集客方法25選!効果的な手法で顧客を引き寄せるアイデアを大公開【2023年最新版】

全てのビジネスは、集客が必要であり、顧客がいないと成立しません。マーケティングや営業など言葉は違っても、顧客獲得である集客は、どのビジネスにとって存続する限りつきまとう課題になります。
特に日本国内では、人口が減少傾向にあります。そのため、新規顧客の集客には限度があります。そのため、集客数を伸ばすためには、新規顧客の集客だけではなく、固定客(常連客)にしっかり育成し、何度も利用してもらえるということがとても重要になります。
ここでは、基本的な集客のやり方、そして、安定して客数を増やし、集客力を向上するやり方について解説をしたいと思います。
集客するには何が重要なのか?

集客の意味は、顧客にとって魅力的な情報を伝えることで、顧客を呼び寄せる一連の施策のことです。あくまで、集客は売り手側の視点であって、買い手にとっては購買です。買い手が商品を知り、魅力的だと感じるから、購買行動が起こります。
魅力的な情報を伝える方法として、集客の方法があります。集客の方法の選定は、ターゲット層(標的市場)の代表的な仮人格ペルソナをもとに選定します。例えば、ペルソナがTwitterやYoutubeで情報を収集をしているのではないかと考えれば、集客の施策は、Twitter広告やYoutube広告を使います。
集客の良し悪しは、広告で判断されがちですが、実際は、運用面の問題や訴求点にズレがあることで購買活動に結び付かないことがあります。Google広告やSNS広告は、膨大なユーザーを抱えているので、運用次第でターゲット層が変化します。
集客の方法は、役割で大きく分けると2つに分類することができます。
- 新規顧客の集客:今まで取引のなかった顧客と新たに取引を開始するために、事業の存在や魅力的な価値を伝え、興味を持ってもらい、購買行動に結びつける。顧客数・取引数のベースを作る方法。
- リピーター向けの集客:顧客は何もしなければ、8割が客離れをすると言われています。継続して利用してもらい、固定客になってもらうことで、収益を最適化する方法。
これらについて簡単に解説をします。
新規顧客の集客
全く接点のない見込客に、製品やサービスの魅力的な価値を伝えることを通して、新しい顧客を集めることを意味します。これは、マーケティング手法や広告などを使って、顧客の引き付けを行うことで実現されます。目的は顧客数・取引数のベースを拡大することにあります。
また、リピーター向けの集客を徹底して行っても、顧客流出をゼロにすることはできません。そのため、継続性のある新規顧客の集客を行うことで、恒常的に新しい顧客を集められるようにしなければなりません。
新規顧客の集客は、お金をかけないマーケティング手法でもできますが、見込客に情報をリーチさせるのに手間と時間がかかる上、確定的ではないため、広告の運用がメインの方法です。
リピーター向けの集客
集客で固定客が増加させることで、利益率が高まり、結果として、利潤最大化につながります。
事業の目的は、利益額を最大化することです。ここの一番のポイントは、固定客の数が増えることです。
固定客とは、常連顧客や上位顧客と呼ばれる売上に対する貢献度の高い顧客のことです。この固定客は、全体の売上の大部分を占めています。固定客は、集客コストが新規顧客に比べると安いため、固定客を増やすと、利益率が高くなります。
そのため、売上アップでも利益アップでも新規顧客を固定客化することが重要な施策に該当します。
固定客が増える条件とは?
固定客を増やすためには以下の条件を2つとも満たすことが重要です。
- 初回の購入体験が期待を上回っていた。
- 顧客との関係性が維持されており、再購入のきっかけを付与できるコミュニケーション方法がある。
まず、リピートしてその商品やサービスを買ってみようと思うには、最初が肝心です。飲食店でも最初に入ってみた印象が思った以上に悪いと、2回目の来店を考えることができません。そのため、最初の接客で、一押しのメニューを紹介したり、楽しみ方がわかるようにしないと、十分にお店の魅力を感じることができず、退店してしまう可能性があります。
また、購入体験が期待値を超えたものであり、再購入しようと思っていても、きっかけがなく気がついたら3年も利用しなかったことは珍しいことではありません。そこで、いつでも連絡ができるようにLINE公式アカウント・メールマガジン・SNSで顧客と繋がることが固定客向けの集客には必要になります。
会計、予約、顧客、在庫などの管理情報は、POSシステムに紐づけられます。連携先が少ないPOSシステムを選択すると、データの自動連携がすることができず、それぞれのシステムに入力する作業が多くかかります。
POSレジを選ぶときは、キャッシュレス決済だけを考えるのではなく、後々のことを考えて、連携先の多いものを選択しておきましょう。
新規顧客の集客方法19選

新規顧客の集客方法で求められることのは、ターゲット層に的確にマーケティングメッセージを伝えることで視認性を高めることができることです。ターゲット層のライフスタイルを分析し、適切な方法を選択します。ここでは、新規顧客の集客によく使われる方法の特徴を紹介します。
リスティング広告

