集客力の強いオウンドメディアを作る意義は何か?

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クライアントには、ブログ作りは妥協しない方がいいと伝えており、最近は書き方までコンサルティングもしくはプロデュースしています。

なんで、そこまでブログに言及をするのかと言えば、中小企業が売れない原因である情報発信力の不足を補う効果のあるツールだからです。

目次

集客力の強いブログの定義

ブログは、そもそも日常の活動や思ったことを綴る記録するものなので、意味合いが広義すぎます。そのため、「思ったことを書けばいい?」「1日1回記事を書けばいいの?」とか思ってしまうわけです。

私がコンサルしているブログは、どちらかというとメディアに属性は近いです。まあ、これをオウンドメディア(自社サイト)というわけですが、条件としては以下のものをクリアしているものをさします。

  1. 素人さんが抱えやすい悩みを解決するコンテンツで構成されていること
  2. その道のプロがネタ出しし、構成していること(キュレーションサイトと明らかに品質の差があること)
  3. 着地点は見込み客の獲得。もしくは来店客数の増加

最近は、キュレーションサイトの内容面について疑われていますが、これらを背景に、本物の情報を発信している人には、本物を求める人がますます集まりやすい時代になってきたと思います。これを基盤に見込み客が集まる状態を作れれば、打ち手が増加します。

なお、集客力の定義は、集客力アップに効果がある11の方法で、集客を増やすで紹介しています。

集客力の強いオウンドメディアが解決する中小企業の問題とは?

特に、技術を持った中小企業ほどその傾向が強いのですが、プロとしてこだわっているポイントがクライアントもしくは世間に伝わりきれていないことが挙げられます。

ホームページだけは持っていても、内容がぼやけていて何が良いのかがわかりづらかったり、セッション数(閲覧)が少なかったりと、選択肢の一つになっていても違いがわからない、そもそも選択肢にも挙がっていないと思われることを多々見かけます。

見込み客が抱えている問題、悩みを解決するコンテンツを多数配信することで、中小企業とのマッチングを果たし、そして、「実はこんなこともできるんだよ!」と言った発見を促すことが狙えます。

そして、この手法は、広告ではありませんので、広告費を書け続けなくても効果がありますし、医療などの場合は、広告規制の対象外になります。(ただし、2017/7現在)

費用面でも打ち手の面でも着手するメリットが大きいのが特徴です。

集客力の強いオウンドメディアでこだわらなければならないポイントは?

集客力の強いオウンドメディアは、次のような点を考慮する必要性があります。

1.表示速度

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スマホ社会である今では当たり前のことです。常にwifiに接続しているとは限らず、各種携帯会社の回線を使って表示すると、アニメーションをヘッダーに埋め込んでいるウェブサイトは、たとえスマホ対応していても読み込みにかなりの時間を要することがあります。

最近になって、グーグルも新たな速度計測のツールを公開しました。速度は見られずに閉じられる離脱率に関係するため、できるだけ速度を速くしなければなりません。

ツール:モバイルサイトの速度をテストしましょう。

また、GTMetrixを使うことで、スマホとPC環境下での速度の計測と評価を可視化できます。

どちらも評価が良いに越したことはありますが、環境には限界もあります。そのため、グーグルのツールであれば、競合に比べて普通の速度、GTMetrixであれば、C評価以上にはしておきたいというのが本音です。

日本の場合は、スマホの電波は4G以上が普通ですので、3Gがほとんどである世界基準よりは、評価は甘くても問題はさほどありません。しかし、モバイルを重視することを断言している今後のことを考えると平均よりも大きく下回る状態は避けた方がいいでしょう。

GTMetrix

ちなみに、自分のウェブサイトは上記のようなスコアになります。コンテンツ量が多いので、ある程度は仕方ないかな〜と思っています。

2.対象顧客

役立つ情報の提供とは、簡単に言いますが、定義があやふやで何が役立つのかがわからないことを悩む専門家の先生は多いです。

役立つ情報は、相手ありきで成立しますので、対象顧客を意識すると書きやすくなります。

ただし、特定の一人の人間まで定義するペルソナ法をそのまま適用すると、すぐにネタ切れを起こします。

そのため、対象顧客は複数定義し、それらの人々が抱える問題や検索するに至るキーワードを最初に洗い出しておくことが記事を書きやすくします。

3.戦略

  1. なんのために、そのオウンドメディアを書いているのか?
  2. 誰を集めたいのか?
  3. どこから集めるのか?
  4. 特定のキーワードに対して、どのようなコンテンツをあてるのか?

これらが明確でなければ、多分途中でなんでそのブログを書いているのかがわからなくなります。

オウンドメディアを行うことで、達成すべき目標を明確にします。例えば、来店や無料資料請求を何件とるなどがあります。

それを達成するためには、どんな人をどのような経路(検索、SNSなど、、、)で集めるのか?それを行うためには、どのような記事を書けばいいのか?

