独自ドメインサイトを制作する際にドメインの選択をしなければなりません。
結論から言えば、企業ドメイン(co.jpなど)を取得できるのであれば、企業ドメインを取得して運用するのがおすすめですし、サービスサイトであれば、JPドメインを選択した方が良いでしょう。
Googleの回答では、ドメインは検索順位に関係はありません。しかし、ドメインの決定は将来的に変更が非常に難しく、SEOで流入を増やしたい目的であれば、現状のランキングの傾向を加味すべきです。
当然、Webサイトによって運用度が異なり、並列してみることはできませんが、めぼしいキーワードを調査した結果、10位以内に表示されているドメインでは、jpドメインが圧倒的に多く、続いて企業ドメイン、comの順番でした。ただし、comはnote.comの出現頻度が高い傾向があります。
ドメインとは?
ドメインとは、Webサイトの住所に当たります。例えば、このWebサイトのドメインは、successpartner.jpになります。ドメインを指定するとサーバーに格納されているデータを読み込むことができます。Webサイトを表示する仕組みは全てこの仕組みでできています。
ドメインには大きく分けると2種類のドメインがあります。
分野別トップレベルドメイン(gTLD)
分野別トップレベルドメインとは、それぞれの用途別に設定されたドメインのことを言います。
comは商業用ドメイン、netはネットワーク用ドメイン、orgは非営利用ドメインと実はそれぞれのドメインごとに用途が設定されております。
国別トップレベルドメイン(ccTLD)
国別トップレベルドメインとは、国ごとに指定されてたドメインのことを言います。
例えば、日本の場合はJP、アメリカの場合はUS、中国の場合はCNとそれぞれの国ごとに分け与えられています。
日本のJPの場合は、属性型ドメイン(co.jp ac.jp or.jpなど)と地域型のドメインがあります。
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ドメインとSEOに関連性はあるのか?
Googleの見解では、ドメインとSEOの関係性はないとされています。
Googleのジョン・ミラー氏は、TLDの違いに優位性があることを否定しています。
また、記事が5年前のものでとても古いですが、以下のようにGoogleの公式見解は別サイトでも紹介されています。
新しいトップレベル ドメイン(gTLD)に対する Google での取り扱いについて (Webマスター向け公式ブログ)
Q: 新しい gTLD は検索に影響しますか?Google は、新しい TLD が有利になるようアルゴリズムを変更しているのですか?検索において、新しい TLD はどの程度重視されるのですか?
A: 基本的に、新しい gTLD も他の gTLD(.com、.org など)と同じように処理されます。検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。
Q: 従来の ccTLD(国別コード トップレベル ドメイン)はどうですか?Google では、.uk、.jp などの ccTLD を、その国で検索している人のローカル ドメインとして重視しますか?
A: Google の既定の処理では、ほとんどの ccTLD(例外あり)をウェブサイトの地域ターゲティングに使用しています。ccTLD を見れば、そのウェブサイトが該当の国に関係している可能性が高いと判断できます。詳しくは、ヘルプ記事「多地域、多言語のサイト」をご覧ください。
ただし、地域が指定されているccTLDの場合は、そのWebサイトはどこを明確にしているのかが明確です。例えば、JPの場合は、中国語サイトを運用することはまずありえません。では、実際に日本国内での検索において、ccTLDが優位性を持っているのか実際に検索してみます。
めぼしいキーワードをピックアップしてSErankingで検索を実施しました。上位表示10サイトがどのドメインを仕様しているのかを計測した結果以下のような傾向がみられました。
JPドメインが検索の上位を占めている傾向がある。
日本のccTLDであるJPに属すドメインが上位表示されているサイトの約68%を占めていることがわかりました。
もちろん、コンテンツの運用の度合いが各サイトごとに異なっており、そもそも法人の方がWebマーケティングを実施している傾向にあるため、JPが多いなどの要因も考えられます。しかし、現状は、1ページ目の表示は、JPもしくはCOMが占めています。
実際の傾向がこのようになっているため、新規ドメインで Webサイトを作成する場合は、JPドメイン(ccTLD)で作成するのが良いでしょう。レンタルサーバーの契約時に無料のドメインが付いていることがありますが、この傾向で見れば、COMを選択します。
ホームページのSEOを目的にWordPressを運用する場合は?
選択肢として、ホームページと共通のドメインを使い、サブディレクトリ型を選択するか、サブドメイン型を選択するか、新規ドメインを選択するのかの3つからの選択になります。
サブディレクトリ→ successpartner.jp/blog
サブドメイン→ blog.successpartner.jp
既存のホームページを上位表示する場合、そのドメインの影響力であるドメインパワーが影響します。サブドメインを設定した場合は、元々のドメインパワーを利用できるわけではありません。そのため、新規ドメインと同様にドメインパワーが小さいところからのスタートになるため、基本的にはサブディレクトリ型での運用を考えます。
しかし、これにも実は注意が必要です。YMYLが対象になっているキーワードです。YMYLとは生活に密着したキーワードで信頼性を重視しているもので、例えば健康やお金に関係するキーワードはほとんどがこの対象です。
実際にあった例として、院長ブログがサブディレクトリに設置された医院のWebサイトが、圏外に飛ばされたことがありました。このWebサイトは、院長ブログを削除した数日後に、目標キーワードで1位になりました。
YMYLの場合、関連性の低いコンテンツが掲載されていることや専門性の高い機関からの外部リンクが供給されないドメインのWebサイトは評価が低くされがちではあります。
まとめ
comやnetなどのgTLDでは、検索に優位な差はないとされています。
ただし、現在の検索エンジンで上位表示されているドメインの傾向を見た場合、日本のccTLDであるJPの利用頻度が高く、その傾向がある以上は、JPを選択してWebサイトを作成するのが良いでしょう。