飲食店の集客の方法とは?飲食店を繁盛店にするポイントを紹介【2022年最新版】

飲食店の集客

飲食店に限ったことではありませんが、売上を伸ばしていくためには、集客が必要不可欠です。

今後の飲食業は、落ち込んだ外食需要がある程度回復すると考えられ、それ以外にも、円安の影響でインバウンドも増加すると思われます。そのため、今後は大きく売上を上げるチャンスが広がっています。

ここでは、飲食店が客数を増やす集客の方法を解説します。また、それだけではなく、集客で売上を大きく伸ばすポイントも紹介します。新規の集客方法から、リピーターを集客するための対策について豊富に解説しています。

目次

飲食店の集客の重要なポイントとは?

飲食店で集客が必要なのは、お店への来店数、またはデリバリーやテイクアウトの販売数を増やすためです。

飲食店の形態は、従来の店舗型に加えて、客席を持たないデリバリーやテイクアウト限定のゴーストレストランも登場しており、地域性に合わせたメニューの提供方法を採用することで、客数の増加を期待することができます。

集客とは、魅力的な価値を顧客に伝えることで来店や注文を引き起こすことです。顧客を集める結果を伴いますが、「来てくれ!」というメッセージでは不十分で、「そのお店に行きたい!」と思うような来店動機がないと来店に至らないことが多いです。

魅力的な価値とは、来店動機につながるものです。

1人で食事を決定して食べたいものを食べるランチタイムと、2人以上の会食が基本的なディナータイムの集客に大きな違いがあるのは、来店動機が全く違うからです。

利用頻度の高いランチでは、自分が食べたいものを決定して飲食店を選択します。それに対して、ディナータイムでは、相手の好き嫌いも参考にしますし、立地、内装、個室の有無、サービスなどでも検討します。

飲食店の集客の基本は、「誰が何を求めているのか?」理解すること。

飲食店の集客の基本は、顧客が選びやすい条件を揃えた魅力的な価値を持つ店舗にすることです。

魅力的な飲食店にするためには、ターゲティングによる顧客を設定し、顧客ニーズに対応していくことです。

例えば、ビジネス街にあるレストランであれば、「満足する品質のお料理を提供したい」「周囲が気になるので、完全個室がほしい」「会食のことを理解しているお店を選びたい」などが実際に顧客ニーズとして挙げられます。顧客ニーズに対応することが、顧客がそのお店を選ぶ動機付けになります。

集客は、この飲食店の魅力的な価値を広告などで訴求することで引き起こします。

売上を上げるためには、新規の集客だけではなく、リピーターにも着目する。

売上を考える時は、至ってシンプルな計算式が成立します。

売上高
=客数×(特定期間内での)平均顧客単価
=客数×(来店一回あたりの)平均顧客単価×(特定期間内での)来店頻度

例えば、1年間での売上を上げたいと考えた時には、その期間内での客数を集客で増やすか、平均顧客単価を上げるかのどちらかになります。この期間中の来店回数を、半年に1回を3ヶ月に1回のペースに1回にすることができれば、単純計算では売上は2倍になります。

売上を大きく伸ばしたいと考えた時には、新規の集客だけではなく、顧客に愛着を持ってもらい、リピーターとして育成した方が効率的です。

既存顧客の維持の重要性とは?

「売上の8割は、2割の上位顧客からの売上であるパレートの法則」により、顧客単価の高い上位顧客の人数を増やすことが、売上への影響が大きいことがわかります。また、新規の集客にかかるコストは、リピーターを再来店させるコストよりも、5倍以上かかります。そのため、新規の集客だけでは、集客にコストがかさみ、自転車操業をすることになります。

「顧客離脱の5%を防ぐことで、利益率の25%減少を防ぐことができる5:25の法則」があります。飲食店の場合、1回来店した人の中から3回来店に至るのは、何もしなければ20%以下にまで減ります。顧客離反率を下げることができれば、利益率の低下を抑えることができるため、リピーター向けの対策が必須です。

飲食店の集客のイメージは、新規の集客で売上を増加させ、既存顧客の維持で利益を得ます。そのため、これらは、どちらもセットで実施することが重要です。

飲食店は立地に集客が影響されやすい。

飲食店は店舗ビジネスですので、商圏に強い影響を受けます。

ディナータイムが非常にわかりやすく、繁華街や住宅街では平日の集客はできますが、人通りが減る日曜日の集客は難しいとされています。それに対して、住宅街では、働きに出ている人が多いため平日の集客が難しく、人通りが増える日曜日の集客に集中します。

