効果的な集客方法とは?

当期純利益に影響を与えるもの

集客は、すべての事業で必要です。

従来は、地場の事業者通しが義理や人情で仕事のやり取りを行っていましたが、インターネットで情報のやり取りが簡単に行えるようになり、経営手法も欧米化するに当たって、より条件のあった事業者を探し、選定するようになりました。

そのため、この流れに対策をして来なかった業者は次第に不利な状態に追い込まれるようになったわけです。

当期純利益に影響を与えるもの

上記は、美容業の本業当期純利益の動向の主な原因を示したものです。客数の減少が、2番目に多い原価の高騰、消費税を価格に添加できない料金の据え置きの約6倍です。

美容室の集客を簡単にする方法まとめ【2016年度版】にて解説していますが、1時間に1人の顧客を集客できていないかもしれない美容室が56.6%存在します。

つまり、それだけ集客ができていないことを問題だと思っている経営者が多いということです。

この問題を先延ばしにすると、大きな売上ダウンは当然のように起こります。

では、集客の施策を実行したいと考えるわけですが、「効果的に行なっていく方法はあるのでしょうか?」というお話になります。

効果的な集客方法について解説をしていきたいと思います。

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目次

効果的な集客の基礎となるものとは?

効果的な集客を考えるためには、問題を的確に洗い出し、その問題を的確に解決する施策を選択し、施策を実行し、最適化することが必要になります。

集客というと手法や媒体ばかりに目がいきがちです。しかし、それらの手法や媒体を使ったところで、自社が抱える問題の解決になっていないということがよくあります。

効果的な集客では、手法が最も重要と考えずに、戦略を重視します。

相手と自分を知ること

孫子の有名な言葉に、彼を知り己を知れば百戦殆うからずという言葉があります。

これは、相手の情報を把握し、自分の手持ち(資源)を十分に把握していれば、戦いに負けることはないという意味です。

集客でも全く同じことが言えます。

戦略論の重要性がわかっていても、ターゲティングが的確に行われていると言えないことが多いです。

「30代サラリーマンの男性」とターゲティングした場合、的確に対象顧客のことを把握できるのでしょうか?答えは簡単です。できるわけがありません。30代サラリーマンの男性とは、配偶者の有無、子供も有無、勤務先、地域性などの要因で考えていることが全く異なるからです。

ペルソナ法を使い、対象顧客の感情を洗い出し、定義した情報が、シンプルな集客戦略を策定する上では重要です。

明確なコンセプトを作る。

「一体何をしたくて、その事業を設立したのか?」

そもそもなお話。儲け主義で開業したとしても、そのビジネスを選択した時に、何かしらの理由があって選択しているはずですので、どんなビジネスであれ、開業当時のコンセプトがあります。そのコンセプトを文章にします。

「誰にどんなことをしたいのか?どんな価値を提供したいのか?その事業を通して、顧客はどうなることを目指すのか?」

このコンセプトを定義することで、対象顧客が求めるサービスを定義することがはじめて出来ます。

参考:集客を成功に導くキーワードはコンセプト!空想にしないコンセプトの作り方と施策を構築するロジック

商圏内のライバルの調査を常に行う。

顧客が店や業者を選択する際の評価は、絶対評価ではなく相対評価です。

「A社よりもB社の方がふさわしい。

B社よりもC社の方が今回の問題解決に実績豊富だ。

今回はC社にしよう。」

効果的な集客を行う際は、可能な範囲で競合の調査を行います。選ばれない理由を知ることができず、集客の施策を行ったとしても効果が薄いことになるからです。

全く同じ商品やサービスを提供する競合が複数存在していることが分かったら、その競合とは違う強みがあることを大きく示すか、ターゲットを絞り込む、もしくは一番であることを証明することになります。

この際に、手元に情報がないとその証明を行うことができません。日頃、情報の収集を行うことは、集客力の差をうむことになります。

ゴールの絵が描けているのか?

