アメブロ集客は古い?成功する手順と代替となる集客手法

ブログで集客をする際に、アメブロを使って集客ができる場合があります。Amebaは、芸能人関連や占いや美容など女性向けサービスが発達しています。そのため、女性向けのコンテンツも多く、それに付随するアメブロは、コストをかけずに女性向けの情報を発信する時に向いているブログとも言えます。ただし、無料ブログであるため、共有ドメインや広告が広く設定されており、デメリットも存在します。
この記事では、アメブロの特徴から始まり、アメブロをどのように活用するのかについても詳細に解説していきます。
アメブロとは?
アメブロはサイバーエージェントが運営する、 国内最大級の無料ブログサービスです。 多くの芸能人や有名人がオフィシャルブロガーとして認定する仕組みで、人気の2004年スタートの古いブログプラットフォームの1つです。
一方で、一般の方も誰でも無料でブログを開設でき、 気軽に情報発信を楽しめる場所となっています。 単に日記を書くだけの機能に限らず、コミュニティがとても豊富です。 例えば、いいねやコメントで気軽に繋がれます。
さらに、アフィリエイトで収益化することも可能です。 情報発信から交流まで楽しめるサービスです。アフィリエイトは、Ameba Pickに限定され、A8、レントラックス、バリューコマースなどを利用することはできません。
アメブロの集客面での仕組みとは?
アメブロに登録することで、ブログを書くことができます。アメブロには、いいねやフォローなどの仕組みがあります。これらの機能を使うことで、ユーザー間でコミュニケーションを取ることができるSNSの機能も担っています。
また、SEO対策をする際には、注意も必要です。ドメインは非常に強力なameblo.jpを利用することができますが、共有ドメインであるため、競争の激しい専門性の高いキーワードでは上位表示が難しいです。
アメブロでは、いかにアクティブなアメーバユーザーに読者登録してもらえるかが重要なポイントとなります。
アメブロの特徴
SEO対策を考える時に、ドメインはとても重要です。そのドメインで運用されているブログの流入キーワードを調査することで、「どのようなジャンルに強いドメイン」なのかがわかります。

アメブロドメインをSERankingのオーガニック流入調査機能を使うと、芸能人や有名人を指名するキーワードが上位を占めていることがわかります。そのため、アメブロドメインは、芸能に関係するジャンルに強いドメインとわかります。また、アメーバでは、Ameba占い館SATORIなどのサービスや女性向けの情報を発信するAmebaチョイスなどのメディアを運用しています。これらのサービスとの関連性の高い商品やサービスを扱っている場合は、アメブロを使って、検索エンジンや生成AI経由の集客を期待できるでしょう。
アメブロのフォロー(旧:読者登録)の仕組みが重要
アメブロは、ユーザー内のブログをフォローする仕組みがあります。これは、アメーバのサービスを活用しているユーザーが使用可能な仕組みで、フォローすると管理画面内のフォローフィードに新規記事が更新されるたびに通知されるようになります。これによって、ユーザー経由のアクセスを定期的に獲得できるようになります。
ブログ集客では、初期のアクセス数をどのように稼ぐかが重要になります。SEO対策をしっかり行っても、訪問者が全く存在しない記事は、クローラーも巡回しづらいなど評価がされづらいからです。そのため、初期のアクセス数を伸ばすためには、自分から積極的に同系統のブログをフォローし、相互フォローになることを促すなどの施策を行います。
アメブロで集客するための運用方法とは?
アメブロは、ユーザー数が非常に多いブログであるため、同じテーマのブログも多数存在します。その中から、Googleに表示されるようにする対策を実施するのが困難です。そのため、WordPressでよく運用されている独自ドメインブログに比べると、Googleなどの検索エンジンに記事が登録されづらく、アクセス数が小さくなることはあり得ます。
そのため、アメブロを使った集客の運用は、他のアメブロのユーザーとテーマが被らない記事を書くことを重視します。そして、自社の商品やサービスの価値を伝えることを重視した記事を書きます。
ターゲットを定義します。自分が売りたい商品やサービスを購入する見込みのある人を集めることがアメブロ集客の目的だからです。
年齢や性別など購買意欲に直接関係のないターゲティングではなく、「〇〇願望がある」ような興味関心を基本にしたターゲティングを行います。
ターゲットに読者登録をしてほしいわけなので、読者が興味を持つようなアメブロを作り込んでいきます。
「どんな人物であるのか?」「何をする人なのか?」「どんな実績を持っているのか?」「ターゲットが共感するような問題とその解決方法」を中心に書いていきます。
記事数としては、10記事程度を目標にしていきます。
他のユーザーのアメブロを積極的にフォローします。これによって、一定のフォローバックが発生し、相互フォロー状態を増やすことができます。
返報性の法則とは、行われた恩に対して、お返しをしようとする習性のことです。読者登録をすることで一定数のフォローバックが期待できます。
アメブロ集客で重要なことは、アクティブな読者登録を増やし、新記事でブログを見に来てもらうということです。新記事を可能な限り高頻度でアップし、提供しているサービスに興味を持ってもらいます。
アメブロとInstagramでは集客はどちらが簡単か?