リスティング広告とは、検索連動型広告のことで、GoogleやYahoo! Japanなどの検索エンジンの検索結果ページに広告を表示するものです。Googleに広告を出す場合は、Google広告を利用し、Yahoo! Japanに広告を出す場合は、Yahoo! 広告を利用します。
検索エンジンを活用するユーザーは、キーワードを検索して情報を求めます。リスティング広告は、ユーザーの検索キーワードに関連性の高い広告を表示する仕組みです。
リスティング広告を活用するメリットは、商品やサービスに関心がある顧客に対し、直接広告が表示されるため、購入や問い合わせの可能性が高いことです。例えば、「ワイン おすすめ」や「パソコン 比較」などのキーワードで検索するユーザーは、購入意欲があることが推測されます。
リスティング広告のデメリットとしては、広告の表示順位が入札価格によって決まるため、競合が多いキーワードでは入札価格が高騰することがあります。その結果、表示順位を上げるために入札価格を高く設定しなければ、広告が表示されなくなることがあるのです。また、業界的に需要が低下するシーズンでは、大手企業がリスティング広告の予算を増やして顧客を独占しようとすることがよくあります。
Google広告とYahoo! 広告のどちらかを選択する際には、まずはGoogle広告を利用することをおすすめします。その理由は、日本の検索エンジン市場において、Googleが75%以上のシェアを占めているためです。
広告出稿に際しては、ランディングページと呼ばれる広告専用のWebページが必要です。ランディングページは、コンバージョン(お問い合わせ、資料請求、購入などの行動)次第ですので、コンテンツもコンバージョンを引き起こすことに必要なものを用意します。

ディプレイ広告
ディスプレイ広告は、ウェブ上のメディアやアプリケーション内に表示される広告形式で、テキスト、画像、動画などの多様な形式で提供されます。これらの広告は、ターゲットとするユーザーの属性や興味、行動などを考慮したターゲティング広告として配信され、集客に効果的です。
Google広告(ディスプレイネットワーク) | アドセンスの提携パートナーになっているメディア、個人ブログの広告枠に表示される。 |
Yahoo!広告(ディスプレイ広告) | Yahoo!Japanや提携しているメディアの広告枠に表示される。 |
チラシのポスティング
ポスティングは、チラシを直接ポストに投函する方法です。特に、商圏が明確な店舗ビジネスでは、オープンやイベント開催の時に活用されることが多く、新規の顧客を増やしたい時に適した広告手法です。
ポスティングの強い点は、特定の地域にチラシを無条件で配布できるため、オンラインでの検索やログインを求めずに、地域内に情報が広がりやすいことです。それに対して、顧客を選ぶビジネスでは反応率が低下するため、どうしても費用対効果が下がってしまうのがポスティングの弱点です。
例えば、全体の利用率が10%に満たないネイルサロンのような業態では、オンラインでの集客に切り替えた方が良いでしょう。
また、配布部数に関しては、反応率が高い飲食店でさえ1%未満なので、1万部近く配布しなければ十分な集客効果が得られないことが多いです。そのため、自分で配布するのは難しく、ポスティング業者を利用して時間を節約することがおすすめです。

SEO(検索エンジン最適化)
SEO(検索エンジン最適化)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでウェブサイトが上位に表示されるように最適化する取り組みです。過去には、外部サイトからのリンクを多く集めることが主な対策でしたが、現在のSEOの主流は、ユーザーにとって価値ある情報が豊富なコンテンツを追加・編集することで検索順位が改善されて露出度が高まります。
SEOは長期的な施策であり、自然流入の多いメディアができると関連した商品を売れやすくします。
SEOは、検索エンジンユーザーが抱える特定の悩みに対して、解決策を提供することで関心を引く効果的な集客方法と言えます。
ただし、SEOのデメリットとして、高度なウェブサイト管理知識が必要であり、初心者には対策が難しい点が挙げられます。さまざまなSEOツールを使って分析し、PDCAサイクルで改善を繰り返すのが一般的な対策です。そのため、多くの場合は、SEO対策は専門の業者に依頼することが多いです。
MEO(マップ検索エンジン最適化)