施策には、ゴールが必要です。具体的に、誰を、どのくらい、いつに集客しなければならないのかわからないものは、どの方法が最適なのかを定めることができません。

例えて言えば、ゲームで、「いっぱい敵を倒す。」と言っているようなもので、誰が敵なのか、どんなギミックなのか、どのくらいの戦闘力を持っているのかがわからないため、とりあえず手持ちの最強武器で挑みます。そしたら、想定していたものと全く違い、歯が立たないので、倒し方がわからなくなりますよね。

ゴールには数値をつけるのが当然のことで、それを達成するのはどんな状態になっていることが理想であるのかを描けることが、効果的な戦略を選ぶことを助けることになります。

PDCAサイクルを短時間でまわす。

PDCAサイクルとは、施策を成功させるためにブラッシュアップする工程を示したものです。計画、実行、評価、改善の4段階の作業を行い、ブラッシュアップしていきます。

最適化とは、その施策に求める効果が得られる状態までPDCAサイクルを繰り返す過程を指すもので、集客の効果を高めるためには、なくてはならない考え方なのです。

集客がうまくいっていない企業は、PDCAサイクルを意識していません。俗に言われる計画倒れややりっぱなしは、計画から実行を行っていないことと実行から評価と改善を行っていないことから発生します。

PDCAサイクルを高速で回すことで、集客の施策の悪い点を改善し、求める効果を作ることが基本です。

消費者行動モデルに準拠するマーケティング施策を作る。

消費者行動モデルとは、消費者がその商品の認知から購買以降の行動を体系化したものです。

このモデルを知ることで、集客の戦略を具体化することができます。また、集客に至っていない理由の簡単な分析にも利用できます。

基本的なAIDMAや AISASが有名です。検索をせずにSNSや特定のコンテンツを閲覧することやたまた友人に話を聞いて興味を持つことなど、情報を知り、興味を持つ過程は、多様化しています。

この消費者行動モデルを選択するのも、結局はどのモデルを採用すれば目的達成の確率が最も高いかで判断します。この場合の消費者は、対象顧客になりますので、ターゲティングが超絶に重要だということがここでわかります。

関連記事:「ビジネスに必須な消費者行動モデルとは?

目標達成のためには、何を達成しなければならないのかを明確にする。

半年後に20%の売上アップを実現させたいと定義したとします。

この目標達成には、具体的な行動に落とし込むことで、明確になります。

売上は、客数、平均顧客単価、平均来店(取引)回数に分解することができます。

つまり、20%の売上アップには、3つの要素のどれかの20%向上策、もしくは結果的に売上20%アップになるように各要素に割り振れば良いことになります。

何も、20%の客数を増やすために、露出を増やすだけが施策ではないのです。

さらに、割り振った数値分の数値を向上させるための集客の施策を選択します。

施策は集客に成果を生みやすいものから優先する。

モチベーションを保つためには、早急な集客への実感が必要です。集客できたのが半年後、さらに1年後になってしまうとやる気を失ってしまいます。

施策は、現在の経営資産(特に顧客リスト)から判断して、一番効果的なものから実施するのが定石になります。

関連記事「集客を成功に導くための必要な知識と48の集客施策

施策はできるだけはやく最後までやり切る。

リスティング広告の費用対効果が悪くなっています。

オウンドメディアを着手する企業が増加している背景には、インターネット広告での競争の激化による費用対効果の悪化が関係しています。

それだけ、インターネットを活用して顧客を獲得したいと思っている企業は本気なのです。しかも、1社や2社ではありません。

中途半端な投資や、やろうと思ったことを先延ばししていては、見込み客は興味すら起こしません。後手に回る分だけ不利になるでしょう。

1つの集客の施策に依存しない。

1つの集客方法に依存しないのがいいでしょう。これは、時代の変化や環境の変化でうまくいっていたものがうまくいかなくなる可能性があるからです。

ミクシィは、昔流行していましたが、もう見なくなった人がほとんどでしょう。また、携帯メルマガの配信ルールも厳しくなっており、LINEの台頭で携帯メールを閲覧しなくなった人もいるのではないでしょうか?

