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飲食店が検討すべき広告とは?専門家が効果が高いおすすめの広告を紹介

ポイント

飲食店の新規顧客の集客がうまくいかない原因は、情報を伝えるべき相手に情報が伝わっておらず、検討の余地がないからです。目的にあった適切な広告を検討し、活用することで新規顧客の獲得を効果的に実施します。

新規顧客の集客で悩んでいることの直接な原因は露出不足です。結局、店舗が対象にしている見込み客に知られていないことが原因であるため、店舗の魅力を伝えなければなりません。そこで、広告の出稿を行うことになります。

ここでは飲食店が検討すべき広告について紹介します。

飲食店が広告を活用する前にやるべきこと

なんとなくその店舗の存在を知っていても、興味が持たれなければ意味がありません。広告を積極的にかけても、見込み客が興味関心をそそる内容でなければテイクアウトでも行く気が起きないのです。

この時、重要になるのは魅力です。魅力とは、その飲食店を選択した基準のことです。例えば、子供のバースデーイベントを検討している時に、大好きな料理を名物にしており、個室を完備しているところを探しているかもしれません。この人にとっては、特定の料理を名物にしていて、個室も完備している情報は、その探しているお店の魅力だと言えるわけです。

グルメサイトやホームページ、チラシであっても掲載する情報が目的にしている客層にとって魅力に該当するのかを意識的考え、掲載することが非常に重要です。

  • 対象顧客の定義
  • 魅力の設定(チラシだったら配布する目的・予約や来店につながる情報を厳選)
  • 媒体作成
  • 広告による露出
  • 効果検証

飲食店の広告費の適正とは?

一般的な席数の店舗では、売上高に対して3%程度が適正とされています。しかし、顧客単価が4,000円の顧客を120円で獲得するのははっきり言って無理です。グルメサイトのWeb予約では、ディナーでは200円以上の手数料も発生することも多いため、その段階で何もできなくなります。

そのため、平均顧客単価を5%程度を意識し、新規顧客向けの集客では10%程度にし、既存顧客向けの集客を行うことで平均値を下げていきます。

新規顧客を獲得する上で指標ROAS(投資対売上)

ROASとは、広告費1円あたり獲得できる売上は何%かを表したものです。仮に、10%の広告費で押さえているのであれば、ROASは、1,000%以上になります。

ROAS(%)=その方法で得られた売上高/広告費*100=平均顧客単価*獲得組数*平均組人数/広告費*100

平均顧客単価が4,000円、獲得組数が100組、平均組人数が2.5人(2人〜3人の組が半々)を10万円の広告投資で行った場合・・・

ROAS=4,000*100*2.5/100,000*100=1,000%

となります。

飲食店が検討すべき広告を厳選して紹介

飲食店が検討すべき広告について、効果の高いものから紹介します。また、後述する番外編では、集客に効果があるのは分かっていますが、出稿できるかは確定的ではないという点でまとめています。

ポスティング広告

ポスティング広告とはチラシの投函のことです。配布地域を細かく設定することができ、相手にWEBを検索するなどの特定の行動を求めないプッシュ型の広告であるため、チラシのクリエイティブ次第で一気に集客することが見込まれます。

アナログな方法でありますが、短期的にお知らせする効果が強く、費用対効果よりも客数を優先する局面には積極的に採用します。なお、配布枚数が多くなるほど1件あたりの印刷・配布コストは下がるのも良い点です。

反応率はまちまちですが、ディナー予約でもテイクアウトの注文でも1%前後あり、100組の予約・注文を取る目安は1万枚です。

グルメサイト

WEB予約の定番で、飲食店検索では7割程度が何らかのグルメサイトを参考にすると応えています。特に、宴会の検索では、幹事はグルメサイトから予約するとポイント付与のメリットを受けることができます。そのため、宴会や記念日などの予約はグルメサイトから行う人も多いため、これを集客するためにはグルメサイトの導入が必須になります。

グルメサイトの導入は業種と狙う客層、検索での上位表示の可能性を加味します。グルメサイトではサイト内検索を活用されるわけですが、競争が激しい地域ではプランを上げないと上位表示ができないグルメサイトもあります。逆に競争が緩い地域では、グルメサイトに集客力がない可能性も加味して導入を決めなければなりません。

なお、グルメサイトではWEB予約に席数もしくは予約コースの売上高に応じた手数料がほぼほぼ発生します。あまり顧客単価が高くない飲食店では送客手数料が高いグルメサイトでWEB予約は導入できませんので、注意が必要です。