MEOとは、Googleビジネスプロフィールの検索対策を指します。SEOがウェブサイトの検索対策に対して、MEOは近隣の競合店に焦点を当てた集客方法で、店舗ビジネスに適しています。
Googleビジネスプロフィールは、無料で登録できるビジネスページで、日本国内の検索エンジンや地図アプリでトップシェアを持つGoogleが提供しています。店名検索時には、ホームページや予約サイトよりも先に表示されることが多いため、インターネット上の玄関とも言える重要な位置にあります。
MEOの利点は、店舗の近くにいるユーザーが検索すると上位に表示されるため、地域の顧客を効果的に集めることができます。しかし、MEOの欠点は、周辺の人口が少なかったり、通行人が少ない場所では、検索の機会が減り、集客力も小さくなります。
MEOがうまくいくと、業種だけではなくメニュー名などでも露出ができるようになり、それを探している人を自然と集客できるようになります。
SNS広告
SNS広告はそれぞれのユーザーに対して、詳細なターゲット(オーディエンス)設定をして広告を配信することができます。配信できる広告もフォロワーの獲得から商品やサービスのコンバージョンの獲得まで目的を設定することができます。
SNSの運用では、フォロワーの獲得が一番の課題になりやすいです。店舗であればエリアで絞り込み、サービスや物販であれば、興味関心で絞り込みを行って集客をします。
Twitter広告
Twitterは、SNSの中ではアクティブユーザー数も多く、4,500万人を超えていると言われています。ニュースやトレンドの中心的なSNSであるため、情報の収集を目的にしているユーザーも多く、情報を配信したい側との相性が非常に良い媒体です。
Twitter広告は、Twitter内に広告を出稿できるサービスで、フォロワーの獲得、Webサイトのアクセス獲得、いいねやリツイートなどのエンゲージの獲得、ハッシュタグの拡散などを目的に利用されています。
市町村単位までエリアを絞り込んだ広告を出せるため、商品やサービスのほかにも店舗の広告としても活用できます。フォロー&リツイートキャンペーンなどのアカウント運用と合わせると、費用対効果の高い集客を実現することができます。
Instagram広告
現在のInstagramの日本でのユーザー数は、Twitterに匹敵するくらいの規模にまで成長しており、女性の割合が高めのSNSとして知られています。
Instagram広告は、視覚的な魅力が高く、ターゲット層に直接アピールできる効果的な広告です。ユーザーのフィードやストーリーズに表示され、自然な形でコンテンツに組み込まれます。広告主は、写真、動画、カルーセルなどの様々なフォーマットを利用してプロモーションをします。Instagramは、オーディエンス設定により、年齢、性別、地域、興味関心、行動パターンなどに基づいて、広告を配信して集客をします。
Instagramの特徴を活かすと、女性向けの商品やサービスの集客が得意です。特に、その精度の高さから、美容室の集客にも効果があります。
Facebook広告
Facebook広告は、Facebook、Instagram、メッセンジャーを対象とした手軽で効果的な広告です。詳細なターゲティング機能により、性別、年齢、地域、興味関心に基づいてオーディエンス設定が可能で、AIが広告主の設定に基づいて最適なユーザーに広告を表示します。特に飲食店や小売店の場合、高品質な写真を用意し、1日1,000円程度の出稿からでも集客効果を実感できます。
Youtube広告(動画広告)
Youtubeの月間アクティブユーザー数は、6,500万人を超えていると言われており、その勢いは誰もが納得します。このアクティブユーザー数は検索エンジンの利用者数とほぼ同等であり、生活に密着している動画媒体であると言っても良いでしょう。
Youtube広告には、バナーなどを表示しウェブサイトに誘導する広告とYoutuberが設定した任意のタイミングで動画広告を表示するタイプがあります。6~15秒のCMサイズの動画は、スキップができないため、存在を覚えてもらうことに非常に効果が高いです。
Youtube広告を使うためには、広告用のウェブサイトか動画を作成しておく必要があります。
TVCM
テレビCMは、広告主が制作した15秒程度の宣伝を目的にした動画コンテンツをテレビ局に購入した放送枠で放送する広告です。
特徴としては、広範な視聴者層にアクセスできるため、ブランド認知度や製品の認知を一気に高めることができます。また、映像と音声を組み合わせることで、視聴者に強い印象を与えることが可能であり、記憶に残すことができます。
ただし、制作費や放送料が高額であるため、予算が限られた中小企業には敷居が高いとされています。また、番組の時間や視聴率の属性によって、リーチする層が大きく異なります。
コミュニティーペーパー・新聞折り込み
コミュニティーペーパーは、投函されるフリーペーパーです。一方、新聞折り込みは、特定の新聞を購読している住所宛にチラシを折り込みます。
ポスティング広告との違いは、ポスティング広告は任意のタイミングでチラシを投函するのに対し、コミュニティーペーパーは決まった期間に配布されます。そのため、日程が決まったキャンペーンやセールの告知には、コミュニティーペーパーの宣伝が利用しにくいです。ただし、コミュニティーペーパーを購読している人は、折り込まれたチラシや広告をチェックする習慣があります。
また、新聞折込は、新聞を購読している世帯に限定して配布されます。そのため、飲食店のオープンのようなターゲットを選ばない際はポスティング広告が適しており、新聞を購読している比較的高齢者も利用するスーパーなどの小売店では新聞折り込みによる集客が効果的です。
独自のキャンペーンのお知らせの時は、ポスティング広告や新聞折込が向いています。コミュニティーペーパーでの折込は、ポスティング広告に比べると見てもらえる確率が高いため、認知度の拡大に向いている方法です。
FAXDM・メールDM
FAXDMは、事業所のFAXリストにFAXを送信し、メールDMは、ホームページに公開されている事業所のメールアドレスやフォームにDMを送信します。どちらも、BtoB向けの営業手法です。
飲食店や小売店などでは、個人に向けた集客を行う印象がありますが、飲食店では企業向けの会合、小売店では、ユニフォームなどを受注することができ、BtoBビジネスの側面もあります。そのため、事業所向けに営業をかけることも立派な集客となります。
DM代行会社を活用することで、業種を指定して、インターネットに情報を公開している企業向けにメッセージを配信することができます。ニッチビジネスを事業所向けに展開したい時に、この方法を試用します。また、配信コストも安いことがメリットの1つです。
デメリットとしては、視認性が高いため、一定数のクレームが発生します。そして、すでに関係性がある企業にもメッセージが配信される可能性はあります。
店舗予約・検索サイト(グルメサイト・美容サロン予約サイト・OTA)
飲食業では食べログやホットペッパーグルメ、美容業ではホットペッパービューティーなど予約が必要なお店を検索する際によく使われるサービスがあります。集客の仕組みは、検索エンジンやアプリのサービス内検索でお店を探す仕組みであり、上位に表示されている店舗ほど集客に有利になります。
すでに店舗の利用を検討している人を対象に予約を獲得する目的で導入します。有料化すると、Web予約を受付できるようになったり、サイト内の検索順位が向上し、立地が良ければすぐに集客が増えます。
店舗予約・検索サイトのデメリットとしては、自粛などの社会的な影響に影響を受けやすく、予約サイト自体の集客力が下がると獲得できる予約数も減少します。予約サイトに集客を依存していれば、この影響を強く受けて、客数を減少に歯止めが効かなくなります。
店舗予約・検索サイトの例は表にまとめています。
業種 | 店舗予約・検索サイト |
---|---|