1つの集客の施策に頼りきっていると、これらの変化に対応できなくなり、情報伝達がうまくいかなくなった結果、集客数が落ちたことはよくあるお話です。リスクを分散するために、たとえうまくいっていても複数の集客の手段を持っている必要性があります。

体験価値を伝える情報を収集する。

検索すれば、ライバル関係にある商品が無数にヒットすることがあります。中には、自社の商品の性能を大きく超える商品もあるでしょう。

無数のモノの中から一つを選択することは、どんどん難しくなっています。そのため、比較の一つの材料になるのが、他人の経験です。

個人メディアであるSNSで常時情報発信をすることができるようになりました。人気の商品やサービスならば、これらの情報を取得することが容易であるため、その情報を信用する可能性が高いです。また、商品の性能のみを紹介するページから得られる情報よりも顧客インタビューなどで実際の使用感を伝えたページの方がわかりやすいですし、信頼が得られやすいです。

これらのユーザーが経験した情報や疑似体験できるコンテンツを収集し、マーケティングに利用することで、成約率が高まります。結果、効果的な集客に結びつきます。

次世代層の育成に余念はないか?

自社サービスが、特定の年代に特化したサービスであれば、いつかは顧客の入れ替えが発生します。

例えば、自動車業界であれば、自動車に興味を持たない若者が増加しています。本来ならば、車に興味を持っていれば、走りや性能にこだわりますので、ディーラーではない選択肢があっても良いのですが、なんでもいいのでディーラーを選択します。

次世代対策として、製品に興味を持ってもらえるような体験会などのコンテンツの提供も必要になります。

効果的な集客の方法は?

集客の方法は、時代とともに変化してきました。紙の媒体が主流の時代、マスメディアが主流の時代、インターネットが主流の時代、そして今のスマートフォンが普及し、どこでもインターネットが使えるモバイルが主流の時代。ここでは現在も効果的な集客の方法を取り上げます。

インターネットとアナログ(紙)の最大の違い

ポスティングなどの投函数は、閲覧数と等しくはなりません。興味がないため、そのまま捨てられる可能性の方が高いからです。そのため、紙の媒体の場合は、情報の閲覧率を考慮する必要性があります。それに対して、インターネットの場合は、クリックすることはなんらかの興味があるため、閲覧が前提になります。そのため、世間一般的にはインターネットを使った集客方法の方が効率がいいですし、効果的である場合が多いです。

ただし、対象顧客によります。通信販売業者であってもインターネットの集客にこだわっているわけではありません。サプリメントの通販であれば、新聞広告を活用しますし、無添加石鹸の通販であれば、展示会やマルシェに出展していることがあります。これは、そこに見込み客が集まっているからであり、集客方法の良し悪しは結局のところここで決まるからです。

1.オウンドメディアで見込み客が集まる状態にする。

オウンドメディアとは自社サイトのことで、専門的な情報を提供することでブランディングや顧客獲得に貢献する集客手法です。一度自社サイトに訪れた経験のある見込み客を対象にした広告のリマーケティング(リターゲティング)で見込み客をランディングページに誘導することが主流になっていることもあり、有料の広告手法とも相性が非常に良い集客手法です。

集客の仕組みとしては、SNSなどで拡散を狙ったバズコンテンツや検索エンジンに上位表示させるSEOコンテンツでオウンドメディアに集客します。これらのコンテンツ内に自社の事例などを組み込むことで商品やサービスに興味関心を集めます。

オウンドメディアの多くは、プロのライターや外注ライターに記事の作成を依頼しています。そのため、書き方がSEOに特化しているコンテンツが多く、世間一般的なブログの書き方では太刀打ちができない状態になっています。

