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ローカル検索広告とは?集客に活用するメリットと注意点

当サイトでは客観的な選定を行っておりますが、一部広告が含まれております。
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店舗に集客をしたい時に、特に激戦区の場合は、予約サイト(グルメサイトや美容サロン検索)で上位表示することが難しく、人気店も多いので、MEO対策もなかなかうまくいかない時が多いです。

その時に検討する広告が、ローカル検索広告(Google広告)です。ローカル検索広告を活用することで、Googleマップ検索の最上部のユニットに表示されます。

ローカル検索広告は、顧客単価(組単価)が高い飲食店、美容室、サロン、ホテルなどが適した広告です。

目次

ローカル検索広告とは?

ローカル検索広告は、Googleマップ検索やGoogle検索のローカルパックにビジネスプロフィールを表示することができます。

例えば、誰かがスマホで「近くのカフェ」と検索すると、あなたが経営するカフェがGoogleマップや検索結果の上位に表示されます。店名、住所、営業時間などの情報も一緒に表示されるので、カフェを探している人に直接訴求ができることが最大の特徴です。つまり、ローカル検索広告は、今すぐ客に直接訴求ができる広告です。

この広告の料金はクリック課金です。そのため、顧客単価(組単価)が低いサービスの場合は、広告費の方が高くかかる可能性もあります。そのため、通常は、上記の例のようなカフェでは使わず、高級レストラン、単価が高めの居酒屋、美容室、サロン、ホテルなどの顧客単価が高い店舗、そして、法律事務所、特許事務所、会計事務所などの士業事務所でも集客に使われる傾向があります。

ローカル検索広告の表示はどのようになるのか?

ローカル検索広告に出稿すると、Googleマップ検索やGoogle検索のローカルパックにスポンサーと表示されたビジネスプロフィールがそれ以外の店舗よりも上位に表示されます。

例えば、Googleマップで「池袋 美容室」と検索した時に、1件の美容室が広告を出稿しています。

上記は、Google検索で、「渋谷 美容室」と検索した時のローカルパックと呼ばれる箇所です。

ローカル検索広告を出稿するメリットとは?

MEO対策は、距離や知名度に強い影響を受けます。これは、近隣に強い競合店舗や事務所があれば、新規参入をしても、立地や知名度の差を詰めるのが難しいことがあります。また、MEO対策はあくまで対策ですので、成果が出るまでに時間がかかり、確定で成果が出るわけではありません。

それに対し、ローカル検索広告は、これらの影響を受けずに、出稿したいエリア内のローカル検索の上位に、ビジネスプロフィールを確定で表示させることができます。広告ですので、対策にも時間を要さないのが特徴です。

ローカル検索広告は、強制的に一番良い箇所にビジネスプロフィールを表示させますので、積極的に上位表示を図るMEO対策の効果を検証するために事前に実施する意味でも使えます。

ただし、こういう比較表現をすると、「ローカル検索広告とMEO対策はどちらか選ぶものなのか?」と誤解されがちですが、口コミの収集などの基本的なMEO対策は、ローカル検索広告の費用対効果を改善しますので、相互作用がある施策です。ローカル検索広告に費用をかけているのであれば、MEO対策には特別費用をかけるのは後回しでも良いでしょう。

ローカル検索広告のデメリットとは?

ローカル検索広告のデメリットは、クリック課金の広告ですので、地域によっては予算の消化が激しいことが特徴です。店舗の場合は、広告の予算は、1ヶ月に2〜3万円程度だと思いますので、すぐに予算を消化してしまう可能性があります。

また、ローカル検索のアルゴリズムでは、近くの評価の高い競合の順番になっており、その上に広告が表示されるため、低評価だったり、口コミ数が少ない場合は、違和感のある表示になります。そのため、口コミを集めるMEO対策をしっかり行なってからでなければ、費用対効果が悪化しやすいことがデメリットとして挙げられます。

ローカル検索広告はどうすれば出稿することができるのか?

ローカル検索広告を出稿するためには、Googleビジネスプロフィールをあらかじめ用意します。そして、Google広告で出稿することができます。下記は簡単な流れを説明したものです。

プロセス
Googleビジネスプロフィールの登録

まず、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に店舗情報を登録します。ここで店舗の基本情報(住所、電話番号、営業時間など)を正確に入力することが重要です。

プロセス
Google広告アカウントの作成

Google広告のアカウントを作成し、広告キャンペーンを設定する準備をします。

プロセス
GoogleビジネスプロフィールとGoogle広告の連携

Google広告の管理画面で、Googleビジネスプロフィールと連携させます。

プロセス
住所表示オプションの設定

Google広告の管理画面で「広告とアセット」→「アセット」→「住所」を選択し、住所表示オプションを設定します。

プロセス
キーワードの入力

広告を表示させたいキーワードを設定します。地域名を含むキーワード(例:「渋谷 居酒屋」)を使用すると効果的です。

プロセス
広告文の作成

広告の見出しや説明文を入力します。30字以内の見出しを3つ以上、90字以内の説明文を2つ以上設定します。

プロセス
配信地域と予算の設定

広告を配信する地域を指定し、1日あたりの予算を設定します。

この配信する地域を指定すると、それ以外の地域の人が検索しても見れなくなります。そのため、ホテルはこの地域の指定を注意しなければなりません。逆に飲食店や美容室などは、範囲を狭くして、広告予算が無駄にかかるのを避けます。

予算は、1日1,000円だとすると、月に3万円になります。人気のエリアの場合は、クリック単価が高いため、予約数の増加の具合をみて、増額していきます。

プロセス
キャンペーンの公開

すべての設定を確認した後、キャンペーンを公開します。注意点として、ローカル検索広告は単独で出稿することはできず、通常のリスティング広告と併せて配信されます。そのため、どの業種であっても、ローカル検索広告を使う時は、いつでも予約をすることができる予約システムとランディングページを用意しておきましょう。

ローカル検索広告の課金方式は?