飲食店系 | 食べログ・ホットペッパーグルメ・ぐるなび ・一休.comレストラン・OZ-mall・Retty・Tablechack・ヒトサラなど |
美容室・サロン系 | ホットペッパービューティー・minimo・OZ-mall・楽天ビューティーなど |
宿泊系 | 楽天トラベル・じゃらん・agoda・Trip.com・エクスペディア・ホテルズドットコム・Yahoo!トラベルなど |
袖看板・ファザード・店前看板・外観の改善
店舗集客のもっともな方法は、周辺を移動する人々にお店の価値に気づいてもらい、来店してもらうことです。実際、路面にある飲食店の約4割は、特に理由もなく来店することがわかっています。これらの来店は、偶然店舗の前を通りかかり、気づいた場合が多いとされています。
そのため、重要なのは視認性を高める看板です。看板の目的は、通行人に店舗を目立たせることです。つまり、人通りの多い路面に対して、看板を正面に設置しなければ効果が薄れるということです。テナント探しの際には、看板の設置条件もチェックしましょう。
袖看板は、路上から見えるように設置される看板で、店舗の存在と業種を認知してもらうことが目的です。ファサードは、主に入り口周辺に設置される大きな看板で、お店の魅力的な価値を訴求し、入店を促すことが狙いです。店前看板は、お店で提供されるサービス内容を知らせ、入店を決定づける目的で設置されます。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、広告作成者(アフィリエイター)が作成した広告を用い、購入やお問い合わせなどの特定条件を満たすと広告費を支払う成果報酬制の仕組みです。この広告は、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と呼ばれる仲介業者を通じて出稿できます。
LTV(生涯顧客価値)が高い商品ではアフィリエイト広告がよく活用されます。
アフィリエイターは、自分のブログに記事を書いて広告を設置するため、アフィリエイト広告を上手く活用することで視認性を高めることができます。また、成果報酬制であるため、広告費に見合った成果が期待できるのも利点です。
デメリットとしては、有力なアフィリエイターに関心を持ってもらわなければ広告が作成されません。そのため、アフィリエイター向けの勉強会を開催したり、オファーのメールを送るなどの対策が必要です。
ASP名 | 特徴 |
---|---|
A8.net | 初心者に優しく、広告主数が多い。広範なジャンルの案件が揃っている。 |
Rakuten アフィリエイト | 楽天市場のアフィリエイトをすることができる。 |
アクセストレード | SNSでも行うことができるASP |
afb | 成果報酬が高く、案件数も多い。成果の承認スピードが早い。 |
バリューコマース | 人材系の案件が豊富に提携できるASP |
イベント出展(展示会出展・ケータリング)
展示会に特定のテーマを設けて参加することで、関心の高い見込み客との繋がりを築くことができます。例えば、EXPOや中古車市場などがイベント出店の対象となり、目的は見込み客の集客です。
さらに、専門店やユニークな店舗の場合、近隣に同じ業態の店舗がない地域で催事出店やケータリングを行うことが効果的です。これにより、お客様に実際に体験してもらい、口コミを得たり実店舗への来店を促すことができます。
イベント出店では、ブースの位置によって成果が大きく変わります。そのため、イベント主催者との良好な関係を築くことが非常に重要です。
プレスリリース
各種メディアを参考にしている人もいます。ここが起点になって、SNSに情報が拡散されることもあり、そこから問い合わせに結びつくことがあります。
プレスリリースは、企業、組織、政府機関などがマスコミに対して発表する情報をまとめたコンテンツです。プレスリリースは、新製品の発売やイベントのスケジュール、企業の業績などの重要なニュースを伝えるために使用されます。マスコミ、消費者、投資家、関連業界などに対して配信され、広く知られることを目的としています。プレスリリースは、正確で信頼性の高い情報を提供することで、企業の評判やブランドイメージを向上させることができます。
以下のサービスを活用してプレスリリースを配信すると、WEBメディアに掲載されて、企業や事業の認知度を高めることができます。
サービス | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
ValuePress | 定額利用で無制限に配信が可能 | 月額30,000円 (その他プランあり) |
@Press | プレスリリースから記事化された数を売りにしている。 8,500メディアに対して配信可能であり、FAX配信にも対応している。 | 30,000円〜 (その他プランあり) |
パブリシティ
パブリシティとは、メディアに対して情報を提供することで取材を呼び寄せる広報の手法です。これによって、一気に注目されるきっかけを作ることができます。
パブリシティには、広告費を支払って行うペイドパブリシティと広告費を支払わないノンペイドパブリシティがあります。
ペイドパブリシティの例 | 〇〇で爆買い、〇〇のメニューを人気料理店のシェフが評価などの番組になる。 |
ノンペイドパブリシティの例 | 情報番組のコーナー、新聞の記事に掲載される。 |
パブリシティはプレスリリースとの決定的な違いは、パブリシティは番組として成立するものでなければならないことです。例えば、地域のための新しい取り組み、珍しい取り組みを行なっている企業とのコラボなどが該当します。方法としては、メディアの窓口のFAXやメールあてに、取り組みを魅力をわかりやすく紹介し、記者の興味を引くことです。
オンラインセミナー
イベント集客の1つの方法として、オンラインセミナーがあります。開催する目的は、特定の問題解決に自社製品やサービスが効果的であることを理解してもらい、成約率を高めることです。
オンラインセミナーは、ZOOMなどのオンラインツールの有料プランを使うことで開催が可能で、Twitterやメールマガジンなどで告知をすることで集客をします。
オンラインセミナーには以下のメリットがあります。
- インターネット接続があれば、どこからでも参加が可能です。
- 会場のレンタルや準備費用が不要なため、コスト削減につながります。
- 参加者数に制限がなく、多くの人が参加できます。
- セミナー参加者へのフォローアップが容易に行えます。
準備に時間がかからないため、頻繁にオンラインセミナーは開催することができます。成約率を高めるほかにもすでに製品を契約している方にオンライントレーニングの場を提供することも可能です。
テレアポ(アウトバウンド)
テレアポは、電話を使ってアポイントメント(予約・交渉)をすることを指します。
この方法は、商談などの予約を取るためによく使われます。テレアポを使用することで、Eメールやメッセージなどよりもスムーズなコミュニケーションをとり、スタッフと顧客間での信頼関係の構築ができます。また、予約状況の確認も容易に行えます。
テレアポは自分でやることでその場で直接担当者と情報のやり取りができるメリットがありますが、時間を浪費してしまう欠点もあります。そのため、コールセンターにテレアポを外注する方法もあります。
バーコード・アプリ決済(QRコード決済)
バーコード決済は、各ユーザーアカウントに入金された現金やポイントを利用して支払いができる決済方法です。
この決済方法は、地域自治体や企業と提携したキャンペーンにて、アプリを介した決済が可能な店舗が地図上に表示されるため、集客方法としても有効です。既にこの決済方法を使用している人は、決済可能な店舗を確認して選択するため、バーコード決済の導入は新規顧客獲得につながります。この決済方法には、PayPay、D払い、auPayなど、3つのキャリアに関連するサービスがあります。
リピーター向けの集客方法6選