オウンドメディア集客の強いところ 新規顧客の質が上がる。
自然流入による顧客獲得ができるため、息の長い集客方法である。
1人でも運用が可能。
オウンドメディア集客の弱点 集客に効果が生まれるまで時間がかかる。
運用方法を間違えるとなんの効果が生まれないこともある。
外注を使った場合、専門家でなければ、信頼のないウェブサイトからコンテンツを盗用する可能性がある。
外注が書いたことが全て自分の発言として伝わる。

ランディングページ(商品ページ)

ランディングページとは、最初に表示したページのことで、サイドバーがない縦長のセールスページを必ずしもさすわけではありません。ただし、ごちゃごちゃになりますので、ここでは縦長のページであることを前提にします。

インターネットの集客は、最も簡単な計算式では、訪問者数×成約率で表現します。

成約率は、求めている商品であることを理解できれば高まるものです。仮に1%の成約率を2%にすることができたならば、アクセス数が変わらなくても集客数は2倍になります。それだけ成約率の改善は重要なものなのです。

1ページで商品を購入するに至る情報をわかりやすくまとめたものがランディングページになります。一般的に高価な商品ほど購入の意思決定に時間がかかりますので、豊富な情報が必要になります。

ランディングページは、オウンドメディアのコンテンツの一部として差し込むことができます。オウンドメディアで収集した訪問者をランディングページに送ることで集客につながります。

無料オファー

「来店先着50名様にプレゼント」など、条件を実行することで無料特典を付与するものを無料オファーと言います。

基本的に、商品の購入や来店にはハードルがあり、背中を押すものがなければ動かない人がいます。これらの人の背中を押すのがオファーの役割です。

お問い合わせや見込み客リストの獲得を目的に、PDFや動画をプレゼントするのもオファーの一種です。

コンテンツSEO

ウェブサイトの流入は、SNSが全盛期と言われていても、長期的な集客にはSEOが効果的です。

リンク重視からコンテンツ重視にシフトしており、良質なコンテンツの提供がSEOに繋がります。主にこの品質を決めるのが、専門性、的確性、コンテンツ量などです。また、対策を万全に行ったとしても、実は検索順位の決定はわかっていないブラックボックスの部分が多いため、一喜一憂するだけ無駄になります。ある程度対策してダメなら割り切る気持ちも重要です。

対策するキーワードは、対象顧客によります。対象顧客が興味を持っていたり、悩んだりして、検索しうるキーワードは全て対象になりえます。

コンテンツの分類

バズコンテンツ オウンドメディアへの訪問者の増加を狙ったコンテンツ。主な集客源は、はてなブックマーク、ツイッター、フェイスブック。
自分の専門分野内で起こった社会的な現象や日常的に発生しうることに対する解説が主で、読者に新たな発見を促すコンテンツであることが多い。
集客用コンテンツ Yahoo! JAPANやGoogleから見込み客を集めるために作られたコンテンツのこと。専門的なコンテンツであり、集客の他にもブランディングに貢献する。
成約用コンテンツ 自社の事例を豊富に盛り込み、自社の商品やサービスに対する興味作りを行うことが主な目的である。集客用コンテンツで流入がうまくいった場合、
成約用コンテンツに書き換える。当然、事例の収集を行う必要性がある。

2.リードの獲得を行う。

リードとは、見込み客のことを言います。見込み客を維持することは、安定した集客に繋がるため非常に効果的で、オウンドメディアによっては、リードの獲得を目的にしているものもあります。

コンサルタントなどの無形材を扱っているビジネスには相性が良いです。リードは、商品Aの購入をしなかったとしても、商品Bを購入する可能性があるため、リスト化すると人通りを作り上げることができます。

