Adobe Expressとは?活用用途・無料と有料の違い・評価

Adobe Expressは、写真や動画の編集、グラフィックデザイン、Webページの制作など、さまざまなクリエイティブな作業を手軽に行うことができるツールです。特に、中小企業のマーケターや店舗オーナーにとっては、プロのようなデザインを短時間で作成することが可能です。AdobeExpressは、IllustratorやPhotoshopと違い、インストールが不要のオンラインツールです。そのため、インターネットが接続されていれば、どこでも作業をすることが可能です。

目次

Adobe Expressの魅力とは?

公式サイト

Adobe Expressは、Adobe社が提供するオンラインデザインツールです。素材、デザインテンプレートや生成AIの機能が提供されており、操作性もパワーポイントにかなり近いです。チラシやバナーのデザインを専門的な知識なしに素早く作成できるのがメリットです。

パワーポイントの感覚でチラシやバナーを加工するこができる。

Adobe Expressでは、さまざまな用途に使えるチラシ、バナー、ロゴなどの豊富なテンプレートが用意されています。これらをパワーポイントの感覚でテキストが画像を入れ替えることができ、簡単に品質の高いクリエイティブが作成されます。

画像生成AIのAdobe Fireflyを利用できる。

画像生成AIのAdobe Fireflyが利用することができます。画像生成の素材を自社で供給していることもあり、Adobe Fireflyのエンタープライズ版では、訴訟に対する全額補償も提供されています。

画像生成AIを使って画像を出力させる時は、メニューからメディアを選択します。テキストで画像作成を選択し、プロンプトをすると画像が生成されます。

Adobe Stockの画像および動画素材を利用できる。

Adobe Expressでは、Adobeの画像素材・動画素材を提供するAdobe Stockの素材を使うことができます。プレミアムプランでは、1億9500万以上のロイヤリティフリーのAdobe Stockコレクションの写真、ビデオ、オーディオ素材利用を使うことができます。

Adobe Expressは商用利用ができるのか?

Adobe Expressで用意されたテンプレートや素材で作成したクリエイティブは商用利用が可能です。特に、中小企業や店舗オーナーがビジネスでのプロモーションや広告制作に活用することができます。

制作会社が、クライアントに提供するクリエイティブツールとしても活用することができます。

Adobe Expressの無料版とプレミアム版の違いとは?

Adobe Expressは無料でも利用することができます。Adobe Expressの無料版では、基本的な写真編集やデザイン作成が可能です。また、一部のテンプレートやフォントを利用することができます。しかし、すべての機能をフルに活用するためには、プレミアムプランへのアップグレードが必要です。

無料プランプレミアムプラン
Adobe Fireflyベータ版を使用した画像生成やテキスト効果などの生成機能
・動画の作成や背景の削除などの基本的な編集機能
・PDFファイルの読み込みと編集、クイックアクション機能(月10回まで)
・プロがデザインした画像・動画コンテンツ用のテンプレートやデザイン素材
・Adobe Stockのロイヤリティフリーの写真、ビデオ、オーディオ素材の限定コレクション利用
・PhotoshopおよびIllustratorファイルの読み込みと編集機能
・GIFやJPGへの変換、QRコード生成などの機能
・リアルタイムでの共同作業
・1,000種類以上のAdobe Fonts利用
無料機能に追加して以下の機能が追加もしくはバージョンアップしています。
Adobe Fireflyを使用した画像生成やテキスト効果などの生成機能
コンテンツのサイズ変更、動画の背景削除、アニメーションコントロールなどの高度な編集機能
PDFファイルのページの結合や整理、変換などのクイックアクション(無制限)
すべての画像・動画コンテンツ用のテンプレートやデザイン素材
1億9500万以上のロイヤリティフリーのAdobe Stockコレクションの写真、ビデオ、オーディオ素材利用
PhotoshopおよびIllustratorのアセットとの同期
ブランド機能を使用してロゴ、色、フォントを管理
SNS投稿予約機能(無制限)
25,000種類を超えるAdobe Fontsのライセンス
100GBのストレージ利用

Adobe Expressの評価

開業すると、最初に困るのは、集客です。チラシやウェブサイトを編集する手段がないと、デザイン企業に作業を丸投げしなければならず、時間も費用も無駄にかかってしまいます。その時に、Adobe Expressを使える状況にしておくと、テンプレートを使うことができるので、時間や費用のコスト削減につながります。

プレミアムプランにすることで、素材とテンプレート数が増加し、ストレージも100GBまで増えるため、やりたいことに対応できるようになります。

データ作成で一番困るのは、素材が不足し、作りたいものが作れないことです。

2023年8月に大規模なアップデートがあり、使いやすさが格段に向上しました。

Adobe Expressと競合するサービスにはCanvaがありますが、どちらも無料で使うことができますので、有料化する前に試用してみてから選ぶのが良いでしょう。

Adobe Expressのプレミアムプランの利用料金は、2023年9月段階では、税込月々1,078円(年額10,978円)ですが、Adobe Creativecloud、Illustrator、Photoshop、Premiere Proなどのプランを契約していると利用料金が含まれますので、実質無料で使えます。

最終更新日 : 2023年10月28日

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