スタンプカードを使った効果的な集客方法とは?

スタンプカードは、特定の来店回数に応じてスタンプが貯まっていき、一定のスタンプ数を満たすと特典がもらえる仕組みのものです。
目的は、モチベーションによる来店動機の付与とカードを持ってもらうことで忘却を防ぐことです。

古くから町の飲食店やお菓子屋さんなどで配布されていますが、10スタンプを貯めてはじめて特典がもらえるような道のりが長いものを見かけます。そして、スタンプカードも至るところでもらうため、財布がぱんぱんになり、提示するのも面倒になることもよくあります。

その結果、スタンプカードを配布するのは、なんとなくと口にしている店舗も実は少なくありません。
ここでは、スタンプを活用した効果的な集客方法を紹介します。

目次

スタンプカードが活用できる業態とは?

スタンプカードが活用できる業態は、飲食店や小売店です。

特にラーメンや定食を中心にしている飲食店との相性が良いです。これは、顧客単価に大きな差がないほぼ均等な業態であるためで、例えば100円から価格帯に差が大きい業態では、スタンプ化することが難しく、ポイントカードの方が向いていることになります。

スタンプカードの集客効果とは?

店舗ビジネスには、3回来店の法則、10回固定の法則と言われる顧客定着の傾向があります。

何も対策をしていなければ、新規顧客、2回来店顧客、3回来店顧客・・・と来店回数が増えるにつれ、客数が減っていきます。この時、新規顧客→2回来店顧客、2回来店顧客→3回来店顧客になるまでに高いハードルがあると言われており、顧客離反した人数が多いことが挙げられます。

3回来店以降は、顧客離反する割合が低くなるため、3回来店すれば、それ以降の来店をしてくれる可能性が高まります。ここから、3回来店を短期で行えば、こちらから働きかけなくても再来店してくれる3回来店の法則があります。

それに対して、10回来店した顧客は、ロイヤリティ(忠誠心)が高まり、常連客になります。これを10回固定の法則と言います。

よくあるスタンプカードの10回は、この10回固定の法則から来ています。特典は、顧客がそこまで使った金額の10%程度に設定されており、ラーメン屋であれば、10個のスタンプとラーメン1杯が交換になります。

しかし、10回固定に至るまでの顧客離反の対策が全くできていないため、この方法ではスタンプカードの再来店促進の効果はそこまで高くなりません。そのため、3回来店の法則から入り、10回来店までの道筋を作ることが重要です。

効果的なスタンプカードを作る。

アプリで作るかカードで作るかは別にして、どのようなカードにするのかがまず重要になります。報酬が短期で到達可能であることを顧客に感じてもらうためのカード設計をすることで、10回来店までのペースづくりを行います。

カードを段階ごとに分ける。

10回で常連化するのであれば、3回来店、4回来店、3回来店に分けることが良いとも考えられます。3〜4回来店に1回オファーをもらえるのであれば、ハードルも感じません。

また、通常は来店回数ごとに色分けをすることが良いのですが、費用が高くなりますし、カードの種類が増えるので運用も面倒になります。そのため、3回用、4回用の2種類だけ用意して、交互に活用するのも良いでしょう。

特典に割引は採用しない。

割引を採用してしまうと、キャッシュの入りが悪くなってしまいます。

スタンプカードの特典は、平均顧客単価の1回分です。これは商品でよく、原価率が低い商品であれば、付与できる価値は大きくなります。例えば自社で販売している商品、トッピング、サイドメニューを中心に特典を考えるのが良いでしょう。

ガチャやくじ引きを採用する。

特に若年者は、ソーシャルゲームに馴染みがあります。そのため、ガチャやくじ引きを特典にする方法もあります。射幸心を煽る方法は大手寿司店の顧客単価を上げる施策としても活用されています。

ガチャガチャは、メダル式のものがAmazonで取り扱いをしています。また、くじ引きも販売していますので、導入は比較的簡単に行えます。

スタンプカードの作り方は?

自分でデータを作成し、印刷会社に発注するのが一番安くあがります。印刷会社を使わず、自宅のインクジェット印刷機で印刷しようとする経営者もいますが、一枚あたりの印刷費はかえって高くなります。

ネット印刷のラクスルカードデザインテンプレートより

例えば、ネット印刷のラクスルを使うと、スタンプカードのテンプレートもあります。これらを活用し、印刷します。コストも1枚あたり10円を切っていますので、手間を考えれば、明らかにこちらの方が良いことがお分かりいただけるでしょう。

スタンプカードはデジタル化が可能か?

スタンプカードはデジタル化が可能です。スマホアプリにすることにより、ポイントカードの紛失を防ぐこともできます。また、スタンプ専用のアプリというものはほとんど使わず、集客を目的に導入するアプリなどのたくさんある機能の中の1つとして活用します。

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントでは、どのプランでもLINEショップカードを導入することができます。

ポイントの付与の方法は、管理画面から発行される専用のQRコードを読み取ることでできます。

これはレジで提示する必要性はなく、オーダーの際や配膳時にQRコードを提示することもできます。そのため、レジの混雑防止をすることもできます。

LINE公式アカウントで賄うメリットとしては、メッセージ配信を行うこともできますし、LINEの普及率は90%を超えていますので、新たにアプリのダウンロードを要求する必要がないところにあります。

LINE公式アカウントは、フリープランでは無料で活用することができ、ライトプランにすることで、無料メッセージが月間1,000通から15,000通にすることができます。

applimo

applimoは、ノーコードでスマホアプリを構築・運用ができるサービスです。月額9,800円(税抜)から利用ができるフリープランや制作を依頼するスタンダードプラン、自由にカスタマイズするカスタマイズプランがあります。

予約/スタンプ/クーポン/チャット/GPS/プッシュ通知/ムービー/カート/カタログ/会員ページ/友達紹介/アクセス/初回設定/フォーム/多言語化/アンケート/ニュース/ギャラリー機能から必要な機能を選択して、スマホアプリを構築します。

スタンプカード機能も選択可能で汎用性が高い活用をすることができるのが最大の特徴です。

まとめ

昔ながらのスタンプカードは、10回来店の道のりが長く、本来の再来店を促進し、固定客化を実現する目的を達成することが難しくなっています。

特典までの来店回数を下げることで、来店ペースを作ることができ、来店回数を稼ぐ固定客化をする効果を望むことができます。

また、単純な割引では、それ以上のインパクトのある特典を用意することができませんので、必ず商品のプレゼントを行うことがこの手の集客の基本になっています。

通常のカードでは、紛失や忘れのリスクがあり、スタンプの記録がリセットされやすくなります。そのため、アプリのスタンプ機能を活用する選択肢も現在では有効です。

Last Updated on 2021年11月29日

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