立地は、顧客単価や集客が困難な曜日を決めてしまいます。単身者が多い地域であればファーストフード、家族世帯が占めている地域では、ファミレスや回転寿司のような得意な業態にも違いが出てきます。

キャッシュレス決済に対応して、客数を減らさない。

客数を増やすためには減らさないことも必要です。

例えば、経済産業省によるとすでに25%までキャッシュレス化が進んでおり、2025年までに40%に推進しようとしています

会社の経費として、クレジットカードでの支払いは客単価の高い食事ほど使われる傾向がありますし、財テクのためにQRコード決済を好んで使う人もいます。

現金だけがお金ではなくなっているため、キャッシュレス対応をすることが、集客成功の鍵になります。

ランチタイムとディナータイムの集客方法の違いとは?

ランチは集客ができるのに、ディナーは集客が全くできない」などで悩んでいる飲食店の経営者から相談を受けます。この理由は、ランチとディナーでは、顧客の意思決定されるプロセスが異なるからです。そのため、集客方法もランチとディナーでは違ってきます。

昼食は、オフィス勤務や現場勤務であれば必ずとることが特徴です。お店選びの条件としては、一人でとることも多く単純に好きなもの・食べたいものが選ばれる傾向があります。また、休憩時間を有意義に使うため、職場からの距離も重要になります。

そのため、ランチタイムで集客したい時は、近隣の人にシズル感溢れる画像や動画を広告することが基本となります。

チラシのポスティングのほかに、SNSが効果的な集客方法として挙げられます。また、職場の近隣を探索してお店を決める人も多いことから、路面にブラックボードを置いておすすめのメニューがわかるようにすることも効果的な集客方法です。

項目ポイント
重要な指標露出数(インプレッション数、配布部数)
ランチタイムの集客方法料理の画像や動画でシズル感を煽る演出を実行する
ランチタイムで有効な集客方法SNS、ポスティング広告、看板や外観による視認性の向上

ディナーでは、単価が高いほど記念日のお祝いや会食などの食べること以外の目的があります。そのため、料理のシズル感だけではなく、個室の有無や雰囲気、サプライズやアレルギーの対応、小さな子供を連れていくことができるかまで調べられている傾向があります。

居酒屋では幹事がお店を決めるので、利用しやすいコースメニューと飲み放題メニューを用意します。

Google検索やWEB予約でポイントを獲得できるグルメサイトで検索される傾向があります。また、特定の目的で他人の体験を参考にするため、職場の人や家族、そして友人に聞いてみたり、口コミサイトの評価を参考にすることもあります。

項目ポイント
重要な指標各種検索経由の露出数、予約数
ディナータイムの集客方法記念日や宴会向けのサービス、個室の有無などの情報
ディナータイムで有効な集客方法MEO、グルメサイト内検索、SEO、法人への直接営業、法要などの予約受付

飲食店の新規の集客に効果的な広告方法

ランチタイムや個人消費で店舗を探す時は、偶然みかけたもので決めてしまうことが多いです。そのため、SNSでシズル感が煽られるメニューの画像や動画を配信することで集客ができてしまいます。

しかし、レストランや居酒屋では、利用動機が食事をするだけではありません。そのため、用途や立地などの条件を設定して検索されることが多く、Google検索やグルメサイトのサイト内検索で店舗を探す傾向があります。

飲食店の予約サービスを展開するテーブルチェックでは、グルメサイトに関する意識調査を実施しています。

2020年段階では、飲食店を検索する時によく使う手段としてグルメサイトが78.9%の人が使うとしてきたが、2022年の調査では、61.3%までに減少した。それに対し、Googleは、78.5%から86.1%にまで利用者が上昇している

  • 飲食店を検索する手段としては、20〜29歳の年齢層では、SNSを利用するのが22%存在している。
  • それに対して、30〜59歳の年齢層では、Googleを飲食店検索に使う層が40%を超えている。

特に、新店舗をオープンした時に、「どのような新規顧客の集客方法を選択するのか?」を紹介したいと思います。

飲食店の新規の集客の方法① ポスティング広告(チラシの投函)

ポスティング広告とは、チラシをポストに投函する広告のことです。客数を伸ばしたい時に活用する広告で、検討の優先順位も高い方法です。テイクアウトやデリバリーにも相性が良い集客方法です。

