押さえておきたい!ブランディングとコンテンツマーケティングの関係性

コンテンツマーケティングを行う上で、是非押さえておきたいことがあります。それは、ブランディングとの関係性です。これは、前回紹介しました、企業としての影響力をつけることとほぼ同義になります。
ブランディングと言いますと、「ブランディングね!大事だよね・・・」と認識している方はほとんどだと思います。その一方で、「実はさ、ブランディングが大事なのは分かるんですが、ブランディングってよく分からないんだよね!」と答える方も実は大半なのではないかと思われます。
本日は、ブランディングとコンテンツマーケティングの可能性について、アメリカで大人気のセールス系のブログcopybloggerの「Why Content Marketing is the New Branding」の内容を織り交ぜてお話したいと思います。
ブランディングとは何か?
ブランディングとは、飼っている牛に焼き印を押すことに語源があります。ですので、焼き付けることがブランディングにあたります。ですが、ここで疑問に残るのは、「何を焼き付けるか?」です。
copybloggerによりますと、ブランディングは、社名やスローガン、ロゴではなく、“知覚的なもの”としています。そして、“約束”であり、“経験上から生まれる期待”だとしています。
例えば、Volvoと言えば、安全性を意味します。また、Ciscoと言えば、BtoBの人脈を作る際立った存在です。また、赤十字と言えば、非営利団体の先駆的な存在です。
このようなブランドが生まれたのは、ロゴからではありません。Volvoの場合は、年がら年中行われている衝突テストのデータによって改善されていることから生まれています。
ブランドは、第三者によって評価・検証されたコンテンツがまた更に第三者に伝えられることで構築していきます。volvoは他人に語られることによって、”安全性”を意味するブランドを焼き付けることに成功しました。更に、広告を出すことで確固たるブランド力を手に入れました。
増加するユーザー発信のコンテンツ
GoogleのCEOであるEric S.は以下のような名言を過去に語っています。
文明の夜明けから2003年までに作られた情報と同じ量のものが現在では2日で作られている。
それだけ今日のウェブでは、新たな情報が急速に追加されていることになります。これらの情報は、ユーザーが発信しているものが大半です。
日本では、食べログや価格ドットコム、Amazonレビューなどのレビューサイト。更には、個人のブログ、X(旧Twitter)、Facebook、2ちゃんねるなどのソーシャルメディアとそれに付随するまとめサイトがあり、そこでは活発に情報が毎日追加されているわけです。
そこでブランディングを図る為、マーケティング担当者のやるべき仕事は、「どのようにして、ユーザーに自分のことを話させるのか?」ということになります。
では、どのようにすればユーザーは自分のことを語ってくれるのか?
X(旧Twitter)やFacebookでフォロワーを増やしてコミュニケーションをすればいい?
それよりも、効果的なことがあります。
ブランディングとコンテンツマーケティング
ブランディングは、自社ではない他人が情報を伝えることで行われます。ここでの他人というのは、その商品、サービスを使っているユーザーのことを意味します。
他人から他人に情報が受け渡される・・・。つまり、商品やサービスに関する情報が話題として成立すれば、ブランディングは成立しやすくなります。
今現在は、X(旧Twitter)やFacebookで情報がシェアされる時代です。だからこそ、話題としてシェアできるコンテンツが重要になっているのです。
以下のインフォグラフィックは、PRWEBが作成したものです。このインフォグラフィックを見ることで、コンテンツのバリエーションを理解することができます。
何も、コンテンツ=ブログだけではありません。
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コンテンツの選考基準は、”シェアされる可能性が最も高い”ということです。それには、顧客のことを知り、顧客にとって最も価値のあることを理解することが必要です。