LINE公式アカウントを使った集客方法とは?仕組みと目的も解説

マーケティングプロデューサーのおがたです。LINEの利用率は、90%を超えており、2022年段階では9,000万人の日本国内の利用者にのぼります。携帯電話のキャリアメールの代替サービスとして普及し、現在では日常的なコミュニケーションに使うツールとして活用されています。

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こうなってくるとLINEの存在を無視することはできません。そこで活用が必要になるのは、LINE公式アカウントです。

目次

LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントは、LINEのビジネス専用アカウントのことです。おともだち登録をした人に対して、メッセージ配信、クーポン配信、簡単なステップメール配信、チャット機能、スタンプカード機能を利用することができます。

LINE公式アカウントには、フリー、ライト、スタンダードの3つのプランがあります。違いはメッセージ配信数および追加メッセージ配信数のみであり、全ての機能は利用料無料のフリープランから利用できます。

そのため、LINE公式アカウントの導入自体にリスクがなく、ダッシュボード内でいつでもライトプランに変更することが可能です。

フリーライトスタンダード
月額無料5,000円/月15,000円/月
メッセージ配信数1,000通15,000通45,000通
追加メッセージ配信数なし5円~3円

LINE公式アカウントを集客にどのように活用するのか?

LINE公式アカウントの目的は、既存顧客の維持(失客率の低下)です。

特に店舗ビジネスでは商圏が限定的です。基本的に店舗に近い人が顧客になることから、お店の経営が長くなればなるほど、新規顧客になる見込み客は減少します。

そのため、既存顧客を維持し、購入頻度を高めることで、1人あたりの売上を増やすことが重要になります。

購入頻度を高める方法として有効なのは、「いつも見ているものにメッセージをおくる方法」です。LINE、メールアドレス、スマホがそれに該当します。LINE公式アカウントの集客の運用は、おともだち登録をしている人のLINEにメッセージ送信を行うことです。

LINE公式アカウントではルール上個人情報のやりとりをすることができません。そのため、既存顧客から直接予約をとる時は、リピッテなどの外部ツールとの連携が必要になります。

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ポイント

LINE公式アカウントの表現力強化にはPosterが便利です。PosterはLINE連携の顧客管理システムの中では導入コストも安く、300人までは無料で利用可能です。

また、類似ツールとの比較は以下の通りです。

LINE公式アカウントとメールマガジンの比較

メールマガジンは、メールアドレス向けに情報を発信する方法です。

LINEよりも普及率が高いですが、スパムメールも多く、開封率が伸びないデメリットもあります。HTMLメールを使えば、チラシのようなメールを送ることができます。

個人の情報のチェックは現在はLINEで行われていることが多いため、日本では、メールマガジンはBtoB向けになっている傾向があります。

LINE公式アカウントとスマホアプリの比較

スマホアプリを使うことで、オリジナルのプッシュ通知を発信できたり、思ったような機能を追加することができるメリットがあります。

しかし、スマホアプリでは、スマホにダウンロードを求めるため、スマホの容量を圧迫するデメリットがあります。そのため、登録数を伸ばすことも難しく、必要がなくなったら、削除も簡単です。

それに対して、LINE公式アカウントは、顧客側にダウンロードを求めず、他の企業も活用しているため、登録までの作業がスムーズです。

ポイント

スマホアプリは、登録のメリットや使用する必要性が高ければ、スマホ内での生存率が高いです。例えば、全国チェーンのカラオケ店であるまねきねこでは、会員証がスマホアプリになっています。

また、ドミナント出店戦略では、1人あたりの自店舗利用率が高いため、グループで一種類のスマホアプリを利用することで、ダウンロード数は伸びる傾向にあります。

LINE公式アカウントが利用できない業種とは?

LINE公式アカウントでは、利用ができない業種が明確に示されています。アカウントの認証が通らないことはもちろん、アカウントが停止されることが前提になりますので、予め確認しておきましょう。

医療            

【商品・サービス】

 医薬品など

【掲載できないケース】

  ・日本国内で未承認の医薬品等

 ・医薬品等の個人輸入代行

【商品・サービス】

 その他医療

【掲載できないケース】

 ・治験に係わる被験者の募集 

 出会い           

 【商品・サービス】

 出会いの機会・場所を提供するもの

【掲載できないケース】

 街コンイベント会社、相席居酒屋・相席ラウンジ、出会い喫茶、出会いバー、出会いパーティー、

 テレクラ、ライブチャット、インターネット異性紹介事業(出会い系サイト・アプリを含む)

