WordPressテーマとは、実は単純に見た目を決定するホームページやブログのデザインテンプレートではありません。
WordPressテーマは、WordPressのページのHTMLやCSSを決定します。WordPressは、プラグインで様々な機能を実装することができますが、WordPressテーマでも機能拡張は可能です。ただし、海外の無料WordPressテーマを利用すると、スマホなどの表示速度がとても遅いことに気がつきます。これは、HTMLを調べてみると、必要のないメタタグがたくさん使われているためです。選択するWordPressテーマによってはデメリットもあります。
WordPressテーマには使いやすくするためのそれぞれのオリジナルの機能があります。
このコンテンツでは、無料で利用することができる WordPressテーマから各ジャンルに分けたWordPressテーマを紹介します。なお、飲食店におすすめのWordPressテーマについては執筆済みでありますので、興味のある人は参考記事をご覧ください。
目次
- 1 WordPressテーマとは?
- 2 実は、WordPressテーマをオリジナルで作る意味はほとんどない。
- 3 活用するWordPressテーマによってSEOに差が出る。
- 4 WordPressテーマの探し方とは?
- 5 WordPressテーマは有料が良いのか、無料が良いのか?
- 6 ブログ運用するのであればおすすめのWordPressテーマ
- 7 WordPressで店舗向けのサイトを作成するのにおすすめのテーマ
- 8 WordPressでコーポレートサイトを作成するのにおすすめのテーマ
- 9 メディアにおすすめのWordPressテーマ
- 10 WordPressテーマを利用する前に確認しておきたいこと
- 11 競合のWordPressテーマを特定する方法
- 12 WordPressテーマだけではなく、基本的な設定も忘れずに。
- 13 まとめ
WordPressテーマとは?
WordPressテーマは、デザイン性を決定する一連のファイルのことです。
ただし、それだけではなく、WordPressテーマは、functions.phpに記述することで機能を実装することができます。
また、WordPressテーマは、HTMLやCSSの構造が決定されるため、内部SEO対策にも影響を及ぼします。海外産の無料のWordPressテーマは低品質なページまで吐き出してしまいがちです。これはWordPressで作成したWebサイト全体の評価が上がらない原因になります。アクセス数が稼ぎづらくなるのであれば、そのWordPressを使っている意味を失ってしまいますので、適切なWordPressテーマを選択する必要性があります。
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実は、WordPressテーマをオリジナルで作る意味はほとんどない。
実は、私はWordPressテーマを以前は自作していました。
しかし、これには時間がかかることやWordPressのコアファイルのアップデートに対応するためにメンテナンスが必要になるデメリットがあります。メンテナンスをしなければ、WordPressのセキュリティー面でも問題が発生します。
WordPressのテーマ開発にかかる時間とセキュリティーリスクを軽減するためには、開発を専門に行なっている企業が提供しているWordPressテーマを活用することが効果的です。
しっかり開発元の運営が機能していて、 WordPressテーマが定期的にアップデートされているものを活用した方が、費用と時間を節約できる上、セキュリティー面も対策ができることになります。
活用するWordPressテーマによってSEOに差が出る。
CMSを導入する目的は、当然のことながら集客数、コンバージョン数の増加を通しての収益アップです。最近は、採用目的のオウンドメディアを構築することがありますが、これは集客の対象が採用応募者に入れ替わっただけの話になります。
この集客は、主に検索エンジン経由で考えます。そのため、SEOの内部要因に差が出るようでは困ります。
1)HTML構造の問題
基本的なタイトル構造やメタディスクリプションの設定は当然のこと、セクションごとに適切な見出しタグ(記事タイトルはH1、大見出しはH2、小見出しはH3)などで区切られているなど基本的なことが徹底されていることが重要です。
そして、スマホで安定して表示されることがとても重要です。1つのWebページを読み込むファイル数が多くなると、安定性が悪化します。そのため、豊富な機能性よりもシンプルさが望ましい場合もあります。
2)使いやすさの問題
WordPressでコンテンツをアップするのに、HTMLで機能を指定するなどの使いづらさを感じるようではコンテンツを構築するスピードに影響が出ます。
そのため、WordPressテーマには、ダッシュボードが直感的に使いやすいようにカスタマイズされたものを使うのが良いでしょう。
WordPressテーマの探し方とは?
