飲食店がFacebookで集客するためのポイントと事例を解説

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Facebookは、日本国内では人気が落ち着いているSNSですが、世界最大のSNSです。日本国内では、全年代の30%が利用しており、30代〜40代の利用率が高いとされています。飲食店がFacebookを活用する際は、明確なターゲットを訪日外国人にするのか、国内の人にするのかで運用方法が異なります。この記事では、飲食店がFacebookを活用し、集客数を増やすためのポイントをまとめています。

目次

Facebookは飲食店のどんな集客に使える?

Facebookの令和5年度の利用率
参考:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

Facebookの国内の最新のアクティブユーザー数諸説あります。NapoleonCatの2025年1月時点の統計が約6,170万人と示されていますが、Facebookは2019年の2,600万人以降公式発表を控えています。そのため、日本国内ではInstagram、X(旧Twitter)、TikTokに比べれば、日常的に使われる情報発信ツールとしては控えられている傾向があります。30代〜40代の利用率が高いため、この年代に合わせたサービスを提供する飲食店が使うことができます。

また、海外に目を向けると、インドが最も多く、アメリカブラジル、インドネシアと続きます。東南アジアの諸外国の利用数が多いため、東南アジアからの訪日外国人が多い店舗では、それぞれの国に合わせた言語で情報発信をすることが有効的な手段と考えられます。

Facebookを集客に使う方法とは?

集客を目的としたアカウント運用をする際には、以下のような機能を使います。

Facebookページを活用する

Facebookは、個人用のページとビジネス向けのFacebookページがあります。この機能を使うことで、登録者向けに投稿を広めることができる他、Facebook広告を活用することができます。飲食店で活用する際は、例えばリピーターに登録を促します。限定メニューやおすすめメニューの画像、リール動画を投稿することで来店動機を作り、次回の集客に結びつけることができます。

Facebook広告(Meta広告)を活用する

Facebook広告(Meta広告)は精度の高い広告で知られています。性別、年齢、地域のほかに、興味関心や保有しているメールアドレスリストを使い類似するオーディエンスをターゲティングすることができます。類似するオーディエンスとは、そのメールアドレスを使って登録されたアカウントを調査し、アカウントの共通項を抽出するターゲティングです。

また、Facebook広告はリスティング広告と異なり、投稿を表示させることができます。そのため、リール動画や画像を表示させることができ、直接いいねなどのエンゲージメントがなくとも、広告効果を期待することができます。

集客のカチプロでは、ランチの集客を効率化することを目的に、日替わりメニューを毎週月曜日に投稿し、午前中に合わせて広告をかけることが多いです。昼のメニューは、なんとなくみた情報で決めることが多いです。Facebook広告は小予算でも、20%程度の集客をコンスタントに増やすことができます。

Facebookは外国語運用するのもあり

日本国内のSNSの利用を考えた時には、情報発信は、「Instagram」「X(旧Twitter)」「Youtube」の方が向いています。ただし、訪日外国人向けの集客の一環として考えた時は、Facebookの方が向いていることがあります。上述した通り、インドネシアやフィリピンなどの東南アジアのユーザーがFacebookは多いため、それぞれの母国語を使った情報発信をすることで、訪日外国人の行き先としての検討を促すこともできます。

飲食店がFacebook集客で成功するためのポイントを解説

Facebook集客を成功させるためには、Facebookページを作り込むことが必須です。一度も来店したことがない人がそのページの情報を見た時に、魅力的に感じ、来店しようと思わなければ集客にならないからです。

ここでは、Facebookページで集客ができるようにするポイントをまとめます。

Facebookページは、新規顧客が見てもわかる内容にする

個人用のSNSの投稿と集客用の投稿では大きな違いがあります。個人アカウントは繋がりのある身内のような人に向けて発信する傾向があるため、仲間内でなければわからないような投稿が多くなりがちです。Facebookページでの情報発信は、全く関係のない人に自店舗の魅力を伝えなければならないため、客観的にみてもわかるような内容の投稿をすることがとても重要になります。

Facebookページは、広告と一緒で、投稿の一つ一つが店舗のことを知らない人向けに作り込むことが原則です。

最近はTikTokなどであるあるを投稿する飲食店のアカウントが人気になっています。都市部にある立地の居酒屋の場合は、雰囲気や店員さんに会うことが来店動機そのものになることもあります。そのため、投稿内容は、絶対にそうしなければならないということはありません。

Facebookページは、写真カタログをイメージする

飲食店では、そのお店を検討する時に画像やリール動画を参考にします。Facebookページでは、投稿した画像を写真のタブで確認することができます。この時に、過去に提供していた限定メニューやおすすめのメニューの画像が表示されていることで、興味を惹くことができます。

キラーコンテンツを用意する

キラーコンテンツとは、そのコンテンツを見ると特定の行動が思わず引き起こされるコンテンツのことです。

後述をしていますが、ハンバーグの焼ける動画を見たから、「ハンバーグを食べたい」と思わせ、来店が引き起こされます。この時のハンバーグの焼ける動画がキラーコンテンツです。

キラーコンテンツを検討する際は、Facebookではなく、Instagramの人気の飲食店のアカウントの投稿を参考にするのが良いでしょう。Instagramでは、数多くの飲食店が投稿している他、タグで簡単に検索をすることができます。そのため、メニューの魅せ方の研究をしやすいことが挙げられます。

画像投稿には必ずテキストでメッセージもつける

画像だけ投稿しても、魅力が伝わるわけではありません。必ず、投稿にはテキストで説明することが重要です。この時に、簡単な挨拶、画像で紹介したメニューのコピー、店舗の情報を付け加え、予約方法も教示します。

