インスタグラムで集客したい!そんな時に押さえるべきポイントとは?

インスタグラムは、フェイスブックが運営するSNSの一つで、今やTwitter、フェイスブック、LINE公式アカウントと並ぶ4本の指に数えられる規模にまで大きくなりました。(人によっては、LINEはSNSと考えておらず、Tiktokを挙げる人もいるかもしれませんが。)
インスタグラムは、インスタ映えという言葉を生み、いわゆる映える写真や動画を投稿することが社会現象になりました。
そのインスタグラムを使って、集客をする方法について紹介をしたいと思います。
インスタグラムで集客は可能か?
今や、ほぼ全てのSNSで新規の顧客を集客可能です。その理由としては、それぞれのSNSで分散しており、どれかをやるというわけではなく、どこにでも人がいることがわかっているからです。
例えば、月間アクティブユーザー数を比較した時に以下のように分布しております。
SNS | 2019年MAU |
LINE | 8200万人 |
4500万人(発表なし) | |
3,300万人 | |
2,600万人 |
LINEはメッセージアプリの面が強く、もはや情報伝達のインフラになっている印象が近いです。Twitterに関しては、複数アカウント運用が多い影響もあり、いわゆるSNSは毎月同じくらいのアクティブユーザー数がいると考えても良いでしょう。
Twitterでニュースやトレンドを閲覧して、Facebookで近況を報告、Instagramで周囲で起こっているイベントや芸能人が発信する情報を閲覧するような棲み分けができていると思われます。
参考:SNS集客のコツとは?集客のプロが解説する各種媒体の使い分けと集客方法
また、インスタグラムは各種集客サイトと連動しています。例えば、ぐるなびがその一つです。公式には連動していなくても「席を予約する」「電話する」などのアクションボタンを設定することで、特定の行動を引き起こし、集客に結びつけることが可能です。
インスタグラムで集客をするポイントとは?
インスタグラムに限ったことではありませんが、以下のポイントが集客には必要です。
- ターゲット設定したユーザーに情報がリーチする。
- ターゲット設定したユーザーに興味をもたれる投稿を実施する。
- コミュニケーションで強いファンを作る。
ターゲット設定したユーザーに情報がリーチする。
消費者行動心理では、まずそのものを認知しないと購買をスタートさせることができません。
そのため、アカウントを作成したら、ターゲット設定したユーザーに情報がリーチし、フォローしてもらえるような仕掛けをしないと、アカウント自体運用する意味がほとんどありません。
SNS集客で集客ができている実感がない原因は、そのほとんどが十分な母集団の対象顧客に情報がリーチするような対策を実施せずに、投稿だけ行なっているパターンです。
ターゲット設定したユーザーに興味をもたれる投稿を実施する。
認知されたところで、興味を持たれなければ、欲しいと思ってもらうことはできません。興味を持ってもらえる投稿を実施します。
ただし、この興味を持ってもらえる投稿というのは、なんの準備もしていないと難しいものです。インスタグラムの場合は画像や動画でのコミュニケーションが主軸です。つまり、予めコンテンツを用意しておかないと投稿ができません。
コミュニケーションで強いファンを作る。
インスタグラムは、コメントにて双方的なコミュニケーションができる媒体です。コメントに返信されることで親近感が出ます。
また、返報性の法則で関係性を深めたいユーザーとは、投稿に対してコメントを付け合うことで良質な関係性を結ぶことができます。その結果、そのやりとりを見た第三者が興味を持ち、新たなファンになることもあるでしょう。
インスタグラムでフォロワーを獲得する。
インスタグラムは、Twitterのようにハッシュタグによって検索することもできます。(Twitterは正確には、キーワードでも検索することができます。)
しかしながら、やはりメインの集客源は、そのアカウントをフォローするフォロワーの存在です。
闇雲にフォロワーを増やせば良いわけでもなく、前述のターゲット設定をしたアカウントを狙う必要があります。
そのために、有効なのが、インスタグラム広告です。インスタグラム広告は、フェイスブックページのアカウントを作成し、連携させます。
これにより、フェイスブック広告の配信先の一つとして、インスタグラムを指定することができるようになり、オーディエンスの商圏設定、性別設定、年齢設定、興味関心設定を実施することができるようになります。エンゲージを目的に広告配信することで、いいねを大量に獲得することができます。
例えば、特定の商圏を設定して広告を配信することで、そこについたいいねは、その地域にいたことがあるアカウントが対象になります。これらのいいねに対して、フォローをリクエストすることで、飲食店や美容室の場合は、商圏を指定しているフォロワーを獲得することができます。