WordPressテーマを見つける方法は主に2つあります。
1つは、WordPressのライブラリーに登録されているテーマから探します。無料で利用できるテーマを検索することができます。その種類は、数千種類に及びます。外観>テーマ>新規追加から探すことができます。
OnePressなど優良なWordPressテーマも中にはあります。ただし、この方法には弱点があります。それは、ほぼほぼ海外産のWordPressテーマで日本人にとっての使いやすさが考慮されていないことです。そのため、普通は、もう一つの方法である企業がそれぞれで提供しているWordPressをダウンロードし、WordPress上にアップロードする方法を採用します。
アップロード方法は、外観>テーマ>テーマのアップロードを選択し、ダウンロードしたzipファイルをアップロードします。その後有効化します。
WordPressテーマは有料が良いのか、無料が良いのか?
基本的にWordPressテーマの選択は、内部SEO、デザイン性、そしてCTAの設置が任意の部分で可能なのかで選択します。
Cocoonを除けば、基本的にWordPressテーマの無料版は、一部の機能を制限したものです。特に日本製のWordPressテーマの場合は、使いたい機能が有料版であったりしますので、後々の入れ替え作業を考えれば最初から有料版を導入するのがおすすめです。
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ブログ運用するのであればおすすめのWordPressテーマ
ブログを運用する場合のおすすめのWordPressテーマを紹介します。
できるだけ多くのコンテンツをアップし、ブログに集客することも大事ですが、当然のようにSEOに強く、成約率を上げる工夫ができることが重要です。そのため、以下の条件は特に考えて導入したいところです。
- テーマのカスタマイズが簡単であること。(テーマがシンプルであること)
- コンテンツの更新がやりやすいこと。
- CTA(Call to Action)の設置が簡単であること。
この条件からおすすめのWordPressテーマを紹介します。アフィリエイトブログを作るときは、以下のWordPressテーマから選択するのが良いでしょう。
参考記事:アフィリエイトのおすすめのブログとは?戦略的に活用するブログを選ぶ
【無料】Cocoon
ブロガーにはお馴染みの無料なのに、高性能のWordPressテーマです。有名アフィリエイターにも愛用されており、細かいこだわりがない場合は、Cocoonで間に合います。私の運営しているサイトの一つもCocoonを採用しています。
WINGも賢威8も両方持っているのですが、これらの機能に負けない位の多彩な機能がテーマに備わっていることが何よりも強みだと感じます。
【無料】Xeory
コンテンツマーケティングの会社である株式会社ルーシーが提供しているWordPressテーマです。バズ部のWordPressテーマといった方がパッと来る人も多いかもしれません。無料で活用できるテーマとしては、こちらも高い性能を誇り、ビジュアルもシンプルであるため、オウンドメディアでよくみるWordPressテーマであることは間違いありません。
専用のCTAプラグインであるXeory Fixed Bannerを使うと、パソコン、スマホそれぞれに合ったCTAの設定をすることができます。(ただし、このプラグインは有料)
【有料】SANGO
オウンドメディアにもよく活用されているのが、SANGOです。無駄な機能がなく、ビジュアルもシンプルです。メディアとして読みやすい文字の大きさにデフォルトで設定されているため、noteのコンテンツのように読みやすいコンテンツになります。
Webvitalsのスコアもよく、SEOのみを考えたときには、このWordPressテーマが真っ先に名前が上がります。
【有料】スワロー
ブロガーの中では、非常に有名なWordPressテーマ制作業者のOPENCAGEの中の作品の一つです。その中でもスワローをおすすめするのは、そのシンプルな構造からです。
スワローの説明を読んでいると、コンテンツの邪魔をしない無駄な装飾は削っているとされています。特にスマホで閲覧する人が大半になった世の中ですが、装飾はほぼ不要です。そのため、シンプルなスワローがおすすめです。
【有料】ザ・トール
SEOにも強くデザイン性も高いを売り文句にしているWordPressテーマです。デザイン着せ替え機能を使えば、デザイン性の高いブログや特定の商品に特化したアフィリエイトサイト向けのデザインに変更することが可能です。
特に、初心者におすすめできるのは、設置までのメールサポートがついての販売価格ということです。正直、ザ・トールの機能性を考えると、この販売価格は安すぎるので、購入するのであれば早めに手に入れた方が良いかもしれません。
【有料】賢威8
業界でもトップクラスの知名度を誇るSEO会社のウェブライダーが提供する上級者向けのWordPressテーマです。とにかく他のテーマと比べて、無駄なものを削ぎ落としている印象が強く、自分でコーディングを行い、カスタマイズをすることが好きな人にとってはとても良いWordPressテーマです。
また、WordPressテーマだけではなく、コンテンツ制作やSEOのマニュアルやフォーラムを利用できるのが強みです。小さなことでもフォーラムを検索すれば情報が掲載されていることもありますし、自分で質問することもできます。

WordPressで店舗向けのサイトを作成するのにおすすめのテーマ