コメントには返信する

コメントは基本放置せずに、返信することを心がけます。これは、コメントへの返信が、投稿の表示に影響を与えるエッジランクに影響すると言われているためです。また、店舗とコメントをつけた人との距離感が縮まることもあり、次回の来店につながります。

基本的に全てのSNSでは肯定的なコメントには返信します。単純にそれをやった方が感じが良いですし、また行きたいという気持ちになりますよね。

定期的に最新の情報は発信する

Facebookページへの投稿は定期的に続けます。これは投稿日が古い投稿は次第にフィードに表示されなくなるからであり、定期的に新しい情報を掲載することで、店舗の存在を忘れることを防ぎます。投稿の頻度は週に1回程度を行なっていくのが理想ですが、忘却を防ぐ目的であれば、隔週に1回程度の投稿を定期的に行うのが良いでしょう。

Facebook集客を運用する手順

アカウントを運用する手順について解説します。

STEP

Facebookページを開設する

Facebookページを作成します。Facebookページは、リアルタイムのプレビューを見ながら作成することができます。Facebookページの情報は100%に近い状態で書き込むことが重要で、また、屋号、住所、電話番号などは、Googleビジネスプロフィールと共通にします。

STEP

10個〜15個程度の投稿を行う

他のSNSでも言えることですが、投稿が何もないのに、フォローしてくれる人はいません。何の店舗なのかもわからないためで、おすすめのメニューを紹介する投稿、店内の雰囲気を紹介する投稿、予約や来店の方法などの情報を分けて掲載しましょう。

STEP

Facebookをやっていることをリピーターに伝える

Facebookをやっていることを既存顧客に伝えます。例えば、ショップカードにQRコードを貼り付けて登録を促します。

ただし、リピーターに登録を促すことができるSNSは、せいぜい1つ〜2つです。飲食店の場合は、LINE公式アカウントにしてほしいので、InstagramかX(旧Twitter)を優先して登録したいです。

STEP

Facebook広告を使って投稿を近隣に表示する

Facebook広告では、詳細にターゲティングすることができます。市町村単位の他に、半径を指定した設定も可能です。飲食店では、来店が不可能な遠方の人ばかりに見てもらっても意味がありません。広告を使うことで、ランチやディナーの集客を直接行える他、フォロワーを獲得することもできます。

設定する半径は、主な移動手段に合わせるのが良いです。例えば、徒歩が主な地域では5km程度ですが、自動車が主な地域では20km程度に設定するのが良いでしょう。

STEP

定期的に投稿を行う

魅力的な投稿を定期的に行なっていきます。いいねがつかない投稿を繰り返すと次第に表示されづらくなり、リーチが低下していきます。日常的に画像のストックを蓄積し、魅力を伝えることができるようにしましょう。

訪日外国人(インバウンド)向けの投稿はどうすれば良いの?

外国人向けの訴求も基本は変わりません。ターゲットにしている国の言葉にするためには、生成AIを使うのが便利です。例えば、Geminiを使うことで、「#以下の文章をタイ語に変更して」と打ち込み、改行後に変更したい文言を挿入することで、言語を翻訳することができます。また、その国の文化を調査をすることも重要です。例えば、イスラム教の文化圏では豚肉を食べることができません。

飲食店のFacebookの投稿事例

Ktarou

Ktarouはケータリングで石窯で焼いたピザやかき氷などを販売しているお店です。動画を積極的に活用しており、チーズやハンバーグが焼ける様子を投稿しています。ハンバーグの動画を投稿したあとは、ハンバーグに注文が集中しています。

拉麺 二段

この近隣に用事がある時には、なぜか定休日で食べに行きたいけれど食べに行けていない山形県長井市のラーメン店のフェイスブックです。研究熱心な店主が運営しており、限定メニューと食べに行ったラーメン店のラーメンの画像が主にシェアされています。

祢保希(ねぼけ)

祢保希(ねぼけ)のフェイスブックは、旬の素材の紹介とその素材の調理後の画像を多数シェアしています。「食べたい」「美味しそう」と思わせる画像を厳選していると考えられ、いいね数も安定の3桁の良い例です。

寿司みなと

寿司みなとは、新鮮な素材と男前の板前が2ショットの画像を多数投稿しています。寿司店は素材の新鮮さが武器であり、板前さんのナイスなキャラクターと調和して、多くのいいねを獲得しています。

まとめ

飲食店のFacebookの活用は、国内の顧客を集客する上では優先順位は高くはありません。アクティブユーザーの多いInstagramやXの方が優先であり、リピーター対策であればLINE公式アカウントの方がメッセージを安定して届けることができるからです。

Facebookの優位点は、Facebook広告を使うことで、30〜40代とほかのSNSに比べると高い年齢層の顧客を狙うことができる点です。世界規模でみれば最大のSNSであり、特に東南アジア圏のユーザーが多いです。もし、訪日外国人が多い観光地であれば、使用する言語を変えて発信をすることで、観光客を集客することができます。

また、ランチタイムの集客を増やしたい時は、Facebook広告が効果的です。オーディエンスを近隣に絞り込むことで、小予算でも来店を促すことができます。

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この記事を書いた人

マーケティングプロデューサー・集客コンサルタント。店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。

メディア掲載としては、「第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号)」
「株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事」が公開される。

山形県よろず支援拠点や地方商工会青年部向けのWEBマーケティングセミナーを実施

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