飲食店にインスタで集客するための方法とは?

インスタグラムは、写真や動画でコミュニケーションを行うSNSです。アクティブユーザーが多く、日本では女性ユーザーの方が多いので、飲食店とは相性の良い集客のプラットフォームです。
インスタグラムのアカウントを育成することで、投稿でお金をかけずに顧客を呼び寄せたり、shopifyなどの連携可能な通販システムを導入することで、物販も行えます。
インスタグラムが飲食店の集客に効果がある理由とは?
Facebookによれば、2019年3月時点でのインスタグラムの日本国内の月間アクティブアカウント数は、約3,300万人となっています。

【令和3年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(総務省)によると、インスタグラムの日本国内の男性ユーザーは42.3%、女性ユーザーは54.8%となっています。また、インスタグラムは全年代でもアクティブユーザーの割合が高いSNSです。
インスタグラムは飲食店の集客に効果があります。飲食店がインスタグラムを活用する理由はいくつかありますが、主な理由は以下の通りです。
- 飲食店を探すユーザーが多いため、集客につながりやすい。
- インスタグラムは写真や動画がメインなので、飲食店の魅力を視覚的に伝えることができ、集客に適しています。
以下はインスタグラムユーザーに聞いた飲食店検索の方法をヒアリングしたものです。
62.3 | |
28.6 | |
LINE | 2.8 |
その他 | 6.4 |
インスタグラムユーザーの中では、インスタグラムを使って62.3%の人がインスタグラムを使って飲食店検索をしたことがあると答えています。
ただし、インスタグラムで集客を成功させるためには、効果的な投稿方法が重要です。集客を目指す場合、飲食店の特徴や魅力を効果的に伝える投稿方法を工夫し、自店に合った情報発信を心掛けることが重要です。
インスタグラムは特に飲食店のどの業種に効果が見込まれるのか?

インスタグラムは、見た目が魅力的な飲食店の業種に効果が見込まれます。インスタグラムは写真や動画がメインのプラットフォームであるため、見た目が美しく、個性的な料理やデザート、店内の雰囲気をアピールできる飲食店が特に効果を発揮できます。
例えば、以下のような業種がインスタグラムでの集客に適しています。
- カフェやスイーツ店は、フォトジェニックなスイーツやインスタ映えするインテリアが人気を集めやすい。
- 個性的なコンセプトのレストランは、独特なテーマや装飾、料理のプレゼンテーションが話題性を生み出し、集客につながる。
- 居酒屋やバーは、料理、カクテル、店内の雰囲気をアピールして、新規客を引き付ける。
これらの業種に限らず、どの業種の飲食店でも、工夫次第でインスタグラムを活用して集客を成功させることが可能です。お金をほとんどかけずに集客ができるため、ランチ営業をしている食堂でも効果が期待できます。
飲食店はインスタグラムでフォロワーを獲得するための方法とは?
インスタグラムでは、ハッシュタグなどで露出することはできますが、フォロワーを獲得し、直接コミュニケーションができるようにするのが前提です。
さらに、飲食店は商圏が限定的なエリアマーケティングを展開しますので、ただフォロワーを闇雲に増やすのではなく、来店可能なフォロワーを獲得する必要があります。
① インスタグラム広告を使う。
インスタグラム広告を使うと、画像や動画で直接ユーザーに訴求することができます。
フォロワーが少ないと、ハッシュタグの検索のみを頼る必要がありますが、人気のハッシュタグでは、人気のアカウントが優先されるため、露出することが難しく、集客の効果も低下します。
そのため、インスタグラム広告を使い、エリアを限定して露出します。そこで、反応をした人は、近隣で行動しているインスタグラムユーザーであることから来店ができます。
② ハッシュタグを活用する。
インスタグラムのハッシュタグは検索性を高めるものです。食欲をそそったり、フォトジェニックな料理の写真を投稿することで、興味をもった人がフォローをする可能性があります。
Twitterと違い、ハッシュタグを複数つける意味があります。地域、ジャンル、メニュー名などの関連性の強いハッシュタグを複数つけることが効果的です。
③ 写真に統一性を持たせる。
インスタグラムの投稿に統一性を持たせることは重要です。これにより、特定の飲食店の最新情報を知るためにフォローをするという動機を作ることができます。投稿内容にずれがあると、フォローをしたり、し続ける理由がなくなります。
投稿は毎日しなくても良いですが、週に1回程度は顧客の興味を引くような投稿を行います。
なお、以下がインスタグラムユーザーのお店選びの基準です。
雰囲気のわかる写真 | 56.3 |
評価や人気 | 31.5 |
アクセスの良さ | 8.4 |
その他 | 3.8 |
インスタグラムと連携可能な集客ツール
ぐるなび
ぐるなびとインスタグラムは「レストラン予約機能」で連携しており、日本国内の飲食店はインスタグラムのビジネスプロフィール上に「席を予約する」ボタンを追加できます。この機能を利用するには、ビジネスプロフィールであることと、ぐるなびに加盟していることが条件となります。
shopify
Shopifyとインスタグラムを連携させることで、インスタグラム投稿に商品タグをつけてショッピング機能を活用し、新たな顧客を獲得することができます。
また、Shopifyのアプリを利用することで、インスタグラムの投稿をShopifyストアにルックブックやフォトギャラリーとして表示できます。
これにより、インスタグラムの投稿を商品ページに直接リンクさせ、購買意欲を高めることができます。ただし、連携を行う前に、インスタグラムで販売できる商品かどうか確認する必要があります。
インスタグラムを使った飲食店の集客の成功事例とは?
① 幸せのパンケーキ
インスタグラムで飲食店の集客に活用して得られた具体的な成功事例の一つに、「幸せのパンケーキ」があります。インスタグラムでは、新作を含めたメニューの写真を投稿し、ビジュアルを重視したコミュニケーションで人々とつながり、口コミ効果や新規リピーター客の獲得に成功しています。
② SHAKE SHAKE
元々ニューヨークのマディソンスクエアパークでホットドッグカート1台からスタートしたSHAKE SHACK。高品質なバーガー、ホットドッグ、フローズンカスタード、シェイク、ビール、ワインを提供する「現代風のバーガースタンド」として展開されており、日本では「サザビーリーグ」が運営しています。
このアカウントの特徴として、主にハンバーガーに関する投稿を行いつつ、たまに従業員の親しみやすい雰囲気の投稿を行い、スタッフの採用にも役立てています。
インスタグラムで集客をしたい飲食店へ。
カフェなど「ちょっと行ってみようかな?」程度の気持ちで集客の動機付けができる業態では、インスタグラムは、費用対効果が高いので、重点的にアカウントの育成を頑張った方が良いと言えます。
アカウントの育成には、写真の工夫が必要なので、インスタグラムで同じ業態の飲食店のアカウントを調査して、参考にするのも良いでしょう。また、フォロワーの獲得には時間がかかってしまうため、広告の運用は必須です。
インスタグラム以外の飲食店の集客に使う方法はこちら
