出前館と連携ができるPOSレジシステムとは?

出前館は、株式会社出前館が運営するフードデリバリーサービスです。全国に展開しており、直近1年間に1回以上オーダーをしたことがあるアクティブユーザー数は、873万人存在します。(2022年8月期第1四半期時点)
出前館のビジネスモデルは、自前の配送手段を持たない1人経営をしているような飲食店が、料理の宅配を希望している人に、契約している配達パートナーをマッチングしてくれる配達代行プラットフォームです。外食を敬遠している人や時間がなくて外に出れない近隣の顧客に対して、フードデリバリーをできるようにすることで、飲食店の集客・売上の確保に貢献します。
出前館とPOSレジシステムを連携させるメリットとは?
出前館をPOSレジアプリに連携させるメリットについて解説します。
出前館に限らず、店舗経営で導入するシステムは、POSレジシステムと連携できることを前提に考えます。自動連携されていないと、管理が煩雑になるほか、手入力でデータを双方のシステムに入力する必要があり、レジ〆などが不必要に長くなります。
正確な売上管理と業務の効率化
自動で売上連携がすることができるので、POSレジアプリの方で売上の管理をすることができるようになります。連携をしていないと、非連携のフードデリバリーサービスからの売上を手打ちでPOSレジアプリの方に入力する必要があり、時間もかかりますし、ミスも発生します。この手間の節約をすることで、スタッフの労働生産性を改善することができます。
注文情報の一元管理でミスを減らすことが可能
イートインの注文画面とデリバリーの注文画面を1つにすることができます。複数の画面に分かれていると、ミスオーダーにつながる可能性も高くなります。また、連携することで、キッチンプリンターでの出力もできるようになりますので、時間に余裕を持って調理の配分をすることもできます。
出前館と連携できるPOSレジシステムは?
出前館と連携ができるPOSレジシステムは、以下のものになります。なお、直接連携ではなく、Uber Eatsなどの他社のフードデリバリーサービスを一元管理するシステムと連携できるPOSレジシステムを含みます。
スマレジ

スマレジは、日本国内で、12.2万店(2023年3月段階)に導入されたiPadPOSレジアプリです。他社サービスとの連携が豊富なPOSレジアプリであるため、柔軟なカスタマイズができることが特徴です。
スマレジと連携できるのは、フードデリバリーサービスを一元管理することができるcamelです。camelを導入することで、以下のフードデリバリーサービスを一元管理することができます。
- Uber Eats
- Wolt
- エニキャリ
- EPARKテイクアウト
- menu
- 出前館

仕組みとしては、該当するフードデリバリーサービスから注文があった時に、Camel側のサーバーで情報を受け取ります。そこから、注文情報がスマレジに転送されて、キッチンに設置されているタブレットに表示されたり、キッチンプリンターに伝票として出力されます。
スマレジとCamelを連携するには、スマレジのスタンダードプランから導入することができます。Camel連携には、Camelの利用料のほかに、連携費用が必要です。また、フードビジネスには、スマレジ・ウェイターが含まれますので、連携機能が含まれます。
スタンダード | 0円 |
プレミアム | 5,500円 |
プレミアムプラス | 8,800円 |
フードビジネス | 12,100円 |
Airレジ

Airレジは、株式会社リクルートが提供しているPOSレジアプリで、2020年12月の段階で、53.6万アカウントが使用されています。POSレジの利用料が無料なので、コストを抑えて運用することができます。また、専用のキャッシュレス決済のAirペイ・AirペイQRを使うことで、現在の主要なキャッシュレス決済にほぼ対応することができます。
Airレジでは、出前館との連携ができます。
POS+ food

POS+は、無料キャンセル対策ができるTableCheckと連携することができるPOSレジアプリです。フードデリバリー一元管理ツールのOrdeeを使うと出前館と連携することができます。