Square レストランPOSレジの特徴とは?メリットやデメリット

SquarePOSレジ

飲食店にとってキャッシュレス決済を導入することは非常に重要です。ただし、設定が難しかったり、導入までの審査が長かったりすると、十分にPOSレジを使いこなす研修ができなかったり、お店のシステムとして組み込むことができない恐れがあります。

Square決済は、審査期間が通常1〜3営業日と短いことで知られています。また、端末があれば、POSレジも即日で利用することができるため、煩わしい手続きがなくても、オープン日から利用することも可能です。

今回は、飲食店向けのサービスであるSquare レストランPOSレジのメリット(特徴)やデメリット、どんな飲食店におすすめなのかも含めて解説します。

Square レストランPOSレジ
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 審査が早く手軽にキャッシュレス決済を導入することができる。
  • Square内の機能が豊富で連携できるシステムも多い。
  • 初期導入費用を抑えることができる。
  • 使いやすいシンプルな画面。
デメリット
  • キャッシュレス決済は主要ブランドのみに対応しており、シェアの小さなブランドには対応していない。
  • 中国などのブランドには対応しておらず、訪日外国人が多いエリアでは向かない。
目次

Square レストランPOSレジはどんな飲食店におすすめか?

催事出店を含むケータリングが多い飲食店にはおすすめのPOSレジです。

Square レストランPOSレジの特徴は、コンパクトさと持ち運びができる便利さにあります。Square ターミナルは、エプロンのポケットに入るくらいのサイズ感であり、モバイル回線を用意すれば、野外でも利用することができます。イベントに参加した時の決済にキャッシュレス決済の対応をすることができます。

導入にかかる手続きの期間も短く、操作方法もかなり簡単であるため、個人規模の飲食店には非常におすすめのPOSレジです。また、 Squareには、オンラインビジネスや2024年には通販システムのBASEとのシステム連携ができるようなりますので、物販にも対応ができます。

ほとんどの業態にマッチしますが、ラーメン店やうどん店のような店舗では、券売機の方が良いことも多いので、Blaynやスマレジのようなカスタマイズができるレジの方が良いと思われます。

おすすめSquare

評価:

Square決済、SquarePOSレジ、オンラインビジネス(通販、デリバリー)を無料で利用可能。持ち運びに便利なターミナルがおすすめ。審査が早く手早く使える!

Square POSレジのメリットとは?

SquareのレストランPOSレジは、柔軟性と使いやすさが特徴のシステムです。ここでは、Square POSレジの主な特徴について簡単に説明します。

無料から導入が可能

Square POSレジは、無料から導入できる手軽さが魅力です。基本となるカウンター用のPOSレジは無料で利用可能です。また、審査期間が短いことから、特に小規模なレストランやスタートアップにとっては、手軽にキャッシュレス決済を導入することができます。

ただし、KDS(キッチン・ディスプレイ・システム)やモバイルPOSレジ(ハンディ)などの追加機能を利用する場合は、機能を追加するか、プラスプランもしくはプレミアムプランの選択が必要になります。KDSは注文をキッチンのディスプレイに一括表示し、調理プロセスを効率化するシステムです。

ケータリングでも、Squareターミナルならキャッシュレス決済が使える。

Squareターミナルは、単独で利用することもできます。キャッシュレス決済はもちろんのこと、プリンターも内蔵されています。そのため、ケータリングカーなどでイベントに参加した時にも利用することができます。ケータリングを戦略に入れている時に、おすすめされます。

多彩な連携ができる。

POSレジ選びは、決済のことだけではなく、オーダーの効率を高めたり、通販サイトと連携することができます。つまり、POSレジ選び次第で、できるマーケティングがまるまる変わってしまうこともあります。

Square オンラインビジネスを使えば、ファーストフード、レストラン、フードトラックなど様々な飲食業向けのウェブサイトを作成できます。この機能を使えば、モバイルオーダーやテイクアウト、デリバリーの受注に応用することが可能です。オンラインで受けた注文はSquare POSレジで管理できます。

また、キッチンでの注文の管理を簡単にするKDSや国内普及トップクラスのBASEとも連携することができます。

それ以外にも、Squareアプリマーケットを使うことで、freee会計やMoneyForwardなどの会計ソフトやWixやMailchimpなどのマーケティングツールとも連携することができます。

Squareリーダーは、Android端末にも対応

Square POSレジは、Android端末にも対応しています。Square スタンドはiOS専用ですが、Square リーダーはAndroid端末でも使用できます。レストランは自身の予算やニーズに合わせて機器を選択し、導入コストを抑えることが可能です。Squareターミナルを連携する時は、POSレジはiOSである必要があります。

導入が簡単で、審査にも時間がかからない。

Square決済の審査は、クレジットカードの審査で1営業日〜2営業日の間で行われます。そのため、待たずしてキャッシュレス決済を導入できるのが、Squareの良い点と言えます。また、Square POSレジは直感的な操作が可能な画面設計で、初めてのユーザーでも簡単に使いこなせます。

SquarePOSレジを使うデメリットとは?

