WordPressプラグインとは?導入メリットと注意点を解説

WordPressは世界中で最も広く使われているCMSの一つです。その強力な機能の一つがプラグインです。
プラグインは、ウェブサイトの機能を拡張し、カスタマイズするためのファイルです。特にマーケティングの視点から見ると、これらのプラグインはウェブサイトのパフォーマンスを向上させ、SEO対策を強化し、ユーザーエンゲージメントを高めるための重要な要素となります。

プラグインは非常に便利ですが、導入には注意点もあります!
WordPressプラグインの利用用途
WordPressプラグインを利用することで、WordPressに機能を追加するカスタマイズや使いやすくするユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
カスタマイズによる機能拡張
WordPressプラグインは、ウェブサイトのカスタマイズを可能にします。これは、ウェブサイトの見た目や機能を個々のニーズに合わせて調整することを可能にします。例えば、特定のデザイン要素を追加したり、フォームやショップカート機能を追加したりすることができます。これにより、ウェブサイトはユーザーの期待に応え、より効果的なオンラインプレゼンスを提供することができます。
ユーザーエクスペリエンスの向上
WordPressプラグインは、ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させます。これは、ウェブサイトの機能を強化し、ユーザーが求める情報をより簡単に見つけることができるようにすることで達成されます。例えば、検索エンジン最適化(SEO)プラグインは、ウェブサイトの検索エンジンランキングを向上させ、より多くのユーザーがウェブサイトを見つけることを可能にします。
WordPressプラグインを有効するためには?
WordPressプラグインの追加は、WordPressのダッシュボードからすることができます。

WordPressのダッシュボードにログインし、プラグインを選択します。新規追加を選択します。

ダウンロードするプラグインを検索し、インストールをします。
例えば、Health Check & Troubleshootingを選択します。インストールを選択すると以下のような画像になります。

その後、有効化ボタンが表れますので、押すと有効化ができます。

なお、一度有効化したプラグインを停止する場合は、インストール済みプラグインから該当のプラグインを選択し、停止を実行します。


ただし、一部のプラグインは有料で提供されていることがあります。クリエイターのページで配布されている場合は、クリエイターのページからファイルをダウンロードし、ダッシュボードのプラグイン>新規追加からプラグインのアップロードを行います。このとき、ほとんどの場合は、圧縮ファイル(ZIP)をそのままアップロードをすれば良いです。
WordPressプラグインを活用する上での注意点とは?
目的との一致
プラグインを選ぶ際は、そのプラグインが自分のウェブサイトの目的に合致しているかを確認することが重要です。例えば、SEOを強化したい場合は、SEOに特化したプラグインを選択します。

必要以上のプラグインを使うと、プラグインが動作するためのテーブルをデータベース上に出力してしまいます。これにより、初回のウェブサイトの表示速度が大きく低下しますので、プラグインは必要最低限にしましょう。
更新頻度
プラグインは定期的に更新されていることが望ましいです。更新が頻繁に行われているプラグインは、セキュリティ対策がしっかりと行われている可能性が高いです。WordPressのコアファイル自体の更新頻度が高いので、更新がされていないプラグインは使用ができなくなる可能性も高いです。
評価とレビュー
プラグインの評価やレビューを確認することも重要です。他のユーザーからのフィードバックは、プラグインの品質を判断する一つの指標となります。人気のプラグインは、目的と合致している性能を持っている可能性が高いため、同じ機能のプラグインであれば、人気な方を選択するのが無難です。
互換性
選んだプラグインが自分のWordPressのバージョンや他のプラグインと互換性があるか確認することも重要です。互換性がない場合、ウェブサイトに問題を引き起こす可能性があります。

もし、問題が発生した時には、すべてのプラグインを停止して、必要なプラグインから有効化すると問題になっているプラグインを特定することができます。
人気のWordPressプラグイン
プラグインでよく活用されるものを紹介します。
WordPressのユーザーエクスペリエンスを向上させるのは、WordPressテーマにも備わっている機能であり、重複すると期待した動作をしないことがあります。そのため、利用しているWordPressテーマの機能を確認します。
プラグインで機能を追加すると、他のテーマにした時に引き継ぐことができるメリットがありますが、テーブルを余計に作ってしまうため、動作が遅くなるデメリットがあります。表示速度を優先するのであれば、テーマの機能をフルに使い、プラグインは最小限にします。

プラグイン | 入手方法 | 内容 |
---|---|---|
1.Akismet Anti-Spam | デフォルト プラグイン検索 | コメントやフォームのスパムを防ぐ。 |
2.All-in-One WP Migration | プラグイン検索 | データベースからバックアップファイルを作成する。 サーバー移管をする時に、WordPressテーマごと移管可能。 |
3.All-in-One WP Migration Unlimited Extension | 公式サイトからダウンロード (有料) | これを持っていると、容量無制限のバックアップファイルを扱うことができる。 個人版は買取型であるため、購入がおすすめ。 |
4.Broken Link Checker | プラグイン検索 | 発リンクしているページが削除された時に、知らせてくれるプラグイン。 |
5.Google XML Sitemaps | プラグイン検索 | サーチコンソールに登録するようのサイトマップ(XML)を生成するプラグイン。 |
6.Really Simple SSL | プラグイン検索 | http~を強制的にhttps~に転送するプラグイン。 |
7.Search Regex | プラグイン検索 | 全ページからテキストを検索し、別の文言に入れ替えることが可能なプラグイン。 |
8.SEO SIMPLE PACK | プラグイン検索 | SWELLの開発者が開発に携わっているプラグイン。タイトルタグやメタタグを書き換えるプラグイン。 |
9.SiteGuard WP Plugin | プラグイン検索 | ログインURLを入れ替えたり、ログインの条件を設定するためのセキュリティプラグイン。 |
10.WebP Express | プラグイン検索 | 画像を読み込みが軽量なwebpに変更するプラグイン。HTMLの強制書き換えも可能。 |
11.WP Fastest Cache | プラグイン検索 | 2回目以降にデータベースの読み込みを省略するキャッシュを制御するプラグイン。 |
12.WP-Optimize – クリーン、圧縮、キャッシュ | プラグイン検索 | プラグインを付け替えるとデータベースにテーブルが新しく生成される。それを削除し、読み込みを早くするプラグイン |
まとめ
WordPressプラグインは、ウェブサイトの機能を拡張し、カスタマイズするための強力なツールです。マーケティングの視点から見ると、これらのプラグインはウェブサイトのパフォーマンスを向上させ、SEO対策を強化し、ユーザーエンゲージメントを高めるための重要な要素となります。
しかし、プラグインを選ぶ際には、目的との一致、更新頻度、評価とレビュー、互換性、サポートなどの点を考慮することが重要です。以上の情報を参考に、あなたのウェブサイトに最適なプラグインを選んでください。
