マーケティング

マーケティングを独学で学ぶおすすめの方法とは?【セミナー厨の人はマジで読んでほしい】

マーケティングとは売り方であり、売上を作るための基盤となるものです。そのため、世の中の金儲け系カリスマオンラインサロンや演出がやたら派手な宗教系のセミナー講座が流行るわけです。

問い合わせをしてくるコンサルタントからは、「マーケティングを学んだのは、神田昌典さんのセミナーですか?」ということも確かに多かったです。

※神田昌典さんは、有名な著者・監修者・マーケティングコンサルタント。

マーケティングは、セミナーオタクにもなりやすく、私よりもコンサルタントの名前をご存知の方も多いです。業界通になることと生きたマーケティングの知識と経験をつけるのは全く別のことです。

ここでは、マーケティングの効率の良い学び方を取り上げます。マーケティングに限らず基本は、独学で学ぶことが非常に重要です。

また、最近では、マーケティングで確かな実績を挙げている方がマーケッター向けのオンラインサロンを解説していることもあり、それらは活用することで有用な情報を手に入れることができる可能性が高いです。

生きたマーケティングのスキルを学び、手に入れるためには、どのようにするのがよいでしょうか?

マーケティング力をつけたいのであれば実戦から学ぶしかない。

例えば、有名店とそうではない店舗。どこに差があるのかと言われると、ほとんどが違います。飲食店であれば、立地、内装、シェフ、販促費の額、メニュー、スタッフと全てが異なります。

マーケティングは平等の条件でスタートすることはまずありません。他所でうまくいったことでも、そこではうまくいくとは限りません。そのため、データを収集し、仮説を立て、実際にやってみた結果を評価し、改善することを繰り返すことで、誰でも運用が可能な最適なパターンを生み出していきます。

仮説は、本で実際の手法を学ぶこともそうですが、実際やってみた結果どういうマーケティングの手法なのかを経験から理解していないと組み立てることはできません。そのため、本やセミナーに参加しただけではスキルは身につかず、実際にやってみないとわからない部分がとても多いのが、マーケティングの特徴でもあります。

マーケティングを学ぶためには普段からマーケティングに触れることがよく、マーケティング関連の会社に転職したり、事業会社のマーケッターに募集することも良いでしょう。また、物販やサービス事業を自分でやってみることもマーケティング力を付けるためには効果的です。

マーケティングのセミナーに参加することがライフワークになるとやばい!

「マーケティングは成功者に学ぶことが一番。うちのマーケティングセミナーに参加しましょうよ。」

このような誘い文句は世の中にありふれています。確かに、サプリメントの通販などは成功企業のモデルを模倣して大きくなった企業がほとんどです。

しかし、これが実態が見えないセミナーになると、これを真に受けると危険かもしれません。

勧誘が前提のセミナーの可能性がある。

オンラインサロンやセミナービジネスでは、ビジネスモデルとして、カリスマ制・家元制ビジネスの形態を取っています。家元制とは、独自の資格を作り、認定することで門戸を増やしていく手法の一つです。

これはマーケティングのスキルの獲得を支援するサービスではなく、一種のファンビジネスです。つまり、集まった人を媒介にして、自社のマーケティングを実施するのが目的です。

こんな特徴あり

  • 成功者を登壇させて、儲かったスピーチをさせて、場を盛り上げる
    →感覚が麻痺しているうちに勧誘もしくはアップセル
  • とにかく演出が派手
    →ブラック企業の新卒採用のような雰囲気を作っている。設備にお金を使い、高額な商品のマーケティングを仕掛けている。

こういったセミナーに参加することは、モチベーションの高い人と切磋琢磨できるメリットはあるかもしれませんが、基本的に騙されやすい人も多く、人の近さが仇となって変なプレッシャーまでかってしまうことになります。

例えば、名前を出しているコンサルタントは絶対的なポジションです。参加者の空気感としては迎合する雰囲気があります。全てを鵜呑みにしてしまう威圧感を感じてしまうかもしれません。目的がマーケティングの知識の獲得であれば、間違いなく場違いです。実践的なマーケティングをこの場で学ぶことはできません。

マーケティングは体系化が難しい。そのため、セミナーでは一般的な情報しか得ることができない。

前述の通り、スタートラインが同じ条件でマーケティングがスタートすることはまずあり得ません。

将棋で喩えると、角を最初から2つ持っている事業もあれば、金、銀、桂馬が最初からない事業もあります。そこから勝ちに持っていく将棋の手は、一緒ではありません。

基本的にセミナーというのは、大人数に情報を提供することが前提です。そのため、情報は一般化して伝えられます。セミナー主催者側が提供する情報と受講側が求める情報が一致しないので、得られた情報を自分で取捨選択しなければなりません。