 アダルト          

 【商品・サービス】

 アダルト関連店舗・サービス

【掲載できないケース】

 ・性風俗店

  例:ソープランド、ファッションヘルス、デリバリーヘルス、セクキャバ、ハプニングバー、

  SMクラブ・バー、出張ホスト、回春エステ、ストリップ劇場、ピンク映画館、膝枕耳かき店

 ・アダルトショップ

  例:アダルトDVDショップ、アダルト書店、アダルトグッズ取扱店

 ・その他店舗・サービス

  例:メンズエステ、女性専用マッサージ、JKビジネス、添い寝・洗体

【商品・サービス】

 アダルトコンテンツ

【掲載できないケース】

 青少年の保護育成上好ましくない、性表現を含むコンテンツ

 例:アダルトビデオ・DVD・映画・番組・動画配信、書籍・雑誌・コミック、ゲーム・アプリ・インターネットサイト・掲示板等

【商品・サービス】

 その他アダルト

【掲載できないケース】

 ・アダルト関連店舗・サービスに関する情報提供

 ・風俗・ライト風俗・メンズエステ等に関する求人情報提供

 ・精力剤、媚薬、性行為・性機能に言及する健康食品・化粧品等

 ネット関連ビジネス     

 【商品・サービス】

 情報商材

【掲載できないケース】

「儲かる/儲ける」等の内容を謳って集客し、メールマガジン登録、動画・DVD販売やセミナー開催等へ誘導するもの

【商品・サービス】

 能力開発商材

【掲載できないケース】

 「◯◯するだけ」等、消費者が簡単に始められるような内容を謳って、メールマガジン登録、動画・DVD販売、

 セミナー開催等へ誘導するもの

【商品・サービス】

 リアルマネートレーディング(RMT)

【掲載できないケース】

 ・アプリやオンラインゲームなどのアカウント、キャラクター、仮想通貨等を現実の通貨に換金できるサイト・サービス

 連鎖販売取引        

 【商品・サービス】

 ねずみ講、マルチ商法・MLM、ネットワークビジネス

【掲載できないケース】

 ・連鎖販売取引およびこれらに類する業態で営業を行うもの

 ・無限連鎖講(いわゆるねずみ講)へ勧誘、または紹介するもの

【商品・サービス】

 霊感商法、モニター商法等

【掲載できないケース】

 ・人間の不安・不幸・射幸心につけ込んで商品等を販売するもの

 ・違法とされる営業方法で商品等を販売するもの

 ・科学的な根拠が乏しい商品等を販売するもの

 クレジットカード現金化   

 【商品・サービス】

 ショッピング枠の現金化サービス

【掲載できないケース】

 商品やサービスの代金を後払いするために設定されているクレジットカードの

 ショッピング利用可能枠を換金する目的で利用するサービス

 ギャンブル         

 【商品・サービス】

 カジノ

【掲載できないケース】

 換金可能なカジノ・オンラインカジノサービス

【商品・サービス】

 その他ギャンブル

【掲載できないケース】

 違法ギャンブルサービス

 個人情報          

 【商品・サービス】

 個人情報販売

【掲載できないケース】

 氏名、性別、生年月日等の個人を識別する情報の販売

 模倣品・海賊版       

【商品・サービス】

 模倣品・海賊版

【掲載できないケース】

 ・芸能人・キャラクター等の模倣品・海賊版・非公式グッズ販売

 ・当社キャラクターの不正利用

上記のどれかに該当する場合は、LINE公式アカウントを利用することができません。

LINE公式アカウントの作り方を紹介

LINE公式アカウントの導入方法は簡単です。公式サイトからアカウントの発行の手続きを行い、管理アカウントをまず作成します。その後、ビジネスごとのLINE公式アカウントを作成します。

まずは、アカウントの作り方を紹介します。

LINE公式アカウントのホームページからアカウントの開設を選択します。

次にLINE公式アカウント開設を選択します。

LINE Business IDをまずは作る必要がありますので、アカウントを作成をクリックします。

LINEアカウントを持っている時は、LINEアカウントで、持っていない時はメールアドレスの方で選択します。メールアドレスを入力すると、LINEからメールが届きますので、確認し、メール内容のURLを開きます。

名前とパスワードを入力し、LINE Business IDを登録します。名前は企業名などで登録するのが良いでしょう。

続いてLINE公式アカウントを作成します。アカウント名、所在国、会社名、業種を入力します。

認証済アカウント認証をリクエストします。認証され次第、認証マークがLINE公式アカウントにつきます。

LINE公式アカウントの仕組みと集客のコツとは?

LINE公式アカウントは、おともだち登録をした人にメッセージを配信し集客をする仕組みです。つまり、集客のポイントとしては、以下の2種類に分類することができます。

  1. LINE公式アカウントにおともだち登録をしてもらう。
  2. LINE公式アカウントで配信するメッセージの集客率を改善していく。

LINE公式アカウントにおともだち登録をしてもらう。

LINE公式アカウントのおともだち登録の効率性を高めることで、メッセージを受信する母数が増加し、客数が増えます。LINE公式アカウントの運用目的は既存顧客の維持であり、おともだち登録を求める時には、既存顧客向けに実施します。

おともだち登録を求めるタイミングとは?

顧客導線から購入直後や一番暇なタイミングに登録をしてもらえる仕組みにします。例えば、飲食店ではオーダーをした直後は座っているため基本暇です。そのため、オーダー直後のタブレットなどで登録のリクエストをすることで効率良く収集することができます。

特典はどのようなものをつけるべきなのか?