WEB集客が主流ではありますが、副都心などの激戦区では広告費が明らかに嵩みます。そのため、逆張りでアナログ集客の方が効果を発揮することがあります

ポスティングの反応率は、0.75%程度と言われています。自分で配布すると、人口密度の高い地域でも1時間あたり300枚が限界です。そのため、ポスティングで集客をする時は、外注します。また、配布部数が多くなれば1件あたりの料金も安くなりますので、1万枚のチラシ配布が前提です。

ポスティング広告の料金の目安は、10,000部で10万円前後です。ただし、人口密集度や納期までの期間などに応じて費用が変わります。密集度が高い地域に納期までの期間が長いほど費用対効果が上がります。

ポスティング広告の発注の方法は、「ポスティング広告とは?集客効果、費用、成功するための出稿方法を解説」で解説をしています。

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飲食店のポスティング広告の戦略については、こちらの本も役立ちます。

飲食店の新規の集客の方法② Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogle地図検索で屋号を入力すると営業時間、休業日、住所、電話番号、ウェブサイト、クチコミ、メニューなどの重要な情報が表示されるページを指します。

固有のスポットを検索した時のビジネスプロフィールの表示
Googleマップで「地域 業種」を検索した時に候補が表示される

Googleビジネスプロフィールは、Google検索で店名を検索した時や、Googleマップなどで業種名を検索した時に表示されます。

まずは、Googleビジネスプロフィールを登録し、デリバリーを含めた提供しているメニューや内観などの画像を豊富に登録しましょう。Googleビジネスプロフィールは無料で登録が可能です。

Googleビジネスプロフィールの登録方法は、「Googleビジネスプロフィールの設定方法と運用方法とは?」で解説しています。

また、ビジネスプロフィールを対象にした検索順位対策のことをMEO、もしくはローカルSEOと呼びます。主に、Googleマップ内での検索に効果があります。地図アプリの中では、Googleマップがシェアの81%を占めています。

ビジネスプロフィールは、事業単位では登録ができません。そのため、飲食業の検索では、飲食業しか検索の対象にならず、新規顧客の集客に効果的だといえます。

MEOの検索順位を決定するルールには、距離、関連性、視認性の高さの3つの要素が軸になっています。これは、飲食店を検索する時は、スマホで検索することが一般的になっているからで、ローカル検索には、近くの人気のあるお店を正確に表示することが求められるからです。

メリットデメリット
メリット① 近くにいる人を集客できる。
メリット② 競合店舗のみが検索される。
メリット③ 対策に費用はほとんどかからない。
デメリット① 近隣が過疎だと見込み客も少ない。
デメリット② 検索する習慣の少ない地域では効果が薄い。

MEOの集客での効果を含めた情報は、「MEOとは?集客の効果と上位表示のコツとは?」で解説しています。

グルメサイトとは、外食を主とする飲食店の情報、クチコミ、ウェブ予約の機能を備えているサービスのことです。居酒屋やレストランでは、コースや席の予約数を伸ばすために導入します。

グルメサイトは、飲食店を探している人の7割が飲食店の情報収集に活用しています。ただし、グルメサイトには、食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメの大手3社と一休.comレストランやRettyのようなサービスがあります。

効果的なグルメサイトの選び方は、導入を検討している地域で利用者数が多く、その中でもサイト内のジャンル検索で、上位表示する手立てがあるグルメサイトを選びます。

また、グルメサイトの料金は、プランの利用料に該当する月額固定費とウェブ予約の手数料がかかります。一休やOZ-mallのような売上手数料のみのアフィリエイト型のグルメサイトもありますが、コース予約単価などの審査をクリアする必要があります。

① 食べログ

食べログは、クチコミや百名店を認定する仕組みがある集客力が圧倒的な飲食店検索サービスです。顧客からは、独自の評価基準である食べログの評価3.5以上の店舗は優良店だとみなされます。

新規顧客を増やしたいのであれば、ベーシックプランS以上を選択することが必要です。最安値のプランでは、サイト内検索で上位に表示されることがなく、食べログから新規顧客を集客することができません。

② ホットペッパーグルメ

ホットペッパーグルメは、姉妹サービスであるホットペッパービューティーとの兼ね合いもあり、20代にも強いことが特徴的です。クーポン誌であったこともあり、オフィス街などでは、日常的に居酒屋を利用している人も多いです。予算に制約がある宴会では、ホットペッパーグルメで居酒屋を探す幹事も多いです。

