オウンドメディアとは?初心者でもわかる目的と立ち上げ方

目次

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、自社で運営している媒体のことです。WEBマーケティングでは、情報発信用の企業ブログを指すことが多いですが、パンフレットやチラシなどの媒体も含みます。自社のことを外部に理解してもらうために作成する媒体や手段のことです。

そのほかのメディアの分類には、お金を他社に支払い情報を発信するペイドメディアとSNSなどの育成をして情報発信力を強くするアーンドメディアがあります。オウンドメディアは、ペイドメディアとアーンドメディアと組み合わせて、客数、売上、求人応募者などの指標を上げる戦略をトリプルメディア戦略と呼びます。

オウンドメディアを構築する目的とは?

オウンドメディアを作る目的は、ターゲットとのマッチングの機会を増やし、客数、売上、求人応募者数などの指標を伸ばすことにあります。現在では、SEOとオウンドメディアは完全に結びついているため、Googleなどの検索エンジン向けの対策も兼務しています。

例えば、中途採用の募集を目的にした時に、転職者が求める情報をオウンドメディア(企業ブログ)で発信します。転職者は、自分が求める職場の情報を検索します。Google検索をした結果、情報を見つけ、希望の転職先の一つになります。

また、見込顧客をWEBサイトに集めるために、興味のある分野のメディアを構築することが多いです。主に検索エンジンから集客をすることから、コンテンツSEOと呼びます。これは、オウンドメディアでコンテンツを配信して検索エンジン対策をします。

オウンドメディアで目先の売上は上がるのか?

オウンドメディアは、情報を蓄積することで、見込顧客と自社をマッチングしていきます。よく、リスティング広告やSNS広告と比較されるのですが、オウンドメディアの育成は非常に時間もかかります。そのため、SEOでの流入にすぐに影響があって、目先の売上が上がるということはあまり考えない方が良いでしょう。

「それでは着手する意味がわからない」と応える事業者もいますが、効果に関しては十分に期待できます。店舗であれば、MEOにも影響がありますし、関連したキーワードで自然流入があることで、広告を使わずに集めることができる取引は増加します。
また、マーケティングオートメーションツールを活用することで、クッキーからウェブサイト内の動向をユーザーごとに記録することができます。お問い合わせした人がオウンドメディア内のどのコンテンツを読んだのかも調べることができるため、的確な提案をサポートする効果もあります。

オウンドメディアはどのように立ち上げするのか?

オウンドメディアの構築はどのようにすればできますか?

オウンドメディアの構築には、CMSで運用可能なメディアサイトがまず必要になります。CMSとは、HTMLやCSSなどを使わずにコンテンツを作成・管理ができるシステムのことを言います。世界で最もシェアが大きいWordPressを活用するのが一般的ですが、企業独自で開発したCMSを活用することもあります。

メディアサイトは、ウェブ制作会社に依頼すれば制作が可能ですが、WordPressに市販されている有料テーマを活用すれば運用が可能です。有料テーマは、「WordPressテーマのおすすめ無料・有料テーマを厳選して紹介」で取り上げています。

オウンドメディアに掲載する情報はどうやって決定しますか?

オウンドメディアは、掲載する情報が重要です。オウンドメディアでは、見込顧客の流入を増やすことが目的でもあるため、見込顧客がどのような情報に興味を持っているのかも定義する必要性はあります。

(1)ペルソナの定義

ペルソナとは、具体的な顧客像のことで、狙いべき市場の代表的な人物像で設定することが一般的です。ペルソナを設定することで、オウンドメディアを誰に向けて書けば良いのか決定することができます。

よく、老若男女が来店しているため、「おじいちゃんにもおばあちゃんにも、お子様にもわかるコンテンツ」のようなことを言い出す事業者がいますが、誰に向けて書いているかわからないコンテンツは、わかりづらくなりますので、効果を生まない原因になってしまいます。

(2)メディアコンセプトの定義

メディアコンセプトは、オウンドメディアの方向性です。SEOでは、E-A-T(専門性、権威性、信頼性)が重要だと言われています。メディアコンセプトで何に特化させるか決めることは、E-A-Tを高めることにもつながります。

(3)キーワード調査

キーワード調査は、オウンドメディアの集客力を計画的に強くするためには非常に重要な意味合いがあります。キーワードごとに毎月検索されている回数があります。

一時期SEOとは、上位表示をすることと認識されていました。「カウンセラー 札幌」などのキーワードで1位になったけれど、新規顧客が増えないというのは、1ヶ月の検索数が130回しかないためです。

オウンドメディアでは、メディアコンセプト上にある関連キーワードをピックアップし、コンテンツを積み立てることで、総合した自然流入を増やし、集客力を積み立てます。

オウンドメディアのコンテンツの作り方はどのように行いますか?