リードの獲得方法には、次のものがあります。

PPC広告からランディングページへ。ステップメールで成約。

最もよく見られるリードの獲得方法です。アドワーズ広告やYahoo!プロモーション広告を活用することで、ランディングページに集客。

その後、オファーをプレゼントする形で、ステップメールへの登録を促します。

ステップメールでは成約に繋げるため、事例や目的を達成するための考え方をシェアし、最終的に販売したい商品のランディングページへ促します。

フェイスブック広告のリード

通販サイトも個人情報の登録を省略化するために、フェイスブックの機能を活用する時がありますが、フェイスブック広告には、予め登録してある名前とメールアドレスの入力の手間をスキップするリード獲得広告があります。

これを利用すると、リードの登録数をベースにした広告を設定することができます。

Vimeoビジネスプランを使って鍵動画を作る。

日本では、ステップメールにリードを誘導し、Youtubeで動画講座を行う集客方法が主に行われていますが、動画にメールアドレスを打ち込まないと閲覧できない仕組みが、Vimeoビジネスプランにあります。

これを使って、動画を見たい人にメールアドレスを打ち込んでもらう方法で、リードの獲得を行います。

3.SNS(ソーシャルメディア)で情報を拡散する。窓口を作る。

現在は検索だけを参考にせずに、SNSの情報を参考にして購買を行う人が増加しています。ただし、だからと言って何でも良いからSNSを利用すれば良いというわけではありません。購買に結びつく活用を行うことが必要になります。

フェイスブックページ

facebook

いいね!に拡散性があるため、拡散力の高いSNSです。店舗の集客では高い効果を示します。

フェイスブックは、写真や動画などのビジュアルで情報が伝わるコンテンツがいいね!を集めやすいため、ビジュアルで価値が伝わる飲食店や小売店の集客に効果的です。

統計では20代のユーザーが多いのですが、実名が基本であるためにフェイスブックページの登録まで至っていないのではないかと思われます。年齢層の高めの地域のネットワーク形成、コミュニケーションには向いているSNSです。

参考「総務省|平成27年度 SNSの利用率」「飲食店が行いたいフェイスブック集客を成功させるための8つのコツ

また、メッセンジャーの開発に力を入れています。

メッセンジャーとその機能に連動したBOTサービスを活用することで、
「サポートの自動化」「問い合わせの誘発」「メールマガジンの代用になる一斉配信」を行うことができます。

しかも、これらの機能は無料で活用が可能です。

インスタグラム

インスタグラム

フェイスブック社が運営しているもう一つの巨大SNS。芸能人が多数利用している関係上、フェイスブックよりも若い年齢層のアクティブユーザーが多く、お店の口コミ調査などにも利用されます。

こちらも画像や動画などのビジュアルを利用したコミュニケーションが基本になります。

フェイスブックと同様に飲食店や小売店の既存客の囲い込みおよび口コミの拡散が期待されます。

近年、広告面での強化が行われており、2017年後半に店舗の予約の仕組みが導入される予定です。

また、連動しているアプリケーションもあるため、新たな広告媒体としても注目されています。

インスタグラム向けの施策を行うことで、新規の顧客の獲得も見込めます。

参考「雑貨屋の売上アップ方法

はてなブックマーク

はてなブックマーク

はてなブックマーク自体には集客の効果はほとんどないのですが、オウンドメディアのバズコンテンツが拡散するにあたって、最も貢献するSNSではあります。

はてなブックマークを多数獲得すると、ホッテントリと呼ばれる訪問者の多いページにページが掲載され、そこから多くの訪問者が流入することが仕組みになります。

また、はてなブックマークで生成されるページは唯一nofollowが設置されておらず、被リンクの効果があります。

オウンドメディアで新しいコンテンツを作成したあとには、必ず1回自演をすると良いでしょう。

(はてなブックマークは1回まで自分でブックマークすることを認めています。それ以上目に余る回数を複数のアカウントで自演すると、そのサイトがペナルティーを受けます。その後、はてなブックマークを利用することが難しくなります。)