これらを具体化しておくと後々便利です。

参考:ブログ集客の手順や成功のコツを大公開

ブログをやるからには、しっかり上位表示できるコンテンツを作ろう。

どこかの人が、「ブログをやるからには、上位表示を目指そう。SNSだけを頼りにするのは危険だ。」と言っていましたが、私もその意見には同意です。見られないと意味がないわけで、SNSだけに頼るということは、周辺とのやりとりにブログを活用しているだけだということになります。

新規顧客は、検索流入がメインで、SNSコンサルティングを提供している会社もバリバリの検索エンジンからの流入を目的にしたオウンドメディアを運用しています。

そもそも、十分満足な顧客品質と集客を実現するウェブ集客の流れからしても、SNSだけを流入源にした集客なんて、自ら機会を喪失する愚かな選択であって、利口とはいえません。

4.デザイン

デザインは今の時代は、オリジナルで構築しない方が良いかもしれません。

理由は簡単で、インターネットとそれをみるデバイスの進化は、時間が経てば経つほど急激に早くなっているからです。

そのため、ウェブサイト側に求めることも増加傾向にあり、それらがある度にオリジナルサイトをカスタマイズすることはコストも時間もかかります。

そのため、動きと表示が軽量なテンプレートを選択して使った方が、対処してバージョンにアップデートすればこれらの問題を解決することができます。

また、デザインにおいては、あまりハイセンスなものを選ばないのが鉄則です。アニメーションや動作が増えれば、それだけ表示に必要なファイル数が増えますので、一般的に表示速度がかなり低下します。

グーグルの定義では、表示速度が6秒になるだけで離脱率が24%です。それ以下になれば、さらに離脱率が高まりますので、せっかく上位表示されてもみられない状態になることがありえます。

5.CTA

CTAとは、コールトゥーアクションのことで、行動を促す仕組みのことをいいます。

ブログというと、トップページの構造のみを気にしがちですが、圧倒的に記事ページをみて、離脱する人の方が多いわけで、記事ページから行動を促さないとせっかく上位表示しても意味がなくなってしまいます。

そのため、記事ページの表示を見つつ、CTAの差し込みを考えます。特に、今現在ではスマホでコンテンツを見る機会が増加している関係で、スマホからの記事ページの確認は必須事項になっています。

参考:WordPressで集客するなら使いたいCTAプラグイン

上記にプラグインを紹介しています。最近は、マーケティング視点のWordPressテンプレートも増加していますので、それらで代用するのも良いでしょう。

オウンドメディア集客でトレーニングをする必要があるもの

オウンドメディア集客の難易度は、記事をこだわって書く必要性が出てきているため、文章を書くことに強い苦手意識を持っている人にとっては増加しているかもしれません。

良質なコンテンツには、難解なことをわかりやすく解説する論理性が求められており、文系的な文章よりも理系的な文章が好まれる傾向になっています。

1.タイトル付け

訪問者は記事タイトルをみて、自分の抱えている問題の解決に効果があるとみなせば、クリックして中身を見ます。

また、タイトル付け次第で、対応するキーワードが変わってきますので、タイトルをつけるトレーニングを行うことが、とても重要であることがわかります。

2.予測力

そのキーワードを検索した人が望むことを予測することで、コンテンツがより求められやすいものの方向性にもっていくことができます。

例えば、「トースト 焼き方」というキーワードで検索する人は以下のことが想定できます。

抱えている問題:いつもトーストを焼くのに失敗している。黒焦げにしている。もっと美味しく焼きたい。家族から文句を言われた経験があるなど。

解決方法:なぜ失敗するのか?の問題提起(トーストが悪い、トースターが悪い、時間設定が悪いなど)。その後これらの解決策の提示(ふっくら焼ける食パンの選び方、おすすめのトースター、設定の注意点など)。美味しいトーストの調理方法の紹介

3.論理、構成力

コンテンツ作りを行います。ちょっと前までは、「ブログはタイトルがもっとも重要」と言われている時代がありました。

しかし、今の時代は、オウンドメディアやキュレーションサイトをプロのライターが構成する時代であり、検索エンジンも内容面を強く評価する時代になりました。

そのため、「タイトルも重要だけれど、コンテンツはもっと重要だよね?」という時代です。

予測をした見込み客の悩みからコンテンツを構成し、訪問者を問題解決に導きます。

文字数はどのくらい必要?

現在は2,000文字と言われていますが、これに関しては疑問が残ります。2年前までは1,600文字と言われていたからです。つまり、これらの目安の文字数は、検索エンジンの順位争いから生まれたものであり、年々インフレするのは当然のことだからです。

文字数で考えるのではなく、見込み客が問題解決するのに必要な分量でコンテンツを作ると考えた方が、自然な文章で長く露出できる文章を書くことができると思います。

参考:最適なブログ記事の文字数と更新頻度は?

オウンドメディア構築は今後の集客を大きく変える。

見込み客が集まるオウンドメディアを持つことで、集客が改善されます。

相談にのる企業のウェブサイトをみてみると、コンテンツが足りないページがほとんどです。聞いてみると、「見やすい方がいいですよ。」と言われて、書きたいことがもっとあったけれど、デザイナーに止められたとのこと。

ウェブサイト構築費は、確定申告では広告費に分類されていることからも明確に広告の仲間です。つまり、いくらハイセンスに作成しても見られなければ意味がありませんし、反響が取れなければ、そのウェブサイトは機能していないと診断することになります。

コンテンツ重視のオウンドメディアを持つことで、ウェブサイトへの見込み客の来客数を増やし、成約数も増やす。しかも、顧客の質もよくなるとなれば、着手する価値はあります。

ただし、飲食店のように、時間、空間、感性に訴えるビジネスの場合は、オウンドメディアのノウハウは意味はありますが、そこまで熱心にしても惹きつけるものが文章ではなく画像であるため、SNSの戦略を採用するのがよいでしょう。

集客でちょっと困っていませんか?

以下のことに当てはまる方は是非ご相談ください。

  • 集客で何をしたら良いかわからない。
  • ちょっとだけ売上を上げるヒントが欲しい。
  • 現在行っている施策が正しいのかよくわかっていない。
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