導入すべきWordPressをSEOに強くするプラグイン5選

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WordPressのカスタマイズに取り組んでいるあなたのブログがSEOに強くなるように、最適なプラグインを探しているのではないでしょうか? そうであれば、このコンテンツが役に立ちます。

WordPressをカスタマイズするにあたって、SEOに優位性を発揮するためには、プラグインを厳選して活用していくことはとても重要なことです。

ここで紹介するプラグインは、あなたのブログが検索エンジンでより高いランキングを獲得し、より多くの訪問者を引きつけるのに役立ちます。それぞれのプラグインの特徴やSEOにどのような影響を与えるかを紹介します。

目次

導入すべきWordPressをSEOに強くするプラグイン5選

まずは、SEOに直接必要なコードをWordPressに記述できるプラグインを紹介します。WordPressでSEOの施策を行うときは、SEOに必要なメタタグの出力を投稿や固定ページごとに出力できるようにします。

SEO SIMPLE PACK

WordPressのSEO対策を行うためのプラグインです。特に、必要な基本設定だけを行いたいユーザーにとっては、使いやすいプラグインとなっています。「All in One SEO Pack」「Yoast SEO」に比べると機能が限定的ですが、シンプルで使いやすいものとなっています。

特徴

SEO SIMPLE PACKは、余計な機能がなく、必要十分な基本的な設定ができるプラグインです。WordPressテーマ「SWELL」の開発元により公開されていますが、他のテーマとの併用も可能です。SWELLであれば、SEO SIMPLE PACKが推奨されます。

主な機能

  • SEOに必須な基本的なメタタグを出力します。ページ種別ごとに設定ができます。
  • FacebookやTwitterなどのSNSに必要なOGP情報も設定できます。
  • 投稿・ページ・タームごとにも個別にメタタグ情報をカスタマイズできます。
  • 各メタタグの出力内容は、フックで書き換えることも可能です。
  • Googleアナリティクスの計測コードや、ウェブマスターツールの認証コードも簡単に設定できます。
  • 投稿・固定ページごとの個別設定や、カテゴリー・タグページごとの個別設定が可能です。
  • Googleアナリティクスの設定や、ウェブマスターツールの設定も行えます。

Show Article Map

Show Article Mapは、WordPressの内部リンク構造を可視化するためのプラグインです。これにより、ウェブサイトの内部リンクの全体像を把握し、SEO対策を行うことが可能となります。適切なキーワードでSEOを行うためには、関連性の高いコンテンツの記事から内部リンクを供給することで、クロールを円滑に行うことを助けます。これにより、目的のキーワードでの検索エンジンでのインデックスから順位付けに影響を及ぼします。

このプラグインは更新されないため、PHPの環境次第では動作しません。

特徴を要約

Show Article Mapは、投稿ページや固定ページの内部リンクをマップ上に可視化します。これにより、孤立した記事や内部リンクが必要な記事を一目で確認することができます。

ただし、大量のデータを読み込むため、ページの表示速度が遅くなる可能性があります。また、一部のテーマやプラグインとの相性が悪い場合もあるため注意が必要です。

主な機能

  • 投稿ページや固定ページの内部リンクをマップ上に可視化する機能。
  • 内部リンクされている記事があれば矢印が表示され、ウェブサイト全体の内部リンク構造を確認できる機能。
  • カテゴリーごとに色分けされた投稿ページを表示する機能。

使い方

STEP
プラグインのインストール

まず、Show Article Mapのファイルをダウンロードします。このプラグインはWordPressの公式サイトではなく、個人ブログからダウンロードできます。ダウンロードしたファイルを自分のパソコンに保存します。

次に、WordPressの管理画面に進み、「プラグイン」メニューの「新規追加」をクリックします。

「プラグインをアップロード」をクリックし、「ファイルを選択」をクリックして先ほど保存した「Show Article Mapのファイル」を選択します。ファイル名を確認したら、「今すぐインストール」をクリックします。

最後に、「プラグインを有効化」をクリックします。これでShow Article Mapが利用できるようになります。

STEP
プラグインの設定

「Show Article Map」はプラグインをインストールしただけではマップは表示されません。初期設定として専用のコードを貼り付ける必要があります。自分限定の公開の固定ページを専用で作成し、本文中に[show_article_map]のショートコードを設置することで表示されます。