デメリットとしては、掲載順位が料金プランと連動していることです。つまり、競合が激しい地域では、サイト・アプリ内検索では上位表示することが難しく、新規顧客の獲得が難しくなります。

③ ぐるなび

ぐるなびは加盟店数が多く、グルメサイトの中でも歴史が古いため、40代以上に人気のあるサービスです。楽天と提携しているため、ぐるなびポイントのほかに楽天ポイントが選べます。

ベーシックプラン、ライトプラン、スタートプランの3つのプランがあります。首都圏では、居酒屋の加盟が多い影響で、多数のエリアで居酒屋関連のキーワードではGoogle検索1位を獲得しています。また、GoogleビジネスプロフィールやInstagramとの連動ができるため、SNS集客を頑張っている飲食店とは相性が良いです。

④ 一休.comレストラン

顧客単価の高い高級店であれば、導入優先度の高いグルメサイトです。

一休.comレストランは、いわゆる高級レストランを専門に扱っているグルメサイトです。月額固定費が無料であり、初期費用も少額であることが特徴です。

予約の入ったコースの売上に対する手数料が発生します。一休は、宿泊、スパ、ギフトなどを総合的に受け付けているため、会員数が多く、集客力も高いです。

一休.comレストランは条件に合えば、申し込みをします。成果報酬が他のグルメサイトに比べ高額ですが、客席が埋まらないなどの集客リスクを低くすることができます。

MEOは対策であるため、上位表示までに時間がかかりますし、確実に良い順位に表示できるわけでもありません

そこで、すぐにGoogleで集客したい時は、即座に上位表示ができるGoogle広告を活用します。店舗のGoogleビジネスプロフィールを強制的に上位に表示させることができます。

例として「新宿 居酒屋」を検索すると、評価の左側に広告の文字がある店舗のGoogleビジネスプロフィールがあります。この広告のことをローカル検索広告と呼びます。

ローカル検索広告を活用することで、ローカル検索を活用して、今飲食店を探している人を集客します。ただし、広告は、品質の高いビジネスプロフィールの上部に表示されます。つまり、クチコミをある程度集めていて、評価が高くなければ、すぐ下の評価の高い店舗と比較されて、集客に繋がらないデメリットはあります。

ローカル検索広告の出稿には、リスティング広告を出稿する必要もあります。そのため、ホームページも必要です。

ローカル検索広告については、「ローカル検索広告とは?店舗ビジネスにはぴったりの新規顧客の集客方法」で紹介しています。

飲食店の新規の集客の方法⑤ SNS

飲食店の集客には、SNSの活用も効果的です。SNSを活用する時は、アクティブユーザー数の多いSNSを積極的に活用します。

令和2年に行われた「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、TwitterとInstagramの普及率が42.3%で並んでいます。また、ショート動画のSNSであるTikTokが2021年に最もダウンロードされているアプリとなりました。そのため、日本でも今年から普及が見込まれますので、Twitter、Instagram、TikTokが効果的だということになります。

Twitter

ニュースやトレンドを取り扱っているため、最新情報を入手する目的で活用しているユーザーも多いです。140文字の日常的に感じるツイートを共有することから、ゆるい関係性を構築できるSNSです。

Twitterの最大の特徴は、公開アカウントのツイートが全て検索の対象になっている点です。つまり、スポット検索で行動圏の割り出しが可能で、Googleマップで周辺の人気拠点をリスト化し、Twitter検索し、該当ツイートをしたアカウントに積極的にフォローすると商圏を行動圏とするフォロワーの獲得に繋がります。

また、Twitterはキーワード検索ができるため、必ずしもハッシュタグを追加する必要はありません。140文字をフルに使い、お店の用途の説明や魅力を伝えるコンテンツの発信が直接集客に繋がります。Proアカウントにすることで、市区町村に絞り込んだ広告を出すことができます。

Instagram

Instagramは、画像を中心にしたSNSであり、女性の方がユーザーが多いです。そのため、画像で訴求しやすく、若い女性層をターゲットにしている飲食店に向いています。

Instagramの特徴は、ハッシュタグ検索にあるため、関連しているハッシュタグは可能な限り追加して投稿を行います。また、Instagram広告では、商圏を詳細に設定することができますので、女性向けのキャンペーンを実施する時の周知方法にも向いています。