なんの特典もなければ、よほどのファンでない限り登録はしません。そのため、特典は必ず付与します。次回来店時のオファーをつけてしまいがちですが、その時に使えるものほど効果が高いです。そのため、ソフトドリンク、一品サービス、5%割引などすぐに使えるものを付与するのが良いでしょう。

射倖心を煽ることで登録数を伸ばすことができます。LINE公式アカウントでも抽選クーポンの発行をすることができますが、あたり、はずれの単純なものしか使えないため、抽選箱などを用意する手もあります。

なお、オファーにはノベルティをプレゼントする方法もあります。ノベルティの作り方については以下の記事を参考にしてください。

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おともだち登録を増やす工夫として他にはどのようなものがあるか?

クライアントが共通して口にしているのは、「声がけが有効だった」ということです。「おともだち登録すると、〇〇が当たるんですよ。よければ登録してください。」と一言かけることで、登録の人数増加のペースが2倍になりました。

LINE公式アカウントのメッセージ配信の集客率を改善する。

メッセージの開封率がこの場合問題視されやすいですが、単純に興味のない情報は開封しませんので、興味を持ってもらいやすい情報の発信を行うように心がけます。

メッセージ配信のタイミングはいつが良いのか?

LINEのメッセージ配信は、受信側が基本的にゆったり情報を確認できるタイミングに送信するのが良いです。変な時間に送信するとブロックされるため、基本は昼の時間に送信します。仕事を考慮すると、週のはじまりである月曜日の午前中が最も適した時間と言えます。

メッセージ配信では何を配信すると集客ができるのか?

LINE公式アカウントの1通とは、3つまでのふきだしのことです。つまり、1回に3種類のメッセージを差し込むことができます。この時、写真の送信も可能です。

つまり、写真、テキスト、クーポンの組み合わせでメッセージ配信をすることができます。構成もそれぞれ一つずつか、写真、テキスト、テキストが良いです。

内容は、新商品の紹介、イベントの紹介、季節限定の商品の紹介などで、クーポンの配信は、月1回程度期間を限定して配信するのが良いでしょう。

LINE公式アカウントと連携ツールを使うことが前提になっている。

LINE公式アカウントは最近ではそのままで活用するケースが減ってきています。WordPressのように外部連携ができるツールがあり、それらと連携させることで、LINE上で予約ができたり、自動応答で接客をすることが増えています。

Lステップ

自動接客

Lステップは、セグメント配信や高度なステップメッセージの配信を行うことができる連携ツールです。チャット機能で特定の条件の質問が届いた時に、予め設定した条件に合致していれば、自動で応答を開始します。通信販売やサービス業と相性が良いツールとして知られています。

リピッテ

顧客管理 席予約

リピッテは、失客対策ツールであり、顧客管理、セグメント配信、予約システムのパッケージとして提供されています。

リピッテは現在、美容室とサロン向けのリピッテビューティー、飲食店向けのリピッテテイクアウト&デリバリー、宿泊施設向けのリピッテホテルが提供されています。

店舗ビジネスの失客理由は、存在を忘れることが最も多いのですが、利便性が悪いことも挙げられます。

例えば、美容室に予約を取りたいのに、担当の美容師のスケジュールを確認するのに、営業時間中に電話しなければならなかったら、忙しい人は予約のタイミングをはかることができません。

LINEでログインし、予約の可否を確認できれば、夜の予約も受け付けることができます。なお、リピッテを導入する時は、ホットペッパーなどの大手サイトの方が予約件数が多くなると想定できます。

LINE@は有料版前提

メルマガと同様の使い方ならば、メッセージは最低でも1ヶ月に4通(月2回の配信)は送りたいところです。

そのため、無料の場合、お友達は最大250人になります。本気で友達を募集すれば、この数値は1ヶ月であっという間に集まる数値です。

この手の集客手法は、配信頻度が何より重要で、メッセージを送信できる回数を余分に用意した方がよく、有料版の利用を前提に準備を進めるべきです。

前述の通り、LINEは開封率が高く、メルマガの開封率3%が50%に改善された例が公式ページで紹介されています。

良かった点は、思い通りにリピート客を獲得することができているという部分です。また、メルマガは開封率が3%だったのですが、LINE@の場合は50%を超えていますね。圧倒的に高い開封率です。クーポンも配信しているのですが、すごい回収率の高さで配信後の回収率が30%を超えています。

参考:桁違いの開封率と回収率の高さ―友だち数6000人超え、新潟のカフェが実感するLINE@導入の効果

50%×30%=反応率15%という数字は驚異的です。メルマガの平均の5倍の反応率があるということになります。

実際、このリピーター集客の反応率はお店によって異なります。事例のカフェは、メルマガの登録件数も多かったことから相当顧客のロイヤリティーが高く、通常の店舗の場合は半分以下の反応率になるかと思われます。それでも、他の集客ツールからすれば驚異的な数値といえるでしょう。

LINE@は無料版から有効な機能をほとんど利用できますので、LINE@に登録させる方法を発案し、どんどん集客を行なって行きたいところです。

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