勘違いされやすいインターネット広告と新聞折込やポスティング広告のお話

インターネット広告に関して、未だに「表示された分延々と広告費を請求される。」と勘違いしている人が多いです。なのに、そういう人に限って、新聞折込やポスティング広告には抵抗がないというおかしなお話になっています。
インターネット広告の課金タイプ
インターネットの広告の場合、主に3つに課金のタイプが分かれると思います。
- 広告枠を購入する純広告
- 成果が発生した段階で報酬が発生するアフィリエイト広告
- 表示回数もしくはクリック回数分だけ報酬が発生するPPC広告
純広告は、枠ごとに決められた月々の広告出稿費を支払うもので、大手のニュースサイトの広告枠、特集記事、ポータルサイトのプレミアムプランもこれに該当します。
アフィリエイト広告は、あらかじめ決められた成果が達成された時に広告費を支払うもので、小規模なブログやツイッターによく目立ちます。
そして、インターネット広告の主流になっているのが、PPC広告で、主に広告をクリックされた後に広告費を支払わなければなりません。ただ、表示回数による課金設定の出稿方法もあります。延々と課金されると勘違いしている人は予算の設定があることをご存知ないのだと思います。また、大手の広告媒体は、予算を前納することができます。予算が尽きれば広告の出稿も止まるストッパーにすることができます。
新聞折込の配布部数とインターネット広告のクリック数は一緒ではない。
インターネット広告を提案する場合、一番メジャーなのは、PPC広告になります。Yahoo!プロモーション広告、グーグルアドワーズ、フェイスブック広告などが主流ですよね。
重要なことなので、何回も書きますが、PPC 広告はクリックされた分だけ課金される広告です。つまり、クリックされなければ課金は発生しません。(ただし、クリックされ続けなかった場合、品質スコアが低下します。そして、広告が表示されなくなります。)
一方、新聞折込の折込は、配布自体にお金が発生します。捨てられるチラシにもお金が発生します。
この時点で、新聞折込とインターネット広告は一緒ではありません。
「クリックされるという行動=興味がある」ということ
クリックされるという行動の意味を考えたことがありますかね?
例えば、上記はグーグルアドワーズの検索ネットワークに出稿した場合です。「集客」というキーワードを検索した場合、上記の広告が表示されます。
ここで以下のフィルターがかかっていることに気がつきます。
- 興味のある人が検索している。
- その中でも広告の文言に必要性を感じている人が広告をクリックしている。
つまり、クリックされるということは、必要性を感じているということであり、新聞折込で言えば、チラシを手にとって閲覧していることと同意になります。
上記は、Yahoo!プロモーション広告のYDNで出稿された広告です。
YDNの場合、最近閲覧したサイトの情報を読み込んでおり、表示する広告が選ばれています。最近、チラシの発注を行いましたので、ラクスルの広告が表示されています。
バナーで広告を出稿すれば、クリックされなくても画像くらいの情報を閲覧させることができます。
インターネットはエリア指定できない?
インターネット広告もエリア指定を行うことができ、市町村レベルで細かくエリアを指定することができます。
まとめ
インターネット広告の主流であるPPC広告は、クリックされれば費用が発生します。これは、興味がある人がクリックするため、ある種の閲覧保証型の広告です。見られない可能性の方が圧倒的に高い新聞広告の配信部数とクリック数とでは、同じ意味になりません。