アメブロ集客が優れていた点としては、アメブロには女性が多く女性向けのマーケティングが簡単であったことでした。しかし、現在は、Instagramを中心とするSNSを活用している女性が多いです。そして、アメーバ系のサービスはアクティブ率が不明確ですが、Instagramは、アクティブユーザーが増えています。
アメブロ集客よりも「WordPressによる特化ブログがおすすめ」
ブログ集客に着手するメリットは、SEOによる検索エンジンから購買意欲の高い人をブログに集客できることです。
アメブロでは、SEOを切り捨てるやり方しかできないため、独自ドメインブログをWordPressで作成し、特定の分野に絞り込んだブログを構築した方が効率の良い集客を見込むことができます。
ただし、ブログ集客は、Googleをはじめとする検索エンジンとの関わり合いが重要になりますので、広告運用に比べるとすぐに効果が出るわけではありません。そのため、長期的な施策であることは予め理解をしておく必要性があると思います。

アメブロとWordPressの記事の書き方の違いとは?
アメブロは、読者登録している人に向けたブログの書き方をしていて、キーワードを意識しているというよりは、何について書いてあるのかわかる程度に自由にタイトル付けを行い、コンテンツも言いたいことのみを書くのが主流です。そのため、SNSのような短文であることが多いです。
それに対して、WordPressの記事の書き方は、キーワードを意識し、Google検索で上位が取れるようなタイトルや情報量を用意します。
そのため、アメブロでは記事の量産が主流ですが、WordPressでは1つの記事を何回も書き直し、ユーザーが求める内容にすることで、Googleなどの検索エンジンで上位表示をすることが前提です。
アメブロとWordPressの初期費用の違いは?
アメブロは無料ブログサービスですので、初期費用なしでスタートできるのがメリットです。ただし、特定のWebサイトに誘客するなどの目的がある時は、固定フッター型のCTAを組み込むなどを、デザイナーに依頼してブログを作り替える必要性があります。
WordPressでは、レンタルサーバー、ドメイン、有料のWordPressテーマを導入します。レンタルサーバーは月々1,000円程度で、ドメインもサービス次第では無料でついてきます。また、WordPressテーマは、SWELLがとてもマーケティングに向いています。
コストで言えば、自分でWordPressを構築するとしても、最初に2万円程度はかかります。
アメブロと特化ブログの運用面の違いとは?
アメブロはキーワードよりも読者が興味を持ちそうな内容を中心にし、購買意欲を煽り立てるような内容が中心になります。
それに対して、特化ブログは、検索エンジンで上位表示をして、そこからの流入を重視しています。そのため、キーワードの選定も行いますし、記事を増やすことよりも、上位表示を着実にとることができる記事を用意します。
キーワードの選定には、検索ボリューム(検索回数)がある程度見込めるキーワードを選択することが重要です。例えば、検索ボリュームが0のキーワードを選んで上位表示をしても全く意味がありませんが、500~1000程度のキーワードを1記事ごとに狙い、集客をしていきます。