TikTok

TikTokは、ショート動画のSNSで、現在は若年者を中心に普及しています。ショート動画は、Youtubeよりも圧倒的に編集のハードルが低く、Youtubeも導入しているフォーマットで、今年は日本国内で爆発的な普及が見込まれます。飲食店では、肉を焼いている様子を音付きで発信できたり、店内の内観を見せたりと、工夫次第で多彩な情報発信が可能で、実店舗集客に十分な効果が見込まれます。

Facebook

Facebookは、海外では日本におけるTwitterのような役割を満たしているのですが、日本では利用者数が年々減っており、20代以下の世代をみると、TwitterやInstagramよりもユーザー数が少ないです。

インバウンド顧客を集める目的で、英語のFacebookページの開設はありです。また、高齢層を対象にすることができ、Facebook広告は、宴会予約の獲得を目的に活用することもあります。

飲食店では、約40%が理由不明を含むなんとなくを理由にお店が選ばれています。これは飲食店を利用したいタイミングにお店の存在に気づいて適当にお店を選択する人が多いからです。

看板の設置は、人通りの多い路面で目につくことが重要です。

集客が急激に落ちた店舗もありましたが、原因が、看板の向きを変えたことでした。人通りの多い道に対して、以前は視界に入るように看板の設置をしていました。

袖看板では、何屋なのかを的確に伝え、ファザード看板では、お店の提供する看板メニューがわかりやすく伝わるショルダーネームを目立たせます。そして、店前看板でメニューのプレゼンをすることを意識すれば、通りがかりの集客を増やすことができます。

飲食店は、消費者向けのサービス業とみなされていますが、会合や宴会は事業所単位で行われていることが多いため、BtoBサービスの性質も持ち合わせています。

FAXDMは、FAX番号のリストに用意した原稿を送ることで、直接メッセージを配信します。自分でもできますが、配信コストが高くありませんので、FAXDMの配信業者のリストを活用した方が効率的に宴会予約をとることができます。

ノンペイドパブリシティとは、メディアにネタを提供することで取材をしてもらうための広報の手法の一つです。地方局の情報番組や新聞に掲載されることによって認知度を拡大させることが目的です。継続的に取り上げられるようになると、安定して認知されるようになります。

飲食店では話題性を作るためのメニュー開発やサービスを用意することで、メディアに露出する方法があります。

企画を立案する時に注意すべきことは、真新しさよりも狙っている番組や新聞に掲載されても違和感のない企画にすることです。ゲームなど遊びの要素を強くしてしまうと、集客につながりづらく、パブリシティが失敗してしまう可能性があります。

スタッフブログを書くことは、集客面で意味がありません。新メニューのこだわりを解説した記事や周辺や店舗のイベントに関する記事を書くことは意味があります。

これは、ブログを見た人に来店動機を与える効果のほかに、サイテーション(ウェブ上に店舗を特定することができる情報のこと)を豊富にすることができるため、MEOにもある程度の効果を見込めます。

ブログは、ホームページと同じドメインにWordPressなどを組み込むことで運用します。アメブロやnoteなどで無料で始めることができますが、別のドメインになるためマーケティングの効果が薄くなります。

ブログは記事の集客力で集客をしますので、まとまった記事数が必要になります。

飲食店がリピーターを増やすための対策とは?

飲食店では商圏性があります。飲食店では年数が経つに連れて、来店経験者が増えますので、集客ができる新規顧客が減っていきます。そのため、売上を安定させるためには、顧客を維持し、再来店頻度を高めることが重要になります。

既存顧客を維持する理由には以下の法則性がみられるからです。

  • 1:5の法則 新規顧客を1人獲得する集客費用は、既存顧客を1人再来店させるよりも5倍以上かかる。
  • 5:25の法則 顧客離反を5%削減すれば、利益率の25%は守られる。

なお、飲食店の再来店回数を増やす対策として、以下の集客ツールがあります。

LINEの普及率は、全世代で9割を超えています。現在では、携帯メールアドレスに取って代わるコミュニケーションアプリとして普及しています。LINE公式アカウントは、事業者向けのLINEアカウントのことです。

LINE公式アカウントでは、メッセージを配信し、来店動機を引き起こすことを目的に活用します。LINEが既にスマホにダウンロードされていることや導入している店舗も多いことから登録が簡単です。

