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ウィンザー効果とは?第三者の評価で「欲しい」を作る心理学

商品を購入したり、サービスを契約する時に、「今話題になっているから」「〇〇さんから評価されていたから」という理由で、購入や契約の意思決定をする人は多数派です。

口コミや紹介などの第三者の評価が本人が発信するメッセージよりも信頼される効果をウィンザー効果と呼ばれます。

ウィンザー効果の由来とは?

ウィンザー効果の由来は、アーリーン・ロマノネス(Aline Griffith Romanones)による1990年の小説『伯爵夫人はスパイ』の中の登場人物、ウィンザー伯爵夫人の台詞「第三者の誉め言葉がなんといっても一番効果があるのよ」からです。

ウィンザー効果が発生する条件

ウィンザー効果には、発生の条件があります。

  1. 口コミ・紹介される商品やサービスと利害関係がない。もしくは利害関係にあるのを知らない。
  2. 近い存在の人・信用される人・同じような人からの第三者評価には重点を置く。
  3. 人数が多い。

口コミ・紹介される商品やサービスと利害関係がない。もしくは利害関係にあるのを知らない。

ウィンザー効果の基本は、利害関係のない人からの情報であることです。

例えば、特定の商品を販売しようと思っていたり、ライバル関係にある企業に属する人が他社製品の評価をしても「販促が目的のメッセージ」としか思われることがありません。たとえ、友人関係であったとしても、マルチ商法の勧誘では同じような印象を受けます。

利害関係がない人からの紹介や口コミは、第三者視点の体験として信憑性があります。

ただし、利害関係が仮にあったとしても、それがわからなければ信頼されます。例えば、有名人が面白い芸人を紹介した時に、常に可愛がっている後輩芸人や同じ芸能事務所の後輩であったとしても気にする人は少ないです。

信頼される人や立場が同じ人からの第三者評価には重点がおかれる。

第三者評価は、その人との関係性やその第三者がどのポジションにいるかもウィンザー効果に強い影響を与えます。

例えば、医療の情報は医療関係の専門家、ビジネスのことであれば成功している起業家からの情報は、ほかの人からの評価よりも高く評価されがちです。

また、同じ立場の人ほど近く感じます。

ウィンザー効果では、「良い評価」ほど人数が必要

少ない口コミや噂だけでは、第三者の意見を参考にすることができません。特に良い口コミであれば、「たくさんの人から同じ意見が出てもおかしくない。」と判断します。

悪い口コミに関しては、少ない人数でも信憑性があると判断するものの、良い口コミに関しては、情報量が少ないと信憑性があると感じることができません。

集団の意思に同調するバンドワゴン効果と同じ面がありますが、頻度や情報量が多いほど信頼されることになります。

マーケティングでウィンザー効果を活用する。

ウィンザー効果を得るためには、顧客の目につくところに利害関係のない良い口コミ(レビュー)を豊富に掲載することが基本になります。

お客様の声(顧客インタビュー)を掲載する。

Webサイトに、サービスや商品の効果がわかる第三者評価のコンテンツを掲載します。ただし、薬事法や医療法では、治療や効果を大きく見せるものとして、お客様の声などの掲載はできないことになっています。

Googleに口コミを集める。

Googleは、Googleマップ検索やGoogle検索でも評価を閲覧できる仕組みになっています。良い口コミの情報は特に内容も閲覧されることから積極的な収集が必要になります。

ハッシュタグキャンペーンの実施

観光地では、独自のハッシュタグを用意し、ハッシュタグキャンペーンを実施する傾向があります。これは、SNSで一番信頼性がおける情報はフォローをしている友人の投稿であることからで、インスタグラムなどでは、写真付きで投稿がなされるため、より鮮明な第三者評価をみることができます。

  • この記事を書いた人

小形洸太

マーケティングプロデューサー。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。 ▶︎過去に協力したメディア 第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号) 株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事が公開される。

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