FACEBOOKのニュースフィードの表示方法が変わったようです。
今回ソーシャルメディアの大御所は、ユーザーが読むのに長時間を費すと思われるサイトへのリンクを優先するよう、フィードを改訂する。(Facebookがまたもニュースフィードを変更。実際に読むサイトを優先 techcrunch)
記事によりますと、今回の変更はフィード改善プログラムの一環。必ずしもいいね!をつけたからといって読むとは限らないし、いいね!もコメントもしなかったとしてもその記事を読まないとも限りません。
実際、FACEBOOK広告を出稿した人ならばわかることなのですが、いいね!の数が実際のクリックの数を上回っていることの方が多いです。つまり、実際にその記事を読んではいないけれど、「他の人には役にたつかもしれない。」という理由でシェアする人が多いということです。
この変更は、Facebookがフィードのランク付けに用いる主要な指標、例えばユーザーがコンテンツの作者にどれほど関心を持っているか、記事が他のユーザーからどう見られているか、投稿者の過去の記事がどれほど強力だったか、コンテンツのタイプは何か、投稿されてからどのくらい時間が経過したか等に、新たに加えられる。
ニュースフィードの表示=I*P*C*T*R
I interest:ユーザーのコンテンツ作成者への興味
たぶん、発信者に対していいね!やコメントをどの程度行っているかで計測してるんじゃないですかね?
P Post : 記事が他のユーザーからどのように見られているか?
たぶん、その記事がどの程度いいね!を集め、コメントで議論を読んでいるのか?で計測
C Creator:投稿者の過去の記事が強力だったか?
たぶん、その記事を含む同一ドメインサイトが累計でいいね!をどの程度集めたのか?
T Type:コンテンツのタイプ(コンテンツが動画や画像の場合の方が表示されやすい。)
R Recency:投稿からの経過時間
これに加えて、実際に(リンク先の記事を)閲覧したことがあるのか?が追加されるようです。
読まれるコンテンツ作りがなお重要になってくる。
特有のアルゴリズムがあるのがFACEBOOKの面倒なところです。
ただし、FACEBOOKは相変わらず客層としては優秀で、多くのクライアントもFACEBOOKページの改善を行い、大きな成果を上げてきました。つまり、FACEBOOKは媒体としてすでに外せません。
今回の条件の追加は、実際に読んでもらえる人に情報を的確に届けることが重要になっていることを指します。この実際に読んでもらえる人とは、例えば、既存客や関係性の近いコミュニティーのメンバーをさします。
「実際のつながりのある人に興味深いコンテンツを流し、シェアを促す」
これが王道ですね。