Broken Link Checker

「Broken Link Checker」は、WordPressサイト内の壊れたリンクを監視し、検出するためのプラグインです。これはSEOにとって重要な役割を果たします。壊れたリンクが存在すると、ユーザー体験が悪化し、検索エンジンのクローラーがサイトを適切にインデックスできなくなる可能性があります。これにより、サイトの検索エンジンランキングが低下する可能性があります。

このプラグインを使用すると、サイト内の全てのリンク(投稿、固定ページ、コメント、ブログロール、カスタムフィールドなど)を自動的にチェックし、壊れたリンクを見つけることができます。

特徴

このプラグインは、サイトのSEOとユーザー体験が損なわれないように、欠落している画像やリダイレクトも検出します。さらに、検出レポートをメールで受け取ることができ、迅速に対策を講じることができます。

主な機能

  • 投稿、固定ページ、コメント、ブログロール、カスタムフィールド内の外部リンクと内部リンクを監視します。
  • 壊れたリンク、欠落している画像、リダイレクトを検出します。
  • ダッシュボードまたはメールで通知を受け取ります。
  • 壊れたリンクを投稿内で異なる表示にすることができます(オプション)。
  • 検索エンジンから壊れたリンクを追跡しないようにすることができます(オプション)。
  • URL、アンカーテキストなどでリンクを検索し、フィルタリングすることができます。
  • インターフェースから直接リンクを編集することができます。これにより、各投稿を手動で更新する必要がありません。

XML Sitemap Generator for Google

「XML Sitemap Generator for Google」は、主にSEO(検索エンジン最適化)のために使用されます。具体的には、Googleの検索エンジンがユーザーのウェブサイトをより効率的にクロール(巡回)し、サイトの構造を理解するのを助けるために使用されます。これにより、ウェブサイトのページがGoogleの検索結果に適切に表示される可能性が高まります。

特徴

このプラグインは、ウェブサイトのサイトマップを自動的に生成し、それをGoogleの検索エンジンに提供します。サイトマップは、ウェブサイトの全ページのリストであり、検索エンジンがサイトをクロールする際のガイドとなります。このプラグインを使用すると、新しいコンテンツが追加されるたびにGoogleに通知されます。

主な機能

  • このプラグインは、ウェブサイトの全ページのリストを自動的に生成し、新しいコンテンツが追加されるたびにそれを更新します。
  • サイトマップが更新されると、このプラグインは自動的にGoogleにその情報を送信します。これにより、新しいコンテンツが迅速にGoogleに認識され、検索結果に表示される可能性が高まります。
  • ユーザーは、どのページをサイトマップに含めるか、または除外するかを選択することができます。また、ページの更新頻度や優先度も設定することができます。これにより、Googleのクローラーに対してどのページを重視するべきかのヒントを提供できます。

WP Optimize

WP Optimizeは、WordPressのデータベースの最適化と不要なデータの削除ができるプラグインです。これにより、データベースの容量を減らし、ブログのパフォーマンスを向上させることができます。これはSEOにとって重要な要素であり、サイトの速度が向上すると、ユーザーエクスペリエンスが向上し、結果的に検索エンジンのランキングにも寄与します。

特徴

  • データベースの最適化と不要なデータの削除が可能
  • 定期的にデータベースの最適化・自動クリーンアップを実行できる
  • データベースのテーブルごとの容量を確認できる
  • 利用していないデータベースのテーブルを確認・削除できる
  • トラックバック・コメントの一括有効化・一括無効化ができる
  • 有料版でさらに高度な最適化が可能

主な機能

  • 記事の古いリビジョン、記事の下書き、スパムコメント、未承認コメント、オプションの一時的データを一括して削除できる
  • データベースの中の「直近2週間」のデータを保持できる
  • データベースのテーブルごとの容量を確認できる
  • 利用していないデータベースのテーブルを削除する機能がある
  • トラックバック・コメントの一括有効化・一括無効化ができる
  • 画像ファイルの圧縮(容量の軽量化)
  • キャッシュ(ページ表示を高速化)
  • Minify(コードを圧縮・軽量化)

機能が重複しているSEOを目的としたWordPressプラグイン

人気のSEOを目的としたWordPressプラグインを紹介します。上記の5つのプラグインと機能が重複しているため、以下のプラグインを同時に有効化することはありません。

Yoast SEO

Yoast SEOは、WordPressサイトのSEOを強化するためのプラグインです。Yoast SEOは、サイトのSEOを細かく管理できる機能が豊富に揃っており、初心者から上級者まで幅広く利用できます。機能が豊富なため、できることが多い反面、わかりづらいことが難点です。

