シン・レンタルサーバーとは?特徴・評価・メリット・デメリット

積極的なWebマーケティングを行う場合、SEOやSNSマーケティングどちらにも、オウンドメディアやランディングページを構築することが多いです。オウンドメディアやランディングページを構築する際に、原則使うことになるのが、サーバーです。
サーバーは、簡単に言えば、データの格納庫であり、ドメインと繋げることで、独自のURLを作ることができるようになります。
サーバーは、自社で保有すると高価なものであり、セキュリティ費用もかかるため、手が出る金額ではありません。そのため、一般的にはレンタルサーバーを契約して運用します。
シン・レンタルサーバーは、使用頻度の高いWordPressに適した性能をしているため、レンタルサーバーを1つ選ぶ時には、最初の候補に挙がるコスパの良いサービスです。

シン・レンタルサーバー
評価:
ウェブマーケティングに必須なレンタルサーバーの代表格。コスパが最高クラスであり、初期費用も無料。コンテンツ制限がないため、様々なコンテンツのサイトの運用が可能。
シン・レンタルサーバーの特徴とは?
シン・レンタルサーバーは、高速性と低価格を両立したサービスです。
KUSANAGIやオールNVMe RAID10構成を採用し、サーバー処理速度は国内最速を謳っています。WordPressに最適化され、直感的な管理ツールを提供しています。また、独自ドメインの無料提供や多彩な機能を備え、コストパフォーマンスに優れたレンタルサーバーとして注目されています。新技術の積極的な導入も特徴的です。
エックスサーバーとの違いは?
エックスサーバーは安定性を重視しているとされていますが、WordPressを活用し、オウンドメディアを構築するだけの用途であれば、使用感では差がありません。 どちらも高性能ですので、安定動作が見込まれます。
また、シン・レンタルサーバーとエックスサーバーの違いをわかりやすい表にしました。
特徴 | シンレンタルサーバー | エックスサーバー |
---|---|---|
料金 | 770円/月〜 | 990円/月〜 |
安定性 | 安定 | 99.99%稼働率 |
速度 | 国内最速 | 業界最高水準 |
サポート | メール・電話 | 24時間365日サポート |
新技術導入 | 迅速に新技術導入 | 慎重に導入 |
アダルトサイト運営 | 可能(公序良俗の範囲内のみ) | 風俗店・アダルトグッズは可能 |
無料独自ドメイン | 1個 | 2個 |
リソース保証 | なし(上位プランで可能) | あり |
転送量 | 900GB/日 | 無制限 |
自動バックアップ | 14日分 | 14日分 |
チャットサポート | なし | あり |
シン・レンタルサーバーとエックスサーバーは、以下のCMSやショッピングカートの動作が確認済みです。
プログラム名 | カテゴリ | サポート状況 | 備考 |
---|---|---|---|
WordPress 日本語版 | CMS | ○ | 簡単インストール バージョン6.5系(PHP7.4~PHP8.2) |
EC-CUBE4 | ショッピングカート | ○ | 簡単インストール バージョン4.2.2(PHP7.4~PHP8.1) |
PukiWiki | CMS | ○ | |
concrete5 | CMS | ○ | |
Joomla | CMS | ○ | |
MODX | CMS | ○ | |
Movable Type | CMS | ○ | |
Drupal | CMS | ○ | |
Magento Open Source | ショッピングカート | × | |
Zen Cart | ショッピングカート | ○ |
なお、WordPressを使う目的であれば、どちらも問題なく動作します。また、何らかの不正ログインやトラブルが発生した場合に、14日以内であれば、自動バックアップからの復元が可能です。WordPressでは、不正な改変がよくあるため、自動バックアップは、レンタルサーバーを選ぶ際には必要な機能です。
シン・レンタルサーバーを導入することでできるマーケティングとは?
レンタルサーバーを使うことで、CMSの運用ができます。わかりやすいものでは、汎用性CMSのWordPressを使うことができ、ウェブサイトはもちろんのこと、プラグインを使うことで会員制サイトや通販サイトを構築することもできます。
また、サーバーにファイルをアップロードすることで、PDFなどを配布することができるため、見込み客向けのマーケティングも行うことができます。
1. ウェブサイト・ブログ運営: 商品やサービスの情報発信
2. ECサイト構築: オンラインショップの開設
3. ランディングページ作成: 集客や商品プロモーション
4. メールマガジン配信: 顧客とのコミュニケーション強化
5. メールの運用
シン・レンタルサーバーを選ぶメリットとは?
シン・レンタルサーバーは、古くからWordPressの最適環境を提供していたエックスサーバーのシステムがベースになっています。また、最新の技術を積極的に導入する方針をとっている上、WPXのシステムは、レンタルサーバー全体で見ても、表示速度が速いため、WordPressを運用する上では、十分な機能が備わっていると言えます。
シン・レンタルサーバーを選ばない方が良い場合
シン・レンタルサーバーは、優れたサービスですが、1日の転送速度に制限があることやアダルトサイトの運用がエックスサーバーよりもゆるく認められています。そのため、大規模サイト運用には向きませんし、アダルトサイトとの併存が気になる事業者は選ばない方が良いでしょう。
シン・レンタルサーバーの申し込み方法は?
シン・レンタルサーバーを申し込む手順

シン・レンタルサーバーの公式サイト から右上の申し込みを選択します。すぐにスタート!新規お申し込みの方を選択します。

記入するポイントとしては以下の通りです。
- 通常プランもしくはビジネスプランを選択しますが、通常プランで構いません。
- プランには、ベーシック、スタンダード、プレミアムがありますが、通常はベーシックで構いません。
- 契約期間を指定すると、その期間分の料金が請求されます。36ヶ月を選択すると料金がかなり安くなるため、クレジットカードで支払い、後ほど分割にすると料金を安くすることもできます。
- 所得ドメインでは、シン・レンタルサーバーを契約している期間中は、好きなドメインを無料で使うことができます。
- テーマはWordPressの自動インストールを選択した時に設定されているデザインテーマを指定できます。通常は、cocoonで構いません。
- Swellに入れ替える場合が多いため、最初にインストールされているテーマはどれでも構いません。無料テーマの中では、cocoonが良いためです。
ドメインを新規取得する場合は?

アカウントを発行すると、契約しているサーバーやドメイン、SSL証明書を管理できるようになります。アカウントにログインし、ドメイン取得から直接取得することができます。
他社でドメインをすでに取得している場合は?
シン・レンタルサーバー上でそのドメインを紐づけるために、ネームサーバー設定が必要です。シン・レンタルサーバーと紐づけるためには、ドメインを管理しているサービスのネームサーバー設定を以下に変更して設定してください。
- ns1.wpx.ne.jp
- ns2.wpx.ne.jp
- ns3.wpx.ne.jp
プライマリから順に入力してください。
まとめ
今回はシン・レンタルサーバーの紹介をしました。ウェブマーケティングをする時には、自由に使えるサーバーは必須です。そこで、何かしらのサービスの契約は必要です。
マーケターの中でもどのレンタルサーバーが良いのかは意見が分かれるところではありますが、シン・レンタルサーバーは、WordPressの管理で定評があり、サービスも良いため、コスパの高いサービスと言えます。オウンドメディアを作り、情報発信を積極的にすることを考えた時には、レンタルサーバーを契約する最初の選択肢におすすめです。

シン・レンタルサーバー
評価:
ウェブマーケティングに必須なレンタルサーバーの代表格。コスパが最高クラスであり、初期費用も無料。コンテンツ制限がないため、様々なコンテンツのサイトの運用が可能。