2017年の流行語大賞がインスタ映えになったことからわかる通り、個人の情報発信が定着化し、SNSなどを介在した話題性が集客の鍵になりました。
では、2018年の集客はどんなことに着目するべきなのでしょうか?
注目キーワードは、「価値」と「情報」
2018年というと、なんの年なのかパッとしないイメージがありますが、2019年と言えば、なんの年なのかがわかります。
そう、消費税増税があります。
次年度にオリンピックがあり、仮に特需が起こったとしても、消費増税が起これば、例外なく消費が冷え込んできました。
そのため、これを仕方がないととるのか、そう取らないのかでは、行う戦略が異なってきます。
2%以上高くなっても購入したいと思わせることができるのか?
食料品や新聞など一部に例外はありますが、再来年には、消費税は10%になります。それだけではなく、通信販売を行っているのであれば、来年には送料を値上げすると言われている企業も多く、原価も高くなります。
そのため、2%値上がりますというお話では実際にはないんです。
仮に2%値上げする必要性が発生したとして、何も変わっていなければ、顧客からは、商品(サービス)が高くなったと認識されます。支払った金額以上の価値を感じれば、このサービスは安いと認識します。
つまり、消費を落とさないためには、顧客にとっての価値を見直し、商品(サービス)の付加価値を高めることが重要になります。
これが欲しいだろうと思って、厚みを持たせても、「そんなのいらなかったんだけれどな、、、」ということはよくあります。(例:テレビが当たったけれど、それよりも良いテレビをこの前買ったばかり。タオルの方が欲しかったなど。)
顧客目線とは昔からよく言われていますが、価値観がめまぐるしく変化している世の中ですので、再度その価値観を捉え直す機会として、消費増税前年の来年を置くのが良いと思われます。(例:駆けつけのビール1杯がもはや常識ではなくなっている。)
そして、最初に述べている通り、ネットによる個人の情報発信力は高まっています。これは、価値があると思われるものは、すぐに口コミで広がりやすくなっていることを意味します。
値上げができないから、原価を下げよう、サイズを知られない程度小さくしようと考えることは、ネガティブなイメージによる情報拡散量を増加させてしまいます。品質を高めよう、ネットをよく使う人向けの商品開発を行おうとした方が良策だということになります。
情報を発信することを意識するのではなく、情報の反響を意識する。
SNSの時代と言われ、情報発信をすることが当たり前になっていますが、重要なのは、発信することではありません。
結局、情報を発信したところで見込み客に見られなければ意味がありませんし、その発信した情報で行動を引き起こすことができなければ、意味がないからです。発信した事実よりも、情報そのものの方が重要です。
例えばのお話、子供の画像を頻繁にシェアしている人がいたとします。この場合、「子供が好きなんだな。」「家庭的なんだな。」と思う反面、あまりに頻度が高く、作り込まれた画像ばかりがSNSでシェアされていると、「子供を商売に使っている。」「子供を使った自分アピールなんだな。」「実際、この人はどんな人なんだろう、、」とネガティブな見方がなされます。
万人ウケを狙うことは、マーケティングでは愚策ですので、ネガティブな意見が見方が発生するのは仕方がありません。ですが、本来相手にすべき見込み客にもネガティブな見方が発生する情報発信は愚策になります。
反響がないのも反響です。「反響がない、静止してられている、コメントもいいねもしない」のには、なんらかの理由があるということです。
本来進むべき、方向性を意識し、そこに向かった情報を設計し、その発信方法を確立することで、そこに到達しやすくなります。(いわゆるブランディング)
参考:集客を成功に導くキーワードはコンセプト!空想にしないコンセプトの作り方と施策を構築するロジック
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集客の今後の傾向
「インスタ映え」で商品やサービス自体の集客ツール化が進んでいる。
インスタ映えという言葉に象徴されている通り、画像を撮影し、シェアすることができることが、今現在の人の購入する価値の一つになっています。
集客というと、ホームページやチラシの改善だけを考えてしまう傾向にありますが、口コミが流れやすい社会になればなるほど、商品そのものが集客ツール化している傾向にあります。
「あそこは〇〇がすごいらしい」という情報は、とってつけるのではなく、その部分で特化した商品やサービスで揃えることが、そもそも重要なわけです。
あり方が求められる時代になっている。
飲食店は、ご飯を食べるところと定義しているうちは、独自の存在になることは不可能です。
飲食店には、ご飯を食べること以外にも機能が多数存在しており、対象顧客はその機能でそのお店を判断していると考えます。
例えば、友人と会話をしたい、仕事の人と仕事の話をしたい、仕事の人と仕事以外の話をしたい、物珍しいものを食べたい、驚きたい、楽しみたい、新しいものを発見したいとニーズを並べます。このニーズをみたみなさんは、それぞれがそれならこのお店と頭に浮かんでいるはずです。
これが来店動機にもなります。
そして、これらのポジションは、偶然そうなったというものは非常に少なく、「こうありたい」という意識が存在し、それに基づいた商品開発、サービス開発、そして、情報が必要になってくるのです。
そして、当然ですが、これは2017年の集客戦略は?注目する集客手法は何?で取り上げた情報発信の手段を確立させた大前提のお話です。仕組み(システム)とそのものの強さ(コンテンツ)が備えることにスポットを当てる感じでいいと思います。