TORETA(トレタ)とは何か?連携ができるPOSレジ一覧
レストランでの予約管理をする際には、どうしても集客を優先するため、複数のグルメサイトを導入しがちです。その時に、予約管理システムを導入しないとダブルブッキングが生じてしまい、最悪口コミに悪影響を及ぼします。
また、知名度がある程度上がってくると、リピーターからの予約が増え出します。リピーターは店舗名で検索しますので、もし、オンライン予約の方法がグルメサイトしかなければ、手数料も発生します。
これらの問題を解消するのが、予約管理システム・予約台帳システムです。その中でも、代表的なToreta(トレタ)について解説をしていきます。
このようなシステムを導入する際は、使っているPOSレジと連携ができるのか確認する必要もあります。トレタと連携ができるPOSレジも紹介します。
TORETA(トレタ)とは?
トレタは、飲食店向けの予約管理システムです。このシステムを使うと、お店の予約をパソコンやタブレットで簡単に管理できます。電話やネットからの予約を一つの画面で確認でき、お客様の情報も記録できます。また、グルメサイトやGoogleからの予約も自動で取り込めるので、予約の見落としを防げます。さらに、お客様の来店回数や好みなども記録できるので、来店時の個別のサービス提供に役立ちます。
TORETA(トレタ)でできることとは?
トレタでできることを網羅的にピックアップし、それぞれを簡単に解説します:
①予約管理
トレタは予約を簡単に管理できるシステムです。パソコンやタブレットで予約状況を確認でき、電話やネットからの予約を一つの画面で見られます。グルメサイトからの予約も自動で取り込めるので、予約の見落としを防げます。
ノーショー対策
トレタ キャンセルプロテクションを使用すると、予約時にクレジットカード情報を登録させ、キャンセルポリシーに従って料金を徴収できます。また、トレタ×Payn連携では、ノーショーや直前キャンセル時の請求・回収業務を自動化できます。
グルメサイト管理の効率化
トレタは複数のグルメサイトからの予約を一元管理する機能を備えています。これにより、複数のグルメサイトと契約している場合でも、すべての予約を一つの画面で効率的に管理できます。
②Web予約ページ作成
お店のホームページやSNSで使える予約ページを無料で作れます。これにより、24時間いつでも予約を受け付けられるようになります。予約が入ると自動で台帳に反映されるので、手間がかかりません。
③顧客情報管理
お客様の名前や連絡先、好みなどの情報を記録できます。来店回数や前回注文した料理も分かるので、お客様一人ひとりに合わせたサービスができます。これにより、お客様の満足度を上げ、また来てもらいやすくなります。
④売上分析
予約数の変化や、どのコース料理がよく注文されているかなどを簡単に確認できます。これにより、お店の経営状況を把握し、改善点を見つけやすくなります。売上アップにつながる情報が得られます。
⑤POSレジ連携
レジと連携することで、注文や会計の情報を予約データと結びつけられます。これにより、お客様の利用履歴がより詳しく分かり、きめ細かいサービスができるようになります。
⑥電話予約サポート
電話での予約も簡単に管理できます。電話がかかってきたら、すぐにその人の情報が画面に表示されるので、スムーズに対応できます。また、電話の内容を録音できるので、後で確認することもできます。
⑦アンケート機能
お客様が帰った後、自動でアンケートを送れます。お店の評価や改善点を直接聞けるので、サービス向上に役立ちます。アンケート結果は分かりやすく表示されるので、すぐに活用できます。
TORETA(トレタ)とTableCheck(テーブルチェック)の違いとは?