YouTube

youtube

動画を題材にコミュニケーションを行うSNSです。動画は音声やビジュアルで提供できる情報量が多いため、今後主流になると言われているジャンルです。

YouTubeの場合、動画単品のクオリティーよりもチャンネルとしての有用性やチャンネル登録者数が重要です。ここで、集客を行いたい場合は、以下を参考にしてください。

参考「Youtubeのビジネス活用をうまく行うためのヒント集

また、Youtuberも注目される職業にはなって来ましたが、彼らが収益を得るのは、チャンネル登録者数が万単位獲得した後の話であり、それ以前は、チャンネル視聴者数を稼ぐためにお金を使っています。

そのため、一発屋芸人など知名度では優勢なはずの人よりも、お金を使っている一般人の登録者数が多くなるなどはざらにある話です。

無料で有名になれるメディアだと勘違いしている人もいますが、Youtuberも集客が必要なビジネスだということです。

SNS集客のメリット/デメリット

SNS集客のメリット 手軽に情報発信・受注を行うことができる。
基本的に無料で運用が可能である。
手軽に接触頻度を高めることができる。
媒体にもよるが、運用次第で新規の顧客獲得も可能。
SNS集客のデメリット 運用を間違えると手間だけかかる。
悪い見本がたくさんいるため、目的を忘れて脱線しやすい。

また、SNSは使うことに焦点が当てられがちですが、自分が投稿せずとも顧客が勝手に話題に上げてくれる形がSNS集客の本来の理想系です。自分がどのようにSNSを使っていくかだけではなくて、顧客がどんな時にネタとして自社を扱ってくれるのかを考えると集客効果が大きくなります。

エゴサーチしてみよう

エゴサーチとは、SNSなどで自分の名前を検索することで、自分への評判を見る方法です。自社がどのようなツイートをされているのかを各種SNSでみてみることもある意味重要です。

例えば、20代を対象顧客にしている居酒屋では、ツイッターやインスタグラムで画像を投稿されていないのは不自然に感じます。ただし、高い年収限定のバーなどでは、逆に投稿が多すぎると、今現在の客層はお行儀がよくないということになります。

SNSはある意味口コミを可視化するツールになっていますので、今後の集客を考える上では、一つのデータになります。

4.顧客維持もしくは来店回数増加の施策を行うことで、安定した利益を獲得する。

集客の方法を探す時に、新規顧客の集客方法のみを探してしまいがちですが、安定した売上を獲得するためには、既存顧客の対策を行う必要性があります。

  • 新規顧客よりも既存顧客を呼び寄せる方が簡単
  • 新規顧客よりも既存顧客の方が集客にかかるコストが安い。

うちは、リピーターが多いから何もしなくても良いと考えている人も、対策を行うことで、年間の集客が平均3回を4回にすることができれば、どれだけ売上が大きくなるのかを考えましょう。答えは、33%の売上アップになります。そして、獲得できる利益は、新規顧客のみを対策している時よりも大きくなります。

メールマガジン

メールアドレスのリストにメールで情報発信を行うことで、高い反応率が望めます。メールアドレスのリストは、ブログやインターネット広告から収集する見込み客のリストと顧客リストを活用します。

到達率、開封率の問題が指摘されますが、コンサルタント業のメインの集客ツールになります。

オウンドメディアとの相性もよく、オウンドメディアのコンテンツからオファーのダウンロードを促すことで見込み客リストを構築し、メールマガジンでクロージングを図るのは一種の伝統的な集客の手法になります。

LINE@

LINE@は、お友達登録したユーザーに情報を提供したり、1対1のコミュニケーション、クーポンの発行などができます。

メールマガジンと同様に、既存客を対象にしたコミュニケーションを行うことで、再来店回数を増加させることに特化しています。

特に、最近はメールアドレスを教えることにアレルギーができているため、メルマガではリーチせずにLINEでリーチする顧客層も登場しています。

開封率を考えると店舗の場合は、LINE@の方が良い場合が多いです。

LINE@とメールマガジンの選択は?