LINE公式アカウントの特徴は、全てのプランで機能は同じように使えます。違いは、月のメッセージ配信数ですので、基本的にフリープランで導入を行い、後からライトプランにプラン変更します。ライトプランには管理画面ですぐに変更することが可能です。

著:堤建拓
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LINE公式アカウントの弱点は、メッセージの文面が単調であることです。LINE@運用ツール【Poster】を利用することで、表現力を上げることができ、同じ件数にメッセージを送信するよりも、たくさんの反応をとることが期待できます。

飲食店のリピーター対策② メールマガジン(メール配信)

メール配信は、登録している人の受信フォルダ向けにメールを発信します。LINE公式アカウントと同じように既存顧客の集客に活用します。

メルマガのメリットは、HTMLメールを送信することができますので、チラシのデザインのようなメールを送信することができますし、企業向けの営業にはLINE公式アカウントよりもメールが向いています。

メルマガのデメリットは、個人の受信環境は、キャリアメールがない格安スマホプランになっており、LINEが受信環境になっています。また、メール配信には、違反には罰則付きの特定電子メール法があります。

飲食店のリピーター対策③ スマホアプリ

LINE公式アカウントは、基本的に1店舗1アカウントで運用します。1つの商圏に特化して複数出店をするドミナント出店では、他の系列店舗への流出を防ぎたいと考えます。そこで、多機能なスマホアプリを導入して、系列店を横断的に利用することでお得になるような仕組みを作ります。

参考 店舗アプリは導入した方が良いのか?メリットとデメリットを解説

飲食店のリピーター対策④ スタンプカード

ラーメン屋や定食屋では、10回でオファーをプレゼントするスタンプカードを用意されていますが、オファーまでの道のりが長いとあまり効果がありません。

リピーターに関する法則では、3回来店の法則というものがあります。これは、3回来店までに8割の顧客離反が発生することから、短期で3回来店させる仕組みを用意することで、リピート率が上がるというものです。そのため、3回ごとにオファーが提供される短期型のカードを用意しておくと、来店ペースを作り出し、固定客を増やすことが期待できます。

参考 スタンプカードを使った効果的な集客方法とは?

【業態別】飲食店の集客のコツとは?

飲食業にはさまざまな業態があり、それぞれでターゲットや利用用途が異なります。そのため、各業態ごとの集客のコツを理解しておくことがとても重要になってきます。

居酒屋の集客方法とは?

居酒屋は、ディナータイムが主な売上です。そのため、飲み放題付きのコースや席予約を伸ばすことが集客の目的になります。WEBマーケティングでは、グルメサイトやMEOなどの検索に力を入れます。また、集客したいのは、人数の多い団体顧客ですので、周辺の企業に営業し、予約を直接取り付けるのも効果的です。

コロナ禍による、大人数での宴会を計画しづらいこともあり、客席数が多い居酒屋では、集客がしづらい状況です。焼肉Likeなどのランチ感覚で利用することができるおひとり様需要に対応した店舗が業績を伸ばしています。1〜2人でも気軽に利用できるようなカウンターの客席を増やすことも効果的です。

レストランの集客方法とは?

レストランは、記念日のお祝いや会食などの用途が伴っていることが来店動機に多くなります。そのため、集客方法は、居酒屋と同様に、グルメサイトやMEOなどの検索に力を入れることに加えて、ホームページなどで内観、雰囲気、サービスを訴求することが効果的です。

また、レストランの集客では、一休.comレストランに掲載できる条件が揃っていれば掲載してもらえます。予約されたコースの売上の手数料が発生しますが、月額固定費はかかりません。リスクがないため、成果報酬制の媒体には積極的に掲載します。

飲食店の集客でよく質問される項目とは

飲食店の集客支援で、よく質問に挙がってくる質問にはパターンがありますので、ここでも紹介します。

田舎の飲食店でもマーケティングは効果がありますか?

商圏の世帯数が少ない飲食店ではマーケティングをやっても意味がないのではないかと言われるケースがあります。

経営で悩んでいる地方の方の共通点には、販促費にお金を全く割いていないことがあります。「お客様が来ないのはなぜだろう?」と悩んでいることへの答えは簡単で、認知度を高めるような販促活動をやっていなかったからでしょう。

結局、マーケティングをやらないと、顧客離反数が田舎では、高齢に伴う移動困難などで増え続けますので、客数の減少を止めることができません。新規の集客をしないと、事業が成り立たなくなると思われます。

飲食店に面白い企画は必要でしょうか?