インスタグラムの投稿を行う。
インスタグラムの投稿は、フォロワーにとって有益な情報であり、魅力的であるほど集客の効果が大きくなります。例えば、飲食店の場合、その時の週替わりランチの内容を予め知ることができれば来店の検討に入ります。また、いわゆる映えるインパクトのあるメニューの画像は、いいねもつきやすく、興味を引くことができます。
インスタグラムに使う画像
最近のスマホのカメラの性能が上がっており、背景をぼかすポートレート撮影を行えます。商品をできるだけ大きく見せるために接写し、ポートレート撮影することで、スマホでも比較的見栄えの良い画像に仕上げることができます。
インスタグラムに使う動画
曲などでなければ、無駄に長い動画は最後まで見ることはありません。できる限りは、10秒前後の尺でまとめるのが良いでしょう。動画と音を合わせることができますので、例えば、肉を焼く動画と音は食欲をそそりますし、おもちゃであれば、動作を紹介することも可能です。
ハッシュタグ
インスタグラムの場合、特定のキーワードに投稿をひっかけるためには、ハッシュタグを使うことになります。Twitterのようにテキスト中のワードを読み込んでくれるわけではありませんので、関連性のあるハッシュタグはできるだけ多く活用することで露出を高めることが可能です。
ただし、あまりにも関連性が低いハッシュタグを無理に活用することは、そのハッシュタグの検索を荒らしていることになりますので、注意が必要です。
テキスト
商品を適切に紹介し、読みやすい文章で構築しましょう。
インスタグラムのテキストは、2200文字まで入力することができます。ハッシュタグやURLを含んでもそこそこの内容を書くことができますので、みやすく的確な内容の文章にするようにしましょう。
投稿に関しては、スマホからしかできないと思われがちですが、実はブラウザの検証機能でスマホの画面にすることでパソコンからでも入力することができます。例えば、Googleクロームでインスタグラムにログインし、右クリックから検証メニューを選択します。そして、スマホ対応画面に変更し、リロードすれば、スマホでログインしたことと一緒になります。
インスタグラムの運用方針は?
毎日投稿する。
基本的に情報の接触頻度が高い方が記憶に定着します。更新頻度が全てではありませんが、毎日投稿し、ライフワークとしての情報発信の癖を定着化させた方が良いでしょう。
勘違いしそうなので・・・
こういうことを書くと毎日投稿することが最重要と捉えて理解する人が少なからずいます。
ブランドとは、日々受け取る情報で構築されるものです。いらない情報しかどうしても発信できない場合は、投稿しない方がマシだという判断もあります。
コメントには返信する。
インスタグラムに限ったことではありません。肯定的なコメントがあれば、返信した方が感じが良いわけで、ファンになりやすくなります。逆にコメントしなければ、感じが悪くなるだけです。
気になるユーザーの投稿には反応する。
返報性の原理というものがあり、簡単にいうと、相手に与えたことが返ってくるというものです。良い関係性を構築したいインスタグラムユーザーがいるのであれば、肯定的なコメントなどを積極的につけることで、関係性の構築を狙うことが可能です。
インスタグラムで集客は結局やった方が良いのか?
インスタグラムに限らず、そこに見込客がいるのであれば、集客が可能です。そうであればやった方が良いし、表現の問題でメッセージを届けることが難しそうだと思うのであればやめた方が良いでしょう。
フェイスブックもそうなのですが、インスタグラムにもショップ機能が実装されます。そのため、販売まで一貫して行えるようになるので、アカウントの育成はやっておいて損はないでしょう。
飲食店などの小売店の場合
ビジュアルで訴求できるわけで、インスタグラムとの相性は抜群です。また、インスタ映えなどで話題になったSNSであり、多くの芸能人が情報発信を行なっている環境から、新メニューの紹介や今期のブランド紹介などの情報との相性は最高です。
例えば、席数が少ないカウンターのみの定食屋やラーメン屋ではない限り、積極的な活用を実施するべきでしょう。
コンサルタントやWebサービス業の場合
可視化しやすいサービスを行なっているのであれば別ですが、基本的にコンサルタントやWebサービス業はビジュアルで訴求することが非常に難しいです。そのため、インスタグラムを無理に組み込むようなことはせずに、他の集客手段に時間的な投資を行なった方が良いでしょう。
私ならば、フェイスブック広告の運用の方に力を入れます。
まとめ
インスタグラムは単なるSNSの枠組みから、一歩進んだ動きを見せています。インスタグラムの運用は、顧客に認知され、興味を惹きつける消費者行動を引き起こす上では、良質なチャネル形成に貢献すると言っても良いでしょう。


