シン・レンタルサーバーの評判とは?特徴・デメリット・申し込み方法の解説

WordPressなどのCMSをマーケティングに導入する時には、問題なく動作をした上で、セキュリティの高いレンタルサーバーが必要になります。今回はその選択肢の1つのシン・レンタルサーバーの特徴について紹介をいたします。
シン・レンタルサーバーの特徴とは?
シン・レンタルサーバーは、その高速性とセキュリティの高さで知られています。高速なSSDとネットワーク環境により、ユーザーは快適な閲覧体験を得ることができます。また、24時間365日の監視により、ウェブサイトは不正アクセスやDDoS攻撃から守られています。さらに、無料のSSL証明書も提供されています。
シン・レンタルサーバーは、ユーザーに対して多くの便利な機能を提供しています。WordPressの自動インストール、メールアドレスの無制限提供、FTPアカウントの無制限提供など、ユーザーが必要とする機能が揃っています。そして、何よりもユーザーサポートが充実しています。問い合わせに対する返答は迅速で、ユーザーが安心してサーバーを利用できる環境を提供しています。
また、シン・レンタルサーバーは、ユーザーのニーズに合わせて料金プランを選べる柔軟性を持っています。初心者から上級者まで、様々なニーズに対応したプランが用意されています。これらの特徴により、シン・レンタルサーバーは個人から企業まで幅広いユーザーに対して、高品質なサーバー環境を提供しています。
シン・レンタルサーバーとエックスサーバーの違いとは?
シン・レンタルサーバーは、エックスサーバー、WpX Speedと並ぶエックスサーバー系のレンタルサーバーです。エックスサーバーと比較の対象になりますが、シン・レンタルサーバーは、最新の技術に対して積極的に導入されることが前提で作られたブランドです。それに対して、エックスサーバーは、安定動作や手厚いサポートを前提としています。
速度を重視するのであればシン・レンタルサーバー、表示の安定性を重視するのであればエックスサーバーを選択するのが基準です。なお、そこまで速度や安定性に差があるわけではありません。どちらも、WordPressを使う上では、表示速度が速く、安定して動作します。
また、料金面で言えば、シン・レンタルサーバーのベーシックプランがエックスサーバーのベーシックプランよりも安価です。
シン・レンタルサーバー | エックスサーバー | |
---|---|---|
ポルノサイトの運営 | 可能 | 不可能 |
新技術の導入 | 優先 | 安定性が確認された後から |
月額利用料 | 770円~ | 990円~ |
安定性 | 安定性を保証したリザーブドプランあり | 高いかなり高い |
サポート | 電話・メール | 電話・メール・チャット |
CMS簡単インストール | EC-CUBE4 (ショッピングカート) | WordPressWordPress EC-CUBE4 (ショッピングカート) PukiWiki (CMS) |
シン・レンタルサーバーの評判は?
シン・レンタルサーバーを現在導入しているため、使用感について紹介します。
シン・レンタルサーバーの使いやすさ
管理画面は、エックスサーバーとほとんど一緒であり、独自の特別な設定があるわけでもありません。そのため、エックスサーバーに慣れているユーザーであれば、使い勝手の良いレンタルサーバーといえます。
シン・レンタルサーバーでは、エックスサーバーと同様にWordPress簡単インストールがあります。また、ウェブサイト用のドメインを新規で1つ無料で使うことができます。そのため、お名前.comなどでドメインを新規で取る必要がないため、WordPress開設までの時間が非常に短くて済みます。(他社サービスと連携させる時は、DNSの浸透時間が長くかかることがあります。)
シン・レンタルサーバーの表示速度

シン・レンタルサーバーのスコア

A社のスコア
PageSpeedInsightを使い、同一条件でのスコアリングの表示比較をしました。これらを比較した時に、パフォーマンスで大きくスコアに差が出ました。Speed Indexがシン・レンタルサーバーが1.5秒であることに対し、A社の環境では4.2秒かかっています。
表示の安定性は、GoogleSEOのアルゴリズムにも含まれているため、コンテンツマーケティング用のメディアを構築するのであれば、シン・レンタルサーバーの方が良いことになります。
シン・レンタルサーバーには高速化をするための機能に、XPageSpeedとXアクセラレータがあります。
XPageSpeed

XPageSpeedは、Googleが開発したWebページの高速化技術を利用した機能です。この機能を利用すると、Webページの読み込み速度が大幅に向上します。具体的には、CSSやJavaScriptの最適化、画像の圧縮といった処理を自動で行い、ページの表示速度を向上させます。これにより、ユーザー体験の向上だけでなく、SEO対策にも効果的です。

