年末に騒がれるノーショーとは?具体的な対策方法とは?

宴会のシーズンになると、必ずといっても良いくらいに取り上げられるのがノーショーです。
ノーショーとは予約の無断キャンセルのことです。特に忘年会のような組客数が多い無断キャンセルでは、本来獲得することができた売上を手にすることができないばかりか、売上を上げていた時と同じ費用がかかります。そのため、営業利益額に損害が発生します。損害としては、万引きを上回ります。
年末にノーショーが騒がれる理由とは?
予約キャンセルは、10%程度発生すると言われています。その中で、10%がノーショーとされています。
忘年会のシーズンでは、良い店をとるために、予約が可能な1ヶ月前にとりあえず予約をします。そのため、後日キャンセルされる割合も高くなります。そのため、ノーショーの発生の割合も高まります。そして、忘年会は、組客数が多いため損害も大きくなります。
ノーショーだけでなく、直前キャンセルのいわゆるドタキャンも、キャンセルされた席を埋めることができるわけではありません。
特に、今年はそれぞれの都道府県の感染症ガイドラインに準じた営業でなければ、酒類が提供できないなどの制限が課せられている地域もあります。そのため、ソーシャルディスタンスを守るために一定の間隔を空け、席数を減らしています。それだけ1回の宴会のキャンセルが与える月商への影響は大きくなります。
ノーショーの対策とは?
ノーショーを行った経験のある予約者からの予約を断る。
グルメサイトの中には、ノーショーを行ったことがある予約者がわかるようになっています。もし、人数が多い予約を入れている時は、予約を受け付けるリスクがありますので、早期に連絡をとり断るのも手です。
クレジットカードを登録できる予約システムで優先的に受け付ける。
予約システムの中には、事前決済を行う予約システムがあります。キャンセルポリシーを同意し、クレジットカードを登録してもらうようにすれば、キャンセル料を徴収することができます。
飲食店でこの仕組みを導入しているのは、テーブルチェックのみです。
予約前日にSMS送信を行う。
ノーショーの原因の一つにうっかり忘れがあります。特に平日の宴会ではノーショーの発生原因になり得ますので、SMS送信で事前に情報を確認します。
まとめ
ノーショーは、本来得られるはずだった売上を事前準備させて取り上げる行為です。近年ノーショーが発生しやすくなったというのは、気軽に予約しやすくなったからだと言われております。飲食業はサービス業であるため実感はないですが、万引きよりもひどい行為を行っています。
悪質なノーショーに関しては、過去に刑事罰が適用されており、今後の動向が注目されています。また、大手グルメサイトではアカウントごとに過去のノーショーが追跡されているものもありますので、無断キャンセルは決してしないことをおすすめします。