とは?
基本的に芸能人・著名人の場合は、フォロワー数も多く、拡散力が強いのが特徴です。ただし、趣向が似通っているセグメントではなく、当然取り上げてもらうだけでも費用がかさみます。
そこで、重要になるのは、特定のセグメントに影響力のあるインフルエンサーです。
マイクロインフルエンサーとは?
マイクロインフルエンサーとは、特定のコミュニティに影響力があるインフルエンサーです。例えば、アクションゲーム専門のYoutuberは、アクションゲームを好むセグメントに人気があり、そこで開発したゲームを取り上げてもらうことで、確実な認知度の拡大に繋がりやすくなります。
つまり、マイクロインフルエンサーの強みは、確実に見込み客になりうるセグメントに情報をリーチさせることができる点にあります。フォロワーの規模としては、1万人〜10万人の規模の人を指します。
ナノインフルエンサーとは?
ナノインフルエンサーは、マイクロインフルエンサーに比べると影響力の規模は小さいですが、特定のコミュニティーでは友人のような存在で影響を与える人のことを指します。
1万人未満とほぼ一般人のようなフォロワーの規模ですが、マイクロインフルエンサーと同じようなある種のオタクのような性質を持っています。
例えば、地域のママさんのリーダー的な存在の人を工場見学や体験会に招待することで、特有の情報の浸透効果で、商品やサービスのことを深く知ってもらえる可能性が高いです。
ナノインフルエンサーの活用は、SNSマーケティングでは王道の手法の一つです。
インフルエンサーの見分け方
インフルエンサーの紹介サービスを使うと、様々なインフルエンサーを紹介されます。
しかし、その中には、「インフルエンサー?」と思われる人も含まれています。少なくとも、インフルエンサーを評価する時には、フォロワー数だけで判断はしません。実際、どのような形でフォロワーを獲得したのか不明だからです。
その人を評価する際は、投稿の内容とフォロワー数に対して投稿ごとのいいね!やコメント数が適正なのかで判断することが多いです。当然、インフルエンサーと一言で言っても、その人ごとに影響を及ぼすセグメントは全く異なるからです。投稿の内容で得意分野をジャッジして、それらの投稿に適正な評価を集める能力があるのかを見ます。