設定は項目ごとに行えます。JavaScript遅延読み込みは、取り扱いに注意が必要です。サイトの表示に異常が出ることがあります。
Xアクセラレータ

Xアクセラレータは、PHPの実行速度を大幅に向上させる機能です。PHPスクリプトを一度コンパイルすると、その結果をキャッシュして再利用します。これにより、同じスクリプトの再度のコンパイルを避けることができ、サーバーの負荷を軽減し、ウェブページの応答速度を向上させます。特に、WordPressなどのCMSを使用している場合に効果を発揮します。
シン・レンタルサーバーのデメリット
シン・レンタルサーバーを契約していて、不自由さを感じたことはありませんが、エックスサーバーに比べると安定さが若干弱いことがあります。このデメリットを解消したプランが、リザーブドプランです。

シン・レンタルサーバーのリザーブドプランは、長期利用を前提としたプランで、vCPUとメモリのリソースが保証されています。これにより、安定した高速なサーバー環境で、WordPressを動作させることが可能です。
シン・レンタルサーバーの契約方法
シン・レンタルサーバーの契約方法を簡単に解説します。
1.申込ボタンを押す


2.新規申込を選択する。

初めてご利用のお客様の「すぐにスタート!新規お申し込み」 を選択します。もし、IDを持っている時は、アカウントからサーバーお申し込みができます。
3.サーバー契約内容を入力する。
以下の項目を登録します。
- サーバーID:サーバーの固有IDであり、FTPサーバーへの接続に使います。
- プランの選択:通常プランとリザーブドプランを選択します。また、容量に合わせてプランを選択します。通常は、ベーシックプランを選択します。
- WordPressクイックスタート:WordPressが独自ドメインでインストールされている状態からスタートできます。ただし、10日間無料のお試し期間はありません。利用するをチェックした場合は、以下の項目の記載が必要です。
- サーバー契約期間:契約期間を入力します。長期契約するほど1ヶ月あたりの費用が安くなります。
- 取得ドメイン名:Webサイトに使うドメインを記入します。ここで契約したドメインは、レンタルサーバー契約期間中は、1年ごとに1年自動延長します。
- WordPress情報:設定するWordPressの情報を入力します。ブログ名は後からでも簡単に変更することができます。
4.個人情報を入力する。
シン・レンタルサーバー関連のアカウントであるシン・アカウントの情報を入力します。お支払い方法はクレジットカードです。その後、登録されたメールアドレス向けに認証コードが送信されます。メールを確認して、6桁の認証コードを入力します。
その後、登録情報を確認して完了します。
シン・レンタルサーバーにログインする。
メールでログインに必要な情報が送信されています。これらのメールは、重要フォルダに振り分けておき、いつでも閲覧できるようにします。

上記のメールは古いですが、wpXアカウントが、現在のシン・アカウントのことで、ログインに必要な情報が掲載されています。ログインURLにアクセスし、シン・アカウントIDとパスワードでログインします。

また、登録したメールアドレスがGmailであれば、Googleでログインが使えます。同様に、Twitterと連携しているメールアドレスを登録していれば、Twitterでログインすることができます。
シン・レンタルサーバーにWordPressをインストールする。
1.シン・アカウントにログイン後にサーバーから、「サーバー管理」を選択

2.ドメイン設定を行う

WordPressで使用するドメインを設定します。
- シン・アカウントでドメインを契約している場合→特別な設定は必要ありません。
- シン・アカウント以外でドメインを契約している場合→契約したドメインサービス内でネームサーバー設定が必要です。ネームサーバーを以下のように設定してください。
ネームサーバー1 | ns1.wpx.ne.jp |
---|---|
ネームサーバー2 | ns2.wpx.ne.jp |
ネームサーバー3 | ns3.wpx.ne.jp |
ドメイン設定から、ドメイン設定追加を選択します。無料独自SSLの利用とXアクセラレータを有効化するにチェックを入れて、契約したドメイン名を入力します。その後、設定をします。
3.WordPressの簡単インストール

管理画面から、WordPressの項目から、簡単インストールを選択します。設定したドメインの中から、活用するドメインを選択します。

簡単インストールの設定は以下のように設定します。
- サイトURL→空欄で良いです。
- ブログ名→後から変更可能
- ユーザー名→自分だけが覚えやすい複雑なものを設定するのがおすすめ。特に決まりはありませんが、半角英数を混ぜて設定します。
- パスワード→複雑なパスワードを設定します。簡単なものにして、セキュリティプラグインも設定していないと、簡単に不正ログインされます。
- メールアドレス→よく使うメールアドレスを指定します。
- キャッシュ自動削除→ONに設定
- データベース→自動でデータベースを生成するを選択します。
- テーマ→WordPressはマーケティングに使うことが前提なので、有料テーマを選択するのが原則です。ただし、コストがない場合は、cocoonを選択します。cocoonは、SEOのカスタマイズ性に優れていますし、有料テーマに移管ツールが用意されていることが多いテーマだからです。
総評
WordPressは、使えれば良いわけでなく、安定して動作することが求められます。レンタルサーバーの仕様次第では、特別な設定を複数しなければならないことがあります。単純な設定のみで、WordPressの最大のパフォーマンスを引き出せることから、マーケティング用にメディアを運用したいときは、シン・レンタルサーバーがおすすめです。
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