SEOツールのSE rankingでキーワードを調査すると、検索ボリュームが表示されます。ここでは、アメブロ集客のキーワードは、Googleでは1ヶ月間に30件程度しか検索されていないことがわかります。
このキーワードで上位表示しても、大した集客にはならないことがわかります。


なお、日本における検索エンジンの順位とクリック率を計算したものになります。1位でも検索ボリュームの14%程度の流入しかないことは覚えておきましょう。WordPressの運用には、SEOの知識が少なからず必要になります。
アメブロはWordPressに記事を移行することができるのか?
アメブロには他のブログサービスにお引越しする機能がありません。また、URLをクリックした時に引越し先のURLに転送する301リダイレクトの機能がありません。そのため、アメブロの記事をそのままドメインの異なるWordPressに移行したことと変わらなくなります。
基本的に、記事はオリジナルであることが望ましいため、そのままの記事を使うことは良いとはされていません。もし、アメブロからWordPressに移行する場合は、全ての記事を書き直すことが前提です。
集客であればアメブロよりもnoteの方が使いやすい。
同様の無料で活用できるブログサービスにはnoteがあります。noteは、情報を販売することもできる無料ブログサービスです。そのため、ビジネスユーザーが集まっており、アメブロに比べると幅の広いユーザーを対象にすることができます。
また、SNSからの流入を十分に考慮されたデザインになっており、無駄な広告などが表示されず、読みやすいブログを構築することができます。X(Twitter)をすでに行なっている人がブログを始めるのであれば、noteの方が使いやすいでしょう。
比較項目 | アメブロ | note |
---|---|---|
ターゲットユーザー | 主に女性ユーザーが多く、日常的な話題やライフスタイルに関するコンテンツが中心 | クリエイターや専門家が多く利用し、より専門的で深い内容のコンテンツが多い |
コンテンツの種類 | 日記形式のブログ記事が中心で、写真・動画の投稿も可能 | 長文の記事、写真、音声、マンガなど、様々な種類のコンテンツを投稿可能 |
収益化機能 | 広告収入が主な収益化手段。アフィリエイトリンクの使用も可能 | 有料記事の販売が可能。読者から直接収益を得ることができる |
ブランディング | カスタマイズ性が高く、ブログデザインを自由に変更可能。ブランドイメージに合わせた見た目を作れる | シンプルで統一感のあるデザイン。コンテンツの内容で勝負するのに適している |
集客力 | 女性ユーザーが多いため、女性向けのビジネスに適している | 専門的な内容に興味を持つユーザーが多いため、ニッチな分野のビジネスに適している |
コミュニティ機能 | コミュニティ機能が充実しており、ユーザー同士の交流が活発 | コミュニティ機能はあるが、アメブロほど活発ではない |
商品販売 | 直接的な商品販売機能はないが、アフィリエイトリンクを通じて間接的に販売可能 | noteマガジンを通じて、デジタルコンテンツの販売が可能 |
アメブロ集客のまとめ
アメブロに限りませんが、「何を行いたいのか?」で集客ツールの選択を行います。
新規顧客の獲得を目的にしていれば、アメブロでは、アドセンスなどの離脱箇所が多いことやSEOを切り捨てなければならない点であまりブログとしての運用には向きません。どちらかと言えば、SNSの仲間で、記事を継続的に更新する必要性があります。
特に、アメブロ推しのコンサルタントの人々は、楽しさや生きがいなどをブログ活用の理由に挙げますが、集客方法は集客が目的です。成功する確率が大きな集客方法に勝率の高いコンテンツを配信することで、顧客を作り出すことがなければ、活用していることそのものに意味が無いことになります。
アメブロで集客できなかったから、WordPressで集客ができるかというと、そんなことはありません。コンテンツが特に重要ですので、情報を積み重ね、質の高い記事を作り込むことを意識しましょう。