あなたに売上をもたらす10個のWebサービス

売上を上げたいと思った時には、その要素を分解して、具体的に何をするべきなのかを判断する。売上の場合は、3つに分解される。
- 客数を増やす。
- 顧客単価を上げる。
- 平均利用回数を増やす。
顧客単価を上げることは戦略上の対策で実現可能だ。そして、今後の不況下では、良い人材の獲得がとても重要であり、人件費を確保できない低価格戦略は、規模の経済性を利用できない中小企業はやるべきではない。
今回は、売上アップで必要なツールの話題であるため、客数の増加、平均利用回数の増加(いわゆるリピート率の向上)に関連するwebサービスを紹介する。
1.Wordpress
客数の増加には、認知されることが必要になる。そのために、情報を発信できる媒体が必要になる。そして、その媒体で、問い合わせ、リードの獲得(リードジェネレーション)、注文、決済ができれば、労働生産性の向上にも繋がる。
ここで、WordPressが登場する。WordPressは、世界で最も普及しているCMS(コンテンツ管理システム)であり、操作方法も簡単である。そして、無料で活用できるオープンソースであるため、世界のエンジニアが開発しているプラグインを使うことで、決済機能や注文機能をつけることができる。
事業を始める際は、WordPressで公式サイトを構築しておきたい。
WordPressを開設する際は、WordPressテーマが必要になる。無料のものもあるが、利便性の高いサイトを作成する際は、有料のものをおすすめする。
参考:【2020年版】WordPressテーマのおすすめ無料・有料テーマを厳選して紹介
2.レンタルサーバ
コンテンツが中心になるこれから先では、益々重要になってくるのがレンタルサーバだ。なぜならば、Wordpressを設置するのに必要だし、安定的に動作させなければならないからだ。
日本では、300円、500円の価格帯のサービスが多い。だが、売上を上げたいならば、これらのサービスは使うべきではない。
それは、アクセスが集まりだすと表示速度が遅れ、機能のパフォーマンスが低下し、時にはデータの一部が消える場合があるからだ。「そんなことはおきない。」と本気で怒られたことが過去にあったが、実際に多くの開発者は経験済みの常識である。
ここでおすすめするのが、エックスサーバだ。エックスサーバは、月額1,000円程度にも関わらず、複数のWordpressをアップしても安定的に動作する。また、ファーストサーバの大規模なデータ削除事故があった後で、すぐに7日間のバックアップサービスを実装したサービスで信頼もできる。はっきり言って、いますぐに契約しても損はない。
参考:レンタルサーバーはSEOに影響を及ぼすのか?コンテンツ運用におすすめのレンタルサーバーとは?
3.ステップメール
ステップメールは、メールフォームにメールアドレスを打ち込んだ時から、1日目、3日目、7日目というように決められたスパンで予め設定していたメールを送るサービスのことだ。
ステップメールのいい点は、手間をかけずにクロージングまで誘導できる点と、見込客をリスト化することができる点だ。
例えば、ランディングページでメールアドレスを収集し、登録者の複数回のステップメールで新情報を提供したり、理解を深める。その後、セールスレターでクロージングする。また、クロージングに至らなかったとしても、リスト化できているので、登録者が解除しない限り何度でもアプローチが可能なのだ。
ただし、ステップメールには到達率の問題が関わってくる。最近のメール配信は共有IP型のものが到達率がとても低い。これは、開封率を低くする結果になり、リードリストを捨てているのとなんら変わらない。そのため、コンサルタントやwebサービス業者であればリストを到達率を重視し、専用IP型のメール配信を選ぶべきだろう。
参考:ステップメール「アスメル」の使い勝手・評価・機能について解説
4.Youtube
ご存じの通り、動画を共有するサービスだ。文章で伝えることは非常に重要だが、それだけでは十分に伝えたい情報を伝えることができない場合がある。そこで、馴染みの深い動画と音声で情報を届けることができるYoutubeは重宝される。
Youtubeをコンテンツに設置することで、ビジュアル面でも向上させることができる。
