飲食店はTwitterをやるべきか?

グルメサイトが複数に分散し、飲食店を探す手段が、グルメサイト以外にも豊富になったことから、飲食店は消費者の動向を把握し、適切に自店舗の集客に組み込んでいかなければなりません。
また、Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSは、それぞれが膨大なユーザーを抱えており、実際このコロナ禍で積極的に活用している店舗は、大きく客数を減らしていない結果となっています。
ここで、飲食店のTwitterの活用に注目してお話したいと思います。
Twitterの特徴とは?
Twitterが紹介される場合、拡散力が強いことや無料で活用できることが取り上げられることが多いですが、Twitterの特徴は、ユーザーの特性です。
Twitterは、ニュースも配信しているSNSであると共に、炎上などの話題が発生する中心でもあります。
そのため、Twitterは自分が欲しい情報を探す目的で活用しているユーザーがとても多いです。マイボイスコム株式会社の調査によると、最新情報をリアルタイムで閲覧することを約40%の人が利用目的にしています。
PR TIME 【Twitterの利用に関するアンケート調査】Twitterの利用率は3割弱で増加傾向。100人以上フォローしている人は利用者の2割、10・20代では5割弱
そのため、有用な情報と認知してもらえれば、直接関わりのない人でも情報を読み込んでもらえる可能性が非常に高いことになります。
また、Twitterは非公開アカウント以外のツイートは検索の対象になります。そのため、特定の地点に行った報告なども検索することができるため、活動範囲をある程度特定することも可能です。
これらのことから、近隣に在住のアカウントを特定し、魅力的な情報を配信することで、Twitterから直接集客することができます。
Twitterで集客はできるのか?
当社がコンサルティングを実施しているレストランでは、アンケートにて来店理由をヒアリングしています。
このコロナ禍の環境下で新規顧客が明らかに増えており、SNSで知ったと答えた人の割合が高い結果となりました。その中でも、具体的にTwitterを取り上げた人も多く、集客に効果があることがわかっています。
飲食店は地域密着型のビジネスです。魅力的な店舗であれば、近隣に在住もしくは勤務している人は興味を持つ傾向にあります。
→ 繁盛店に変身する、コンサルティングをご希望される場合はこちらをご覧ください。【まずは無料相談】
飲食店がTwitterの運用をどのように行えば良いのか?
Twitterで限ったことではないですが、だれにも見られていない環境で一生懸命ツイートしても意味がありません。
また、近隣に在住もしくは勤務している人に限られることから、それらの人々にフォローしてもらい、魅力的であることがわかる情報を発信していきます。
Googleマップで周辺の人気スポットをピックアップする。
最初にGoogleマップで周辺の人気スポットをピックアップすることから始めます。近隣が行動圏の人にフォローされる必要がありますので、ある程度アカウントを特定しておかなければなりません。
このスポットは、競合のレストランもそうですが、公園やショッピングモールも含まれます。
スポット名をピックアップしたら、Twitterで検索して、そのスポットに訪れたことがあるアカウントを特定し、フォローします。このとき、一度アカウントを閲覧されてからフォローバックをすることを決める人が大半ですので、ある程度魅力的であることがわかる情報を投稿する必要があります。
プロカメラマンに写真を大量に撮影してもらう。
プロのカメラマンに撮影してもらった料理と自分がスマホで撮影した料理。どちらがシズル感があるかと言われれば、前者です。
飲食店の場合、「食べてみたい!」という感情が、店舗に興味を持つ要因になりますので、シズル感がとても重要です。
Twitterに限らず、Facebook、Instagram、Webサイト、Googleマイビジネス全てにおいて共通のことなので、画像は投資と考えます。
ツイートのタイミングは、30分〜60分前に。
当たり前ですが、ランチに集客したいのに、昼の12時に投稿しては遅いです。事前に情報として受け取っている状態が理想になりますので、ランチタイムとディナータイムの30分〜60分前には、ツイートが投稿されている状態が理想です。
写真を投稿するだけではなく、何が魅力的なのかちゃんとテキストで説明する。
例えば、特定のメニューを紹介する時、画像だけ投稿されているより、何が魅力的なのかを説明したテキスト入りのコンテンツの方が興味をそそりますし、集客に意欲的であることが感じられます。
SNSでも適当さが、マイナスに捉えられるのは接客と共通しています。画像コンテンツはしっかり紹介していきましょう。
なお、画像の投稿は毎回実施した方が良いので、カメラマン必須ということになります。
ハッシュタグは最低限に。
Instagramは、検索がハッシュタグとアカウント名のみのため、検索性を高めるためにハッシュタグが必要でしたが、Twitterはテキストでも検索の対象です。そのため、過去の投稿をまとめる目的でなければ、140文字のテキスト制限になりますので、ハッシュタグは必要ありません。
「Twitterは積極的に活用する」が答え
レストラン、居酒屋の形式を問わず、認知してもらう窓口をできる限り増やすが正解です。特に、SNSは、そこに人がいることがわかっているため、魅力的であることを理解してもらえるコンテンツを用意して上手に発信しましょう。
ツイートは名物のメニューの紹介を中心に、レストランのおすすめの活用方法、接待、デートなどにおすすめのコース、近隣の情報など工夫するのが良いでしょう。