ポスティングは自分で配布と業者に委託のどちらがお得なのか?

特に店舗型のビジネスを開業した時に、チラシの配布方法について悩むと思います。チラシを自分で投函するセルフポスティングを選択するか、ポスティング広告業者に依頼するかのどちらかになりますが、集客では、ポスティング広告業者を選択した方が良いでしょう。
なぜならば、ポスティング広告は、ラクスルの調査では、反応率は0.75%が平均だからです。つまり、1組集客するのに、400世帯に投函が必要になります。1人が1時間でポスティングできる枚数は、はやくて300枚と言われており、その時間を本業にあてた方が良いのは明らかです。また、ポスティング広告の委託業者は、チラシの印刷屋でもあり、一枚あたりの印刷配布コストは、コンビニでモノクロ印刷をするよりも安いです。
→ポスティング広告とは?ポスティング広告で集客するためのコツ
ポスティングを自分で配布するメリットとは?
ポスティングを自分でやることで、顔を売ることができます。ポストに投函するだけであれば、業者に依頼した方が良いですが、住宅に出向くことで投函の際に挨拶を行うこともできます。
ランチェスター戦略の業界2位以下の弱者が取る戦術の中には、接近戦があります。人は距離が遠い人よりも身近な人を選ぶ性質があり、顔を知っている人の方を信用します。そのため、中小企業のマーケティングでは顧客のいるところに接近することで有利になります。
ポスティングを挨拶回りの機会として活用することで、近隣の商圏限定で距離感を縮めることができます。
ポスティングを自分で配布するデメリットとは?
ポスティングは慣れている人でも1時間に投函できるのは、300件が限度だとされています。
全国平均のポスティング広告の反応率は、0.75%です。つまり、1時間で1組ポスティングで集客できれば良い計算になります。お金をかけずに集客ができることにメリットを感じるか、時間の無駄と感じるのかは事業者によります。
セルフポスティングは、十分な客数を稼ぐための施策とは言いづらく、客数を伸ばしたいのであれば、ポスティングは外注が良いでしょう。
ポスティング事業者を選ぶコツとは?
料金重視で考えれば、ラクスルなどのWEBサービスが便利。
ポスティングは、印刷会社であればどこでも委託可能です。しかし、地場のポスティング業者は、WEB上で価格競争を行っているわけではありません。そのため、価格では、ラクスルなどのサービスには敵いません。
ポスティング広告は、1万部程度配布しないと十分な効果は見込めません。そのため、1枚の配布コストを可能な限り下げるためには、WEBでポスティングを受注している大手を選択した方が良いです。
GISなどの商圏分析を導入しているポスティング業者を選択するのも良い。
GISとは、地理情報システムのことを意味します。エリアマーケティングGISでは、その商圏内で例えばファミリー層が多い地域を絞り込むことができます。住宅販売では、若年者のファミリー層がアパート住まいをしているエリアに絞り込んでポスティングするのが効果的です。そのため、地域の分析を行い、配布地域を選択することがポスティングの費用対効果を高めることになります。