【矯正歯科×地名】YMYLアップデートで下落した順位をアドバイスだけで改善

YMYLアップデートとは、生活やお金に密着するカテゴリーの検索順位を専門性、権威性、信頼性の高いコンテンツの順にするというものです。

これは、日本で発生した根拠のないエセ医療を多数取り上げたメディアが検索エンジンの上位を独占し、社会的な影響を与えたことで炎上したことが原因で、日本では先行して健康アップデートと呼ばれる独自のアルゴリズムのアップデートが行われたことにはじまります。
このアップデートの被害は、多数のクリニックのWEBサイトに影響し、検索エンジンの順位を大きく下落させました。特に、単価の高い治療では、患者側も慎重になり、普段とは違う専門治療院を選択する傾向があります。この時、検索順位を下げてしまうことは新患も減らす結果になります。

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相談内容

矯正歯科×地域名で長い間、安定的に1位表示されていたが、YMYLアップデートがあったタイミングで2ページ目まで順位が下落した。原因がわからない。

対策

YMYLアップデートのタイミングで順位が下落したことは明確であったため、WEBサイト全体を分析し、専門性、権威性、信頼性の3つの観点で改善案を出しました。

専門性-

専門性とは、言葉の意味の通りで、WEBサイト全体の専門分野が明確であることを意味しています。専門分野に関連したキーワードでは順位が上がり、非専門分野では、順位を上げづらくなります。

そもそも、非専門分野のコンテンツを織り交ぜることは、専門性を低くする原因となります。

Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏は、2021年4月のGoogleオフィスアワーでYMYLコンテンツと非YMYLコンテンツを一つのWebサイトに公開することは、Googleの扱いが難しくなるとしています。つまり、何が専門分野のWEBサイトなのかGoogleが判定できないことを意味しています。

やってしまいがちなのは、ブログです。根拠の薄い情報やスタッフの日常を同一ドメインで公開することは、Webサイトの専門性を下げてしまうことになります。

権威性-

情報は誰が発信したのかも重要です。多くの人に専門家として認められ、影響を与えている人ほど権威性は高くなります。権威性の根拠になると考えられているのは、サイテーションです。サイテーションとはリンクのない特定性のある情報のことで、氏名、屋号、企業名、住所、URLなどが該当します。権威性の高いWEBサイトにサイテーションがあれば、専門家であることの根拠になります。

信頼性-

エビデンス(根拠)のない情報は、信用できるものではありません。そのため、記載している情報が正確であり、出どころも明確である信頼性の高いコンテンツが望ましいということになります。信頼性の高いコンテンツにするには、データの出どころを専門機関であることをリンクなどで伝えます。

以上の3つの観点でSEOツールおよびGoogleアナリティクスで分析した結果、以下の結論に至りました。

実際に行った助言

院長ブログおよびスタッフブログに非専門分野のコンテンツが多数含まれていました。記事数があったにも関わらず、検索エンジンからの流入が見られなかったです。WordPressでサブディレクトリとして運用されているため、削除が妥当であると説明しました。

多数の歯科医院の専門メディアからの被リンクが確認できました。有料リンクという見方もできましたが、同様の歯科医院を調べたところYMYLアップデートの被害を特に受けていなかったことから、追加できる権威性は追加した方が良いという説明をしました。その結果、大学運営のWEBサイトに被リンクを設置できるということでしたので、設置してもらうことにしました。

根拠が不十分で非専門分野のページはGoogleの判定をミスさせる結果にもなるため、ページ全体を分析し、内容の薄いページは一括して削除しました。

効果

その結果、順位は早期に回復し、無事狙ったキーワードは1位になっています。この時まで、WordPressでページを増やすことがSEOになると広まっていたこともあり、ブログを設置したWebサイトは非常に多いわけですが、同様の対応で、ある程度の順位改善は見込まれます。

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