WordPressテーマ探しで頭を悩ませている人は店舗経営者だと思います。
私もWordPressによる店舗のWebサイト構築の相談をされた時に、制作期間の短縮のためにWordPressテーマを探すのですが、ハイセンスなデザインはどれも英語を利用する前提の海外産のWordPressテーマです。日本語で編集すると一気にかっこ悪くなります。
そこでおすすめなのが、TCDのWordPressテーマです。日本で開発されたものですので、日本語を使うことが前提でデザインされています。
決められたテンプレートに画像や文章を埋め込むことが前提で構築されているものが多いので、画像は相応に用意する必要性があります。
全部自分で撮影するとデザイン性が一気に下がりますので、プロのカメラマンを依頼します。
【有料】KADAN(TCD)
和食系レストランにおすすめなWordPressテーマです。写真を際立たせるデザインで随所の仕様が縦書きになっています。(ただし、スマホで閲覧すると横書きに仕様になります。)Web予約と電話へのCTAの設置も可能です。
【有料】ROTUS(TCD)
エステやネイルサロン向けのWordPressテーマです。カスタマイズ次第では美容室や個人経営の小売店にも転用が可能です。こちらも写真を目立たせるデザインが採用されています。
WordPressでコーポレートサイトを作成するのにおすすめのテーマ
コーポレートサイトにも活用が可能なWordPressテーマを紹介します。
ブログとしても活用可能なのですが、コーポレートサイトも構築可能なWordPressテーマでもありますので、分けて紹介します。
【有料】WING(Affinger)
最も重宝しているWordPressテーマです。デザイン性が優れていることは勿論ですが、ニーズに合わせてアップデートが繰り返されているため、常に新しいマーケティングの手法を組み込めます。
そして、コンテンツの見やすさを向上する演出も簡単に呼び出しができることがポイントです。そのため、コンテンツ公開までのリードタイムが非常に短くなり、結果的にコンテンツの生産性が向上し、SEOにも効果を発揮します。
【無料】Lightning
WordPress解説本で紹介されているBizvectorの後継あたるWordPressテーマです。導入もしやすく、一番企業ページっぽく構築することは可能ですので、予算が制約されていて、自分たちでコーポレートサイトを構築のであれば、Lightningを適用しておけば良いと思います。
メディアにおすすめのWordPressテーマ
地域を紹介したり、専門性の高い解説サイトを作成する場合は、情報の検索のしやすさが重要です。また、旅館や温泉の紹介サイトの場合は写真も多様するため、ユーザーインターフェイスが優れたWordPressテーマを選択します。
GENSEN
TCDのWordPressテーマの中で、検索の機能が最も優れているのがGENSENです。キーワードとカテゴリーの組み合わせ検索やコンテンツのタグによる抽出機能が備わっており、地域紹介サイト、グルメサイトや不動産紹介サイトにも向いています。
WordPressテーマを利用する前に確認しておきたいこと
利用しているレンタルサーバーがWordPressの推奨環境でない場合があります。この場合、WordPressの機能の一部に制限がかかってしまい、WordPressテーマによっては適用できないものがあります。そのため、WordPress向けであるエックスサーバーやmixhostなどがおすすめになります。
また、WordPressテーマ依存の機能を重用すると、他のWordPressテーマにした場合、対応するショートコードなどが存在しない場合がほとんどです。そのため、WordPressテーマを変更する時は、全ページのリライトが必要になります。
競合のWordPressテーマを特定する方法
最近は名称を変更してアップする傾向があるので、この方法では特定が難しくなっているのですが、ソースコードから利用しているWordPressテーマを特定する方法があります。
1)調べたいページで右クリック。ソースコードを表示を選択する。
2)/wp-content/themes/を検索する。(Ctrl+Fもしくはcommand+F)
3)直後のスラッシュで区切られた部分をコピーし、Googleで検索する。
この方法で上位に表示されたWordPressテーマを配信しているサイトで提供されている可能性が高くなります。
WordPressテーマだけではなく、基本的な設定も忘れずに。
WordPressは、基本的な設定も怠るとセキュリティー面に不安が出たり、表示速度が遅れたりします。そのため、WordPressテーマの適用だけではなく、プラグインの設定なども忘れずに行います。
まとめ
WordPressテーマは、オウンドメディアやブログの成果を決める一つの要素でもあります。
内部SEO対策にも関係しますし、コンテンツの生成速度にも関係するからです。
個人的には、やはり、WING(Affinger)がおすすめです。使い勝手がよく、結果も出してくれています。
マーケティングプロデューサー。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。
▶︎過去に協力したメディア
- 第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号)
- 株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事が公開される。