飲食店の集客につながる面白い企画や販促とは?実施する目的と意味

集客をしたいけれど、広告費がない時に、「注目を集める企画」をしてみてはどうかと考えます。

集客を目的としたいわゆる面白い企画は、メディアに売り込むネタとして企画します。企画により、地元のメディアの情報番組などに取り上げられ、注目を作り、顧客を呼び寄せます。

ただし、面白い企画には、メリットとデメリットがあり、企画を検討するのであれば、両極のことを知ってから実施したいところです。今回は、面白い企画を飲食店が実施した時の効果、メリットとデメリット、メディアに売り込むための手順について紹介したいと思います。

なお、他の飲食店の集客の方法に関しては、以下のページで紹介をしています

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目次

飲食店が面白い企画を行う効果は3つある。

ここでは、飲食店が面白い企画を行うことで得られる効果を3つほど紹介したいと思います。

  • 話題性と露出
  • 顧客単価のアップ
  • 既存顧客のファン化

1.話題で露出を高めることができる。

飲食店では、話題性を作るための面白い企画を立案することがあります。

例えば、激辛がわかりやすいのですが、一般人からすれば辛さで勝負する飲食店は無縁です。しかし、際限のない辛さに挑戦をすることで、ゴールデンタイムのテレビ番組の企画に登場し、知名度を上げることができます。この時に、辛さに挑戦したい人に同伴した人がお店の一般的なメニューを食べることで全体的な集客の増加につながります。

ペヤングが、通常の商品のほかに、超大盛りのGIGAMAXや辛さを追求した獄激辛を開発していることに近い発想です。あれらは、Youtuberのチャレンジ商品として成立しており、多くの動画がアップロードされることによって、ペヤングというブランドを定着化させる目的で商品開発が行われています。結果的に、通常のやきそばや大盛りのやきそばが売れる仕組みになっています。

2.顧客単価のアップ

宴会のパーティー企画として、ゲームを導入する方法もあります。

例えば、サイコロの目が偶数なら2倍の量になり、奇数なら2倍の価格になるハイボールを提供するお店などがあります。

くら寿司では、5皿に1回のペースガチャにチャレンジすることができます。子供が喜ぶ演出であるため、寿司を取る皿数がファミリーでは必然的に増えます。

3.既存顧客のファン化

バンドの演奏やショーを楽しむことができる飲食店もあります。これらは、料理以外の利用動機を作ることで、ファン化を目指しています。そのため、ショーがある日は、既存顧客でお店がいっぱいになります。

新規顧客を集めるための話題性のある面白い企画と違い、既存顧客にとって価値のある企画であることが「面白い」と定義されています。

以降では、話題性を作るための企画について解説していきます。

飲食店が面白い企画をするメリットとは?

飲食店が面白い企画に取り組むメリットは、特に販売力がないお店にとっては非常に大きいです。

メリットその1.認知度を無料で上げることができる。

新聞や情報番組のネタになるような企画を作ることで、メディアに無料で取り上げてもらえます。知名度は、飲食店の来店のきっかけにつながるものですので、印象に残る企画ほど、ホームページなどを検索される機会も増加します。

メリットその2.クチコミが増加する。

面白い企画がメディアで取り上げられることで、取り上げられたお店を回るいわゆる聖地巡りをライフワークにする人を呼び寄せることができます。これらの人は、ブロガーかレビュアーである可能性が高く、ブログやクチコミ数を増やすことが期待できます。

飲食店が面白い企画をするデメリットとは?