最近は、ビジネス向けのYoutubeチャンネルも増えている。ブログは苦手。しかし、話すのは得意という営業コンサルタントやコーチの場合は、Youtubeの方が向いていることも多い。
5.Paypal
世界で最もメジャーな決済方法は、クレジットカードだ。通販でもクレジットカードを実装していないと、必ず決済方法に関するお問合せが入る。
クレジットカード決済は、今の時代もっとも相手を思いやる決済サービスなのだ。
Paypalを使うと、簡単にクレジットカード決済を導入することができる。また、決済の種類も一括、月額を設定することが可能で、個人で会員制サービスを行う場合には必要な存在となっている。
PayPalを利用して決済を行う場合は、PayPalのビジネスアカウントの開設が必要。
6.Google広告
Google広告は、日本で最もメジャーな検索サイトのGoogle、最大の動画配信サービスであるYoutube、そしてアドセンスと提携しているコンテンツサイト向けに広告を配信できる。
そのシェアは最大であり、広告の配信方法で対象を変えることができる。
SNS広告に比べると配信コストは高額になるが、広告の出稿を考える場合は、第一候補となりやすい。
7. Facebook広告
Facebook広告は、Facebook、Instagram、メッセンジャー向けに広告を配信することができる。
SNSは、インターネットを利用し、滞在時間が長いサービスだ。そのSNSに高い精度で広告を即座に配信できるFacebook広告の破壊力は非常に大きい。クライアント企業の新メニューのリリースはもっぱらFacebook広告を活用し、即日売り切れの状態を作っている。
参考:SNS集客のコツとは?集客のプロが解説する各種媒体の使い分けと集客方法
8.Googleマイビジネス
日本での検索市場の7割以上はGoogleが占めている。その関係で、店舗を検索した時に、Googleマイビジネスを一番最初に目にする場合が多い。
Googleマイビジネスは、営業時間、日時、メニュー、サービスなどを公開できる。さらに、Googleユーザーからレビューも行われている。SNSのような最新情報も表示されるため、Googleマイビジネスはインターネットの看板と表現されることが多い。
また、地図上の検索順位を上げるテクニックをローカルSEO(MEO)と呼び、まとめサイトなどが介入できない検索であるため、新規顧客の獲得の面で注目されている。
参考:Googleマイビジネスの設定方法と簡単にできる口コミ・レビューの増やし方
9.サブスク系サービス
サブスクリプションを導入したサービスは以外に多い。オンラインサロンもそうだ。通販ではおなじみの課金体制だったが最近は店舗でも導入される傾向にある。
サブスクを導入することで、長期間契約を実現し、LTVを最大化することができる。
サブスクを導入する際の注意点は、供給能力を超えない会員数に抑えることだ。実際、月額課金制を選択する理由は、お得であるからであり、この割合が高くなれば、実質値下げになることも多い。そのため、供給能力の30%程度に抑えておかなければ、後々後悔することになる。
参考:LTV(ライフタイムバリュー)とは?あらゆるビジネスに必要になっているビジネス成長の土台
10.LINE公式アカウント
LINEは、プライベートでメッセージをやりとりするチャットアプリだ。携帯メールは、迷惑メールが増加した傾向があり、スタンプで表現性も豊かなLINEを好んで使う人はとても多い。
LINE公式アカウントは、店舗向けに開発されたスタンプ機能、クーポン機能が備わっている事業者向けのLINEアカウントサービスだ。
メール配信の際に問題になっていた到達率の問題も解決している。そのため、店舗を経営しているのであれば、LINE公式アカウントを積極的に活用し、新規顧客を逃さない対策を行なっていきたい。
参考:LINE@はリピーター集客に最適。効果的な活用方法とは?
PDCAサイクルを回して各ツールを活用しよう。
いかがでしたか?はっきり言って、どれも重要なサービスです。
ただし、サービス名を知ったから売上が向上するわけではありません。重要なことは、PDCAサイクル(計画>実行>評価>改善サイクル)を回し、使いこなすことにあります。
つまり、やらなければスタートラインに立つこともできないということです。
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