リピーター向けの集客方法は、新規顧客とコミュニケーションをとれるようにすることが基本です。
メッセージの中身は、お得なキャンペーン情報・限定商品のリリース情報・サービスを利用するにあたってのお得な情報などリピートやサービス継続につながる動機付けをします。また、安心してサービスを継続してもらえるような利便性を上げることがリピーターの集客につながります。
SNS運用
リピーターに自社で運用しているSNSをフォローしてもらうことで、新商品、新サービス、イベントの情報を伝えることができ、リピーターの集客につながります。また、SNS広告を併せて運用することで得られたフォロワーも情報を閲覧しますので、新規の集客も併せて行うことができます。
- どのSNSを積極的にやるべきか?
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基本的に分散が望ましいですが、日本では情報収集にTwitterが活用され、女性はInstagramを活用しています。また、TikTokはショート動画で発信できる情報量も多いので、運用することをおすすめします。Facebookは、インバウンド需要を取り込む時に有効です。
- フォロワーを増やすためには何をやるべきか?
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まずは、SNSの運用の目的に合わせてコンテンツを積み重ねます。その後、フォロー&リツイートキャンペーンや各種SNS広告を活用して素早くフォロワーを獲得します。じっくり増やすのも自由ですが、時間をかけすぎるのは集客用のアカウントとしては適切ではないからです。
人気テレビ番組に飲食店が登場することになりましたが、高級料理を食べるバライティー番組でしたので、集客につながる企画ではありませんでした。そこで、素材を一般的な食材に変更したメニューを用意し、テレビと相性の良いTwitterを活用しました。フォロー&リツイートキャンペーンを実施し、情報を拡散させた結果、人気テレビ番組に出演しているタレントのファンが中心になって、コース料理の予約が増加しました。
LINE
LINE公式アカウント(旧LINE @)
LINE公式アカウントとは、LINEのビジネス用のアカウントで、前身のLINE@が店舗向け販促ツールであったため、リピーター集客向けの機能が豊富です。メッセージ配信の他に、クーポン、スタンプカード、チャット機能、リッチメニューを使うことができます。
LINEの普及率が約9割に達しており、携帯メールアドレスの代替品として成立しています。また、メールと違い、受信フォルダもLINEであるため、メッセージの到達率が高いことが最大の特徴です。
メリットとしては、LINEユーザーには、登録に新たにアプリのダウンロードをお願いする必要がありません。そのため、店内スタッフが混乱することなく登録作業を完了することができます。デメリットとしては、個人のLINEを対象にしているため、特に規模が一定以上のBtoB向けの集客には向きません。
LINE公式アカウントは、他社が開発したマーケティングツールと連携することで、ステップメールや予約など高度なマーケティングを行うことができます。
サービス名 | 概要 |
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Lステップ | 高度なステップメールのLINEのメッセージ配信が可能 採用や通販など個人向けの情報配信によく使われている。 |
リピッテ | 店舗の予約受付が可能。美容室、テイクアウト、ホテル予約などのサービスがある。 |
Poster | LINEのメッセージのデザインを見やすくすることで、集客率をアップさせる。 |

