ポスティングで効果測定をする方法とは?反応率を上げる方法と成功のコツ

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「ポスティング広告を実施しても思うような効果が得られず悩んでいませんか?」

ポスティングは店舗にとって効果的な集客方法ですが、ただチラシを投函しているだけでは、何のデータも手元に残らず、改善していくことができません。そのため、適切な効果測定を行う必要性があります。

本記事では、ポスティングの効果測定の具体的な方法、そして精度を上げるためのコツをご紹介します。

目次

ポスティングの効果測定が重要な理由

オフラインでの集客の手段であるポスティングは、意識的に効果測定ができるような仕掛けをチラシに施さないと、オンラインのように効果測定ができるわけではありません。

広告投資の成果を把握し、今後の戦略を立てる上で効果測定は、欠かせません。効果測定を行うことで、配布エリアやチラシのデザイン、配布時期などの最適化が可能となり、より高い費用対効果を実現できます。効果測定を怠ると、ポスティングの成果が不明確となり、次回行う広告に役立てることができません。

ポスティングの効果を測定する具体的な方法

ポスティングは、チラシを配ったあとの追跡ができなければ効果測定をすることができません。そのため、効果測定をするためには、以下のどちらかを行う必要があります。

  • クーポンを発行することでチラシを回収する方法
  • QRコードにパラメーターを設定し、いつポスティングしたチラシなのかをわかるようにする方法

反響率の計算

ポスティングの効果を測定する最も基本的な方法は、反響率の計算です。反響率は、配布したチラシの枚数に対して、実際に反応があった数の割合を示します。

反響率(%)= 反響数 ÷ 配布したチラシの枚数 × 100

一般的に、ポスティングの反響率は約0.3%程度とされています。利用頻度の高い飲食店は約0.5%、利用頻度の低い美容室は約0.1%程度となります。この数値を基準に、自社のポスティングの効果を評価することができます。

クーポンの利用率

チラシにクーポンを付けることで、より具体的な効果測定が可能になります。例えば、チラシを持参してもらうことで、特定の商品を粗品として提供することをチラシに含めると、チラシを回収することができますので、反響率を計算することができます。

クーポンの種類や割引率を変えることで、どのような特典が顧客に響くかを分析することもできます。また、クーポンも期間限定にすることで、反響率を向上するだけでなく、効果測定をする期間を区切ることができます。

QRコードの活用

チラシにQRコードを掲載し、専用のランディングページへ誘導することで、より詳細な効果測定が可能になります。

QRコードの生成では、ただランディングページのURLで作成するのではなく、パラメーターをつけることで、どのキャンペーンのチラシなのかがわかるようにします。これを行うことで、ランディングページに設置しているGoogleアナリティクスで「いつ配ったチラシから見ているのか?」がわかるようになります。

パラメーターの生成は、GoogleのURL生成ツールを使います。

website URL

追跡したいランディングページや商品ページなどの URL を入力します。これは GA4 に登録されているサイトまたはそのサブドメインである必要があります。

キャンペーン ソース (campaign_source)

トラフィックの発生源を示します。例えば、newsletter、Facebook、Google などがあります。qrcodeと記入します。

キャンペーン メディア (campaign_medium)

トラフィックの種類や媒体を示します。例えば、email、social、cpc などがあります。dmまたはpostingと記入します。

キャンペーン名 (campaign_name)

キャンペーンの名前や識別子を入力します。例えば、posting日付と入力することで、いつ配布したチラシなのかがわかるようになります。

アンケート調査の実施

来店客に対してアンケート調査を実施し、どのようなきっかけで来店したかを尋ねることも効果的です。「ポスティングのチラシを見て」という選択肢を設けることで、ポスティングの効果を直接確認できます。

ポスティングの効果測定の精度を上げる方法

エリアごとの分析

配布エリアを細分化し、エリアごとの反響率を分析することで、より効果的な配布戦略を立てることができます。例えば、特定の地域で反響率が高い場合、その地域の特性を分析し、他のエリアでも同様のアプローチを試みることができます。

配布エリアはポスティングのキャンペーンごとに設定することができます。また、QRコードから予約してもらう仕組みにすれば、どこからの予約なのかを分析することもできます。

配布時期の最適化

曜日や時間帯によって反響率が変化する可能性があります。効果測定の結果を基に、最も反響率の高い配布時期を見極め、効率的なポスティングを実現しましょう。

チラシデザインのA/Bテスト

複数のチラシデザインを用意し、それぞれの効果を比較することで、より効果的なデザインを見出すことができます。キャッチコピーや画像、レイアウトなどの要素を変えて、どのデザインが最も高い反響率を得られるかを検証しましょう。

まとめ

ポスティングの効果測定は、単に数字を追うだけでなく、その結果を基に継続的な改善を行うことが重要です。反響率や顧客の反応を細かく分析し、チラシのデザインや配布戦略を常に最適化していくことで、より高い費用対効果を実現できます。

効果測定の結果を社内で共有し、改善のアイデアを出し合うことも効果的です。ポスティングを単なる広告手段としてではなく、顧客とのコミュニケーションツールとして捉え、常に進化させていく姿勢が、ビジネスの成功につながるでしょう。

効果的なポスティング戦略の構築と、精度の高い効果測定の実施により、店舗の集客力アップと売上向上を実現してください。

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この記事を書いた人

マーケティングプロデューサー・集客コンサルタント。店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。

メディア掲載としては、「第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号)」
「株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事」が公開される。

山形県よろず支援拠点や地方商工会青年部向けのWEBマーケティングセミナーを実施

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