カニバリゼーションとは?原因と回避するための具体的な方法を解説

繁華街で、同じコンビニだらけになっていたけれど、いつの間にかなくなっていたというケースを見たことがあると思います。これは、同じ市場の顧客を取り合うカニバリゼーション(共食い)と呼ばれる現象です。

本記事では以下のことを学ぶことができます。

  • カニバリゼーションとは?
  • カニバリゼーションは具体的にどんなことで発生するのか?
  • カニバリゼーションを回避するための方法
目次

カニバリゼーションとは?

カニバリゼーションとは、自社の商品やサービスが同じ市場内で競合してしまい、市場シェアが「共食い」になる現象のことです。この結果、企業は収益が思ったほど上がらないという事態に陥る可能性があります。カニバリゼーションは、新しい商品やサービスを市場に導入した結果、既存のものの売上や市場シェアが減少します。

例として、同一企業が近隣に同一系列のコンビニエンスストアやチェーン店を複数出店させた場合や、自社の新製品が既存紙製品とターゲティングが重複し、売上減少が挙げられます。

カニバリゼーションは多くの場合、マイナスな意味で使われますが、逆手に取った戦略も存在します。カニバリゼーションのデメリットとメリット、戦略的な活用の仕方、具体的な活用事例については、様々な記事で解説されています。

シェアを重視したラインナップ戦略

具体的な逆手に取った戦略の例として、新製品の開発や既存製品の改善によって、市場のリーダーを維持し、競合他社からシェアを奪い返すことが挙げられます。また、カニバリゼーションを起こすことで、企業内の競争を促し、製品やサービスのクオリティを向上させる効果も期待できます。

カニバリゼーションの具体例とは?

a. コンビニエンスストアにおけるカニバリゼーションの具体例

同一企業が近隣に同一系列のコンビニエンスストアを複数出店させた場合、それぞれの店舗がお互いの売上を奪い合うことになります。その結果、1店舗あたりの売上が減少します。

コンビニエンスストアはフランチャイズ展開しているため、フランチャイジー(加盟店)単位で深刻な問題に発展しやすいです。

b. SEOのコンテンツにおけるカニバリゼーションの具体例

同じキーワードやトピックについて、自社のウェブサイト内で複数のコンテンツを作成すると、それらのコンテンツが検索エンジンで競合し合うことになります。

その結果、1つのコンテンツが他のコンテンツの検索順位を下げることがあり、企業全体の検索エンジンからのトラフィックが減少する可能性があります。このような状況は、SEOのコンテンツにおけるカニバリゼーションと呼ばれます。

この問題を解決するためには、異なるキーワードやトピックに焦点を当てたコンテンツを作成するか、既存のコンテンツを統合して、検索エンジンでの競合を減らす必要があります。

c. 製品ラインナップにおけるカニバリゼーションの具体例

同種のお菓子を製造・販売する企業が考えられます。この場合、同じ自社製品内でカニバリゼーションが発生し、売上を食い合うことになります。

しかし、消費者が選ぶ場合に「どれを選んでも自社の製品」になるほどの製品ラインナップを揃えることで、競合他社の製品を排除することが可能になります。

カニバリゼーションを回避する具体的な方法

カニバリゼーションを回避するための具体的な方法として、以下のポイントが挙げられます。

自社内で意見・意思の共有を徹底する。

カニバリゼーションは、社内での情報共有が不十分だったために生じるケースがあります。各部門やチームが連携し、新製品やサービスの開発や販売戦略に関する情報を共有することが重要です。

市場調査を行う。

既存の製品やサービスと新製品の市場ニーズやターゲット層を正確に把握し、競合しないように計画を立てることが重要です。これにより、カニバリゼーションを回避することができます。

製品ラインの適切な管理。

製品の多様化は良いことですが、似たような機能やターゲット層を持つ製品が多すぎるとカニバリゼーションが発生する可能性があります。製品ラインを適切に管理し、顧客ニーズを満たすだけの製品数に留めることが重要です。

これらの方法を適切に実施することで、カニバリゼーションを回避し、企業の成長を促進することができます。

最終更新日 : 2024年4月20日

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