Google検索のローカルクエリでは、飲食店のホームページはグルメサイトにも勝てるのか?

飲食店を検索する際に、Googleでは、「和食 新宿」などのキーワードを用います。特定の地域の情報を探す検索ワードのことをローカルクエリと呼びます。

ただし、ローカルクエリを検索しても1ページ目は、大手グルメサイトが占有していました。飲食店のホームページは、表示されても2ページ目の途中から表示されるのが普通でした。

2023年9月からはじまったアップデートで、この周辺のキーワードで変動が見られました。以下は、サクセスパートナーで以前からこの状況が来ると見越してSEO対策を公式サイトに実施していたウェブサイトです。

調査方法は、SE Rankingのキーワード調査機能を活用しています。ジャンルには、フレンチ、イタリアン、中華などのワードが入ります。

目次

クライアントサイトは好調

一部主要駅のキーワードでも上位表示をしているなど良い結果を得られてます。食べログは、ネット予約を獲得するグルメサイトでもありますが、口コミサイトでもあるためコンテンツが豊富であり、どのキーワードでも順位は盤石でした。

クライアント店舗「ジャンル+地域A」月間検索回数 1,000回

1食べログ
2食べログ
3クライアント店舗A店
4一休.comレストラン
5Retty

クライアント店舗「ジャンル+地域B」月間検索回数 210回

1食べログ
2クライアント店舗B店
3jalan
4ぐるなび
5ホットペッパー

クライアント店舗「ジャンル+地域C」(ただしインデックスは地域名Cが含まれないB店)月間検索回数 1600回

1食べログ
2食べログ
3一休.comレストラン
4ぐるなび
5ヒトサラ
6クライアント店舗B店

クライアント店舗「ジャンル+地方主要都市D」月間検索回数1600回

1食べログ
2jalan
3ヒトサラ
4ホットペッパー
5クライアント店舗D店
6地方系キュレーションサイト
7競合店

主要駅のGoogle検索の結果はどのようになったのか?

以下のような主要駅のキーワードでは、グルメサイトやキュレーションサイトもSEO対策を十分に行なっている場合が多く、今のところは単一のブランドのお店のホームページがグルメサイトを越えている傾向にはありません。参考までに、調査結果を貼っておきます。

中華+主要地

中華では、レビューコンテンツが豊富な食べログが強く、お祝いに使われるレストランが多い駅では、一休.comレストランが続く形になっています。駅によって、ホットペッパー、ぐるなびがそれ以降に続きます。1ページ目に表示されている店舗は高級店であり、知名度が十分な店舗と言えます。

新橋赤坂新宿池袋
月間検索回数660054001210014800
1食べログ食べログ食べログ食べログ
2食べログ一休.comレストラン一休.comレストランキュレーションサイト
3一休.comレストラン食べログジョルダン食べログ
4ホットペッパーjalanキュレーションサイトaumo
5ぐるなびぐるなびぐるなびhotpeppar
6RettyLINERettyヒトサラ
7RettyaumoRettyぐるなび
8ヒトサラ店舗ホームページaumo一休.comレストラン
9キュレーションサイト店舗ホームページjalanRetty
10店舗ホームページキュレーションサイトannyキュレーションサイト

焼肉+ 主要地

焼肉店も駅によっては、大衆店と接待店に分かれるので、駅によって検索順位の傾向が違います。SEO対策が行われているキュレーションサイトもランキングに入っています。強いグルメサイトは、食べログ、大衆店に強いホットペッパー、接待店に強い一休.comレストランです。

新橋渋谷新宿池袋
月間検索回数2900660099006600
1食べログ食べログ食べログ食べログ
2ホットペッパーホットペッパー一休.comレストランホットペッパー
3一休.comレストランキュレーションサイトジョルダンぐるなび
4キュレーションサイト一休.comレストランホットペッパーaumo
5ぐるなびヒトサラOZmall一休.comレストラン
6ジョルダンジョルダンぐるなびキュレーションサイト
7Rettyaumo店舗ホームページキュレーションサイト
8キュレーションサイトPayPayグルメaumoヒトサラ
9店舗ホームページ
(ブランド)
mappleannyRetty
10店舗ホームページトリップアドバイザーキュレーションサイトキュレーションサイト

