ブログの記事代行活用のメリットとデメリットとは?

ブログ記事は基本的に自分で書くべきですが、コンテンツマーケティングを自分で全部やるのは現実的でない部分が多いです。
例えば、記事を作成して、記事数を増やせば良いかと言われると、そうではありません。書いた記事は、自然に集客できることや設定した目標(KPI)を達成させる能力がなければなりません。つまり、目標を純粋に達成できるだけのライティング能力が必要になります。
実際、このライティング能力を最初から身につけている人は、ほんのひとつまみ程度ですので、ライティングの学習から始める必要性があります。この時間が必要になります。
そして、ブログ記事は、自然に集客できるようにならなければなりません。つまり、検索エンジンのルールに考慮しないと、あとで大規模な手直しをする時間も必要になります。
そのため、活用を検討するのが、ブログ記事代行サービスです。
ブログ記事代行サービスとは?
文字通り、ブログの記事の作成を代行してくれます。
例えば、クラウドワークスやランサーズのようなクラウドワーカーマッチングサイトを使うと、代わりにブログを書いてくれる人がたくさんいます。これらのライターにお金を支払うことで、文章力が最初からある程度備わっている可能性のあるライターにブログの代行をお願いすることができます。
また、サグーワークスのように、ブログ記事代行を専門で行なっている会社もあります。こちらは、SEOコンサルタントに依頼をして、記事作成代行をするプランがあります。これらのサービスは、現在のSEOコンサルの業務のようなものですので、サグーワークスに限らず、コンテンツマーケティングと業務内容に書いているSEOコンサルタントが実施している内容です。
基本的に、前者には、ライターを選別する目がないだけ安く、後者が高い価格帯になります。SEOに関する知識のあるコンサルタントがディレクションをする分、後者の方が成功する可能性があります。ただし、これも、100%というわけではありません。
ブログ記事代行サービスを利用するメリット
ブログ記事代行サービスを使う旨味は次のようになります。
ブログ記事を書く時間が短縮される。
ブログ記事を書くのに、どうしても何日も時間がかかってしまう人からすれば、記事代行サービスは、記事作成に慣れている人に代わりに記事を書いてもらえるので、時間の節約にもなりますし、ブログが書けないストレスからも解放されます。
最初からSEOを考慮した記事を納品してもらえる可能性が高い。
ライティング能力がなく、SEOの知識がないうちは、どうしても検索ユーザーの検索意図や着地点を考えることができません。そのため、記事を更新したところで、後々過去を遡って書き直しをする必要性がどうしても出てきます。外注は、ある程度の品質を保つことができるため、最初からマーケティング向きの記事を増やすことができます。
ブログ記事代行サービスを利用するデメリット
便利なブログ記事代行サービスも一つ間違えるとトラブルや不利益を被る場合もあります。
ライターレベルはピンキリであるため、どの記事が正解であるのかの目利きが必要。
クラウドワークスやランサーズでライターを募集すると、山ほど応募がありますが、正直、口ほどでもない人が大半です。
中には、ただ記事を書けば良いと思っている人も少なからずいますし、連絡のつかなくなるようなライターもいます。
名前も実名を使っているわけではないし、どうせ副業だからと考えている人もいます。
基本的に、私の場合は、過去に書いた記事と1週間で書ける記事数(文字数)をヒアリングします。過去に書いた記事は、その人のライティング能力をみるわけですし、1週間で書ける記事数は、少なすぎると実績が足りない、多すぎると記事がツールによる自動生成の可能性があります。
テストとして、1記事を依頼し、どの程度書いてくれるのかを見てから、まとまった記事数を依頼します。
コピーや適当の可能性もあるのでチェックをする必要性あり。
記事の内容が、第三者のコピーであったり、内容をでっち上げた記事を納品される可能性もあります。
実際ちゃんと中身を見てみると、この内容はまずいと思われる項目を書くライターも少なくありません。また、その人しかわからない、事実関係の確認を取りようがないコンテンツを書くライターもいます。
日本で医療系の検索ルールが複雑化した原因が、大手メディアが内容の構成をせずに適当な記事を多数公開したからです。そのせいで、日本国内で実害を及ぼした人が多数現れました。
もし、ブログの記事数を増やすことばかり考え、記事代行サービスを無数に使い、記事チェックを実施しなかったら、その記事を読んで実害を及ぼした人に対する加害者は、記事を発注した自分になります。
順位だけ考えて、目標や目的を考えない記事を量産される可能性あり。
これは、SEOコンサルタントを依頼する場合に起こりがちなのですが、キーワードで上位表示すれば良いと思っている人間も中には含まれます。
そのため、確かに自然流入数が劇的に増加している場合があるのですが、成約数が全く増えず、あるだけのブログやオウンドメディアになっている企業もたくさんありますし、悩んでいる担当者から相談されるケースもあります。
SEOコンサルタント次第の目利き次第で、検索順位も異なってくる。
検索順位は、検索している人の検索理由を考慮しないと、上位表示は難しいです。考えてみれば当然のことです。検索は、検索することで問題を解決するためにあるわけですから、論点がずれている記事が上位表示されていれば、検索サイトとしては力がないことになります。
この検索者の意図を読む力がないと上位表示は難しいです。ミエルカのようなAIを使って判断をつける方法もありますが、これらのツールでの判定は、過去〜現在までの結果でしか判断することができないため、それらより上位表示を目指すのは、検索者に対する理解が必要です。その点は、AIではまだまだ対応できず、中の人の実力で左右される部分が多いです。
ブログ記事代行は計画的に使うのであれば効果が高い。
実際、私も全記事を自分で書いているのかと言われると、このウェブサイトの記事は自分で書いていますが、サテライト記事やクライアントの記事に関しては、ライターを選定し、記事の執筆をお願いします。
コンサルタントなどの専門家は、専門性の高さを示すために自分で書くべきだとは思いますが、やはり時間を理由にコンテンツ作りがいつまで経ってもできない方がリスクと考えます。
私の場合は、クライアントに使う記事は、外注はしますが、そのまま使うことはまずありません。検索意図に合わせた構成に手直しをしますし、最終的にクライアントの提供するサービスに興味を持つような構成に作り直します。