ローカル検索広告はクリック課金制を採用しており、ユーザーが特定のアクションを取った際に費用が発生します。

課金が発生するのは以下の4つの場合です。

  1. 広告自体のクリック(場所の詳細情報の取得)
  2. ルート検索のクリック
  3. 電話発信のクリック(モバイルのみ)
  4. ウェブサイトのクリック

広告が表示されただけでは課金されず、ユーザーが実際に興味を持ってアクションを起こした時のみ課金されるため、効率的な広告費用の運用が可能です。クリック単価は50円から1,000円程度で、競合状況により変動します。

ローカル検索広告を成功させるためのポイント

ローカル検索広告は、ビジネスプロフィールを閲覧させる広告です。

そのため、ビジネスプロフィールを見た時に「予約したい」と思わせるだけの魅力的な情報を十分に掲載する必要性があります。

  • ビジネスプロフィールに口コミを集める
  • 顧客が求める情報をビジネスプロフィールに掲載する
  • 予約をすぐに取れるようにリンクを設置する

ビジネスプロフィールに口コミを集める

ローカル検索広告は、評価の高い競合店舗の上位に表示されます。もし、この箇所に口コミがついていなかったり、低評価の場合は違和感があります。

そのため、基本的な事項として、開業直後は、とりあえず1回行ってみようと思う「お試し客」がとても多いので、口コミ対策を行い、初年度口コミ100件を目指しましょう。その後、ローカル検索広告を出稿しても違和感が軽減されます。

顧客が求める情報をビジネスプロフィールに掲載する

ローカル検索を行う目的には、条件に合う店舗を見つける手掛かりを求めていることも含まれます。例えば、宴会では、予算や個室などの条件を持って検索している幹事などがローカル検索を行うことが多く、ビジネスプロフィールにはこれらに対応する情報を掲載しなければなりません。

ビジネスプロフィールには、基本的な営業情報のほかに、メニュー、商品、サービスなどを入力することができ、画像も表示させることができます。有料で出稿している予約サイトと同じように、魅せ方を工夫して、顧客が求めている情報を詳しく掲載するようにしましょう。

予約をすぐに取れるようにリンクを設置する

ローカル検索広告をみた見込み客がすぐに予約を取れるように設定しましょう。

飲食店では、Toretaのような予約システムを導入することで、上記のように直接予約を受け付けることができます。

美容室でも、オンラインで予約のボタンを設置することができます。この箇所は、ビジネスオーナーの設定により表示することができますので、予約時に成果報酬などが発生しない予約システムを用意しておくことがポイントです。

飲食店ではローカル検索広告でどうやって集客をするか?

飲食店の場合は、顧客単価が高めの飲食店でなければ割に合わない場合があります。ディナータイムの予約を増やしたいけれども、グルメサイトにお金をかけても上位表示ができない場合は、SNS広告と併せて検討する広告になります。

この時に、予約をしやすいように「席だけ予約」を用意します。また、ホームページに、1枚のページでお店の魅力がわかり、予約を促すランディングページを作成します。リスティング広告にはランディングページを設定し、「席だけ予約」の獲得数をKPIに設定して運用していきます。

コース予約は、グルメサイトを出稿していれば、そちらを閲覧して勝手に予約されているケースが多いです。客数を重視するローカル検索運用の場合は、ボタンを目立つように表示し、予約を取ることができる席だけ予約の方がもれなく予約を獲得することができます。

美容室ではローカル検索広告でどうやって集客をするか?

美容室の場合、予約の流入経路が、ホットペッパービューティー、楽天ビューティー、Googleマップと決まっています。そのため、ウェブ内で露出を高めることに苦戦している美容室は多いです。

この場合も、ローカル検索広告は効果があります。ただし、継続的に利用するリピーターになってもらわないと意味がありませんので、美容室の集客対策はしっかり準備しておきましょう。

また、ビューティーメリットのような予約システムや予約システムが含まれている美容サロン専用のPOSシステムを導入することで、直接予約を獲得することもできますので、オンライン予約に設定しておきます。

この時、予約が入ると成果報酬が発生する美容サロン予約を含めてしまうと、広告費と別途に予約手数料がかかりますので、注意が必要です。

ホテルではローカル検索広告でどうやって集客をするか?

ホテルの場合、Googleマップで複数のOTA(オンライントラベルエージェント)を利用している時に、料金比較ができるため、ローカル検索対策をすることで予約を埋めることができます。

そのため、部屋がどうしても埋まらない場合は、ローカル検索広告を試す価値がありますが、OTAと同様にローカル検索もコスパの良い宿泊先を探したい見込み客が検索しているケースが多く、いわゆるラグジュアリーホテルや高級旅館は、視認性を高めることは期待できますが、キーワードを絞り込まないと予算を無駄に消費してしまう可能性があります。

法律事務所ではローカル検索広告でどうやって集客をするか?

弁護士も当たり外れがあるのはわかりづらく、口コミを見ることができるローカル検索は、弁護士を探す時によく使われています。受注単価が高額になりやすいため、業務が回るのであれば、比較的早期にローカル検索広告は試す価値があると思います。

ただし、専門分野がある場合、見込み客は、専門がある記述を読まずに電話をする人が増えるとデメリットはあります。

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この記事を書いた人

マーケティングプロデューサー・集客コンサルタント。店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。

メディア掲載としては、「第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号)」
「株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事」が公開される。

山形県よろず支援拠点や地方商工会青年部向けのWEBマーケティングセミナーを実施

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