結婚相談所の集客ができない?効率良く会員を集めるためには?

日本では、50歳の段階で未婚である生涯未婚率が、右肩上がりに伸びています。これには、実質賃金が伸びないことで将来の不安を感じることも当然の理由としてありますが、余暇という余暇がなく出会いがないことが挙げられます。

賃金の低い地域では、生活を求めて都市部に移住する若年者がどうしても多くなります。その影響で、男性の未婚率は、相手がいないという理由で地方の方が高いです。逆に、都市部では、女性が積極的に働いていることもあり、女性の未婚率は高くなります。

この社会現象をビジネスチャンスとして捉えている事業者はとても多く、恋活・婚活のアプリの市場規模は、2024年で1,000億円を超えると言われています。これは、リラグゼーション事業の規模と同じ程度の規模です。

これをどのように判断するかなのですが、開運・占いなどを含んだスピリチュアル市場が、2010年段階で1兆円規模とされています。今現在では、3~4倍には至っていると思われます。つまり、実は、相談系のビジネスと考えると市場規模自体は注目されている割には大きくはありません。

つまり、結婚相談所を開業したのはいいものの集客ができないということは十分に起こりうることです。では、結婚相談所で集客するためにはどのような方法をとれば良いのでしょうか?

目次

結婚相談所の集客を取り巻く環境とは?

1.逆進性のあるビジネスモデル

結婚相談所の集客の難易度は高めです。その理由としては、やはり市場規模自体が大きくはないこと、メインターゲットが30代であり、実質賃金の低下で結婚にお金をかけることが難しい人が増加していることにあります。当然ですが、収入が多い人は人気であるため長い間婚活をすることはありません。結婚相談所の収益としては、婚活の期間が長い人がいるほど高くなりますので、収入がそこまでではない人が残りやすくなります。

また、マッチングアプリなど手軽に出会える方法も増えているため、同じ消費価値として捉えられ、顧客の中では、価値のイノベーションが起きていることも挙げられます。

2.リスティング広告とアフィリエイト広告の運用はどちらも高難度

集客が難しいことには、リスティング費用の平均CPC価格やアフィリエイトにも反映しています。

キーワード価格
保険191円
集客136円
結婚相談所382円

上記は、SEOツールのSE Rankingで調査したGoogle広告の平均CPC価格です。金額は1クリックあたりの広告費に相当します。

アフィリエイトの報酬は、金額が高いほど集客の難易度が高いということです。

キーワード価格
企業間ファクタリング25,000円〜30,000円
転職エージェント13,000円~15,000円
結婚相談所30,000円~40,000円

成果報酬が高いと知られているジャンルと比較しても、成果報酬金額が高いことがわかります。

結婚相談所に適した集客方法とは?

それでは、結婚相談所に適した集客方法にはどのようなものがあるのか紹介します。

結婚相談所を選ぶ方法としては、婚活をしたことがない人はGoogle検索をします。そのため、リスティング広告が通常であれば最善の集客の選択肢になりますが、前述の通り、競争が激しい業界であるため、広告費に限界がある結婚相談所ではまず太刀打ちできません。

そのため、それ以外の方法で集客を試みる必要性があります。

1.SNS運用

引用:総務省

令和2年度に実施された各SNSの利用率調査をみると、20代に着目すると、LINEが9割、Twitterが約8割、Instagramが約7割の普及率です。LINEとTwitterの性別の普及率は同程度に対して、Instagramに関しては、14%ほど女性の普及率が高い結果に至っています。

つまり、LINE、Twitter、Instagramは、結婚相談所の会員を集めることに向いている媒体と定義できる一方、女性会員を集めるには、Instagramが向いていることになります。

どのSNSも共通して言えることとしては、結婚相談所の紹介をされても興味は示しません。独自にInstagramの結婚相談所のアカウントを調査しましたが、いいねなどのエンゲージを示しているアカウントの属性は、ほとんどが結婚相談所のアカウントでした。これは、SNSで結婚相談所と検索するのは同業者しかいないためでです。

結婚を考えてもいいと思っているSNSユーザーが見る投稿をしなければならず、商圏内の「デートスポットの紹介」や「雰囲気の良いお店の紹介」などメディア的な運用が求められます。

LINE公式アカウントに関しては、結婚したいと思った人を集めるのが良いため、結婚の基礎知識について情報発信するのが良いでしょう。

2.SNS広告

集客に最も時間とコストがかかるのは認知されるまでです。そのため、SNS運用のみでは、いつまで経っても知られないリスクがあり、広告を併用してフォロワー数を増やすことが望ましいです。

また、元々URLを設置できないInstagramを除くと、URLをシェアすると表示回数が下がる仕様になっているSNSが多いです。そのため、結婚に興味のある人をダイレクトに募集する時には、SNS広告を使い、広告用のランディングページを運用することがおすすめです。

3.口コミ・紹介

結婚相談所のGoogleのサジェストをみると、「おすすめしない」といったネガティブな検索も行われていることに着目します。かかる費用が大きいにも関わらず、逆進性のあるビジネスモデルが原因でクレームも起こりやすい業界です。

そのため、結婚相談所から別の結婚相談所に変更する需要もある程度は見込まれます。婚活をしている人は、SNSなどでつながる傾向もありますので、成婚した人に会員を紹介してもらえる仕組みを作ると集客の難易度を下げることが期待できます。

結婚相談所の優劣は、事業者が決めるわけではなく、そのサービスを体験した顧客側が決定するものです。口コミ制度は優先して構築するべきでしょう。

4.オウンドメディア

オウンドメディアとは、特定の目標を達成するために編集された自社運用のメディアのことです。YoutubeチャンネルやSNSも広義では含まれますが、WordPressなどで運用される検索エンジンからの流入を目的としたブログを意味することが多いです。

オウンドメディアはGoogle検索で流入を促し、成婚マニュアルなどのダウンロード数を増やすための運用を行います。マニュアルをダウンロードした人向けにメールや電話などで営業をする流れとなります。

コンテンツはどのようなものでも良いわけではなく、結婚をしたい人を集めることが目的であるため、関連性が高く、検索回数が多いキーワードを選択して記事を書きます。キーワードの調査方法は、SEOツールを活用します。

結婚相談所が集客に成功するためには?

結婚相談所の集客は難易度が高くお金がかかります。特に、結婚を考えている人に認知してもらうための費用がかかるため、お金がないから創意工夫をするだけでは、業として成立するまでに時間がかかります。

そのため、まず考える必要性があるのは、補助金や助成金です。この中には、広告費にも使えるものがあります。そのため、申請できるものは全て申請し、採択された時点で積極的に会員数を獲得するような方法もとれます。

ただし、補助金・助成金には、公募期間や募集期間、そして100%採択されるわけではないリスクがあります。可能な限り頼るわけにはいきませんので、日本政策金融公庫などに融資を依頼することも対策の一つとしては考えられます。

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