キャッシュレス決済のブランド数が少ない。

Square決済は、対応しているキャッシュレスブランドが他の決済方法に比べて少ないことが挙げられます。これには、Square決済を利用開始にするための審査期間を短縮化するためなどの理由が考えられます。

クレジットカードと交通系マネーの主要ブランドは網羅しており、QRコード決済のシェアの67%を占めているPayPayも決済の対応なので、主要な決済は網羅はしています。ただし、nanacoやwaonなどの商業系電子マネーやメルペイやd払いなどのQRコード払いには、Square決済は対応していません。

一部海外のキャッシュレス決済には対応していない。

クレジットカードに関しては、海外で発行されたものでも、Square決済に対応しているブランドであれば決済に対応しています。

例えば、中国で使われている銀聯カード(ユニオンペイ)は、Square決済では対応していません。同様に、WechatPayなどのQRコード決済にも対応していないため、海外のユーザーからも一部のキャッシュレス決済のブランドが使えない欠点はあります。

POSレジのカスタマイズはできない。

POSレジは業態に合わせてカスタマイズしたい時があります。例えば、自動釣銭機の導入ですが、SquareレストランPOSレジはカスタマイズすることができません。もし、このカスタマイズをしたい時は、エアレジやスマレジを導入することになります。同様に券売機タイプにも対応していません。

SquareレストランPOSレジは、スタッフが対面で決済を行わなければなりません。

Squareの決済手数料は?

  • Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、PayPay、交通系ICカード(PiTaPaを除く)、およびQUICPayは、3.25%
  • iD、カード情報手入力による決済、ブラウザ決済は、3.75%

Squareで決済した時の手数料は、iD以外の対応しているブランドの手数料の水準は、クレジットカードに関しては変わらないです。PayPayや電子マネーの決済手数料は、エアペイなどのブランドに比べると高いことが気になりますが、電子マネーの決済率は2.0%、QRコード決済の決済率は2.6%であることを考えると、そこまで重視すべき点では実はありません。(参考:経済産業省:2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました

SquareレストランPOSレジのフリーとプラスの違いとは?

SquareレストランPOSレジには、フリー、プラス、プレミアムの3つのプランがあります。

SquareレストランPOSレジを検討するのは、個人店から小規模な店舗が多いと思いますので、実質違いが気になるのは、フリーとプラスのプランの違いです。

無料で使えるフリープランと、13,000円の月額固定費がかかるプラスプランでは、KDSとSquareターミナルを使ったモバイルPOSレジが使えるかに差があります。

KDSの利用

Square KDSは、Android端末で動作するキッチンディスプレイシステム(アプリケーション)です。フリーでも1台につき3,500円/月で使うことができます。プラスには、利用料が含まれています。

これは、従来の紙のオーダーシートやキッチンプリンターの代わりにデジタルオーダーシートを使用し、注文の表示、追跡、処理を行うことができます。注文処理をデジタル化することで、キッチンの業務効率を向上させることが可能になります。

Android KDS端末は、Square ショップで購入することができます​。

モバイルPOSレジの利用

Square モバイルPOSレジは、ホール担当者が従来の紙やペンを使わずに、Square ターミナルを利用して、テーブル脇で直接注文と支払いを処理できる機能が最大の特徴です。これを使うことで、テーブル席でキャッシュレス決済を行うことができます。

モバイルPOSレジの機能を使うためには、プランをプラスにする必要があります。SquareターミナルをモバイルPOSレジとして連携させず、単体で使う場合はフリーでも使えます。

SquareレストランPOSレジを導入する初期導入費用

SquareレストランPOSレジは、フリーであれば、利用料金がかかりません。しかし、端末が必要です。

「Square スタンド POSスターターセット」は、Square スタンドと現金を入れておくキャッシュドロワーとレシートプリンター、レシートのロール紙がセットになっています。(価格は、2023年11月現在で、98,660円)

ただし、これは、iPadの費用が含まれていません。(Square スタンドはAndroid端末が使えません。)10.2インチiPadは、約5万円ですので、初期導入費用は、約15万円からになります。

キャッシュレス決済のみを導入する時は、Squareターミナルで対応ができます。SquareレストランPOSレジと連携する時は、プラスプランにする必要があります。(価格は、2023年11月現在で、39,980円)

SquareレストランPOSレジを申し込む方法

STEP

まずはSquareのアカウントを作成します。

Squareのアカウントを作成 します。アカウントの審査には、各種営業許可証と事業用の銀行通帳が必要です。また、Squareに使う銀行通帳は、三井住友銀行かみずほ銀行がおすすめです。どちらかの銀行であれば、売上の振込日が、翌営業日となり、売上を現金で即座に受け取ることができます。

審査が通過した後に、端末の購入を行います。

STEP

SquareレストランPOSレジに使う端末を購入する。

Squareのショップページから、タブレット以外の端末を購入します。タブレットは別途購入が必要で、モバイルPOSレジやSquareスタンドを使う場合は、10.2インチのiPadを購入する必要があります。

また、キャッシュレス決済のみを導入したい時は、Squareターミナルをアカウント作成時に申し込みます。

STEP

端末の設定を行う。

Squareのアプリの設定を行います。

最終更新日 : 2024年4月6日

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