Funfo(ファンフォ)は飲食店におすすめのPOSレジ 料金や機能を解説

Funfoは飲食店に特化したPOSレジとモバイルオーダーを組み合わせたシステムです。iPadとインターネット環境があれば、手軽に導入できるのが特徴です。基本機能は無料で利用できるフリーミアムモデルを採用しており、小規模店舗から大規模チェーン店まで幅広く対応しています。導入費用は10万円~、月額費用は5,500円からとリーズナブルな価格設定になっています。既に5,000店舗以上の導入実績があり、居酒屋やカフェなど様々な飲食業態で活用されています。
Funfoの特徴とは?

Funfoは飲食店専用に開発されたPOSレジシステムです。iPadアプリとして提供されており、導入工事や複雑な設定なしですぐに利用開始できます。売上データを分析し、マーケティングにも活用できるため、効率的な店舗運営を実現できます。また、LINE公式アカウントと連携することで、顧客管理や販促活動も効率化できます。
Funfoは、Square決済と連携することができるため、キャッシュレス決済も受取に使う口座が、三井住友銀行またはみずほ銀行であれば、翌営業日に入金されます。そのため、キャッシュフローの健全化に貢献しますので、小規模の店舗でも導入がおすすめのPOSシステムといえます。
Funfoはどんな業態におすすめ?
Funfoは様々な飲食業態で利用されていますが、特にモバイルオーダーの恩恵を受けやすい業態に適しています。居酒屋では、お客様が自分のスマホから注文できるため、繁忙時のオーダー待ちを解消できます。カフェでは、テイクアウト注文と店内注文の一元管理が可能です。フードコートやテイクアウト専門店では、セルフオーダーによる人件費削減効果が期待できます。
個人店から大手チェーン店まで規模を問わず導入可能ですが、特に少人数で運営している店舗では、オペレーション効率化による効果が大きいでしょう。また、データ分析に基づいた経営判断を行いたい店舗にもおすすめです。2025年からβ版が提供開始された「funfo AI POS」では、AIがPOSデータを分析し経営提案を行う機能も追加されています。
Funfoの詳細とは?
以下の表にFunfoの基本情報をまとめました。Funfoは基本機能を無料で提供しているため、コストを抑えてPOSレジシステムを導入したい飲食店に適しています。インバウンド対応も充実しており、外国人観光客の多い店舗でも問題なく利用できます。
項目 | 内容 |
---|---|
月額費用 | 5,500円/1台(無料プランあり) |
初期費用 | 10万円~/1店舗 |
IT導入補助金 | ○(有料プランのみ対象) |
インバウンド対応 | ○(国内外の決済アプリに対応) |
連携可能なキャッシュレス決済 | Square決済 |
連携可能な予約システム | 不明 |
カスタマーサポート | チャットサポート |
Funfoのプランごとの違い
Funfoでは業務規模や必要な機能に応じて4段階のプランを提供しています。
機能 | Basic | Pro | Pro Plus | LINE Pro |
---|---|---|---|---|
月額費用 | 0円 | 4,950円(年払い) 5,500円(月払い) | 9,900円(年払い) 11,000円(月払い) | 14,850円(年払い) 16,500円(月払い) |
同時ログイン端末数 | 1台 | 3台 | 10台 | 10台 |
POS基本機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
モバイルオーダー | ○ | ○ | ○ | ○ |
キッチンプリンター連携 | × | ○ | ○ | ○ |
データ分析機能 | 基本 | 拡張統計 | 拡張統計+管理パッケージ | 拡張統計+管理パッケージ |
LINE自動配信 | × | × | × | ○ |
多言語対応 | × | 自動翻訳 | 自動翻訳 | 自動翻訳 |
優先サポート | × | ○ | ○ | ○ |
IT導入補助金対象 | × | ○ | ○ | ○ |
Basicプラン(無料)
iPad1台での運用が可能な基本プランです。POSレジ機能・モバイルオーダー・テーブル管理など飲食店運営に必要な基本機能を無料で利用できます。2023年9月のアップデートで業界初となる無料プランでのハンディ機能(iPhone用アプリ)対応が実現し、従来以上の柔軟な運用が可能になりました。ただし、レシートプリンターやキッチンプリンターとの連携には別途機材購入が必要です。
