店舗の通販システムの選び方とは?おすすめの6つのシステムを紹介

通信販売を行うメリットは、顧客が店舗に来店しなくても購入をすることができることであり、日本中の人を相手に販売をすることができます。特に、地方の店舗では、人口の減少が激しいこともあり、オンライン通販を行うことで、売上を安定させることができます。

オンライン通販を行いたいわけですが、通信システムを適当に選んでしまうと売上や在庫の管理が連携できないなどの問題が発生します。この記事では、通販システムを選ぶ時の基準や注意点を紹介し、おすすめのシステムについて言及したいと思います。

目次

EC(eコマース)を導入する目的とは?

オンライン通販のことをEC(e-コマース)と呼びます。

店舗の弱点でもある雨の日の対策が可能である。

ECを導入する目的は、顧客が購入する利便性を高めることが大きなポイントです。また、雨の日などは店舗の集客が下がりますが、ECサイトでの買い物が増えることで、売上が安定します。

無店舗でも開業ができる。

店舗の開業は、テナントの契約、内装工事、販売スタッフの準備など費用がかかります。ECは、それに比べて費用が小さくて済みます。また、日本語のECサイトであれば、日本中を商圏にすることができることがメリットで、立地がそのまま売上につながりやすい店舗に比べると、知識があれば誰にでもチャンスはあります。

通販システムの選び方とは?ポイントを紹介

① 利用しているPOSレジと連携している。

利用しているPOSレジと連携できるシステムを選ぶことが重要です。売上・在庫管理がPOSレジと連携できないと店舗とECサイトで別々の管理が必要になり、非常に煩雑になります。そのため、適切な売上管理ができなくなります。

② キャッシュレス決済が豊富に使えるものを選択する。

利用できるキャッシュレス決済が多いシステムを選ぶことも大切です。通販の場合、銀行振込は確認作業が必要で、配送の効率が下がります。そのため、豊富なキャッシュレス決済方法が利用できるものを選びましょう。

③ カートがシンプルなものを選ぶ。

カートの中身がわかりやすいものでなければ、決済まで進まない可能性が高くなります。特に知識がなくてもストレスなく購入することができることがとても重要です。

④ 機能が欠落している可能性があるので、事前に確認する。

自社が計画するマーケティングに必要な機能が使えるシステムを選ぶことも重要です。通販システムの中には、メルマガ機能など使いたい機能が欠落しているものもあります。最初に通販の販売戦略を立案し、その上で上記の条件を満たしたシステムを選択することが良いでしょう。

店舗ビジネスにもおすすめの通販システム6選

使い勝手の良い人気の通販システムと連携ができるPOSレジを紹介します。すでに開業しているのであれば、現在使っているPOSレジと連携できるシステムを選択します。

① BASE

BASE公式ページ
専用もしくは
対応レジ
スマレジエアレジユビレジSTORESレジ
××

BASEは、ショップ開設数190万件以上を誇るネットショップ作成サービスで、初期費用や月額費用が無料なため、リスクなくECサイトの作成・運営を始められます。様々なデザインテーマやパーツが用意されているため、専門知識がなくても自分好みのショップデザインが可能です。

商品のカテゴリ管理、デジタルコンテンツ販売、予約販売など多彩な機能が用意されており、商品ごとに配送手段・料金を設定したり、管理画面で顧客とメッセージのやりとりができる拡張機能も人気です。また、Instagram販売やTikTokへの広告出稿など、SNSとの連携にも強みがあります。

決済方法も充実しており、クレジットカード決済やキャリア決済はもちろん、後払いやAmazon Payを含む全7種類の決済方法に対応しています。このような特徴を持つBASEは、初心者から上級者まで幅広く利用できる通販システムとしておすすめです。

② STORES ネットショップ

専用もしくは
対応レジ
スマレジエアレジユビレジSTORESレジ
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STORES ネットショップは、使いやすいテンプレートを活用したショップ作成・デザインや、多彩な販売方法・決済手段、メルマガなどの販促機能が充実したECサイト構築プラットフォームです。顧客管理やアクセス解析も対応しており、運営に必要な機能が一通りそろっています。

また、「STORES予約」では回数券や月謝の管理が可能で、「STORES決済」では多様なキャッシュレス決済に対応し、「STORESレジ」ではネットショップと連動したPOSレジを提供。これらの機能を通じて、実店舗のデジタル化とネットショップとの連携強化が実現できます。

STORESは、ネットショップ運営を始め、実店舗のデジタル化や両者の連携を重視するビジネスオーナーや責任者におすすめの通販システムです。効率的な運営を目指す方にはぴったりの選択となるでしょう。

③ Shopify

専用もしくは
対応レジ
スマレジエアレジユビレジSTORESレジ
shopify POS××

Shopifyは、初心者から大企業まで幅広い商材・規模のショップに適した通販システムです。オンライン販売はもちろん、実店舗向けのPOSシステム、SNS販売、マルチチャネル販売、楽天市場との連携など、多様な販売形態に対応しています。

70種類以上のデザインテーマが用意されており、HTMLとCSSの編集も可能なため、独自性のあるショップ作成が実現できます。直感的な操作でストアフロントの見た目を手軽にカスタマイズできるのも魅力です。

