マクドナルドの過去最高益を獲得した営業戦略

先日、偶然昼の番組で、マクドナルドが過去最高益を出したということで、その秘密を探る特集をやっているのをみました。

流石、飲食店最大手のお店。突拍子のないことをやるのではなく、「基本に忠実に!」という感じでした。

目次

客数>客単価戦略

売上を構成する要素は、客数、客単価、再来店頻度ですが、マクドナルドの場合、客数と再来店頻度を向上させることを優先しているとのこと。

番組では、客数>客単価とまとめられていましたが、実際のところ、期間限定バーガーは価格がどれも高いのに、出れば売れているんですよね。全く客単価の向上を考えていないことはないと思います。

集客数を増やす工夫は、期間限定バーガーのリリースや期間限定クーポンなどで来店の理由を作ること。

そして、面白いと思ったのが、マクドナルドで最も力を入れているのがコーヒーだそうです。

おいしいコーヒーを安価で提供することで、その味を気にいってくれれば、また来てくれることが望めるとのこと。

私は、あんまりマクドナルドのコーヒーは好きじゃありませんが、、喫茶店が近くにない時にマクドナルドに入り、コーヒーを注文する時が多いですね。どちらかというと、「味を気にいった」というよりも、「コーヒーがメニューにあるので入りやすい」という理由の方が私には合っている気がします。

また、マクドナルドは将来的な成長が望めない店舗を減らしています。それでも、集客数を増やさなければ売上は上がりません。

そこで求められるのが、1店舗1店舗の効率性だそうです。

例えば、メニュー作り。分かりやすいメニューにすることで顧客が迷わなくなります。また、厨房のスペースの広さを広くすることで作業効率を向上させているそうです。

更には、店内のレイアウト。都心などの場合、一人の利用客が多いので、一人席を多く作ることで、席に空席が出づらい状態にし、電源やインターネットを確保することで快適な場を提供していること。郊外の場合は、ファミリー層が多いので、ファミリー向けのレイアウトにしているそうです。

これは、大手だから、、、の戦略ではない。弱小企業だって真似出来る。

マクドナルドの戦略をみていて思ったことは、最初にも書いた書いている通り、「基本に忠実」だということです。メディアに紹介される大手の戦略は、ブランド(ネームバリュー)が鍵だったり、多額の広告費をかけていたりしているので、中小企業には真似できないことが多いです。ですが、今回のものは、見習える部分が非常に多いことに気がつきます。

そもそも、マクドナルドも多額の広告費を投じていますが、費用対効果の面で再来店頻度を向上させる仕組みがなければ、売上は向上するかもしれませんが、利益は向上しませんね。つまり、再来店頻度を向上させる仕組みがあるから、多額の広告費をかけることができるんですよね。

ここでも紹介している通り、再来店頻度を向上させる手段は、「DMやメルマガを送る」だけではありません。

そもそも、これらのコミュニケーション手段でいくらクーポンを送ったとしても、そのお店に行く気が1%でもなければ眼中に入りません。「あー、また?」「販促乙ww」と思われるのがオチです。

「また、行こうかな?」と思わせる基本設計こそが、ソーシャルメディアで云々よりも大事なことなんですよね。

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