特定の地域に絞り込む集客方法とは?

カチプロです。

店舗ビジネスや展示会などの特定の地域に絞り込んだ集客方法で悩んでいる人も多いかと思います。地域には特性があり、それを分析した上で適正な集客方法を実行していくことが定石です。しかし、これは、分析ができてのことで、分析ができない場合はどのようにするのかが不透明です。そこで、特定の地域に絞り込んだ集客を行う時に有効な手法について紹介したいと思います。

目次

地域を絞り込む際に重要な視点とは?

地方では、いまだにフリーペーパーに広告を出稿していることがあります。配布型のコミュニティーペーパーであれば、地域の人に情報がリーチするのですが、手にとった閲覧→該当ページの閲覧→興味を持つのハードルがあります。そして、広告枠が小さく制限されているため、看板のような使い道にしかならず、全く効果が出ないことの方が普通です。

特定の地域で集客する際には以下の2つが特に重要です。

  1. 情報が届く方法を選択できていること。
  2. 価値が伝わること。

この2つを満たす必要があります。つまり、十分な情報量を掲載できる販促物を地域の人がよくみている広告で配信するということが重要になります。

地域でよくみられている広告

地域性によって大きく異なります。例えば、ビジネス街で、ポスティング広告を配布しても、窓口で捨てられてしまうか、配布そのものができません。それに対して、住宅街では、閲覧される可能性が高いため、効果が高いとされています。

また、地方ほど情報の収集をテレビ番組に依存している傾向があり、昼や夕方の情報番組がみられているケースも多いです。

通常マーケティングを行う時は、情報がリーチしないと意味がないため、確実性の高いポスティング広告をまず実施します。ビジネス街であれば、スマホをターゲットにして、街並みから判断してSNS広告を活用します。

価値が伝わること

マーケティングの失敗は、認識の甘さが及ぼしていることが多いです。

例えば、よく見る情報量の少ない看板があります。「脱毛サロン」とだけわかるような看板では、すぐに入ってみようという気持ちにはなりません。もし、それが深く悩んでいる剛毛や髭剃りの手間を緩和してくれることが分かれば、興味を持つことになります。

価値には使用価値と消費価値があります。使用価値とは、売り手が決めるもので、脱毛サロンであれば、毛を抜くことが該当します。これに対し、消費価値は、毛を抜くことで髭剃りの時間を短縮できる、替え刃のサイクルを長くできる、清潔でモテるようにするなど消費者の目的に紐づいた価値です。

消費価値を訴求するだけの情報量を掲載し、見込み客に伝えることで集客ができるようになります。

効果的な特定の地域に絞り込むことができる集客方法とは?

地域に絞り込みをかけることができる集客方法を取り上げます。

重要なことはその地域で情報がリーチし、価値を伝えることができることです。どちらかが欠落していると、認知されないか、興味を持ってもらえないことになりますので、集客が見込めないことになります。

1.ポスティング広告

ポスティング広告とは、投函型のチラシです。主に、住宅街で効果があり、こちらから配布するため、リーチの範囲が非常に広いことが特徴です。効果は年齢問わずあります。

その反面、集客の効率はよくなく、配布部数が多くなければ実感できるだけの顧客獲得ができないこともあります。そのため、広告費を節約するセルフポスティングを実施するよりは、格安のポスティング事業者を活用した方が費用対効果は高くなります。

2.配達地域指定郵便物

配達地域指定郵便は、郵便局のサービスで手紙状の郵便物を町丁目単位でエリアを指定して配送するサービスです。郵便物として届きますので、特に戸建てが多い地域では効果が高い広告とも言われています。

引用:郵便局

料金は、重さで決まり、25gまでが29円、50gまでが42円、100gまでが56円と設定されています。(※今後の値上げされる可能性もあります。)

料金は、ポスティング広告よりもかなり高いため、人口が少ないことが影響で、ポスティング広告では対象地域が広すぎる時に選択することもあります。

3.DM

ダイレクトメール(DM)は、すでに購入履歴などがあり、リスト化できている人を対象に郵送物を送る方法です。過去に来店経験のある人は、展示会などのイベントに興味がある可能性が高いため、再来店を目的に配送します。

過去に来店した人はすでに購入体験をしている可能性も高く、口コミにて新しい顧客を連れてきてくれる可能性もあります。そのため、二度目以降のイベントであれば、DMは必ず出します。

4.Twitter広告

引用:総務省

総務省「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、40代までの利用率は、TwitterとInstagramが多いことがわかっています。つまり、これらSNSでプロモーションを行うことで、この年代にはリーチすることになります。

Twitterは、Twitter Proアカウントが実装されたことで、広告の使い勝手がよくなりました。また、MAU(月間アクティブユーザー数)が、4,500万以上とされており、アクティブユーザー数も多いSNSです。市町村までの絞り込みができるようになり、1日1,000円から広告を出せるようになっています。

5.Instagram広告

Instagramは、MAUが3,300万存在しており、女性の割合が多そのため、決済権が、奥さんにあるような商品の販売にはInstagram広告が効果が見込めます。

Instagram広告の特徴は、細かなオーディエンスの設定が可能である点で、詳細な地域設定の他にも、年齢、性別などを設定することができます。

6.リスティング広告

リスティング広告は、目的のキーワードの検索エンジンの検索結果のページの上部や下部に広告を表示します。GoogleにはGoogle広告、Yahoo!JapanにはYahoo!広告で広告の出稿を行うことができます。

ただし、あくまで検索した人が対象になりますので、すでになんらかのきっかけで興味を持った人だけが対象になります。人口が少ないエリアでは検索している人そのものが少ないと想定されますので、検索だけを対策すれば見込み客の母集団形成ができるわけではありません。

7.ローカル検索広告

ローカル検索とは、Googleマップ検索のことです。ローカル検索広告を出稿すると、目的のキーワードでオーナー登録をしているGoogleマイビジネスを上位表示することができます。

ローカル検索広告は、Google広告から出稿することができます。

ローカル検索では、主に近隣にいる人を対象に認知を獲得することができます。

こちらもリスティング広告同様の検索ですので、すでになんらかのきっかけで興味を持った人だけが対象になります。人口が少ないエリアでは検索している人そのものが少ないと想定されますので、検索だけを対策すれば見込み客の母集団形成ができるわけではありません。

8.ノンペイドパブリシティ

地方ほど地方局の情報番組が閲覧されていることも多く、メディアへの広報活動が有効です。
ノンペイドパブリシティとは、放送局の人に情報を提供することで、メディアに取り上げてもらう広報活動のことです。メディアの人も放送時間の尺を埋めるためのネタを探しており、うまく噛み合えば紹介してもらえます。

例えば、地場野菜で地元の農家と協力して開発した地域応援のメニューを開発したり、全国で流行り出しているものを率先してやってみたりすると、メディア側もネタにしやすく、取材される確率が上がります。

まとめ

特定地域に限定した集客は、特に過疎化が進んでいる地域では深い悩みになりがちです。

この時、誰を対象にすれば客数を最大化できるのかを考察し、何を訴求すれば魅力的に見えるのかの企画が必要です。

最終更新日 : 2024年3月21日

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