どちらも飲食店に人気の予約管理システムですが、違いが分かりづらく、どちらを導入したら良いかわからないことが多いです。そこで、簡単に比較をします。
①使いやすさ
トレタは直感的な操作性に優れ、パソコンが不慣れな人でも簡単に使いこなせます。一方、TableCheckはより多機能で、高度な設定が可能ですが、操作に慣れるまで時間がかかる可能性があります。
②多言語対応
TableCheckは18ヶ国語に対応しており、インバウンド集客に強みがあります。TORETAも多言語対応していますが、TableCheckほど幅広くはありません。
③導入実績
トレタは19,000店舗以上の導入実績があり、業界トップシェアを誇ります。TableCheckは有名レストランを中心とした導入が多いことが特徴です。これは、ノーショー対策にいち早く対応をしたのが、TableCheckであり、顧客単価の高いレストランほど、キャンセルによる料金の回収が難しかったからだと言えます。
④外部サイト連携
両システムとも主要グルメサイトとの連携が可能です。
⑤料金体系
2024年12月現在の月額料金は、どちらも15,000円で条件によって月額が変動します。また、TableCheckは席数に応じて料金が変わります。
TORETAと連携ができるPOSレジ一覧
トレタの機能を十分に利用するためには、POSレジと連携させ、管理情報を自動で連携させることが重要になります。ただし、トレタも連携先のPOSレジを選びますので、どのPOSレジと連携をしているのかを知っておく必要があります。
NECモバイルPOS
運営会社 | NEC |
導入費用 | お問合せください |
月額 | 月額数千円〜(プランによって異なる) |
NECモバイルPOSは、iPadを使ったPOSレジです。予約情報と売上データを一緒に管理できます。オフラインでも使えるので、ネットが切れても安心です。導入費用が安く、サポートも充実しているのが特徴です。小規模な飲食店でも使いやすいシステムです。
スマレジ
運営会社 | 株式会社スマレジ |
導入費用 | お問合せください |
月額 | スマレジ food 12,100円(税込) |
スマレジは、多くの店舗で使われている人気のPOSレジです。無料プランがあり、初めての人でも使いやすいのが特徴です。売上管理や在庫管理など、様々な機能があります。タブレットやスマートフォンで簡単に操作でき、小さな店舗から大型チェーン店まで幅広く対応しています。
POS+
運営会社 | ポスタス株式会社 |
導入費用 | お問合せください |
月額 | POS+ food 14,000円〜 |
POS+は、飲食店や小売店向けのPOSレジです。業界ごとに特化した機能があり、店舗の運営をトータルでサポートします。サポートが手厚く、初心者でも安心して使えます。売上分析や顧客管理など、経営に役立つ機能が充実しています。
POSmoco(ポスモコ)
運営会社 | ラングライズ株式会社 |
導入費用 | お問合せください |
月額 | お問合せください |
POSmocoは、飲食店専用のPOSレジです。iPodtouchをオーダー端末として使えるのが特徴です。24時間365日のサポートがあり、ネットが切れても使えるので安心です。テーブルオーダーや配膳管理など、飲食店に特化した機能が豊富です。
poscube
運営会社 | 株式会社フォウカス |
導入費用 | お問合せください |
月額 | お問合せください |
poscubeは、クラウド型のPOSレジです。タブレットやスマートフォンで使えるので、場所を選ばず利用できます。多言語対応や分析機能が充実しているのが特徴です。リアルタイムで売上や在庫を確認でき、複数店舗の一括管理も可能です。
ユビレジ
運営会社 | 株式会社ユビレジ |
導入費用 | お問合せください |
月額 | 無料〜 |
ユビレジは、誰でも簡単に使えるPOSレジです。操作が簡単で、新人スタッフでもすぐに使えるのが特徴です。売上分析や顧客管理など、店舗運営に役立つ機能が豊富です。クラウド型なので、どこからでも店舗の状況を確認できます。
USENレジFOOD
運営会社 | USEN |
導入費用 | お問合せください |
月額 | お問合せください |
USENレジFOODは、飲食店向けのPOSレジです。音楽配信で有名なUSENが提供しているので、音楽とレジを一緒に契約できるのが特徴です。操作が簡単で、多機能なのも魅力です。テーブル管理や会計処理など、飲食店に必要な機能が揃っています。
まとめ
予約台帳サービスは、ある程度規模の大きなレストランでは必須です。これにより、複数のグルメサイトから入った予約をダブルブッキングなしに管理することができます。また、トレタの場合、ノーショー対策もできるようになっているので、席数の多いレストランも導入しやすくなりました。
ただし、複数のシステムを導入していると、連携ができないとそれぞれで管理をしたり、手作業で打ち込む箇所が増えますので、この手のシステムを導入する場合は、全体をユニットとしてみて、使っているPOSレジと連携ができるのかをチェックしてから導入しましょう。
最終更新日 : 2024年12月25日