LINE@を選択するメリットは、アプリ内での情報発信ですので、送信したメッセージは必ず到達する点にあります。メールは100%到達するわけではありません。

LINE@を選択することの問題点は、LINEをやっていないユーザーは登録することができず、登録したお友達のメールアドレスのリストを取得できるわけではない点です。

また、フェイスブック広告を活用する場合、メールアドレスのリストがあった方が有利になるカスタムオーディエンスの類似という機能があります。これを活用することができません。

一般的には、コンサルタントのように商圏が大きい業種はメールマガジンを、店舗のように地域密着型の業種はLINE@の方が対策に向いています。

スマホアプリはどうなの?

スマホアプリを導入している店舗が増加していますが、そういったツールを導入している店舗のウェイトレスさんに話を聞いてみると、みなさん共通して「めんどくさいし、見ませんよね。」だそうです。

私も全くの同感です。その特典をもらうために、アプリをインストールし、チュートリアルを行い、QRコードで店舗ページを読み取り、その場にいることを証明するため、GPSをオンにします。

登録が非常に面倒です。おそらく途中でやめてしまう人がほとんどです。

それに加えて、LINEはメッセージアプリですので、消すこと自体がよほどのことがない限りありませんが、この手の集客用スマホアプリは、用がなくなれば削除の対象になりやすいです。

5.入店率を向上させて、通行客から集客する。

何をやっているお店なのかわからないために、立ち寄れないということはよくあるお話です。

車でお店の前を徐行し、結局入店せずということを少しでも少なくすることで、新規顧客の獲得ロスを下げることが見込めます。

まずは、お店の周辺を見渡そう。

店舗の周辺を見渡し、通行人が最も多い道から自分の店舗を見てみましょう。

そこで、「そのお店の存在がわかるのか?」という確認の次に、「お店の最大の魅力が伝わっているのか?」を自問してみましょう。

ブラックボードをせっかく設置しても、通行人に見える位置に置いていなければ意味がないですし、書いてあることもそのお店の魅力と程遠い営業時間を書いただけでは全く意味がありません。

また、ブラックボードが最適なツールという訳ではありません。看板の改善や目立たせるためのLEDライトの導入も検討しても良いでしょう。

6.通販サイトで販路を広める。リピーター対策を行う。

ECサイトは、通販だけではなく、来店できない忙しいビジネスマンのリピーター対策にもなります。

従来は構築にかなりのコストを必要としていたため、手が届かない事業者さんが多かったのですが、BASEを活用することで無料で構築することが可能になりました。

参考:「BASEとStores.jpで出店リスクを下げてネットショップを開設しよう。

7.大手媒体で手っ取り早く認知度を高める。

大手広告媒体は、最初からSEOに優位性があり、膨大な訪問者数を抱えているため、手っ取り早く露出することができます。ただし、広告媒体内の検索などでは広告費を豊富にかけたところが上位に表示されるような仕組みがあるため、中途半端な投資では激戦区の場合、太刀打ちできないことが多いです。

新規出店や看板の設置ができない、チラシも撒けないなどの条件が厳しい商業施設の中の店舗の場合は、これらの大手媒体に出稿すること自体が基礎になります。

そうじゃないと、すぐに客数を稼ぐことができないからです。

まずは、認知度を確保してから、リピーター対策のための既存顧客優遇制度や迅速なコミュニケーション手段の構築などの費用対効果改善施策を実施することが定石です。

8.ニュースレターで情報を提供する。

ニュースレターとチラシの違いは、暮らしに役立つ情報を提供することで、見込み客を教育する点です。売り込まれているというよりも興味のある分野の情報を学ぶ感覚なので、チラシに比べて捨てられる可能性が低いです。