取捨選択にも、自分はそう思うからなどの主観的指標で判断するのはミスリードに繋がりますので、結局は、ここでも選ぶ知識を身につけなければならず、最終的に独学をする必要性に迫られます。

セミナーをメインにしている人は成長も遅い。

セミナーに参加することは、意外に手間です。開催日の予定を空けて、そのセミナー会場に出向かなければなりません。そして、その日まで問題の解決を先延ばしにしている可能性が高く、成長は独学をしている人よりも遅いです。

世の中のセミナーは周回遅れ

大企業向けのセミナーのトピックは比較的新しいのですが、中小企業向けのマーケティングセミナーは非常に遅れています。

例えば、SEOにWordPressを活用するのも10年以上前の話題です。基本的にサービスは、高い料金を支払ってくれるところから普及していき、料金が下がって中小企業向けになる性質があります。

マーケティングを独学で学ぶ方法とは

1.自分で事業をやってみる。(モデルケースを作る)

事業を自分でやるというのは大それたことに感じますが、他社の商品をノーリスクで販売することで手数料をもらうアフィリエイトや自分のできるスキルを売ることで料金をもらう方法など、商品の提供スタイルは様々あります。

自分でマーケティングを実践し、成功体験を作っていくことが最短距離ともいえます。

2.経営戦略のテンプレを本で学ぶ。

マーケティングを学ぶ上で、重要なのは、ビジネスモデルを理解することです。「どのような特性があり、どうすれば利益を出すことができるのか?」これを理解していないと、興味付のために、クーポンばかりを発行してしまいます。

店舗の場合は、その土地のリーダー(強者)に対して、弱者として挑戦するランチェスター戦略を実施します。

最近は何かと話題の大塚家具ですが、お父さんの時にやっていた戦わない選択肢から、社長が変更してからはイケアやニトリを追随するような戦略に転換しました。その結果、急速に同質化がはじまり、キャッシュを減らす原因にもなったわけですから、戦い方は非常に重要だということです。

理論は概要が理解できれば良いので、漫画で速習することがおすすめです。

差別化戦略で 小が大に勝てる ーまんがでわかる ランチェスター理論を経営・営業に活かす方法

また、市場が大きいインターネットでビジネスをやる場合は、特定の分類方法でセグメンテーションした市場の中で最適なものを選ぶセグメントマーケティング、一人一人のニーズにマッチングしたワントゥーワンマーケティングなどがあります。ここで重要なのは、時流に乗った追い風のビジネスを選択して、スピード感のある成長を実現することです。

60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法

3.マーケティングの施策を学ぶ。

マーケティングとは、市場に対する影響力を高めることで勝ち筋が決まります。

大前提として、以下の通りのことが言えます。

1.自分の強みとマッチングする市場を選択する。

2.自分の資源をみて、投資できるものが労力なのか、お金なのかで攻める方法を選択する。

マーケティングの原則は、自分が保有する強みや資源を最大限活かした商品・サービスを作ります。

それを世の中に広めるために施策を実行します。施策の運用方法・仕組み・役割が分かっていないと施策を選択することができません。これは、実験を知らない人が発明ができないことと同じ意味で、施策レベルの経験も積んでおいた方がマーケッターとしてのレベルが高くなります。

■マーケティングの戦術の代表例

 メリットデメリット
ブログ記事追加で専門性を高めるSEO対策は、長期に渡って反応がとれる。
媒体自体に価値ができると、仕事が良い条件で提示されることが多い。
コンテンツ先行型であるため、なるべく早くコンテンツを積み上げる必要がある。(1日1記事という目標管理ははっきり言って悠長。)
結果が出るまでは時間がかかる。
コンテンツの制作方法を間違えると露出は絶対に発生しない。
Youtubeチャンネル登録で特定の客層を集めるのが得意。
SEOだけではなく、関連動画による流入も多く、古い動画でも需要があればアクセス数は伸びる。
編集スキルに高い技術を求められる。
コンテンツ先行型なので、こちらもブログと同様に根気が必要。
Youtubeは動物園的な面があり、賢い馬鹿を演じることができれば武器。プライドが高い人には向かない。
リスティング広告検索連動型の広告であり、最初から見込み客を集めることができる。出稿者が多いキーワードの場合は、コストが上がる。
各種専門サイトすでにSEO対策を実施した媒体を活用して上位表示を実施できる。
最近はオウンドメディア型の媒体もあり、月額を支払うことで、そのジャンルに強い媒体を活用することが可能。
多くのサイトの場合は競合が並ぶ。
集客力は、実際に活用してみないとなんとも言えないところがありますが、大手の場合は、激戦区であれば、月数十万の負担がなければ、満足に集客できない場合もある。