LINEミニアプリ
LINEミニアプリとは、顧客に新しいアプリのダウンロードを求めず、LINE内の機能でモバイルオーダーや会員証、順番待ちなどの機能を実装するものです。LINEミニアプリは開発するかパッケージから選んで導入できます。
タブレットPOSレジと連携できる場合、LINEミニアプリの会員証で顧客管理ができます。また、登録は簡単で、LINE公式アカウントの登録も同時に行えるため、LINE公式アカウントのおともだちを増やすことができます。

メールマガジン
メールマガジンは、登録済みのメールアドレスに一斉にメールを送るシステムで、主に既存顧客へ再購入を促す目的で使われます。ほとんどのインターネットユーザーがメールアドレスを持っているため、広範囲の対象者に届けることができます。
メールマガジンの利点は、HTMLを使用してウェブサイトやチラシのようなデザインのメールを送り、効果的に行動を促すことができる点です。また、LINEは個人向けであるのに対し、ビジネスシーンではメールが主流であるため、BtoBビジネスでよく活用されます。
一方、メールマガジンの欠点は、特定電子メール法の遵守が必要であり、スパムスコア管理が不十分なメール配信システムからのメールがブロックされることがある点です。そのため、到達率に重点を置いたメール配信サービスを利用しないと、送信したメールが届かないことがあります。
スマホアプリ
スマホアプリを導入することで、店舗は顧客とのエンゲージメントを強化し、利便性を向上させることができます。アプリを通じて、リアルタイムでのプロモーションやクーポンの配信、オンライン予約や注文の受付が可能になり、リピート率を高めます。また、アプリは店舗のマーケティングに必要な機能のみを選んでカスタマイズできることがメリットでもあります。
ただし、スマホアプリを顧客に活用してもらうためには、ダウンロードを要求することになります。見慣れないアプリを利用するときには、初期設定にも時間がかかりますので、設定を補助するスタッフが用意できないとなかなか利用者を伸ばすことができません。そのため、LINEを使っていれば新規にアプリのダウンロードが必要ないLINEミニアプリを使う判断もあります。
ニュースレター・ダイレクトメール
ニュースレターもダイレクトメール(DM)も、既存の顧客に対して、情報を提供する目的で印刷物を送付する手法です。再購入や再利用を促し、リピーターの集客を行います。
ニュースレターとは、新聞のように編集した読み物の印刷物です。例えば、新しいサービスを導入し、利用者を増やしたい時に、価値の理解を促す内容を既存顧客に送ったり、店内においておきます。
ダイレクトメールは、カタログなどの印刷物を既存顧客に送付します。ハイブランドメーカーでは、カタログに力を入れており、ブランドイメージを崩さない品質の高いクリエイティブのものを送っています。それに対して、比較的利用しやすい通販では、情報の見やすさと豊富さを重視したカタログを用意していることが多いです。
スタンプカード
スタンプカードは、10回来店したらラーメン1杯無料などのオファーをプレゼントするカードで、主に店舗に再来店させるために用意します。
店舗には、3回来店すると集客しなくても自然と来店する3回安定の法則と、10回来店したら常連客という10回固定の法則というものがあります。
10回に設定されているクーポンが多いのは、10回固定の法則によるものですが、道のりが長すぎるため、ほとんどのスタンプカードは機能しないまま捨てられます。
3〜4回の時限付きのスタンプカードを用意することで、10回来店までのペースメーカーの役割を持たせることができます。固定客の割合を高くするための対策です。
店舗の集客アイデアとは?

