LINE公式アカウントでできることとできないことのまとめ

LINE公式アカウントは、企業や店舗がユーザーと直接コミュニケーションを取るためのツールです。

店舗でのリピーター対策のアプリとしての活用のほか、最近では、Lステップなどを活用をして、求人情報を登録者向けに配信する用途で活用されることも増えています。

そこで、LINEで具体的に何ができて何ができないのかを理解しておく必要があります。本記事では、LINE公式アカウントでできることとできないこと、および禁止事項に触れたいと思います。

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目次

1. LINE公式アカウントでできること

1-1. メッセージ配信

LINE公式アカウントのメインの機能です。

LINE公式アカウントでは、友だち追加したユーザーに対して直接メッセージを送信できます。この機能により、キャンペーン情報や新商品のお知らせなどを迅速に届けることができます。特にLINEは高い開封率が期待できるため、効果的な情報伝達手段となります。

メールマガジンとの違いは、メールは送信と受信の環境が同一の企業とは限らず、受信環境のフィルター次第でブロックされる可能性があります。LINE公式アカウントは、送信と受信がLINEで完結しているので、受信側でブロックをしない限り、必ず相手方にメッセージを届けることができます。

1-2.リッチメニュー

リッチメニューも重要な機能です。

トーク画面下部に表示されるメニューで、外部サイトやクーポンへの誘導が可能です。ユーザーが簡単に必要な情報にアクセスできるように設定できます。

例えば、通信サイト、予約ページ、会員サイト、最新の商品の紹介ページ、ブログ、Googleマップにリンクを設置することができ、リッチメニューの工夫を行うと、LINE公式アカウントがビジネスのポータルのような存在になります。

1-3. クーポン

クーポンもよく使われる機能の一つです。

友だちにクーポンを配信し、集客や販促に役立てることができます。定期的にクーポンを提供することで、リピーターの獲得が期待できます。

LINEのクーポンは有効期限や使用済み設定をすることができます。そのため、クーポンの不正利用を防ぐことができます。

1-4.リッチメッセージ

画像とテキストを組み合わせたビジュアルメッセージです。視覚的に魅力的なコンテンツを提供することで、ユーザーの関心を引きやすくなります。クーポンの配布や限定品の紹介をしたい時に使いやすい機能といえます。

1-5.カードタイプメッセージ

複数の画像をカルーセル形式で表示する機能です。カルーセルとは、横スライドができる形式のことで、商品やサービスの複数のポイントを一度に視覚的に伝えることができます。

おすすめの商品やコースを紹介したい時に、カードタイプメッセージを配信します。

1-6.ショップカード

紙のポイントカードのデジタル版です。来店した時にポイントを付与することができます。紙のポイントカードは紛失しやすいですが、LINEは削除されづらいアプリですので、ユーザーがポイントを貯めやすく、管理もしやすいという利点があります。

1-7.LINE VOOM

LINE VOOMとは、LINE内で閲覧ができるTikTokのような機能です。フォロワーが投稿を共有することで、フォロワー以外の人にも情報を閲覧させることができ、認知を拡大できます。情報を広く拡散したい場合に有効です。

TikTok以外にも、Instagramのリール動画、Youtubeショート、Xでもショート動画は投稿できますので、音声以外は共通の動画を投稿することも可能です。

1-8.LINEチャット

1対1のチャット機能を使って、ユーザーからの問い合わせに対応したり、予約を受け付けたりすることができます。リアルタイムでのやり取りを行うことができます。LINEチャットを実行するためには、有効化する必要があり、こちらからメッセージを送信することができません。そのため、特定のユーザー向けに営業をかけることなどには使えず、あくまでフォローアップに使うものと認識するのが良いでしょう。

1-9.LINEコール

無料で音声通話やビデオ通話ができるLINEコールは、遠隔地の顧客との打ち合わせやサポートに便利です。これにより、対面が難しい場合でもスムーズなコミュニケーションが可能となります。

LINEコールの着信を、無料で店舗の電話など任意の電話番号に転送することができます。転送機能は、オプションとして別途料金がかかります。

1-6. 応答メッセージ

応答メッセージは、LINE公式アカウントの自動返信機能で、ユーザーからのメッセージに含まれるキーワードに対して、事前に設定した内容を自動で返信する仕組みです。この機能により、営業時間外や定休日でもユーザーを待たせることなく迅速に対応でき、ユーザーの利便性を向上させます。

例えば、夜間の問い合わせに即座に自動返信することで、ユーザーの満足度を高めることが可能です。また、よくある問い合わせに対して自動応答を設定することで、スタッフの負担を軽減し、重要な業務に集中できる時間を確保することができます。設定は、LINE公式アカウントの管理画面「LINE Official Account Manager」にログインし、サイドメニューの「応答メッセージ」から簡単に行うことができます。

1-10.ステップ配信

特定のユーザーに対して、設定した内容を自動で配信する機能です。ユーザーの行動に基づいてパーソナライズされたメッセージを送ることができます。例えば、友だち追加日からの経過日数や、年齢・性別といった属性ごとにユーザーを指定し、効果的なメッセージを配信していくことで、商品購入や再来店などを促します。