商品レビューやFacebook・Instagram販売、SEO対策など、マーケティングに役立つ機能も充実しています。また、ストア分析や商品管理などの豊富な機能が用意されており、アップデートも頻繁に行われているため、セキュリティ面でも安心して利用できます。Shopifyは、柔軟で使いやすい通販システムとして多くのビジネスシーンにおすすめです。

④ カラーミーショップ

専用もしくは
対応レジ
スマレジエアレジユビレジSTORESレジ
××

カラミーショップは、国内最大級のネットショップ作成サービスで、あらゆる業態に対応したカスタマイズ性が魅力です。80種類以上の基本テンプレートを活用し、デザインにこだわったネットショップを自由に作成できます。無料テンプレートも多数あり、HTML・CSSでのカスタマイズも可能です。

様々なビジネス展開が実現できるよう、海外販売やBtoB卸販売、デジタルコンテンツ販売にも対応しています。カゴ落ち抑制に役立つショッピングカートやリピート率向上をサポートする購入後フォローメール、独自のポイント制度などの機能も充実しています。

さらに、Web接客やPOSレジ連携など、アプリストアから追加できる機能も豊富に用意されており、ビジネスの成長をサポートするカラミーショップは、様々なショップ運営におすすめの通販システムです。

⑤ Square オンラインビジネス

専用もしくは
対応レジ
スマレジエアレジユビレジSTORESレジ
SquarePOSレジ××××

Squareオンラインビジネスは、オンライン販売を手軽に始められるプラットフォームです。テイクアウト商品の事前決済、店外受取、デリバリー、SNS連携販売など、さまざまな業種に対応したネットショップが開設できます。

無料プランを利用すれば、振込手数料や月額利用料などの固定費がかからず、クレジットカード決済手数料で、3.6%(JCBのみ3.95%)です。カスタムドメインの利用、広告の非表示、商品レビューの掲載、カゴ落ちメールなどの機能を追加した有料プランもあります。

Squareオンラインビジネスでは、専門的な知識が必要なく、ウェブサイト作成に必要な機能が揃っています。初めての方でも、パソコンとスマホの両方に対応したネットショップを簡単に開設できます。手軽にオンライン販売を始めたい方におすすめのサービスです。

⑥ WooCommerce

専用もしくは
対応レジ
スマレジエアレジユビレジSTORESレジ
square POSレジ××××

WooCommerceは、2011年にマイク・ジョリーとジェイムズ・コスターによってリリースされたオープンソースのECパッケージで、現在はアメリカのオートマティック社が運営しています。WordPressのプラグインとして機能し、すでにWordPressを使用している場合には導入が容易です。

WordPressには、50,000以上の関連プラグインが用意されています。WooCommerceのメリットは、ストア画面や管理画面のカスタマイズが容易で、SEOやマーケティングの対策がしやすいことです。また、WordPressのテンプレートを使用できるため、スマホに適したデザインも多く、オリジナルデザインの構築も可能です。

さらに、SEO機能が充実しており、WordPressのブログ機能を利用してコンテンツマーケティングや頻繁な更新によるSEO対策が有利です。WooCommerceは、WordPressユーザーに特におすすめのECプラットフォームです。

通販サイトを作成したら以下のポイントを確認する。

POSレジと通販システムの連携を確認する。

POSレジと通販システムが連携できているのかを確認します。試しにダミーの商品を登録して、購入したときに、顧客情報や取引情報の取り込みが、POSレジ側にできているかを確認します。

購入時の自動返信メールの内容を実際に受け取って確認する。

顧客の立場で自店舗の通販システムを使い、自動返信メールがメールアドレスに届き、文面がわかりやすくまとまっているのかを確認します。設定のミスで、顧客の名前が呼び捨てになっていたり、文字化けしていたりしていることもあります。また、メールフォルダが迷惑フォルダに届いているようなことがあれば、注意書きをしなければなりません。

まとめ

EC導入の目的は、店舗であれば、顧客の購入利便性向上や雨の日の売上安定化が期待できます。また、無店舗での開業が可能になります。通販システム選びのポイントは、POSレジとの連携、豊富なキャッシュレス決済、シンプルなカート、豊富なマーケティング機能が使えるのかが挙げられます。これらを考慮し、適切なシステムを選ぶことが重要です。

通販システムと相性の良いPOSレジは以下です。

スマレジ

料金無料〜(有料プランあり)
決済手数料スマレジPAYGATEの場合 3.24%~
キャッシュレススマレジPAYGATEの場合 クレジットカード、電子マネー、QRコード(PayPay、d払い、au Payなど)

スマレジは、122,000店舗に導入実績のある高機能なタブレットPOSレジです。複数のキャッシュレス決済代行サービスにも対応しています。

外部連携先が多いことが最大の特徴で、飲食店の予約台帳システムのTORETAや、人気の通販システムであるShopifyやBaseとも在庫管理で連携が可能です。

SquarePOSレジ

料金無料〜
決済手数料クレジットカード、交通系マネー、QUICPay、PayPay 3.25%
iD 3.75%
初期費用要問合せ
機能POSレジ
スタッフ管理
無料のカスタマーサポート

Square(スクエア)は簡単な手続きでキャッシュレス決済を始めることができます。他のサービスでは、開始まで最長で1ヶ月半程度かかってしまいます。また、無料の連動可能なPOSレジやAndroid端末でも動作がするため、個人店舗でも導入しやすいことが最大の特徴です。

最終更新日 : 2024年4月6日

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