面白い企画は、実力以上の話題を集めることも期待できますが、デメリットがあることも注意しなければなりません。

デメリットその1.イメージが定着し、なかなか抜け出せない可能性がある。

メディアで取り上げられ、印象が強いほど、そのイメージが定着化します。

例えば、激辛のお店は、激辛料理しか扱っていない印象を持っている人も多いです。また、高級店と紹介されたお店は、敷居が高い印象が残ります。

実際はこれらは、企画メニューであり、辛くもないし、リーズナブルなメニューも提供されています。メリットではクチコミが増えると紹介していますが、これが原因でそのイメージから抜け出せないリスクもあることは覚えておくべきでしょう。

デメリットその2.顧客を寄せ付けないリスクがある。

例えば、ゲームを導入しているお店がありますが、このようなパーティー性のある企画は、若年者向けのお店であるイメージが強くなり、中高年層の客足を遠のけてしまいます。

面白さだけを追求したコンセプト上にない企画メニューなどは、露出が増えるかもしれませんが、本来来て欲しかったお客様を失うことにつながりますので、注意が必要になります。

面白い企画を世の中に出すための手法とは?

面白い企画ができても、全く誰の目にも止まらなければ、それ自体が企画倒れです。

ただちにメディアに露出させるためには、パブリシティをしなければなりません。パブリシティとは、メディアに対する広報活動のことで、例えば、地元の放送局や新聞社に対して、FAXやメールを送信することで、企画の存在を伝えます。

なお、パブリシティは時期やメディア側の裁量で採用を決定するため、失敗することの方が多いです。諦めずに、さまざまな企画を立案することが重要です。

では、企画を用いてメディアに取り上げられるためのパブリシティのプロセスを紹介します。

STEP
面白い企画を立案する。

自分にとって面白いではなく、パブリシティを送信する放送局や新聞社のネタになり、視聴者や読者が興味を持つ面白さが求められます。

例えば、季節の風物詩と流行り物を合わせてみたり、地元の生産者とコラボをした新感覚のものを導入したりとメディアによって求める面白さは異なります。さまざまなレベルの企画を立案し、パブリシティを試みます。

STEP
メディアに情報を送信する。

メディアに企画を売り込みます。この時、来て欲しいという気持ちよりもネタになることをしっかり伝えることが重要です。

また、企画に関しては、人気であろうとなかろうと実際はあまり関係はありません。

お客様が全く来ないお店がメディアで取り上げられていることを目にしたことがあると思いますが、メディアにとって重要なことは、枠を埋めるのにふさわしい情報であるかです。

なお、メディアの連絡先は調べても出てこないことが一般的です。以前取材を受けたことがあれば、その記者に直接売り込みます。それ以外は、記者クラブを検索すると、代表受付の住所が記載されています。

情報を送信したのはいいものの、返信ができなければ意味がありません。メールアドレスや携帯電話の番号などを必ず記載し、返信漏れがないようにします。

STEP
メディアに取材を受ける。

メディアに取材を受ける時は、自分が伝えたいことを一方的に伝えようとしてもカットされます。

興味をひくであろうポイントやなぜそれをやってみようと思ったのかを具体的に伝えれるようにしましょう。

STEP
取材されたことを伝える。

メディアに取材を受けたことを既存顧客に伝えます。それによって、ある意味ご祝儀的な来店を促すことができ、短期ではありますが、売上を大きく伸ばすことが期待できます。

オモうまいは面白い企画に入るのか?

テレビでは話題になっていますが、ありえないほどのデカ盛りを安い金額で販売する薄利多売です。顧客単価を下げて、客層を入れ替える行為に該当しますので、やってはいけません。番組もヒューマングルメンタリーと定義されており、メインのコンテンツは人であり、面白いからと言って真似をするものではありません。

利益あってこそ存続できるわけで、家賃や修繕費がかかっていない飲食店の真似をすることは、事業を放棄していることになります。

まとめ

飲食店で面白い企画を立案する意図は、話題性を作ることで注目され新規顧客を獲得することや、既存顧客に来店動機を付与し、再来店してもらうことです。

また、企画を作っても世の中に情報が伝わらなければ意味がありません。そのため、メディアに対する広報活動であるパブリシティを実行します。

面白い企画づくりをすることには、メリットもデメリットもあります。特に広告費をかけることもできないし、立地の良くない店舗では、効果が大きいですが、イメージが定着するなどのデメリットもしっかり理解しておく必要があります。

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