居酒屋+主要地

居酒屋は、大手グルメサイト(食べログ、ホットペッパー、ぐるなび)が強く、駅によって順位が変動しています。

新橋赤坂新宿池袋
月間検索回数160059044002900
1食べログ食べログ食べログホットペッパー
2ホットペッパーホットペッパーぐるなび食べログ
3ぐるなび食べログホットペッパーぐるなび
4キュレーションサイトぐるなびヒトサラヒトサラ
5キュレーションサイトキュレーションサイトRettyキュレーションサイト
6RettyRettyジュルダンRetty
7aumoキュレーションサイト食べログキュレーションサイト
8食べログaumoキュレーションサイトaumo
9キュレーションサイトRettyaumoキュレーションサイト
10キュレーションサイトヒトサラキュレーションサイトキュレーションサイト

2023年のコアアップデートとは?

Googleのアルゴリズム(検索順位を決めるルールのこと)は、定期的に大型のアップデートであるコアアップデートを行なっています。2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデートに始まり、10月〜11月も3ヶ月連続でアップデートが行われています。

10月のアップデートは、スパムを排除するアップデートであったため、ここではヘルプフルアップデートとコンテンツの品質に関係するE-E-A-Tについて解説します。

ヘルプフルコンテンツアップデートとは?

ヘルプフルコンテンツアップデート(Helpful Content Update)は、Googleが2022年8月に発表した検索アルゴリズムのアップデートです。このアップデートは、ユーザーにとって有用で独自性のあるコンテンツを評価します。

また、検索エンジンでの上位表示を目的とした役に立たないコンテンツの順位を下げるアップデートです。

E-E-A-Tとは?

E-E-A-TはGoogleが2022年12月に追加した新しいコンテンツ評価基準です。

既存のE-A-T(Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness:専門性、権威性、信頼性)に「Experience(経験)」の「E」を追加し、ユーザーにとって有用な経験を持つコンテンツの評価を重視しています。これにより、実体験に基づいた信頼できるコンテンツが評価されやすくなります。

飲食店のホームページの対策とは?

Google検索のアルゴリズムのアップデートにより、店舗のホームページでも1ページ目に表示されているケースが増えました。これには、単純なSEO対策だけではなく、店舗の知名度の向上など、その他のマーケティングも強く影響していると考えられます。

特に上位に露出した店舗は、その地域で「〇〇と言えばこのお店」と言われる純粋想起が強いお店であり、その結果も表示順位に強い影響を与えていると考えられます。E-E-A-Tがより強くなり、お店を検索する要素に代表的なお店のホームページが表示されるようになったと考えれば、複数のサイトから被リンクが供給されるほどの知名度が必要になります。

メディアへの露出、新規顧客の集客からの口コミの増加が、ウェブでの露出に良い影響を与えていると考えるのが自然でしょう。SEO対策と基本的なマーケティングの対策が非常に重要です。

集客のサクセスパートナーでは、主に複数店舗経営の飲食店の集客のコンサルティングを行っています。
客数増加や販促費削減をしたい飲食店オーナーおよび運営責任者は、お気軽にご相談ください。

最終更新日 : 2023年11月8日

集客のお悩み無料でお伺いいたします!

  • 集客で何をしたら良いのかわからない。
  • 現在行っている施策がイマイチうまくいっていない。
  • もっと良質な顧客層(顧客単価が高い従来狙っていた客層)を集客したい。

もし、これらのお悩みに1つでも該当したら、今すぐ相談して具体的な方針を立ててみませんか?予算を特にかけなくても集客する方法はあります。今なら30分無料でご相談できます。

よかったらシェアしてね!
目次