企画の斬新さは、新規顧客を呼び寄せるのには効果的ですが、顧客が定着し長続きするわけではありません。

外食をすることは、美味しいものを食べたいからだけではなく、記念日や会食などの何らかの要因があってこそで、面白い取り組みで集めた顧客を再度集めるには、それ以上の企画を用意しなければなりません。

そのため、短期で儲けるビジネスモデルの飲食業以外では企画の斬新さは必要ないと考えています。

立地が悪さをカバーするためにはどのようにすれば良いか?

立地選びをする理由は、集客の効率性を上げるためです。そのため、立地が悪いということは集客面で不利ということになり、これを解消するのは通常の飲食店開業では難しいということになります。

立地の悪さは、商圏外の遠方客の集客を重視するための対策を実施します。

強烈なコンセプトを用意し、ファンがつきやすい環境作りを行います。そこでしか食べることができないうどんやそこでしか味わえない絶景を見ながらのコーヒーがわかりやすいコンセプトにします。

その上で、認知してもらわないと集客できませんので、催事出店を積極的に行い、認知度を拡大します。

いわゆる行列が並ぶ人気店は、催事出店に力を入れているケースが多いです。

ゴーストレストランは出店するメリットに何がありますか?

何かと話題のゴーストレストランですが、都心の一等地で調理代行付きでスタートすることができるサービスが増えています。

低予算でスタートでき、スタッフの雇用も完全にお任せできる良いことづくめの反面、サービスが増えているということは、当然競合の数もどんどん増えていくわけですし、集客が熾烈になると考えられます。そのほかに考えられるリスクとしては、レシピの流出です。知らないところでうん10年の伝統の味を完全コピーした人気店ができる可能性は否定できません。

ただし、地方の有名店や新規メニューを頻繁に出している飲食店では、メリットの方が圧倒的に大きくなります。東京で売れれば純粋に箔がつきますし、新メニューの反応率テストも兼ねることが可能だからです。

最後に|飲食店の集客の成功事例を紹介

成功事例

最後に集客のサクセスパートナーの飲食店のマーケティング支援の成功例を掲載しておきます。手法としては、その店舗の魅力的な部分をわかりやすく表現し、効果のある集客方法を選択して徹底的に実施しています。

翌月の月商が2倍以上に向上。その後も右肩上がり

地下店舗で目立つことがなく、インターネット上にも情報がなかったため、内部がわからない居酒屋でした。そのため、顧客が入りづらいお店になっていました。

地域の顧客ニーズを分析し、料理、利便性、用途の3点に絞り込みを行い、各グルメサイトやGoogleビジネスプロフィールで訴求しました。その結果、評価がついていない新店でしたが、新規の集客が回り始め、翌月の月商2倍から右肩上がりの売上になりました。

ホームページの改善で翌年売上25%向上

立地が悪い店舗では、通りすがりの集客は期待できません

さらに地方では、積極的なマーケティングを行っている飲食店が少なく、情報も少ないです。そのため、顧客も情報を収集する方法が限定され、ホームページに掲載される情報こそが重要になります。

ピザ店では、複数の事業を行っているホームページしか保有していませんでした。そのため、今後の主力産業のピザの情報が薄く、魅力も非常に伝わりづらかったです。

ホームページの内容を全体的に見直し、シズル感を煽る写真への入れ替えチーズのトロトロを表現し、受賞歴や行列の画像を見せることでの味への期待向上を行いました。その結果、ホームページ経由の問い合わせ、注文が増加し、売上が25%増加しました

テレビとTwitterのクロスメディアで新規顧客を獲得

全国的にも人気のある番組にクライアントの店舗が出演しました。高級店として紹介されているため、実際の集客には影響しないという見通しを持っていましたので、素材に一般的なものを用いた番組に登場した料理を用意しました。

テレビ番組を見ながら、Twitterでツイートを見ている人が多い傾向を逆手にとり、番組の放送中に、公式アカウントで実況中継を行いました。そこで、アカウントに注目させ、番組終了後に、店舗でタレントと同じ体験ができることを伝え、限定コースを出しました。

番組の視聴者の女性に反響があり、ランチや限定コースの宴会予約の大量受注につながりました。
番組の視聴者からすると、憧れの芸能人と一緒の食事ができること自体が魅力だったわけです。

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