これらの戦術を学ぶのに、専門の講座で30万円〜60万円かかるケースもあります。

これが高いのか安いのかは企業によります。マーケティング系の会社だったり、売上が億を超えている会社ならば、人材が内部にいないことを問題視しているため、このくらいの研究開発費の負担は想定内になります。

それに対して、これから事業を始めたり、マーケティングを個人的に勉強したいと思っている人の場合は、あまりおすすめの学習方法ではありません。

4.ライバルを常に入れ替えて、自社の成長を促す。

自分のことで手一杯で、他社の情報を知らない人は成長が望めません。購入とは、相対的評価で顧客側が選択する行為だからです。みなさんも、車を購入する時は、試し乗りをしてみて、より良い条件のものを購入しますよね。

自分にこれを置き換えると、絶対似たことをやっているビジネスが存在し、顧客の購買の選択肢になっています。

割とよくやるのが、レベルがちょっと上くらいの同業をライバルに指定して、マーケティングを実施する方法です。マーケティングツールで解析すれば、どの程度の差があるのかを可視化することができますし、何よりもわかりやすくモチベーションを注ぎ込むことが可能です。

5.勢いのある企業がどんなマーケティングを行なっているのかを考える。

大手は広告費があるから・・・みたいな話で話を濁す人もいますが、それは答えになっていません。

広告費はそもそも売上を上げるための時短のために捻出します。広告費を長年出していると言うことは、現在の事業拡大には必要だったからです。

周囲で盛り上がっている仕組みを冷静に分析して、自分のところで実施するとどうなる?と言うことを常に考えることで、マーケティング力(企画力)は伸びると思います。

6.メンターを探す。

マーケティングは、正直地味な作業の繰り返しですので、気分が滅入ってくることもあります。そんな時に、メンターのような人間がいると便利だと思います。

メンターとの出会いは積極的に外への探索とアプローチがなければ見つかりません。

マーケティングが学べる本を紹介!

基本を情報を集めるのであれば、まずは本。本を読めない人は、成功しません。おすすめの本の紹介です。

リスティング広告のやさしい教科書。 改訂新版 ユーザーニーズと自社の強みを捉えて成果を最大化する運用メソッド

Web集客の基本は、リスティング広告を活用することです。

SEOやSNSの無料でも使える集客の方がとっつきやすそうに見えますが、実はそんなに簡単ではありません。やる人が多いと、それだけ突き抜けるにはテクニックとノウハウが必要ですし、何よりも認知までの時間がかかります。外注するとリスティング広告よりも高くかかってしまうことがしばしばあります。

この本はリスティング広告についてわかりやすく説明している上に、運用方法まで学ぶことができる本です。

現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル

この本は、初心者にはわかりづらいかもしれませんが、プロが使うSEOのテクニックをほぼ網羅している書籍になります。

つまり、これ一冊を購入し、学習することで、SEO対策で何をすればいいのかわかるということになります。ただし、刊行年数が古いため、重要な視点であるYMYLやコアウェブバイタルまでは網羅されていません。

ブログ集客もこの一冊が対応しています。

ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則

書くことはマーケティングの基本です。また、景品表示法に違反するような有利誤認などの表現ではなく、伝えたいことを魅力的に伝えるコピーライティング能力は、すべての施策に活用可能です。

売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000は、読む本ではありません。作業スペースの片隅においておき、気が向いた時に見るだけ見ておけば表現が目から入ってきますので、文章の構築の効率が向上します。

Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

アドセンスの本ですが、アドセンスは、安定した集客力のない媒体がないと儲からないので、人を集める媒体を運営し、後付けでキャッシュを得ようと考えている人であれば、この本は参考になると思います。

ゼロからわかるビジネスInstagram 結果につながるSNS時代のマーケティング戦略

Instagramは、消費に影響が出やすいと言われているSNSの一つです。店舗や通販との相性も良いため、Instagramをうまく利用して消費に結びつける施策を実行します。Instagram関連では、書籍の中では評価が高い中の人として運用することにスポットを当てた書籍です。

  • この記事を書いた人

小形洸太

マーケティングプロデューサー。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。 ▶︎過去に協力したメディア 第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号) 株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事が公開される。

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