ステップ配信は、応答メッセージと合わせて詳細にカスタマイズすることには限度があります。そのため、Lステップなどの製品を使ってメッセージ配信を自動化することが多いです。

1-11.友だち追加広告

Web版管理画面から簡単に広告出稿ができ、効率的に友だち追加を促進します。新規顧客の獲得をLINE公式アカウントでもすることができます。他のSNS広告と同様に、1日の予算と総予算を設定することができ、使いすぎるということはありません。

2.LINE公式アカウントでできないこと

2-1. 個人情報のやりとり

LINE公式アカウントでは、個人情報のやりとりは推奨されていません。LINEは過去に不正アクセスや情報流出の問題が発生しており、機密事項や個人情報のやりとりは避ける必要性があります。また、政府のLINE利用のガイドラインやLINE社自身も個人情報のやりとりの推奨はしておりません。

そのため、予約を取る時は、LINEチャットなどのトークではなく、ネット予約ができるシステムを活用します。

2-2. フォロワーの情報の抜き出し

メールアドレスを収集するメールマガジンは、収集したデータを出力(エクスポート)可能です。そのため、メタ広告などに転用し、広告の費用対効果を上げることができますが、LINE公式アカウントのフォロワーは抜き出しすることができません。そのため、広告に活用することができない点が大きなデメリットとしても挙げられるでしょう。

2-3. 会員証の発行

ショップカード機能はありますが、あくまで簡易的なもので、POSレジとの連動ができるわけではありません。POSレジの個人情報のデータと連動させて、ポイントを付与するなどしたい時は、LINE公式アカウントではなく、LINEミニアプリの方を導入する必要性があります。

2-4.通信販売

LINE公式アカウントの機能には、カートを設置する機能がありません。そのため、LINEUPのようなサードバーティーが開発したツールを導入し、決済が可能なカートを実装しなければなりません。もちろん、アプリ外で決済ができれば良いという判断もできますので、BASEやShopifyなどで通販サイトを作成し、外部リンクを設置する方法でも運用ができます。

2-5. 検索エンジンへの露出

これは当然のことですが、LINE公式アカウントはLINE内の機能ですので、ウェブサイトではありません。そのため、Googleなどの検索エンジンに露出させることはできません。そのため、検索エンジンからの流入を獲得するためには、ウェブサイトを作成する必要性があります。

3. LINE公式アカウントで禁止されている事項

LINE公式アカウントでは禁止されている事項もあります。主に不法行為や情報の転用に制限を加えたもので、違反するとアカウントが停止されるリスクがあります。LINE公式アカウントはバックアップが効かないので、違反しないように注意する必要があります。

3-1.犯罪目的の利用

LINE公式アカウントは、犯罪に使用されるおそれが高い商品の販売や、不法行為を行う可能性のある個人や団体の利用を認めません。また、犯罪行為を助長する内容も禁止されています。

3-2.他人の情報の不正利用

他人の個人情報や利用履歴情報を不正に売買・仲介・斡旋する行為は禁止されています。個人情報保護の観点からも、これらの行為は厳しく取り締まられています。

3-3.公序良俗に反する行為

法令や公序良俗に反する行為、またはその恐れが高い行為は、LINE公式アカウントでの利用が禁止されています。反社会的勢力への利益供与や公序良俗に反する表現なども含まれます。

3-4.第三者の広告媒体としての利用

LINE社の承諾なく、LINE公式アカウントを第三者の広告媒体として使用することは禁止されています。第三者の商品やサービスを宣伝する場合には、事前の許可が必要です。

3-5.不正な情報収集と虚偽情報の流布

第三者になりすます行為や虚偽情報の流布、利用者の属性を識別する不正な広告配信も禁止されています。個人情報の不正収集や過度な暴力表現、性的表現も許可されていません。

3-6.LINE公式アカウントの不正使用

アカウントを第三者に譲渡・貸与する行為、他のお客様への嫌がらせや誹謗中傷、不適当な問い合わせや要求も禁止されています。サーバやネットワークシステムへの妨害行為も禁じられています。

まとめ

LINE公式アカウントは、LINEの普及率が2024年2月段階で全世帯92.5%です。そのため、ほとんどのスマホにインストールされているアプリであることから、LINE上に公式アカウントを作成し、リッチメニューで予約や通販ができるようにすれば、マーケティングは飛躍的に楽になります。

LINE公式アカウントは、コミュニケーションプランで無料で全ての機能を使うことができますが、メッセージの上限が200通であるため少なすぎます。そのため、最低でもライトプラン以上で運用する必要性があります。

何ができて、何ができないのかを洗い出したのちに、何を最低でもやりたいのかを明確にすることで、LINE公式アカウントと連携するシステムの導入も検討しなければなりません。少なくとも、飲食店や美容室であれば、予約手数料がかからない予約システムは必要ですし、小売業者であれば、通販機能をつけるようにしましょう。

LINEは日本国内のマーケティングでは非常に強力なツールですので、機能を把握した上で、自社のマーケティングに積極的に組み込んでいきましょう。
LINE公式アカウント集客を成功に導く運用のコツ

最終更新日 : 2024年5月29日

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