店舗に来店客を増やすための集客のアイデアを紹介します。店舗の集客では、顧客の来店動機を作るきっかけになる施策を考えます。また、他業種とのコラボにより、価値観に変化を与えて、リピーターを定着化することで、新規の顧客を呼び寄せることも可能です。
おとり商品
おとり商品とは、店舗に来店する要因になりやすい日常品などを利益ゼロ、あるいはコスト割れの価格をつけた商品を販売することです。おとり商品は、多数派が必要性を感じている商品やサービスであることが前提で、パン、バナナ、使用頻度の高い旬な野菜がおとり商品になりやすいです。
おとり商品の目的は、来店を促すことで、関連商品や他の商品の売上を伸ばすことです。そのため、おとり商品と一緒に使うような商品を近くに陳列するなどの工夫が必要です。
価格弾力性の高い商品の値下げ
必要性が高いけれどもなかなか価格が下がらない商品やサービスが、思わず店舗に足を運んでしまうことがあると思います。これは、価格が変化すると、需要の変化量が大きい価格弾力性の高い商品であり、この商品を値引きすると、目当ての顧客が増加します。
価格弾力性の高い商品の代表例は、車、家、宝石などです。いわゆる高級品が該当するケースが多く、価格弾力性の高い商品を値下げして集客した時には、関連性の高い商品やサービスをセットにする必要性はあります。
SNSの集客への活用
店舗の情報は、SNSから入手することも増加してきました。そのため、SNSで露出するだけではなく、来店可能な近隣の人に情報をリーチさせる必要性があります。
過去に実施したTwitterを使った集客では、芸能人が食事を楽しむ番組の公開に連動して、フォロー&リツイートキャンペーンを行いました。この時に、ホームページに特設サイトを用意しましたし、芸能人が食べたスペシャルメニューのペアチケットが当たるキャンペーンとして設定しました。ツイートにはメニューの写真を設定しました。この結果、テレビを見ていた人がキャンペーンに参加し、当選しなかった人からの予約も殺到しました。
抽選会の開催
焼肉屋のオープンの時に、次回に使えるお食事券が当たる抽選会が行われました。この抽選会に参加するためには、QRコードを使い、アプリに登録する必要があります。アプリから出力されるチケット1回につき、1回抽選ができる仕組みを構築しました。
この仕組みは、すかいらーくグループのガストが、ごちガストとして、抽選でお会計を無料にする仕組みに似ています。
ゲームのガチャを引く時と同じような射倖心を煽り立てるような形で、参加を促すことができます。目的は、アプリやLINE公式アカウントへの登録促進です。
チラシクーポンを用意する。
ポスティング広告で配布したチラシの反応率を高めるために、チラシを持参するとクーポンの扱いにするように作ります。クーポンでは、値引きなどにする必要はなく、例えば、お弁当の販売であれば、ジュース。アパレルであれば、専用の期間限定のエコバックなどをプレゼントすることで対応しても良いでしょう。
この発想は、お弁当とジュースを買う場が違っているとコンビニの方が便利だと思うことがありますので、安心材料を与えて、来店を促す方法です。
ポイント制・会員制の導入
売上を大きく上げるためには、リピーター作りが非常に重要になります。そのためには、プッシュ型の広告を活用できるような対策をするとともに、来店するとお得になるような仕組みを導入することが望まれます。
例えば、3回安定の法則があり、初回来店から時間を空けずに3回来店に至ると、それ以降は何もしなくても客離れを起こしづらいというものがあります。そのため、有効期限を決めた2種類のプレミアムがついたクーポン券を発行し、利用してもらうことで顧客の固定化を図るという方法もあります。
コラボでイベントを開催する。
例えば、音響の設備などを利用して、飲食店でダンスのバンド演奏を楽しみながら食事ができるイベントを開催することができます。例えば、月に1回にイベントを企画することで、そのイベントを目的にした固定客を作り出すことができます。
固定客が増えれば、Googleビジネスプロフィールのクチコミに良い評価をつけてもらいやすくなり、平常時の集客のベースアップにも効果が期待できます。また、1人でのイベントへの参加は考えづらいため、固定客が家族や同僚などの新規顧客を連れてくることもあります。
イベントの集客のアイデアとは?

イベントの動員を増やすための集客のアイデアを紹介します。イベントには、大規模な興行から、展示会、セミナーなどがあります。これらの集客では、イベントの魅力を定義したら、その魅力が伝わりやすい施策を打ち出すことが重要になります。また、これらに追加して、決済方法の最適化がとても重要な意味合いを持ちます。
決済を手軽にできるようにする。
申込みが難しいイベントの動員は、どんな集客の施策を行っても、申込みに至りません。大型のイベント興行の場合は、販売網が確立しているチケットぴあで委託販売をすることが基本です。また、セミナーなど小規模なイベントでは、Peatixなどの申込サービスを使うとクレジットカード決済やコンビニ払い、ATM振込を選択することができます。
イベント限定販売を行う。
ファンにとってはそこでしか購入することが商品があるとイベントに参加する動機付けになります。
例えば、ディズニーリゾートには、そこでしか購入することができないグッズがあります。また、ライブなどのイベントでは、通販をやっていても、参加者しか購入ができないような仕組みが採用されています。
動画広告を活用する。
イベントの集客は、インプレッションで興味をひいた方が反応率が高まるため、テレビCMやインストリーム広告などの動画広告が有効です。15秒以内で魅力が伝わるCMを作成します。15秒以内が望ましいのは、全ての広告を閲覧させるためで、それより長いと、5秒でスキップができてしまいます。
テレビCMに出稿する時は、地元の主要テレビ局に問い合わせを行います。それなりの予算を投下できる時は、併せて夕方のニュースなどに取り上げてもらえるように交渉するのも有効です。また、Youtube広告であれば、詳細なターゲティングも可能です。
オンライン配信を行う。
展示会やライブではオンライン配信を行うことで、会場に行かずとも参加すること自体は可能です。オンラインの商談システムを使えば、気になる商品を見つけた時に交渉をすることができます。
特に地方であったり、スケジュールで来場ができない人を動員することが可能になるため、そのイベントを開催する時の地域の人しか集客することが望めなかったものが、商圏を広げることができます。
セミナーなどのイベントでは、会場の用意が必要がなくなるため、低コストでの開催が実現します。細かな製品機能の説明会であれば、オンライン配信で事足りるケースも多いでしょう。
過去のイベント参加者や会員を優待する。
最初から新しい顧客を呼び込もうとするよりも、以前に開催されたイベントに参加し、その良さを理解してくれた人の方が、参加するハードルはずっと低くなります。そのため、参加者に還元や特典を与えることが有効です。
この時に伝えるポイントとしては2つあります。
- 過去に参加してもらったイベントと同じ内容ではなく、以前よりも内容がアップデートされていることを伝えること
- メールの一斉送信のような感じではなく、DMにしたり、氏名などを挿入し、個別に連絡を取っている印象を与えること
なお、家具の展示会の催し物の時は、DMの他にメール配信を行いました。これにより、イベントが開催されることの視認性を高めることができるため、以前のイベント参加者や会員のイベント参加の申込率が高まります。
著名人を招待する。
集客力のある著名人やインフルエンサーを招待することで、彼らがイベントに参加することや感想をSNSに投稿します。これによって、イベントへの注目度が上がり、その著名人のファンがイベントに参加し、ついでにコンテンツに興味を持つということもあります。
ただし、著名人のファン層とイベントの標的市場の層が合致していないと、今後の顧客定着の期待を持つことができません。そのため、キャスティングする著名人は、顧客層が話題にするような
リードジェネレーション(リードの獲得)
リードとは、見込み客のことです。まだ購入経験のない見込み客を獲得し、情報提供ができる状態にしておくと、セールスの機会を増やし、結果として、集客率を高める効果を発揮します。
リードジェネレーションは、ランディングページを作成してリスティング広告をかけるか、メディアを作成してSEOで検索エンジン経由でサイトに集客します。その後、見込み客のニーズに合わせた小冊子や無料のサービスを受けることができることを訴求して、メールマガジンに登録してもらいます。
メディアでリードジェネレーションをした時には、流入や閲覧したコンテンツで何に興味があるのかも推測することができます。この時は、HubSpotなどのマーケティングオートメーションツールを導入します。マーケティングオートメーションツールでは、Cookieを利用して、閲覧したコンテンツを特定することもできます。
業界別の集客方法とは?