特徴

Yoast SEOは、以下のような特徴があります。

  • SEOデータの最適化: Yoast SEOの指標を使って、サイト上の技術的な問題を迅速に改善することができます。
  • メタボックス: コンテンツのSEO面での質と読みやすさを分析し、コンテンツがGoogleやSNSでどのように動作するかを設定することができます。
  • スキーマ: 検索エンジンによるコンテンツの理解を支援する機能です。作成したページの種類を検索エンジンに具体的に伝えることができます。
  • ソーシャル: FacebookやTwitterで共有された場合のコンテンツの見え方を設定することができます。

主な機能

Yoast SEOの主な機能は以下の通りです。

  • SEO解析: コンテンツが検索エンジンに対してどれだけ最適化されているかを確認できます。
  • 可読性解析: 訪問者にとってのコンテンツの読みやすさが測定され、その結果と改善点の提案が表示されます。
  • ソーシャル設定: URLの共有時に、SNSプラットフォームで自動生成される情報を設定することができます。
  • スキーマ設定: ドロップダウンメニューで記事の種類を選択して、ブログ記事なのか、レポートなのか、ニュース記事なのか、などを設定することができます。

All in One SEO Pack

All in One SEO Packは、WordPressサイトのSEOを向上させるためのプラグインです。SEOは、検索エンジンの結果ページでのサイトの順位を向上させるための最適化手法であり、これによりウェブサイトのトラフィックが増加します。All in One SEO Packは、このSEOプロセスを簡単に、効果的に行うためのツールを提供します。特に、メタタグの自動生成、XMLサイトマップの作成、ソーシャルメディア統合などの機能により、ユーザーは自分のサイトが検索エンジンにより適切に理解されます。

特徴

All in One SEO Packは、その名の通り、SEOに必要な機能を全て一つにまとめたツールです。このプラグインは、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しており、使いやすさと柔軟性を兼ね備えています。また、多言語に対応しているため、全世界のユーザーが利用できます。さらに、このプラグインは定期的にアップデートされ、最新のSEOトレンドとGoogleのアルゴリズムに対応しています。

主な機能

  • タイトルとメタデータの自動最適化:ページごとに最適なタイトルとメタデータを自動的に生成します。
  • XMLサイトマップのサポート:サイトマップを自動的に生成し、GoogleとBingに送信します。
  • Google AMP(Accelerated Mobile Pages)のサポート:モバイルページのロード時間を短縮します。
  • ソーシャルメディア統合:Facebook Open Graph、Twitter Cardなどのソーシャルメディアのメタデータを生成します。
  • ロボット.txtと.htaccessの編集:これらの重要なファイルを直接WordPressから編集できます。
  • SEO対策のための高度な設定:キーワード設定、noindex設定、canonical URL設定など、より詳細なSEO設定を行うことができます。

Rank Math SEO

Rank Math SEOは、WordPressのウェブサイトのSEOを強化するためのプラグインです。SEOは、ウェブサイトが検索エンジンの結果ページでより高い位置を取得するために重要であり、Rank Math SEOはそのプロセスを簡単にします。このプラグインは、メタタグの最適化、リンクの管理、コンテンツのSEO分析など、SEOに必要な多くの機能を提供します。これにより、ユーザーはウェブサイトの検索エンジンの視認性を向上させることができます。

課金が必要ですが、SEOツールも機能には含まれています。

特徴

Rank Math SEOは、その使いやすさと包括的な機能で知られています。このプラグインは、ユーザーフレンドリーなインターフェースと、SEOの初心者から上級者までのすべてのレベルのユーザーに適した機能を提供します。また、このプラグインは、ウェブサイトのSEOスコアを向上させるための詳細な推奨事項を提供します。さらに、Rank Math SEOは、ウェブサイトのパフォーマンスを追跡し、改善するための分析ツールも提供します。

主な機能

  • SEO分析: Rank Math SEOは、ウェブサイトのSEOパフォーマンスを評価し、改善のための具体的な提案を提供します。
  • メタタグの最適化: このプラグインは、ウェブページのメタタグを自動的に最適化します。これにより、ウェブサイトは検索エンジンにより効果的にインデックスされ、SERPでより高いランキングを取得します。
  • リンク管理: Rank Math SEOは、ウェブサイト内のリンクを管理し、リンクの品質と構造を改善します。これにより、ウェブサイトのユーザビリティとSEOパフォーマンスが向上します。
  • コンテンツSEO: このプラグインは、コンテンツのキーワード密度、読みやすさ、リンクの品質など、コンテンツの各側面を分析します。これにより、ユーザーはコンテンツを最適化し、検索エンジンのランキングを向上させることができます。