現在の情報提供は、「ブログで良い」と思われがちですが、見込み客がインターネットで情報を収集する習慣を持っているとは限りません。まだまだガラケーを利用しているユーザーも多いですし、スマホを持っていても使いこなしているとも限らないからです。

テーマごとに1つの用紙に情報をまとめましょう。この際、ニュースレターを読む人の年齢を熟慮し、ありがちな読みづらいサイズの情報提供を避けましょう。

9.体験会の開催

LUSHの工場見学は、商品を作ったり、素材を知ることを通して、エンドユーザーに安心安全を伝える目的があります。誰でも情報を発信することができるようになったことで、体験談をシェアされ、そこから購買に結びつくことが増加した背景から、この手段が有効になったのです。

ポイントとしては、以下の2つが取り上げられます。

  • Experience(体験)をさせること
  • 情報拡散力のあるファン(インフルエンサー)の招待

肯定的な情報の拡散を起こすことで、検索ではなくSNSの情報を参考にして購入を行う人の購入意欲を掻き立て、集客を行う手法と言えます。

逆にいらない集客方法

なんでこれをやっているのか、説明ができない集客方法については、やるだけ無駄です。効果的な集客方法は、やることで、効果が見えることが大前提であり、説明がつかないものはやるべきではありません。

日記ブログ

俗に言われる社長ブログと呼ばれるものです。書くことがないため、日記を書くことが多いのですが、これは集客に効果はありません。訪問客の品質が良くないためです。

一般的にこのような方法でアクセス数を集めることができて、収益があがるのはその道の著名人、テレビによく出ている芸能人レベルの人々です。

オウンドメディア内に書く内容がないため、日記ブログを差し込んでいる方もいらっしゃいます。これは品質を低下させる材料の一つです。突然訪問者数の低下が見られた場合、これらの日記記事を削除することでアクセス数が回復することがありますので、もしやってしまっている方は、削除をおすすめいたします。

ツイッター

一部業界が使っているように、商品の紹介やゲームのアップデートのお知らせなどの利用方法に関しては別ですが、日記ブログと同じように全く関係のない情報ばかり投稿するのは、時にはマイナスに働くこともあります。

美味しいうどん屋さんを見つけ、そのアカウントを見つけてフォローした結果、腰痛の話、趣味の野球の話ばかりしていたらどう思うでしょうか?本当の常連ならば、話題にするかもしれませんが、ほとんどの人は、「想像していた情報は受け取れない。」とがっかりし、フォローを外すことになるでしょう。

集客の方法の成否を判定する指標

集客は、投資対効果で成否を判定します。

投資対効果には、利益をベースにして考えるROIと売上をベースにして考えるROASの2つがあります。

この2つの指標は万能ではありませんが、成否がわからなければ、集客を最適化できません。なお、最適化とは、満足できる数値の状態を指します。

ROI(主体):100%よりも大きければ良い。100%を切れば、投資額よりも利益額が少ない状態になっている。

ROAS:売上高販促費率の理想値の逆数を10,000倍する。それに対して、ROASが大きければ満足。

集客とは部活。明確な目標をもって管理しよう。

サークルと部活の決定的違いはなんでしょうか?

サークルはやったこと自体に意味がありますが、部活は結果に意味がある点です。

県大会優勝、全国大会優勝などを目標にトレーニングを行います。よく言われるSNSを楽しもうという行為は、サークルに該当し、大した集客に影響を与えることにはなりません。

マーケティングを楽しむことを全否定はしませんが、結果を出すために効果のある施策を行わないとゴールが見えなくなってしまいます。

小さな結果にこだわって、着実に改善を行うことが集客数改善の近道です。

【集客をもっと伸ばしたい方へ】

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集客のサクセスパートナーでは、様々な視点で、クライアントの顧客増加の土台になる戦略立案〜施策の実行をサポートいたします。

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