Proプラン
中規模店舗向けの標準プランで、3台までの端末同時利用が可能になります。特徴的なのは「カテゴリー自動切替」機能で、設定した時間帯に応じてメニュー表示を自動変更できます。例えばランチタイムには昼食メニューを優先表示し、17時以降はディナーメニューに切り替えるといった運用が可能です。また「拡張統計」機能では、性別や年齢層別の売上分析が可能になり、マーケティング施策の立案に役立ちます。
Pro Plusプラン
大規模店舗向けの上位プランで、10台までの端末同時利用に対応します。Management Packageが追加され、複数店舗の一元管理や複数マネージャーによる共同運営が可能になります。席数が多いレストランやフロアが分かれた居酒屋など、広い空間を効率的に管理したい店舗に適しています。2024年11月のアップデートでは、インボイス制度対応の領収書発行機能が追加されました。
LINE Proプラン
最も高度な機能を備えたプランで、LINE連携機能が強化されています。顧客の来店回数・注文履歴・滞在時間などのデータを分析し、自動的に最適なLINEメッセージを配信します。例えば「3回来店した顧客にクーポンを自動送信」「特定メニューを注文した顧客に関連商品を提案」といった精密なCRMが可能です。2025年4月現在、このプランではLINE友達追加率が平均2.3倍向上したという実績データが報告されています。
プラン選択のポイント
初期費用を抑えたい個人店ではBasicプランから始め、成長に合わせて段階的にアップグレードする事例が多く見られます。反対にチェーン店では全店舗をPro Plusプランで統一し、本部からの集中管理を行うケースが増加傾向にあります。注意点として、無料プランでも周辺機器(iPad・プリンター等)は別途購入必要で、初期導入費用が10万円~かかります。また、自動釣銭機は全プランでオプション扱いとなっています。
Funfoの注意事項
Funfoを導入する際にはいくつかの注意点があります。まず、FunfoはiPad専用アプリとして提供されているため、iPadを準備する必要があります。無料プランではハードウェア(iPad、iPhone、プリンターなど)の費用は含まれていません。これらの機器は別途購入する必要があります。
オフライン利用には対応していないため、安定したインターネット環境が必須です。店舗のWi-Fi環境を事前に確認しておくことをおすすめします。接続が不安定だと、注文処理や決済に問題が生じる可能性があります。
カスタマーサポートはLINEチャットでの対応となっており、電話サポートは提供されていません。システムの操作に不慣れなスタッフが多い場合は、事前にトレーニング期間を設けると良いでしょう。
一部のレビューでは「領収書の但し書き設定」や「カスタム商品の税別入力」などの機能追加の要望が挙げられていましたが、これらの機能は2024年1月に実装されています。開発チームの対応は比較的迅速なようです。
自動釣銭機はオプション対応となっているため、必要な場合は追加費用が発生します。キャッシュレス決済を主に利用する店舗であれば問題ありませんが、現金取引が多い店舗では考慮が必要です。
まとめ
Funfoは飲食店に特化したPOSレジ+モバイルオーダーアプリとして、多くの飲食店で導入されています。基本機能を無料で提供するフリーミアムモデルを採用しており、初期コストを抑えて導入できるのが大きな特徴です。
iPadとインターネット環境があればすぐに始められる手軽さと、無料プランでも十分な機能性を備えています。特に人手不足に悩む飲食店や、データを活用した経営を目指す店舗に適しています。モバイルオーダー機能により、オペレーション効率化と顧客満足度向上の両立が期待できます。
2025年からはAI機能「funfo AI POS」も追加され、より高度な経営支援が受けられるようになります。POSレジのデータから飲食店経営の最適化を提案するこのシステムは、今後の飲食業界のDX推進に大きく貢献するでしょう。
Funfoは、iPadを用意するだけですぐに導入できるシンプルな構成でありながら、モバイルオーダーや決済などの高度な機能を備えています。飲食店のDX化を検討している経営者の方々は、ぜひFunfoの導入を検討してみてはいかがでしょうか。