各種業界の集客方法は以下の通りです。
飲食店の集客方法
飲食店の集客の仕方は、商圏内での認知・利便性の良い予約方法の設置・リピーターを育成する仕組みを確立することを意識します。
飲食店では、来店のハードルが他の店舗ビジネスに比べると極めて低いため、地域のみでターゲティングを行い、「行きたい!」と思えるような来店動機を付与します。飲食店では、料理・店内の雰囲気・空間で選ばれる傾向がありますので、可視化することができます。
そのため、プロカメラマンが撮影したシズル感を掻き立てる写真を用意し、チラシのポスティングやFacebook広告やInstagram広告で拡散することが効果的に新規の集客を獲得できます。
また、宴会やディナーの予約は、グルメサイトで探して予約される傾向があります。グルメサイトの特徴を理解した上で、最も効果的なものを導入します。集客力に自信のある店舗であれば、TableCheckのような予約システムを導入するのが良いでしょう。

美容室の集客方法
美容室は店舗数だけを考えれば、激戦そのものですが、しっかりマーケティングを実施しているところは多くはありません。コンセプトを明確にし、美容室のイメージで集客が可能で、美容師との相性次第で定着もします。
美容室はウェブで検索される機会が多い業種ですので、ビジネスプロフィールをしっかり作り込み、MEO対策をすることが効果的です。競合が強い時には、ローカル検索広告を使います。
美容室は、美容師が提供するサービスを直接受けるビジネスですので、美容師のブランディングも効果的です。TikTokやInstagramで、ビフォーアフターのわかりやすい動画を作成し、アップすることで、その美容師の力量を表現したカタログの役割を果たします。近隣の人に訴求するため、地域を限定したSNS広告を使って、フォロワーを増やすことも集客には効果があります。

歯科医院・歯医者の集客
歯科医院は美容室や士業と同じように定年がないことや独立することで大きく年収が増えるため、拠点数がコンビニよりも多い業種です。そのため、患者は歯科医院を選び放題であり、予約でいっぱいの歯科医院もあれば、患者がいない常時空いている歯科医院も存在します。
医療法の広告規制が適用される業種であり、歯科医院を探すタイミングは、歯の虫歯で歯が痛むなどの問題が顕在化した時に限定されることから、 SEO・MEO・リスティング広告などの検索対策が最も効果的です。

コンサルタント(士業含む)の集客方法
コンサルタントとは、専門性を持ったプロフェッショナルをさします。ノウハウを保有しており、顧客が抱えるその分野の問題を解決する能力を持っています。コンサルタントの集客方法は、その分野に問題意識を抱えているビジネスオーナーに解決を期待させるメッセージを届けることが基本になります。フェイスブック広告などのSNS広告でリードを獲得することが主流になっています。
まとめ
景気が落ち込み、業績に強い影響があると、今度は成長から維持の方に経営戦略が移行してしまい、集客力を向上しようというところまで頭が回らない状態になってしまいがちです。これが緩やかな業績の低下を引き起こす原因になります。
先行きが見えない環境では、考えられる事態が発生した時に切り替えができる計画を事前に用意しておくのが良いでしょう。そのため、集客の計画はできるだけシンプルなものにしておき、実行も簡単にできるものを選択できるようにしましょう。
何より、育成されたSNSアカウントやWebサイトなどを持っていない場合は、その分できることも限られてきます。コントロールできる手札しての集客の手段は絶対に継続的に育成しておきましょう。