食べログ

どの業種にも人気があり、既婚者がWEB予約を活用する傾向がある。年代はほぼばらけていて、平均年収も高い。そのため、顧客単価が高めのサービスを提供している店舗であれば、食べログを導入すると良い。導入する際は、アクセスアップ機能がもっとも重要。予約手数料は、ディナータイムで200円。

ぐるなび

居酒屋の加盟店が多く、その影響で居酒屋系キーワードでのGoogle検索では上位に表示されている。手数料の設定を選択することができ、ディナータイムでは、送客手数料を100〜200円に設定すると特設ページに露出する仕様になっている。

ホットペッパーグルメ

ホットペッパービューティーとの兼ね合いもあり、若い年代の利用が多い。また、月額固定費用は他のグルメサイトに比べると高いが、手数料は安い。それもあり、客数重視の顧客単価の安い居酒屋との相性が良い。なお、検索ルールは、導入プラン順になっている傾向があり、高額プランを導入している店舗が多い地域では露出すること自体が困難である。

一休レストラン

月額固定費がかからないことが特徴のレストラン専門のグルメサイト。登録は審査制。いわゆる記念日のお祝いにふさわしい店舗が通る傾向がある。手数料は、予約コースの売上で変動。

Google広告(ローカル)

飲食店を探す方法として、約6割がGoogle検索を実施していると応えています。つまり、めぼしいキーワードでのGoogle検索の結果に表示されると集客に効果を発揮します。Google広告では、ローカルを指定することができ、Googleマップ検索でGoogleマイビジネスを上位表示させることができます。

来店数と店舗売上の向上を選択します。

表示箇所はGoogle検索のローカルパックやGoogleマップ検索の上部に表示されます。

この時、Googleマイビジネスで興味関心を持ってもらわないといけません。そのため、画像の設定やメニューや商品設定を行い、可能であれば席予約が直接実施できるWEB予約の仕組みを導入します。

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外壁・外装の改良

一番顧客化しやすいのは、近所に住んでいる人々です。その人々が普段何気に通っている中で、外装や看板が目につくことで存在を知ってもらえます。

飲食店を利用する時に、理由がないと答えている人が4割程度存在することが知られています。つまり、この4割はなんとなく入店していますが、その店舗についてなんらかの形で知っているもしくは目についていることを意味します。店舗を目立たせることで、近所の人々からの集客効率の向上が望めます。

外観は、半径30mの人通りの多い路面に対して正面を見ている段階で気づくかどうかで判定します。また、看板などでは何を提供するのか分かっている方が入店しやすくなります。この時に、「牛一頭買いの〜」などのショルダーネームを追加すると良いとされています。

Facebook広告

Facebook広告は、Facebook社が運営しているSNSに広告を出稿することができます。
対象は、Facebook、Instagram、messengerです。

画像や動画があれば出稿することができ、性別、年齢、地域、興味関心で対象を設定して広告を出稿することができます。地域の設定は、市町村単位であったり、特定の地点から半径で指定することが可能です。

エンゲージメントを獲得できれば、直接集客につながらなくても各種SNSのフォローに結びつけることができ、将来の集客に回すことも可能です。

番外編(飲食店の広告)

インフルエンサーの活用

動画やInstagramのインフルエンサーに取り上げてもらうことで集客につなげることも可能です。インフルエンサーの活用は、エージェントが存在するため広告に該当し、お金がかかります。

インフルエンサーのファンの数が多い都市部では有効であると考えられる反面、閲覧の目的は飲食店に行くことではなく、そのインフルエンサーがチャレンジすることです。そのため、販促費がある時に優先的に試用するのは、かなりギャンブル性があります。

パブリシティ

パブリシティとはメディアにネタを提供することで取り上げてもらうことです。お金が発生しないものをノンペイドパブリシティ、お金が発生するものをペイドパブリシティといいます。ペイドパブリシティは、雑誌やテレビ番組で企画が立ち上がるものです。最近のバラエティー番組はほぼペイドパブリシティによる番組です。

地方であれば、地域に根付いた企画を立案すれば、ノンペイドパブリシティーで新聞や番組に取り上げてもらえる可能性が高くなります。取り上げられることは確定ではないので、これをあてにして広告を出さないのはなしです。

まとめ

飲食店の新規顧客の集客は、広告をただ使えば良いわけではなく、しっかり特長やサービスなどを伝え、顧客にとっての魅力的な店舗であることを認識してもらうことがとにかく重要です。

大きく分けると検索対策・近隣から発見される対策・こちらから存在を知らせる対策の3つに分かれています。これらから、効率的な広告を選択し、適切な設定を行うことで、新規顧客の集客効率は劇的に高まります。

  • この記事を書いた人

小形洸太

マーケティングプロデューサー。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。 ▶︎過去に協力したメディア 第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号) 株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事が公開される。

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