SEOプラグインと一緒に使いたいツール

WordPressのプラグインを解説しましたが、SEOを実行するためには、以下の3つのツールも必要です。SEOは、事前の調査や改善に必要なデータの計測が非常に重要な施策です。これらのツールは、データを収集し、高度なSEOを実施するためには必要なツールです。

SEOツール

SEOツールとは、SEOを有利にするために必要な情報を調査することができるツールです。特に、競合サイト分析、キーワード調査、検索順位チェック機能は高度なSEO戦略を行う上で重要です。

競合サイト分析は、検索エンジンから集客がうまくいっている要因を調査します。また、キーワード調査は、キーワードの月間検索表示数(検索ボリューム)や競合度を調査し、そのキーワードで対策をする価値と難易度を事前に知ることができます。検索順位チェック機能は、リライトすべきコンテンツを洗い出します。

Search Console

Google Search Consoleは、Googleの無料サービスであり、Google検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つツールです。これを使わないと、SEOがうまくいかなかったときの原因がわかりません。

以下にその主な利用用途を挙げます。

  1. サイトの監視と管理: Google Search Consoleを使用すると、Googleがサイトをどのように認識しているかを理解し、それに基づいてサイトの改善を行うことができます。これにより、サイトの検索結果での掲載順位を監視、管理、改善することが可能になります。
  2. インデックスの管理: サイトの新規コンテンツや更新したコンテンツのインデックス登録をリクエストしたり、インデックス登録に関する問題を修正したりすることができます。
  3. 検索トラフィックの分析: サイトがGoogle検索結果に表示される頻度、サイトが表示されたときの検索クエリ、検索クエリに対して検索ユーザーがクリックスルーする頻度など、サイトのGoogle検索トラフィックデータを表示することができます。
  4. 問題の検出と解決: Googleがインデックス登録やスパムなどのサイトに関する問題を検出したときにアラートを受信することができます。また、AMP、モバイルユーザビリティ、その他の検索機能に関する問題を解決することも可能です。

導入方法

Search Consoleの開始方法は、ウェブサイトにアクセスし、いますぐ開始ボタンをクリックします。ドメイン名を入力します。WordPressでは、プラグインやテーマにHTMLタグを貼り付ける箇所がありますので、HTMLタグの追加が一番簡単です。

Google Analytics

Google Analyticsは、Webサイトのアクセス数やユーザーのWebサイト内の動きを計測するためのツールです。ページごとの流入がわかったり、平均滞在時間や直帰率がわかるため、SEOに直接影響するというよりは、コンバージョン率を上げるための改善に使います。

導入方法

  1. Google Analyticsのウェブサイトにアクセスします。
  2. 右上の「無料で開始」または「アカウントを作成」ボタンをクリックします。
  3. Googleアカウントでログインします。まだアカウントを持っていない場合は、新たに作成します。
  4. 「アカウント設定」ページで、アカウント名を入力し、「次へ」をクリックします。
  5. 「プロパティの設定」ページで、ウェブサイトまたはアプリの名前とURL(ウェブサイトの場合)を入力し、「次へ」をクリックします。
  6. 「ビジネスの詳細」ページで、業種と企業規模を選択し、「作成」をクリックします。
  7. 利用規約に同意します。
  8. 生成されたIDを有効化しているSEO系プラグインのGoogle analyticsの項目に貼り付けます。

WordPressテーマの選択もプラグインと同様に重要

WordPressのカスタマイズには、WordPressテーマを選ぶことも重要です。テーマはデザインのほかに、表示速度や出力するHTMLも決定するからで、SEOに強く影響します。また、WordPressテーマに機能が含まれているプラグインを有効化すると、機能が重複し、不具合の原因になります。テーマ提供者が運営しているフォーラムなどでプラグインの情報を得てからインストールする習慣をつけましょう。

こちらの情報は、「WordPressテーマとは?おすすめ無料&有料テーマを厳選紹介【2023年度版】」を参考にしてください。

まとめ

SEOプラグインを導入することで、WordPressで専門知識や技術がなくてもSEOの設定が可能です。

プラグインを大きく入れ替えるときは、事前にバックアップをとっておきましょう。また、WordPressの仕様上、プラグインを増やすとデータベースのテーブルが増えるので、WP Optimazeなどで使わないプラグインのテーブルは削除します。

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