税理士の集客は独占業務以外の付加価値~オススメ集客ツール他

マーケティングプロデューサーの小形です。
以前、「士業の集客は難しい。後釜を狙った方が良い。」と別のブログに書きました。
国家資格をとれば安泰という時代は終わり、国家資格には年齢による失効などがないため、延々と増え続けています。
平成17年から平成27年の税理士登録者をグラフ化したものです。純粋に増加傾向にあります。
それに対して、以下は中小企業庁が発表している中小企業以下の事業者数の増減表です。ここでは、消費税増税が行われた年の2014年7月までのもので、つまり、消費税が8%になって3ヶ月しか経っていない状態です。現在は、個人消費が落ち込んでいますので、これより減少していることが予想されます。
中小企業・小規模事業者の数等(2014年7月時点)の集計結果を公表します(中小企業庁) より
つまり、顧客になる可能性のある中小企業以下の事業者の絶対数が減少しています。
それに加えて、月額の顧問料も高くはなく、かなり厳しい状況といえます。
当たり前のお話ですが、一度決めた税理士はすぐに変更することがためらわれます。経営年数の長い企業ならば尚更のことで、税理士さんとして欲しい顧客はなかなか獲得し難いはずです。
こんな話ばかりしても仕方がないので、以下が攻め方になります。
では、どうすればどうすれば良いのか?
インターネット上では、顧問料の安い税理士を紹介するサービスが蔓延しており、これらと競争することは開業税理士さんとしては自殺行為です。税理士さん本人が食べていくために一体何社と契約しなければならないのでしょうか?
税理士さんの集客では、やはり重要になってくるのは「契約をするメリット」が明確であるか?ということです。歯医者さんのウェブ集客でも書きましたが、人の良さは重点情報ではありません。
①なぜ検索するのか?
「現在の税理士に満足していない。」-考えられる理由:節税対策の相談にのれるだけの知識がない。分かりづらい。経営の相談をしたいのに相談にのってくれない。
税理士報酬を安くしたい目的の事業者は、この場合対象にならないので除外が必要。
②では、何が欲しいのか?
節税対策の相談実績、分かりやすさ、経営相談にものれることがわかる情報
具体的な候補としては、顧客の声、改善実績、プロフィール(税理士以外の資格)などが挙げられます。
もちろん、守秘義務もございますので、情報発信の手法には工夫をする必要があります。
やはり、コンサルティングも行っているところが強い。
うーん、こんなこと書いちゃうのはあれですけれど、結局税理士の集客の場合、「税理士業務もできますが、経営の相談ものれますよ!」というところが異常に強く、どちらかといえば、会計分野から経営の改善ができるコンサルタントとして勝負するのが良いと思います。
結局、欲しい優良な企業は相談者を求めており、税理業務だけできる税理士は需要がないと思うんですよね。
税理士のオススメ集客ツール
WordPress
オススメ度★★★★★
テキストによる情報発信が主になるため、SEOによる見込客収集が鍵。顧客によく聞かれることをExcelに書き出し、そのアンサー記事を書くことがまず最初にやること。
FACEBOOKページ
オススメ度★★★★-
FACEBOOK自体のユーザー層の年齢が比較的高いため、SNSを利用するのであればFACEBOOKがオススメ。経済ニュースを税理士観点から分析したコンテンツを作ると面白そう。
FACEBOOK広告
オススメ度★★★★★
ピクセルによるリマーケティングおよびエリアマーケティングが行える広告の中では一番手軽で客層もマッチしている。
Yahoo!プロモーション広告(スポンサードサーチ)
オススメ度★★★★-
十分な競争できるコンテンツが手元にあれば、税理士相談所に真っ向勝負を挑むのも可。やはり、税理士を探している人は、税理士事務所などの検索を行うため、リスティング広告も併せて考えたい。
Yahoo!プロモーション広告(YDN)
オススメ度★★★★★
ブログと相性の良いディスプレイ広告のリマーケティングを行うのであれば、Yahoo!プロモーション広告がオススメだ。
メールマガジン(ステップメール)
オススメ度★★★★-
即成約はハードルが高いため、小冊子を用意してリスト取りをすることをオススメする。料金は3000円〜/月(税抜)
X(旧Twitter)
オススメ度★—–
この分野でバズが起こることはほぼない。また、ブランディングなどの目的で利用しても時間の無駄になりがち。
アメブロ
オススメ度★★—-
よく、認知度を高めるために士業さんにすすめてる人をアドワーズの広告で見かけるが、コンテンツが分散してしまうことから、ホームページのSEO対策が弱くなるため、やめたほうが良い。まだ、はてなを利用したほうが良い。