整体院の新規集客はどのように行えば良いのか?

整体院の新規客の獲得は、ライバル店舗が増えれば増えるほど難しくなります。
新規客を具体的に定義する。
主に以下の4つに分類することができると思います。
現在通院しているところでは、体の不調を解消できない場合。
そもそも体の不調を感じたことがない人などいません。生まれてから現在まで、医者や接骨院などに通院したことがある人がほとんどです。必ず、どこかの店舗には行ったことがあります。それでも、店舗を変更する必要があるということは、現在のところでは体の不調を解消することができないと判断されたということです。
現在通院している店舗が、なんか嫌だった場合。
ちょっとしたことで通院をやめる人がいます。これは私もそうなのですが、腕が良くてもその人がなんか嫌だと感じた場合は、問答無用で店舗を変えます。
親族が通院している場合。
例えば、結婚した場合。どちらかの住居で生活をはじめますので、どちらかが転入することになります。その場合、すでに通院しているところに一緒に行くことがほとんどだと思います。同様に子供が生まれた場合、怪我などをした場合は、接骨院に限りますが自分が通院しているところに連れていくことがほとんどになります。
引っ越しした場合。
引っ越しした場合、以前通院していたところに通うことが困難です。この場合、新たな新居の周辺で情報を収集して良さそうな整体院や接骨院を試用し、満足が行ったら通院します。
整体院が新規集客を行うための方法
上記の4つのパターンから以下の方法が導けます。
口コミサイトでの集客
また、行ったことがない整体院にいくのは非常に勇気がいります。そのため、口コミサイトで口コミを一番最初に参考にする人がほとんどでしょう。エキテンなどの口コミサイトに口コミを集約するのが効果的だと言えます。
ホームページでの集客
身体に深刻な不調を感じた人であれば、スマートフォンを使って改善方法を検索し、試用してみようとします。この時、検索エンジンにヒットしなければならないため、ホームページを作成する必要性があります。検索エンジン対策には、記事の品質の向上および良質な記事の追加が必須になるため、記事追加が簡単にできるCMSと呼ばれるシステムを導入します。最も有名で安価なものがWordPressです。
スタッフ紹介やアンケートの項目に人物評価と雰囲気を追加することで、人物で整体院を選ぶ見込み客を集客することが期待できます。
また、整体院の場合、2017年7月現在では、法律による規制がないため、整体院の施術の範囲内であれば表現の規制がありません。(保健所に確認)
口コミサイトだけでいいのでは?
インターネットの集客は口コミサイトだけでもいいわけではありません。口コミサイトはあくまでテンプレートに情報を埋める形で掲載するため、その形式に従わなければなりません。
顧客側からすると、知りたいのは詳細であって、それらを調べるためにホームページを参考にします。
口コミでの集客
紹介の対策を行います。新患で来院した場合、紹介者の有無を聞く項目を用意し、紹介者がいた場合に追加サービスを提供するなどの対処をとるのもいいでしょう。
紹介カードを用意するのも良いですが、紹介する方としてはかなり煩わしい方法でもあります。
整体院が新規集客を行うためのコンテンツ
新患獲得は「電子治療器の販売」を是非参考にしたいところです。電子治療器の販売は、100万円を超えるものがあり非常に高価です。ですが、これでも購入する人がいるということは、健康に深刻な悩みを持っている人が多いということです。
電子治療器の販売方法は、見込み客が獲得できる見込みの高いスペースを貸し切り、無料の体験会を開催します。体験中に、販売員が雑談を混じえて説明を行います。積極的な売り込みはせずに、気に入ったら購入するという形の商法です。
この電子治療器にはいろんな意見もありますし、検索すると危ない説明をしている販売員もいるようですが、注目すべき点は、高額にもかかわらず購入する人もいるということです。
体験(experience)
無料ということでとりあえず試す。
関係性の構築(Engage)
世間話をすることで、「◯◯さんがいるから今日も行かないといけないなー。」というふうな関係が構築される。
ちなみに、ポジティブな理由で顔をあわせる回数が多ければ多いほど親近感がわくことをザイオンス効果と呼びます。
発見/気づき(Discovery)
健康維持の重要性や改善される仕組みを説明したりすることで、「もしかしたら、こんな理由で、体調が悪いのかな?」など思うようになる。体験で症状の改善が見られれば、それが確信になる。
もちろん、これらの説明は医学的根拠がないものは断定できません。
購入(Action)
購入できる環境があれば、購入をします。
整体院の場合の応用例
体験
- 小さな効果を実感できるくらいのサービスの回数分を求めやすい料金でお試しパックとして提供する。
- 「◯日以内に効果を実感できなければ、返金します。」というような返金保証を行い、サービスを申し込みやすくする。(保険治療ではこれはできないので、注意!)
関係性
- 名前を覚える。
- どの症状で悩んでいるのかカルテをこまめに記す。人物像もチェックをしておく。
- 世間話をしてくる患者には、世間話で返す。
発見/気づき
- 治療を行っているときに気がついたことがあれば報告する。
- 日常でその症状の改善ができるアドバイスがあれば行う。(ただし、何かの健康グッズの販売に結びつけるのは売り込みになる上、地域密着型の整体院ではすぐ噂になる。絶対にやらない。)
購入
試用した結果、満足いった場合に回数券を販売する。
フィードバック
実際に試用した人の声は、体験を検討している人々にとっては最も参考にすべき情報。必ず協力を求めて、インターネット上に公開を行う。