結構な案件をこなしていると、「失敗するだろうな」と感覚的にわかってくるものです。
情報発信の担当者ほど顕著にそれがわかるものはありません。
目次
失敗するSNS運用の特徴
担当者が消極的であることがまず挙げられます。
1.雇われているので、成功しようが失敗しようが自分には関係ないと思っている。
給料さえもらえれば良いと思っており、自分が任された仕事に関しては無難にこなせば良いと思っている人が担当者ならば非常に大変です。
情報発信担当は、対面こそしていないもののその事業の公式のものです。
「日々のワークの方が重要で、高々SNSでしょ?」と感じており、失敗しても自分に魅力がないのではなく、私に任せた経営者が悪いと思っています。
2.企業の顔である意識がない。
FACEBOOKページやLINE@に掲載されている情報は、企業の公式のものであり、それを編集している担当者は、企業の顔ということになります。
その意識が全くないので、自社の内部に蓄積されているノウハウや魅力を必死に調べようとしません。
結果、自分が耳にしたことがある情報を無難に掲載するだけで、頻繁に更新することをしません。
3.SNSは苦手だけれども、勉強もしたくはない。
ITが苦手なのに、担当になっちゃったー!パターンがこれです。
「苦手ですが、私なりに頑張ってます!」と押し切られる形で、それなりの情報しか掲載できず、結局どこがいいのかわからない情報発信になってしまいます。
4.成功事例を学ぼうとしない。
集客に結びついているSNS運用をしている企業をみると、どんな情報を伝えれば集客につながるのかを分かっています。
例えば、飲食店の場合は、美味しそうなブリの照り焼きがテカっている写真など、どのタイミングの画像を利用すれば良いか分かっています。
もちろん、周囲の人にも問題も
うまくいかなかった場合、担当者のみが悪かったとは限りません。周囲の人間も悪いことがあります。
5.その仕事はお前の仕事。俺の仕事じゃない。
「直接任されたわけじゃないから、俺には関係ない」といった態度をとる人もいるでしょう。
情報がなければ発信もできません。正直、このようなスタンスの人は他の仕事でも同じことをいう可能性が高く、組織から外れてもらったほうが良いと思います。
うまくいかせるためには?
担当者ではなく責任者を擁立。幹部クラスが率先する。
責任をもって、情報発信にゴーを出せる人を責任者にすることがまず重要です。
結局、雇われの場合ですと、さじ加減がわからないため、どうしても遠慮がちになってしまうからです。
責任を取れるポジションの人物が責任者として陣取ることが重要だと思います。
ほぼ全員にかかわらせるローテーション制を採用する。
担当者を一人にしてしまうと、情報を発信することは自分の仕事じゃないと錯覚してしまいます。
まんべんなくかかわらせることにより、当事者意識が全員に根付きますので、柔軟な情報発信も可能になってくるんじゃないですかねー。