オウンドメディアの担当者がコンテンツを企画します。その企画案の内容を構成できるスタッフにお願いします。オウンドメディアは、マーケティング担当だけではなく、全社一貫となって取り組むことが基本です。

(1)コンテンツの設計を行う。

オウンドメディアの担当者が、執筆依頼者に何を書いて欲しいのかを明確にした企画書・指示書を作成します。この時に、キーワード調査以外にもコンテンツ調査の結果を反映させることがとても重要です。

Google検索では、ユーザーの検索意図を重要視しています。ユーザーの検索意図とは、「なぜそのワードで検索をしたか?」の理由です。Googleは検索の利用者数を増やしたいため、多数派の検索意図を特に重視します。そのため、現在の上位表示されているコンテンツの傾向を調査することは、検索意図を推定する上では重要な要素だからです。

SEOツールミエルカでは、検索ユーザーのインサイト調査ツールがあります。しかし、ツール利用料が月額150,000円〜と高額なため事業規模次第では手が出ません。そのため、検索窓にキーワードを入力すると表示されるサジェストや上位表示されている競合のコンテンツをみて推定します。

(2)内容の執筆を依頼する。

E-A-Tがコンテンツには求められます。特に専門性がある情報を信頼できるようにコンテンツは作成する必要がありますので、思い込みは排除します。国勢調査や専門機関などの情報を元にしたコンテンツは信頼性が高いとされています。

(3)編集・校閲をする。

公開用のコンテンツを作成します。編集をする目的は以下のようになります。

専門スタッフとペルソナに設定した人では、知識に差があります。そのため、専門スタッフが当たり前のように使う語句は、書き直したり、語注を加える必要があります。

読みやすく、検索しやすいように見出しを作ったり、文章を修正します。

校閲とは、誤記はもちろん、表記の揺れ、事実関係の誤り、差別表現や不快表現などの不適切表現の有無まで、幅広くチェックし訂正します。また、同じコンテンツ内で論理性の破綻や内容に矛盾の有無も確認し、修正します。

(4)コンテンツの公開後、サーチコンソールにURLを登録する。

この作業も目的は、Googleに追加したコンテンツを登録することです。いずれGoogleのクローラーが巡回されインデックスに登録されますが、登録されるタイミングがわからないため、インデックス登録をリクエストします。

(5)順位を計測した結果を受けて、記事の内容をリライトする。

目的のキーワードでどの程度の順位に自身のコンテンツがあるのかを知らないと改善ができません。そのため、必ず、SEOツールもしくは順位計測ツールを活用して、コンテンツの表示順位を計測します。

検索順位ツールに関しては、「検索順位チェックツールを導入する意味とおすすめのツールとは?」で紹介しています。

オウンドメディアでは表示速度や表示の安定性も重要視した方が良い。

Googleの順位を決定する要素に、コアウェブバイタル(CWV)があります。検索は、高速なWi-Fi回線のみで行われているわけではありませんので、比較的低速なモバイル回線でもストレスなく表示されることが望ましいとされています。

そのため、表示までにかかる時間を短縮していることや表示箇所が時間と共に変わるような不安定な状態にしないことが望ましいとされています。不要なJavascriptやCSSを可能な限り減らします。

オウンドメディア運用の成功事例とは?

オウンドメディアの運用は、WEBサービス事業者だけに効果があるわけではなく、あらゆる事業にプラスに作用します。

飲食店でオウンドメディアを運用し、検索経由からの訪問者数の増加

特に都心部の飲食店では、グルメサイトに集客を依存する傾向がありました。しかし、Googleのローカル検索やSNSで情報を収集することも一般的になっており、その影響力は以前よりは弱くなっています。

都内のレストランでは、Googleからの顧客獲得数増加のための対策を実施しました。実施した項目は、レストランで提供しているメニューにまつわる歴史やビジネスマナーの解説、レストランの周辺地域の人気スポットの情報などをオウンドメディアで発信しました。

その結果、Google検索の流入は1年間で5倍以上に伸びました。また、サイテーション効果で、各店舗のGoogleビジネスプロフィールの掲載順位が向上しました。

オウンドメディアに積極的に取り組もう。

特に中小企業は、情報が少ないことが集客や採用を難しくしている原因でした。オウンドメディアで積極的に情報や取り組みを発信することで、客数、売上、求人応募者数を伸ばすことがある程度期待することができます。

また、オウンドメディアはWordPressを活用すれば、すぐに着手することができるため、ハードルは非常に低いです。是非、積極的に取り組みたいところです。ただし、オウンドメディアを目標指標の向上に結びつけるには、計画的な戦略が必要であることも確かです。

カチプロでは、中小企業のオウンドメディア支援も行っておりますので、積極的なマーケティングを行いたい方は、ぜひご相談ください。

最終更新日 : 2024年3月21日

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